フリーライターのワークスタイル最前線 ※アンケートデータ付き

3月 28th, 2014 | Posted by 宮嵜 幸志 in YOSCAスタッフ | ノマドワーキングスタイル

先日26日に、ライター限定でワークスタイルに関するイベントを開催しました。当初の予定よりも多くのライターの方々にご参加いただき、この場を借りて改めて感謝申し上げます。

ライター限定、ワークスタイルに関するイベント

イベントでは、働く場所、時間、人、情報、お金を切り口に、WEBでは公開できないような話もあり、参加者の方にも満足頂けた有意義なイベントになりました。特にお子様をお持ちの方は、育児や家族との交流と仕事の両立のために、いかに短時間で仕事の生産性を上げていくか、家族とのコミュニケーション方法など具体的な事例を交えた話で盛り上がりました。

ライターイベント風景

今回のイベント開催にあたって、あらかじめネットでフリーライターに対してワークスタイルに関するアンケートをとったのですが、ライターを含めたクリエイター、フリーランサーの働き方の多様化が進んでいることを実感します。そこで今回は、セミナーでの話も交えながら、アンケートデータを公開していきたいと思います。

フリーライター歴

ライター歴

ライター歴

今回のネットアンケート調査では、1年未満の駆け出しライターが全体の76.5%の割合で回答してくれました。これまでも副業としてライターを始める方は多かったですが、クラウドソーシングの流行により、これまで以上にライターとして仕事がしやすい環境になってきています。参入障壁が低い分、WEB系のライティングは単価の低い案件が多いので、継続した仕事に繋げることができず、1年以上のライター歴がある割合は急に減少します。今後も副業としてライター業務を行う「兼業ライター」は増えていくと見られ、世の中のライターの割合としては上記のグラフに近い割合で推移していきそうです。

ライターが得意とする執筆ジャンル

ライターが得意とする執筆ジャンル

ライターが得意とする執筆ジャンル

 今回の調査では、「育児」と回答するライターがもっとも多く、主婦ライターや在宅ライターの割合が多いことが伺えます。今回のイベントでも、育児の時間を確保するために在宅で働ける仕事としてライターという職業の価値は高いとしていて、ライターになる背景が執筆ジャンルに反映されているとも言えます。また、回答数の少ないジャンルの記事の方は専門的な知識を要するジャンルが多いです。つまり、書けるライターが少ないジャンルのため、その分単価が高くなるジャンルとも言い換えられます。

仕事に対する満足度

仕事に対する満足度

仕事に対する満足度

仕事に対する満足度は、ある程度満足しているライターと、少し不満があるライターが多く分布しています。実際にどのような点に満足、不満を抱えているのか列挙します。

ライターの仕事に満足な点

  • 子育てしながら空き時間で作業できる
  • 自分の文章力を磨くことができる
  • 時間を有効活用でき、自分のスキルも活かせるから
  • フリーで働けるため。時間も場所も、仕事内容も選択できる
  • 良いライティングをすれば評価されるから
  • 本業の合間の好きな時間に、収入が得られること
  • 海外在住でありながら、日本の企業と仕事ができるため

ライターの仕事に不満な点

  • 作業の割には報酬額が少ない
  • 収入が不安定なため
  • 自分の得意なテーマに沿った依頼が少ない
  • 単価が安い案件が多い

満足な点では、働き方を自分でコントロールできることや、執筆スキルの向上が多く見られました。不満な点では、やはり単価の低い案件が多いことが挙げられます。1文字単価0.1円の仕事もあるらしく、フリーライター業界の改善は必要だと感じます。またライター側としても、自分の強みであるジャンルを確立し、高付加価値の記事を執筆できるようスキルアップとブランディングが必要になってきます。

ライターが働く場所と時間

ライターが1日でもっとも集中できる時間帯

ライターが1日でもっとも集中できる時間帯

1日の平均仕事時間

1日の平均仕事時間

ライターの8割は「自宅」で仕事をしていると回答しています。「育児」をしていたり、「主婦」という方は必然的に自宅で働くことになります。他の回答としては、クライアントの職場やカフェで執筆業務を行っている方がいます。

また、もっとも集中できる仕事の時間帯という回答にたいしては、「夜方(19時〜23時)」がもっとも多いですが、比較的ばらけており、平均仕事時間のグラフと合わせると、短時間に集中して、空いた時間で仕事をしているライターが多いようです。

情報収集や情報発信の方法で意識していること

ライターにとって情報発信はもちろんのこと、インプットも重要な業務です。各ライターの情報収集、発信方法について列挙します。

  •  ブログを更新しています
  • ネットサーフィン
  • 色んな情報サイトを定期的にチェック
  • ニュースや新聞をよく見るようしています
  • インターネットだけではなく、書籍を読むようにしています
  • 日常生活の疑問を疑問のままにしないでおく
  • FACEBOOKを活用
  • Yahoo!ニュースと、ナタリー記事を読みあさります
  • テレビでも本でも、人から話を聞いても、文章に使えそうだと思うことはメモを取る
  • 興味を持ったことはとことん調べる
  • Twitterやブログ、はてな、2chなどをこまめにチェック
  • 発信は素早さを重視しています

報酬単価を上げるためにしていること

実績がないライターは単価の低い案件からスタートが多いですが、常に自分の記事の市場価値を高めていくことを念頭に活動していく必要があります。アンケートでは、

  • 得意分野の知識を深めている
  • 単価の良い仕事しか選ばないようにしています
  • 日々参考書などで勉強をし、スキルアップを図っています
  • 特定な分野を徹底的に調べる
  • オールジャンルに対応したいので、今は経験重視。単価を上げることは特に気にしていません
  • 経験をつみ、単価の高い仕事を見極めてだんだん移行していく
  • 地道にクオリティを上げる
  • 丁寧に対応
  • 最低限誤字脱字をなくし、書き出しの文章に一番気を配っている
  • クライアントと交渉している
  • 継続の仕事を大切にする
  • 企画力をつける
  • 特になし

特に何もしていない方が半分、初めは経験重視で単価は二の次と考え、執筆スキルや専門分野でのブランディングをしているライターさんが半分という割合です。日々の修練が最終的に単価として現れてくることは間違いありません。何もせずに単価が低いと不満を持っていても、環境は何も変わらないでしょう。

さらにライターとしてレベルを上げていくのであれば、企画力や取材力、同業界との繋がりの広さがライターとしての付加価値を高め、指名で依頼が来るようになれば、単価のコントロールも難しくなくなっていくでしょう。

フリーライターの生きる道

多くのフリーライターが自身の理想とするワークスタイルを実現しようとしながらも、自分の実績とならない仕事や、目先の案件に時間を取られすぎています。お小遣い稼ぎではなく、ライターとして生活していきたいと考えている方には、上記のアンケートは非常に役立つと思います。特に、「報酬単価を上げるためにしていること」の項目は、これからライターを目指す方にも参考になるかと思います。一日一日の地道な活動が、理想的な働き方実現の第一歩です。

 

ちなみに、今回のアンケートデータを取るにあたり、「CREATIVE SURRVEY」というサービスを使用しました。アンケートページのデザインがカスタマイズしやすく、感覚的にアンケートを作成できる点も便利でした。今後アンケートを使用するという方にはお勧めします。

 


株式会社YOSCAの紹介

宮嵜 幸志

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ライター紹介

宮嵜 幸志

著者プロフィール:宮嵜 幸志
株式会社YOSCA 代表取締役 http://yosca.jp/ 東京都生まれ。横浜国立大学を卒業後、株式会社NOVAに入社し大阪・奈良で勤務。翌年、会社の倒産直前に退社し、デザイン事務所にてインターン。2008年、WEBメディア事業を主とする株式会社Berryを設立。2012年、Berryの代表を退任し、新たに株式会社YOSCAを設立。趣味はバスケットボール、読書、海外旅行。

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