クラウドソーシングサミット2014参加概要とこれからの働き方

クラウドソーシングサミット2014

当社も参加しているクラウドソーシング協会のキックオフイベント「クラウドソーシングサミット2014」に、本日参加してきました。 一般社団法人クラウドソーシング協会を設立して初のイベントということで注目度も高く、200人を越える参加者が会場を埋めました。

(参考:昨年のクラウドソーシング協議会のレポートはこちら

クラウドソーシング協会とは、クラウドソーシングの認知拡大・利用促進の活動と、そこから社会全体の発展に寄与していくことを目的として設立された日本初のクラウドソーシングの業界団体です。当イベントでは、中小企業庁や総務省の方がクラウドソーシングの積極的活用を推進する講演があり、産官連携の姿勢が強く打ち出された印象があります。

国が抱える課題の一つである地域活性化、中小企業・小規模事業者の支援・育成、就労人口減少による働き方の変化(テレワークの推進)は、クラウドソーシングの活用によりポジティブな影響を与えることに疑いはありません。こうした企業側の革新的な取り組みが、政治を動かしていく事例としても、今回のイベントは重要なターニングポイントであると感じます。

(参考:2014年版中小企業白書について

 

■当日のタイムスケジュール

  • 13:30-13:35 司会挨拶
    • (株式会社パソナテック 新規事業推進室 マネージャー 湯田健一郎氏)
  • 13:35-13:50 クラウドソーシング協会の展開方針と活動概要
    • (㈱クラウドワークス 代表取締役社長 吉田浩一郎)
  • 13:50-13:55 理事挨拶
    • 吉田浩一郎氏(株式会社クラウドワークス)
    • 森本宏一氏 (株式会社パソナテック)
    • 城戸康行氏 (株式会社ライフネス)
    • 秋好陽介氏  (ランサーズ株式会社)
    • 菊池誠晃氏  (株式会社リアルワールド)
  • 13:55-14:25 基調講演①
    • 中小企業庁 調査室 室長 早田豪氏
  • 14:25-14:55 基調講演②
    • 総務省 情報流通行政局 情報流通振興課 情報流通高度化推進室 課長補佐 東政幸氏
  • 15:20-16:00 クラウドソーシング活用企業によるパネルディスカッション
    • モデレーター ランサーズ株式会社 社長室広報チームリーダー 潮田沙弥氏
  • 16:00-16:30 クラウドソーシング事業者/関係する企業やベンチャーによるライトニングトーク(5分×6社)
  • 16:30-16:40 閉会挨拶
    • 株式会社パソナテック 代表取締役会長 森本宏一氏
  • 16:40-17:10 名刺交換会

 

高齢化先進国でのこれからの働き方

大手上場企業で積極的にクラウドソーシングを利用する事例が生まれてきており、受注者人口も増加、特に60歳代以降の利用者も目立ってきています。クラウドソーシング協会では、2023年度には1兆円規模の市場になると見込んでいて、この10年間でさらに加速していくと考えられます。

この動きを見ていると、「ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉 」に書かれていることが現実化している流れを感じます。

ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉

著書内でも仕事は在宅勤務に移行していくことに触れていて、「漫然と迎える未来」と「主体的に築く未来」という風に未来の状況を分けています。 さらに、人・社会が積極的に相互に関わり合いを持ちながら、自由で創造的な充足感のある「主体的に築く未来」に向かう為には、3つのシフトが必要としています。

  1. 『ゼネラリスト』から、高度な専門技能を連続して備える『スペシャリスト』へ
  2. 「孤独に競い合う」から、「他者と協力し合いながら起こすイノベーション」へ
  3. 「大量消費志向」から、「意義や情熱を感じる経験を重んじるライフスタイル」へ

こうした働き方の変化、価値の変化の背景に敏感であること、この変化を理解した上で自分のポジションをどこに置くのか考えておくことは非常に重要です。ライターをパートナーとして多く付き合いがある私たちにも、こうしたことを啓蒙していく責務があると感じます。

 

ライターの未来予測

現在のライター業界では、紙に代わりWEBコンテンツ制作の案件が増え、単価の減少や職にありつけないライターが増えています。その一方で、クラウドソーシングサービスの隆興により、在宅ライターの人口が増え、在宅にいながら社会人勤務していた時と同じくらいの報酬を稼いでいるライターもいます。

現状はライターにとって過渡期であり、良い面も悪い面もあります。クラウドソーシング上では、単価の低い案件ばかりが目立ち、安かろう悪かろうといった側面も否定できません。ライターが正しい評価をされる為には、ライターの品質、強みや実績の可視化、第三者による評価や推薦といった指標が強く求められていきます。

クラウドワークス社の吉田社長もイベント内で、「現在はオンラインで人を集めることが便利だということを企業側に啓蒙している段階。評価が集まっているライターには、個別で仕事の相談が集まっていて、単価が次第に上がっていくと見込んでいます。」と話しており、ライターはこの過渡期をいかに過ごすかが、この先10年、20年を決めていくことになります。

YOSCAでも、いかにライターの評価を可視化するか、ライターが安心して執筆に取り組める環境を構築していくか。こうしたことを、よりスピード感を持って取り組んでいくことが、相互に幸せな未来を築けると確信しています。

 

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