コンテンツマーケティング

Googleトレンドを徹底的にマーケティングに活用する7つの方法

google統計ダータイメージ

今回も米国CMIの記事を日本語で紹介致します。原題は「7 Ways to Use Google Trends to Punch Up Your Content Creation」というものです。

コンテンツを作る時に気になるのがユーザの動向。どんな情報を欲しがっている人が多いのかを知った上でコンテンツを作ることは重要です。いくらSEOで検索順位トップのキーワードがたくさんあっても、誰もほしがっていない情報ばかりでは意味がありませんよね。

今回はGoogleトレンドを徹底的に活用する方法を7つお伝えします。

google統計ダータイメージ

 

1.キーワード調査を強化する

検索キーワードを調べることはオンラインマーケティングを行う上でとても重要です。Googleトレンドはキーワード調査の質を高めることができます。

Googleトレンドの結果

Googleトレンドの結果例です。

上の図では「コンテンツマーケティング」と「インターネットマーケティング」の言葉についてトレンドを見てみた結果です。日本国内での結果を調べています。上のグラフから、「インターネットマーケティング」のほうが話題になっていることがわかります。しかし最近は「コンテンツマーケティング」の話題も増えており、長期的に逆転しそうということがわかります。

さらに、関連する検索キーワードが右下に表示されています「注目」ボタンを押すことで、検索した期間の中でトレンドが上昇している関連キーワードがわかります。これらのキーワードを追加して調査することでさらにトレンドの分析を進めると良いでしょう。

キーワードによっては、特定のイベント(ワールドカップやオリンピックなど)の直後に急上昇が見られるものもあります。

 

2.ウェブサイトのキーワードを調べる

あなたのウェブサイトのキーワードが適切かどうかを知ることができます。ウェブサイトを最適化しているキーワードについてトレンド検索を行い、その結果が下降基調であればキーワードを考えなおしたほうが良いかもしれません。

また、適切なエリアをターゲティングできているかどうかもわかります。あなたが特定のエリアを対象としたウェブサイトを運営しているのであれば、地域をあなたのターゲットに合わせてトレンドを調べると良いでしょう。

 

3.コンテンツのアイデアを見つける

Googleトレンドを使ってブレインストーミングをする事もできます。思いついた言葉でトレンド検索をしてみましょう。どのような変化があったのか、トレンドがスパイク(急上昇)している点はないかを見てみましょう。次に、関連キーワードについても同じように見ていきましょう。きっと何かに気づくことができるのではないでしょうか。さらにその中で急激増加しているものがあれば、そのトレンドに合わせた記事を書くべきだということです。

 

4.コンテンツカレンダーに活かす

コンテンツカレンダーを作るのは重要ですが骨が折れる作業です。Googleトレンドはその負担を少し軽減してくれます。キーワードによっては、1年のうちに周期的に上昇、下降しているものがあります。あなたのコンテンツにそのような季節トレンドを見せるキーワードをターゲットとしている場合は、トレンドが上昇する時期にそのキーワードの記事を書けば効果が最大になります。

 

5.動画コンテンツを計画する

動画マーケティングは行うべきか


動画コンテンツを作るにはまだ早い、そう考えている人も多いでしょう。しかし、本当でしょうか??『動画 ウェブサイト』でトレンド検索をすればきっと答えはわかるでしょう。あなたのコンテンツにとって動画コンテンツが早いかどうかは、条件の部分を「ウェブ検索」から「Youtube」としてトレンド検索してみてはどうでしょうか。あなたの顧客が動画を求めているかどうか分かります。

 

6.ブランドの確認

ブランドメッセージが古くなっていないかどうか、Googleトレンドで確認することができます。あなたのブランドのメッセージをトレンド検索してみましょう。その際は関連するキーワードや競合他社のブランドメッセージも同時に検索するようにしてください。他の関連キーワードと比較してブランドメッセージが適切かどうかがわかります。

ブランドがどう話題になっているかを知ることはとても重要です。Googleトレンドを利用してあなたのブランドのトレンド動向を監視し、スパイクしている時にはその原因を調べてみましょう。注意点として、反応がポジティブなものであれば良いのですが、ネガティブな記事によって話題となっている可能性もあります。

 

7.コンテンツとして活用する

Googleトレンドの検索結果は「埋め込み」ボタンを使用することでウェブサイト内に簡単に埋め込むことができます。トレンド情報を発信することで、あなたのウェブサイトの価値が上がるのであれば使わない手はありません。

 

まとめ

今回はGoogleトレンドの使い方について徹底的に紹介しました。Googleトレンドを知っていてもなかなかマーケティングに結び付けられていない方も多いのではないでしょうか。この機会にGoogleトレンドを使って新しい発見を探してみるのも良いかもしれません。

 

Googleの検索結果のハイライト表示について(In-depth articlesとは)

Internetと検索した結果

今回はCopybloggerから「How to Write the In-Depth Articles that Google Loves」という記事を紹介します。  Googleは深く綿密に描かれた記事を評価するようになってきています。あのパンタアップデートでは、さらに良質なコンテンツを検索結果に表示するようになりました。そしてついに、良質なコンテンツをハイライト表示するようになったのです。日本語のgoogleではこの機能は確認できておりませんが、それも時間の問題です。”In-Depth Articles”と言われる検索結果のハイライト表示についてご紹介します。

Googleの”In-Depth Articles”の裏側

最近、Googleの検索結果に”In-Depth Articles”という、Googleが判断した優良コンテンツ3件が検索結果の中でハイライト表示される機能がでてきました。(日本語版にはまだこのアップデートは来ていないようです)

Internetと検索した結果

Internetと検索した結果、In-depth articlesが3件表示されています。

ハイライトにはサムネイル、タイトル、簡単な説明、ロゴが表示されています。このハイライトされた記事は検索キーワードとの関連が強い良質なコンテンツということです。 政治、文化、ビジネス、等の分野で試してみましたが、この機能では検索キーワードに強く関連したものが表示されました、しかし、「コンテンツマーケティング」のようなキーワードでは、”In-Depth Articles”は存在しませんでした。一番良いと判断された記事が表示されるというわけではなさそうです。 2000~5000単語、且つ、ビッグブランドにより書かれた記事がハイライトを占めてます。Googleがよく言っている、「知られていないメディアの良質なコンテンツを発見できる」というものを考えると少々違和感があります。

ここで生まれる疑問は

  • なぜこの3つの記事なのか?
  • セマンティック検索は動いているのか?
  • 大きな概念の単語でもユーザの興味がわかるのか?

というものです。 この機能はまだまだ発展途上であり、Googleはユーザーの意図を把握してロングテールのキーワードであっても良質な記事を判断するようにシステムを調整していくでしょう。そうなると、今後良質なコンテンツを増やしていかなければならないのは明白です。毎回の記事を完璧にしなくてはいけないわけではなく、1ヶ月に1回でも十分です。しかし、”In-Depth Search”に最適化することは心がけなければなりません。

最適なマークアップをしよう

マークアップと言っても技術的な話をするわけではありません。

  • 見出し
  • タイトルタグ
  • 画像
  • 説明文(METAタグのDiscription)
  • 投稿日
  • 本文

このようなところからGoogleは判断していくのです。現時点での最良の方法はSchema.orgのArticleを参照することです。が、非常に項目が多いため難しいかもしれません。WordPressのGenesisフレームワークのような物を使うことで適切なマークアップをすることができます。 今後も各ブログツールなどが対応を進めていくと思われますので、最新の情報はチェックしておきましょう。

著者情報を追加しよう

記事に著者情報を追加することで、あなたが書いたオンライン上の記事を全てあなたのプロフィールに紐付けることができます。しかも、検索結果に著者情報が表示されるようになるため、クリック率が上がるという事も言われています。 本ブログにも著者情報を追加する方法についての記事がありますので、ぜひこの機会に設定してみましょう。

長いコンテンツにはページ分割をしてカノニカルの設定をしよう

長い記事はページ分割をしたほうがユーザエクスペリエンスの観点からも良いと言われています。ただ、普通に分割しただけでは記事の深さ、内容の深さが失われてしまいます。 それを回避するために、rel=next、rel=prevというページネーションをGoogleに伝えられるようなマークアップをしましょう。このことで、全てが一連の記事として扱われるため、深い記事であるということが検索エンジンに伝わります。 さらに重要なのは、Canonicalの設定を行うことです。rel=canonicalというマークアップを用いて、2ページ以降を1ページ目に統一したり、もしくは全てのページをまとめて見れるページを用意して、そこに統一する設定をして重複コンテンツを回避しましょう。

ロゴの最適化をしよう

“In-Depth Articles”のハイライトではロゴの表示も行われます。 ロゴの設定は以下の3ステップで行います。

  1. Google+のプロフィールと紐付ける(先述した著者情報の追加です)
  2. ロゴを選ぶ
  3. Organizational Markupを行う

ロゴは正しく表示されない場合もありますが、正しく表示されるのを待ちましょう。

First Click Freeを活用しよう

あなたのコンテンツが有料購読者のみが閲覧できるコンテンツなどの制限コンテンツの場合はFirst Click Freeを使うのが良いでしょう。First Click Freeは1クリック無料という意味で、本来はアクセスできなコンテンツにGoogle検索結果から飛んできた場合のみ、1ページに限って閲覧を許可させる方法です。これを行うことで、制限コンテンツもGoogleにクロールされてインデックスされる他、検索結果から飛んできたユーザに内容を見せることができます。そして、次のページを閲覧しようとした場合は制限され、ユーザ登録の画面となるのです。この機能についてはgoogleウェブマスターツールヘルプを参照してください。

最後に:コンテンツを作り続けよう

あなたがユーザにとって有益な良質なコンテンツを量産しているのであれば、ハイライト表示される確率は高くなるはずです。今回紹介した手法を実践して、さらに書き進めましょう。もちろん、良質なコンテンツを作成するのは大前提です。

まとめ

Googleは良質なコンテンツを検索結果で上位表示するだけでなく、良質なコンテンツをハイライト表示させようとしており、このコンテンツ重視の傾向はどんどん強まっていくことが予想されます。新しい検索結果表示が日本語版に適用される前にしっかりとコンテンツを作りこんでいき、ハイライト表示された時にもクリックを逃さず獲得できるように今のうちから準備しておきましょう。

コンテンツマーケティングと広告を混同していませんか?

コンテンツマーケティングと広告

今回も米国CMIのブログより、気になった記事をピックアップしてお届けします。今回の記事は「Is it Content Marketing or Clever Advertising?」です。

本ブログもコンテンツマーケティングブログというタイトルで運営しておりますが、そもそもコンテンツマーケティングとは何なのかをしっかりと把握することが重要です。

以前、コンテンツマーケティングの概念を説明した記事でも解説しておりますが、今回はコンテンツマーケティングとそれ以外の広告手法の違いについてお話したいと思います。

 

本当のコンテンツマーケティングとはなにか

本当のコンテンツマーケティングには以下の3つの条件が必要です。

  1. 特定の顧客、または潜在顧客を集客し、維持するものである
  2. シェアしたくなるような魅力的なコンテンツ、有用なコンテンツ、楽しめるコンテンツである
  3. 継続的に提供されている

これらの3つの要素がコンテンツマーケティングをコンテンツマーケティング足らしめており、一つでも欠けているとそれは違うものなのです。

 

1.顧客を集客し、維持するためのポイント

どうすれば顧客を集客し、維持できるのでしょうか。以下のポイントを覚えておきましょう。

  • メール、ソーシャルメディアや紙媒体など顧客との対話を行うことのできるコンテンツである
  • コンテンツマーケッターにとって重要なのは「購読者」
  • 沢山のペルソナの中からターゲティングした1つの特定のペルソナにフォーカスする
  • 購買プロセスを進めるか、顧客ロイヤリティー向上に繋がるように繰り返す

2.魅力的で有用なコンテンツを作るためのポイント

優良なコンテンツとは何か、以下のポイントを覚えておきましょう。

  • 製品やサービスについてのものではなく、顧客が求めている情報である
  • 可能な限り、面白いと思えるようなコンテンツにする
  • 顧客のミッションを助けるようなコンテンツである

3.コンテンツを継続的に届けるためのポイント

顧客にはどのように情報を届ければよいのでしょうか。以下のポイントを覚えておきましょう。

  • コンテンツは一度限りのキャンペーンではない。「コンテンツマーケティングキャンペーン」という言葉は存在し得ない。
  • 適切な期間をおいて継続的に同じチャネルにおいて繰り返して発信される。効果を増やすために他メディアを使用する場合もある。

 

このビデオはコンテンツマーケティング?

1000万以上のビューを誇るこのビデオ(英語)はコンテンツマーケティングでしょうか、広告でしょうか?

答えは、広告です。なぜなら、

  • 購読するようなコンテンツではない
  • 自分のブランドのコンセプトに強くフォーカスしている
  • 1度限りのキャンペーンである

という点が、コンテンツマーケティングとしての条件を満たしていないからです。

 

このサイトはコンテンツマーケティング?

それでは、こちらのウェブサイトはいかがでしょうか?

 

The New Open Forum

当ブログのファンのかたであれば答えを知っているかもしれません。実はシドニーのカンファレンスの際に事例として取り上げました。ということで、こちらはコンテンツマーケティングです。なぜなら、

  • ほとんどのコンテンツがAMEXについてのものではない
  • 2008年依頼、毎日情報が更新・提供されている
  • そのことにより読者は継続して購読している。

 

まとめ

コンテンツマーケティングは適切にやってこそ効果の出る手法です。

先に挙げた

  1. 顧客を集客し、維持するためのポイント
  2. 魅力的で有用なコンテンツを作るためのポイント
  3. コンテンツを継続的に届けるためのポイント

この3点を、あなたは実践できているでしょうか?上記が抜けていると、有効なコンテンツマーケティングとはなっておらず、ただの広告となっているかもしれません。

一瞬の効果を狙う時は広告でも効果を上げることができるでしょう。ただ、長期的な関係を顧客と気づきたいのであればコンテンツマーケティングが重要になってきます。

適切な方法で、効果の出る施策を行いたいものですね。

 

 

顧客に新しい体験を提供する上でのコンテンツマッピングの重要性

コンテンツマップ

本日も米国CMIのブログから皆さんにコンテンツマーケティングの最新情報をお届けします。

本日ご紹介する記事はコンテンツマッピングについて。原題は「Why Your Business May Need a New Content Map to Find Success」です。

コンテンツマップとは、ウェブサイトのコンテンツ構成をわかりやすく可視化したものです。
みなさんはコンテンツマップを作成していますか?面倒だから作成していない場合や、一度作成したけれども更新していないことが多いのではないのでしょうか。今回はこのコンテンツマップの重要性についてお話します。

コンテンツマップ

 

新しい戦略のみが新しい体験を引き起こす

コンテンツマーケティングを続けていると、既に行なっている施策からなかなか抜け出せずに、更に効果のあるマーケティング施策を打ち出すことが難しくなります。

 

既に行なっている施策を中断することはなかなか難しい決断であり、新しい施策がうまくいくとも限りません。大体の場合は新しいことをやるのではなく、今の施策をどうやって向上するかというところに落ち着きます。

 

しかし、昔の戦略をそのまま使うことで素晴らしい成果が出るなんて考えるでしょうか?答えはノーですよね。新しく戦略を立て直したほうが成功につながると考える人が多いと思います。

 

例えば、ペイドサーチに購入ページへの出稿のみを行なっていた企業がありますが、この戦略はどうなのでしょうか。購入ページだけではなく、顧客エンゲージメントを高めるページにペイドサーチから誘導するマーケティング施策もあります。今の施策が全て十分に行えているとは限らないので、戦略を立て直すことが重要です。

 

コンテンツマップから始まる新しい体験、新しい戦略

「私達はどんなストーリーを伝えたいのか」という問いから始めましょう。

その問いに答えるところから始めると、

  • 自分たちと競合との違い
  • どのような顧客に対してどのような情報を伝えたいのか
  • 正しい製品の選び方

など沢山の伝えたいことが出てきます。

 

ここでは、「もっとトランザクションを!」といって購買確率の高い見込み客のみを考えるのではなく、少し興味がある人などの潜在顧客に対して情報を提供することを考えましょう。

 

ウェブサイト、ソーシャルネットワーキングサイト、モバイル、コールセンター、多言語対応などと、現代は沢山のビジネスの窓口があります。これらの窓口を通じて、営業、マーケティング担当、企画、カスタマーサポート、広告代理店などが顧客に接触します。

 

このような多種多様な顧客接触がある中で重要となることは、一貫した「ストーリー」を持っていることです。「私達はどんなストーリーを伝えたいのか」というものが共有されていれば、すべての施策は一貫して実施することができ多大な効果を上げることができるでしょう。

 

この、「私達はどんなストーリーを伝えたいのか」を整理してわかりやすくしたものがコンテンツマップです。コンテンツマップを作成し、コンテンツ作成者だけではなくチームで共有することで、自分たちのストーリーを皆で共有することに繋がります。

 

まとめ

コンテンツマップはコンテンツ作成者のために作成する事が多いと思いますが、コンテンツマップを使ってチームの皆でストーリーをより具体的に共有できるということですね。ストーリーマップを作成していない方は今すぐに作成しましょう。情報が古く、アップデートされていない場合はアップデートしましょう。共有されるストーリーが古いままでは一貫した施策ができなくなります。

コンテンツマップの作成を通じて顧客に提供したい体験の明確化とその共有を進めていきましょう。

コンテンツマーケティングのよくある5つの問題と解決策

コンテンツマーケティングのよくある5つの問題と解決策

本日も米国CMIブログからの記事を日本語にてお届け致します。今回の記事は「5 Major Content Marketing Problems (with 5 Helpful Solutions)」という記事です。

ありがちな失敗例を知っておくことは何事においても重要です。コンテンツマーケティングでよくある5つの問題とそれを回避する対応策を紹介します。

コンテンツマーケティングのよくある5つの問題と解決策

 

1.「何でも屋さん」症候群

あなたは何の専門家ですか?と問われたらなんて答えますか?どんなことでもある程度理解しているけど、専門家といえるものは何一つないのではないか。たくさんのあふれるコンテンツの中で、自分が専門性を出せるのはどの領域か、自信が持てなくなる時もありますよね。

まずはひとつ、どの領域で勝負するか決めましょう。そして、勝負するプラットフォームを決めましょう。ライバルがブログを使っていたら、podcastを使うといったようにプラットフォーム×領域でトップを目指すのです。それ以外にも事例をひたすら提供するなど競合との情報の差別化をしていけば、ある特定領域の専門家になれます。 複数チャネルを使うなと言いたいわけではありません。あなたが専門家になれる場所を確保した上でのマルチプラットフォーム戦略はとても良いことです。しかし、ニッチ領域にフォーカスすることを忘れてはいけないのです。

 

2.コンテンツから売上に繋がらない

コンテンツは作り、人は来ているものの売上につながらない・・・。そんなこともよく起こります。コンテンツが結局顧客の問題に対する答えになっていない場合が多いのです。そんな時は、顧客の欲求はなんなのか、もう一度深く考えなおしてみましょう。

ピッチ(エレベータートーク)のようにあなたの製品を端的に説明するのではなく、読み手が何を求めているか、あなたの提供するコンテンツによりどう手助けできるのかを考えるのです。

 

3.コンテンツはたくさん作ったが顧客がいない

なかなかアクセスが増えないということはよく起こります。コンテンツを作ることにフォーカスしすぎるあまり、顧客を呼び込む戦略を忘れていることがあるからです。コンテンツを企画した後は、顧客をどう呼び込むかを考えなければなりません。

もしコンテンツを作り続けていて顧客が居ないのであれば、まずコンテンツを作ることを止めましょう。オーガニック検索の対策、つまりSEOと、リスティング広告などのペイドコンテンツの併用による、潜在顧客獲得の戦略を立てましょう。

 

4.コンプライアンスの問題

組織の制約により、上長の承認や関連組織の承認がないとコンテンツを公開できないという企業も多くあります。コンテンツマーケティング戦略に当たって、スピードは重要事項です。競合よりも先に動かなければならないので、稟議書を待っている時間はありません。

そのようなことが起こらないように、法務部門と共にコンテンツマーケティングのガイドラインを作成しましょう。事前にルールを定めて、ルール内でマーケティング施策を行うことで合意を取っておくことで毎回稟議書を回す必要はなくなります。

 

5.大きな計画を立てたがリソースがない

どんな会社も決まって「計画はいいのだが、うちには実行できるリソースがない」といいます。予算が付けられないから実行できないのだ、ということもあります。だから何もできない、となってしまうと競合にたちまち追い越されてしまいます。

もし本当にリソースが確保できないのであれば、他社との協業も視野に入れてみてはどうでしょうか。ただ、コンテンツマーケティングの重要性を認識していないから予算がない、ということであれば、コンテンツマーケティングがなぜ大事なのかを再認識するところから始めましょう。

 

まとめ

上記の5つのポイント、いかがだったでしょうか。私が一番「おおっ」と思ったのは4番。かなり権限移譲が進んでいる環境にいてこのような問題から遠ざかっていたのですが、よくよく考えて見ればここで止まってしまっている企業は多いのではないかと思います。事前にルールを作って合意しておくというのは良いソリューションですね。その他にあげた問題も、コンテンツマーケティングを行う中で出会ったことがあるものばかりです。

事前に問題を想定しておき、対策を打っておきたいですね!

コンテンツマーケティングにやり過ぎはあるの!? 3つの視点。

コンテンツマーケティングにやり過ぎはあるのか

本日はCMIのブログから気になった記事をお届けします。

「あなたはコンテンツを作りすぎている!」

そんなことを言われた時に、コンテンツを作りすぎてデメリットはあるのか、少し戸惑いますよね。

アメリカの専門家達がコンテンツの過剰なばらまきに関しての持論を展開しているので3つにまとめました。

1、質を落としてはならない

量ではなく質を考えるべきであり、質も悪いコンテンツがたくさんあっても意味がありません。ビジネス目的に対して、どれだけ効果がある、意味があるコンテンツを揃えられるのかということが重要なのです。

そのコンテンツは顧客との対話を増やしているか、関係性を強化しているか、あなたの製品を売ってくれているかというところを考えてみましょう。

闇雲にコンテンツを量産してもマーケティングの目的は達成出来ません。それどころか、重要なポイントが曖昧になり、顧客の理解を妨げる結果となってしまいます。戦略的に計画し、投稿されるコンテンツのほうがブランドのメッセージを正しく伝えるには効果的なのです。

もちろん量も重要であり、多種多様なコンテンツを様々なチャネルから発信することの重要性は変わりませんが、質を落としてはいけないということです。あなたの顧客にとって、他のコンテンツよりもあなたのコンテンツが読みたい、そう思ってもらえるようなコンテンツを作ることを忘れてはいけません。

 

2、伝わりやすく

それでは、コンテンツの量や投稿頻度ではなくコンテンツの長さはどうでしょうか。

専門家の一人であるC.C.チャップマンは「ミニスカートアプローチ」というものを提唱しており、重要な部分をカバーするに十分であるが、冗長ではなく面白いコンテンツが良いと言っています。つまり、顧客の求める内容がわかりやすく伝わるコンテンツを作ることを推奨しています。

記事を読む人も忙しい場合が多く、短時間でポイントを掴みたいと考えています。例えば副見出しを使ってコンテンツをわかりやすくしたり、重要点を太字や下線などで強調したり、1つの記事で全て書くのではなく関連記事に誘導したりということもコンテンツの質を上げるためには重要です。さらに、内部リンクから別の有益な記事を発見出来ればサイト自体の信頼性も上がっていきます。

逆に量や頻度を気にするあまり、稚拙なコンテンツを提供してしまえば、他のコンテンツも同様の評価を受け逆効果となってしまうでしょう。

 

3、何が効果的か分析しよう

マーケッターの仕事はコンテンツを作ることだけではありません。コンテンツの量について分析することも重要です。

適正なコンテンツ量については顧客が決めるものであり、マーケター側で決定できるものではありません。試行錯誤を続けていく中で適正コンテンツ量がわかるものです。

例えば、コンテンツ量を20%ほど減らしたところ、KPIが上昇したという事例もあります。今のマーケティングツールを使えば、どの記事が効果的だったか、どの記事があまり効果がなかったかがわかります。効果が低いコンテンツが多い場合は、コンテンツの量を減らしてその分質をあげることを考えてみてはいかがでしょうか。

ある一定量まではコンテンツ量が重要になってくるのですが、それを超えると量を増やしても売上に結びつかなくなって来る時があります。そうなった時は量を増やし続けるのではなく、質を改善したりする方向を考えてみてはいいのではないでしょうか。

 

まとめ

コンテンツマーケティングにおいて量も重要であるが、それ以上に重要なのが質です。
闇雲にコンテンツを作り続けるよりは、少ないながら良質なコンテンツを作ったほうが効果がある事が多いようです。質と量の上手いバランスを取りながら、各種分析ツールを使ってどんどん効率化していくようにしたいですね。

コンテンツマーケティングとSEOは対立しない

コンテンツマーケティングとSEOは対立しない

コンテンツマーケティングを語る文脈で、「コンテンツマーケティングはSEOを殺した」とか「コンテンツマーケティングはSEOに取って代わるものだ」という論調を見ることがあります。コンテンツマーケティングとSEOは対立している概念なのでしょうか。本日はこの問いについて書いていきます。

コンテンツマーケティングとSEOは対立しない

コンテンツマーケティングはSEOとは競合しない

最初から結論を書いてしまいましたが、コンテンツマーケティングはSEOと競合するものではありません。

あなたが予算をコンテンツマーケティングに使うのか、SEOに使うのかと考えると対立構造になりますが、それは本質ではありません。今までSEOに使っていた費用をそのままコンテンツマーケティングに回せと言っているのではないのです。

そもそもコンテンツマーケティングとSEOの関係性は対立関係ではなく、SEOはコンテンツマーケティングの一部として考える必要があります。

そして、SEOに従事しているマーケターは、googleの仕様が刻々と変わっている今、コンテンツの重要性を認識していると思います。コンテンツマーケティングの視点でSEOを考える必要があります。長期的に考えると、「SEOの知識しかない」では生きていけなくなります。

また、従来のSEOを語る文脈では外部対策に偏重のマーケターが一部おり、いわゆるブラックハットSEOという概念があります。つまり、googleが禁止するペイドリンクを是とするSEOです。しかし、皆さんもご存知のように、googleのアルゴリズムの変更、特にパンダ・アップデートによる低品質のコンテンツの削除や、ペイドリンク業者、さらにリンク購入者への厳格なペナルティの危険があります。

上記のリスクがあるからと言ってSEO業者が淘汰される訳ではなく、リンクを購入する、自作自演のリンク群を作成することの効果は未だに認められていますが、今までサテライトサイトを作成するために費やしていた費用や、外部リンクを購入していた予算同様に、コンテンツの強化にも割いていくことは急務であると考えられます。

SEOとコンテンツマーケティングの融合

私たちがコンテンツを作る目的はなんでしょうか。それは、マーケティング活動を通じて顧客の購買活動に繋げ、利益を生み出すためです。そして、コンテンツの役割は、顧客を集めること、そして集めた顧客に購買を促すことの2点です。

コンテンツを作るというと、いわゆるコンテンツSEOと呼ばれるテールキーワードからの検索流入の増加を図る施策を中心に考える方をよく見かけますが、お客様を集めることがマーケティングの目的ではありません。

集めたお客様を購買に繋げる為に、興味を引きつけ説得、共感させるコンテンツ、さらにコンテンツの先にある商品の質、企業の対応。これら全てが顧客をエンゲージメントするコンテンツ構成要素であることを忘れてはいけません。

SEOとコンテンツマーケティングは別物ではなく、SEOにより検索から顧客を呼び込み、コンテンツによって顧客のエンゲージメントを高める。更にエンゲージメントが高まったことにより自然被リンクやサイト流入が増え、検索順の上昇やリピート顧客を生み出していく。これら全てがコンテンツマーケティングなのです。

 

まとめ

SEOは検索エンジンを中心としたマーケティングで、コンテンツマーケティングと言うとソーシャルメディア対策が中心と考えている方は多く見受けられます。コンテンツマーケティングという概念は、インバウンドマーケティング同様、まだまだ発展途上の分野である一方、SEOは広く根付いているために誤解されがちな部分があるようです。

重要なことは、検索エンジンからの流入を増やすことが目的ではなく、顧客満足を満たすサービスを提供し固定客へ導き利益を生み出していくことからぶれてはいけないということです。

顧客が求めている情報やサービスを適切に分析・提供し、分かりやすく的確に説明するコンテンツの作成と、最適な発信のチャネルを持ち、みなさんのサービスを世界中の顧客に教えてあげましょう。

コンテンツマーケティングのテンプレート&チェックリスト17選!(後編)

コンテンツチェックリスト

前編中編にひき続いてコンテンツマーケティングに使えるチェックリストをお送りします。

コンテンツチェックリスト

 

後編では最後の5つ、コンテンツを作った後のチェックリストです。

記事の公開とプロモーションに関するチェックリスト

13.公開前のチェックリスト

記事を公開する前に確認したい13項目です。

  1. 記事と目的があっているか
    あなたのコンテンツマーケティングがビジネスの目的達成のために行われているものであれば、それぞれの記事は「タンブラーでファッションの組み合わせをシェアしてもらう」などといった目的があるはずです。
  2. 記事と顧客があっているか
    設定した顧客ペルソナにあった記事になっているか確認しましょう。
  3. 検索キーワードに最適化したか
    1つか2つの検索キーワードに対して最適化した記事にしましょう。
  4. 内部/外部リソースへのリンクをつけたか
    内部リンク、外部リンクともに、関連する話題へのリンクを作りましょう。記事のキーワードとアンカーテキストを関連させると良いです。
  5. わかりやすい導入になっているか
    記事の導入部分を読んで、その記事を読むか読まないか判断されることになります。
  6. ブランディングに合っているか
    ブランディングを促進するような記事にしましょう。
  7. 他の記事と同じトーンで書いているか
    WEBといえども人と人の対話です。ライターが違ったとしても、一つのサイトとして同じトーンで話しかけるようにしましょう。
  8. 画像が付いているか
    画像があると人はインパクトを感じで印象に残りやすくなります。写真だと更に良いのですが、著作権には気をつけましょう。
  9. 読みやすいように整形したか
    顧客はパソコンから来るのかスマートフォンから来るのかわかりません。どんなデバイスからも読みやすいように書きましょう。
  10. スラングを使っていないか
    あなたのサイトのブランディングがアダルトだったり、2ch系の場合は別ですが、スラングは避けるようにしましょう。適切な言葉がわからない場合は適切な写真に置き換えるなども良いでしょう。
  11. 文法と誤字脱字の確認をしたか
    スペルチェッカーも万能ではありません。もう一度読みなおして誤字脱字がないか、文法的におかしなところはないか確認しましょう。
  12. 次の行動につなげたか
    もう何度も言っていますが、記事を読んだ後の行動(さらなる記事へのリンクや問い合わせ、電話等)に繋がるようにしましょう。
  13. 顧客のエンゲージメントを得られるか
    ソーシャルメディアへのシェアや、記事へのコメントをもらい、対話を深められると良いでしょう。記事を読んだ人だけではなく、そこからシェアされて他の人に届くのが目的です。

原文:Content publication checklist

14.記事を広げるためのチェックリスト

記事を投稿してもまだ終わりではありません。各記事をソーシャルメディアでどう広げるかのチェックリストを作りましょう。記事のタイトルや説明文の他に、各ソーシャルメディアいつ、どのアカウントから、どう投稿するのかというものを計画しておきましょう。日本では昼食時と18時から21時が閲覧が多くなるという調査もありますので参考にしましょう。

原文:Content distribution template

15.ブログのプロモーションチェックリスト

ブログ記事を書いた後にできることは色々あります。RSS連携、ソーシャルメディア連携、ソーシャルブックマーク。日本とは少々ネット文化が違う米国のものが多いという印象ですが、参考にできるものもあります。

原文:Blog post promotion checklist

16.ローカリゼーションのチェックリスト

あなたのコンテンツがグローバルマーケットに向けたものであれば、各地域へのローカリゼーションは欠かせません。以下の3点に気をつけて、各地域に最適なコンテンツを届けられるようにしましょう。

  • 運営側もグローバルで一緒に作業が出来る環境を整えましょう。
  • 各地域にマーケティングマネジャーを置きましょう。
  • 事前に予算化しておきましょう。

原文:Localization checklist

17.コンテンツマーケティングを成功させるチェックリスト

今まで紹介したチェックリストもコンテンツマーケティングを成功させるためのチェックリストですが、最後にこのチェックリストでもう一度振り返りましょう。

  • 継続性:コンテンツを継続して作成し、ブランディングしているか
  • 信頼性:正しい情報を提供できているか
  • スタイル:市場に合ったスタイル(トーン、情報の種類)を提供しているか
  • 効率性:効率的に情報を収集し、選び、コンテンツを作っているか
  • 影響力:マーケットの中での地位は直近数ヶ月で上がったかどうか
  • 目標:長期的な目標に近づくコンテンツになっているか
  • 挑戦:挑戦をしているか。他と同じコンテンツを作ってばかりではダメ。

原文:Content marketing success checklist

まとめ

いかがでしたでしょうか。17個ものチェックリストがあり、しかも一つ一つがかなり重い内容で全部やったら大変だなというのが感想ですが、これを全てきちんと行うことで競合と差別化ができるはずです。よく読むと内容が重複しているものもあり、複数の観点から重要だと言える項目も多々ありました。私もできていないものがまだまだありますが、一歩ずつ、更に良いコンテンツを作成できるように改善していこうと思います。

コンテンツマーケティングのテンプレート&チェックリスト17選!(中編)

コンテンツのテンプレート&チェックリスト

前回に引き続き、今すぐマーケティング施策に使えるテンプレートとチェックリストとコンテンツマーケティング施策をご紹介します。前回は顧客、コンテンツ及び組織についてのチェックリストでどちらかと言うと事前に考えておくものでした。今回は毎日のライティングに活かせるチェックリストです!

コンテンツのテンプレート&チェックリスト

制作とデザインに関するテンプレート

8.読みやすさのチェックリスト

読みやすく、ページ遷移がしやすいウェブサイトにするためのチェックリストです。読者は最初、「読む」のではなく、「全体を眺める」ように閲覧します。原文は英語前提で書かれておりますが、日本語の文章でも使えるようにして紹介します。

  1. 行間に注意する。デフォルトよりも多めに行間を取ると良い
  2. 大文字を多用し過ぎない。大文字は目立つが読みにくい。日本語では漢字の多用について同じ事が言えるのではないでしょうか。
  3. 横に長い文章を避ける。文章が横に長く続くと目の移動が多いだけではなく、行を見失ったりするなど読み手に対してストレスになります。
  4. コントラストをはっきり付ける。本文の左右にはホワイトスペースを設けて段落を目立たせたり、各見出しを識別しやすいようにデザインすることで本文に注目させます。
  5. 文章の回りこみをしない。読み手がテンポよく読めるように配慮しましょう。回りこみが多いとその度に読む店舗を変えなくてはならず、ストレスとなります。
  6. 見出しを短くする。見出しに盛り込みたいことは色々ありますが、長くとも1行で収まるようにしましょう。また、名刺、動詞、目的語といった文章にする必要もありません。
  7. 細かいところに配慮する。難しい単語を使ってないか、人名の途中に改行が来ていないかなど細かい点をしっかり確認しましょう。

原文:Readability checklist

9.キラーコンテンツのチェックリスト

各コンテンツをキラーコンテンツにするためのチェックリストです。各コンテンツは以下の様な構成にしましょう。もちろんこのリストは記事のページだけではなく、全てのページについて同じ事が言えます。

  1. 見出し。<h1>タグを使用して、重要キーワードを入れるようにしましょう。顧客にわかりやすく、かつSEOにも効果的です。
  2. 副見出し。顧客は読む前に全体構造を把握しようとします。見出しを呼んでこのページがなにについて言及しているのかをわかるようにしましょう。
  3. 画像。人間はやはり画像があると注目するようになっています。記事の内容に関連した、目を引くような画像を載せましょう。SEOの観点も忘れずに、ファイル名やaltタグには重要キーワードを入れることをお忘れなく。
  4. リスト形式。リスト形式を使うことは非常に効果的です。本文章もリストの中に書かれていますが、読者にとって読みやすく理解しやすいものになります。
  5. アクションを促す。記事の最後には次のアクションを促すようにしましょう。ボタンは大きめに、目立つように配置しましょう。

原文:Killer web content template

10.価値のあるコンテンツを作る上でのチェックリスト

価値のあるコンテンツは「見つけやすい」「読みやすい」「理解しやすい」「次の行動につながりやすい」「シェアしやすい」の5つの要素を満たしています。この各要素毎の観点であなたの記事を確認するようにしましょう。欠けている所があれば追加しましょう。

原文:Creating valuable content checklist

11.タイトルのチェックリスト

繰り返しになりますが、記事のタイトルはとても重要です。以下のリストを活用して効果的なタイトルを付けるようにしましょう。

  1. 顧客に対する利益が明示されているか
  2. 信頼性や緊急性が感じられるか。主に数字を使うことで信頼性が向上されます。
  3. 顧客にターゲティングで来ているか。あなたのための記事です、と思ってもらうことが重要です。
  4. 競合サイトのコンテンツのタイトルと差別化ができているか。
  5. 印象に残るタイトルになっているか。
  6. 曖昧でなくわかりやすいタイトルになっているか。
  7. 内容はそのまま、可能な限り短くしたか。同じ内容をできるだけ短く伝えられるタイトルにしましょう。
  8. 副題を付ける場合は、メインタイトルの内容に追加情報を与えるようになっているか。
  9. SEOの観点で重要キーワードを盛り込んだかどうか。
  10. 最後に、これらのチェックリストのうち複数使用しているかどうか。組み合わせることで良いタイトルになります。

原文:Title evaluation scorecard

12.キーワードのチェックリスト

SEOの観点からのキーワードのチェックリストです。記事を書く上で避けて通れないのがSEO。サイトで狙いたいキーワードを以下の観点からチェックしてみましょう。

  1. キーワードを探しましたか?検索数がある程度有り、あなたのサイトが弱いキーワードを探しましょう。
  2. あなたのビジネスに関連したキーワードになっていますか?
  3. 有料検索でキーワードを購入していますか?うまくいけばお金を払わなくても良くなるかもしれません。
  4. 既にそのキーワードでランクインしていますか?
  5. 記事にキーワードはうまく散りばめられていますか?1記事に3~5回ほど出現すると良いでしょう。
  6. そのキーワードからのトラフィックはどのくらいありますか?
  7. 類似キーワードからの流入があるか?
  8. そのキーワード、又は類似キーワードはコンバージョンしているか?
  9. 次のアクションがページにあるか?
  10. 内部リンク戦略に合う関連ページがあるのか?
  11. 将来の記事との親和性はあるか
  12. ドメイン名にキーワードは入っているか?

原文:Keyword selection checklist

まとめ

長くなってしまったので本日はここまで!これらの項目を全てしっかりとやればとてもよいコンテンツマーケティングができそうですね。
後編では、プロモーションなどに関するチェックリストをお伝えします!前編がまだな方はぜひ併せて読んでみてくださいね。

コンテンツマーケティングのテンプレート&チェックリスト17選!(前編)

コンテンツマーケティングのテンプレート

本日はCMIのブログ記事から、今すぐマーケティング施策に使えるテンプレートとチェックリストとコンテンツマーケティング施策をご紹介します。このリストを有効活用して、コンテンツマーケティングのレベルを上げましょう!

各テンプレートの説明の下には原文へのリンクを貼ってあります。更に詳しく知りたい方は原文を読んでみるのもいいでしょう。

コンテンツマーケティングのテンプレート

顧客に関するもの

1.顧客ペルソナテンプレート

コンテンツマーケティングは誰が顧客なのかを定義するところから始まります。顧客ペルソナを作るときに役立つテンプレートです。
テンプレートには以下の項目があります。

  • 役職
  • 仕事をする期間
  • 誰と働いているか
  • 毎日の業務
  • 責任・役割
  • 仕事の好き/嫌い
  • 不満
  • 重圧
  • 関心事
  • ニーズ
  • 購買決定プロセスでの役割
  • 購買ステージ(認知、検討・・・・・・購買)
  • 検討する事項(コスト、利益、・・・・)

このテンプレートに従って購買決定プロセスのすべての人に対してペルソナを設定します。もしあなたが複数商品を売っている場合は商品ごとに作成します。時間がない場合は重要人物だけでも作成するようにしましょう。

原文:Buyer persona template

2.コンテンツマッピングテンプレート

購買ステージに応じて、どのような質問が来るだろうかというものを想定し、それに対する回答をどのように提供するかをまとめるためのテンプレートです。その後、各ペルソナ、各ステージにとってどのような情報を提供すればよいのかまで考えるとよいでしょう。彼らがなにを求めていて、どんなコンテンツが価値があるかを知ることが重要です。例えば、商品のことを知らないユーザが持つ疑問はどういうものだろう、というものを考え、それに対する答えを用意するということです。この疑問、答えは当然複数ありますし、各ペルソナ、各購買ステージ毎にこれを行うことで沢山の優良コンテンツ案が作成できます。

原文:Content mapping template

コンテンツ及び組織に関するもの

3.チームとワークフローのチェックリスト

コンテンツマーケティングには4つのプロセスがあります。そのプロセスとは、

  • コンテンツの制作と管理
  • 最適化、集約
  • 対話、傾聴
  • 測定、学習

です。このプロセスを回していくことになります。これらの段階のそれぞれに、様々な役割が必要になってきます。

原文:Content marketing team and workflow checklist

4.エディトリアルカレンダーテンプレート

すべてのコンテンツを計画通りに投稿するために欠かせないのがエディトリアルカレンダーです。各日毎に、どんな重要イベントがあり、どんな記事を投稿するのかを一覧で計画しておきます。後はこの計画通りに投稿していくだけ、ということですね。

原文:Editorial calendar template

5.コンテンツキックオフテンプレート

どんなプロジェクトだとしても、ライターが執筆する上で守るべきことを定めておくことは重要です。このテンプレートは企業とライターが契約する上でライターから質問するべきこととなっていますが、自社リソースで執筆する場合にも有効でしょう。

  • どんなトーンで書くのか
  • 顧客は誰か
  • コンテンツの形式は?HTMLなのかeBookなのかそれとも?
  • SEOで意識するキーワード
  • クライアントに記事の概要の承認を受けるかどうか
  • 1記事の文字数
  • どのくらいの時間をかけたいのか。(記事の深さを知るための質問)
  • 各記事の納期
  • プロジェクトのマネジメントをするのかどうか
  • 書き直しの手順
  • 参考にして書くような記事又は出版物はあるか
  • 外部ソースをどのくらい探しに行く必要があるか
  • 他にプロジェクトについて知っておくことはあるのか

以上13項目。この項目にすべて答えることで執筆の内容が明確になりますね。

原文:Content kick-off checklist

6.コンテンツ要求テンプレート

どんなコンテンツを書いていく必要があるのかをまとめるためのテンプレートです。緊急と重要は異なることが多く、緊急なものに時間を撮られて重要なことが疎かになることもしばしば。そうならないように、事前にこのテンプレートで計画しておきましょう。

詳しいテンプレートの内容については割愛しますが、「どの事業のために、なにが必要で、そのためにどのくらい準備してあり、どのくらいのコストがかかるのか」という内容を各コンテンツごとに書いていきます。

原文:Content request template

7.技術に関する質問

コンテンツマーケティングで用いる技術的な部分についてのテンプレートもあります。ブログツール、マーケティングツールなどの選定につかうものです。使いやすさや、データを他のツールでも使えるかなどの項目があります。私が「なるほど」と思ったのは、「オフラインで使えるかどうか」というもの。たしかにこれは重要ですね。

原文:Content technology questionnaire

まとめ

まずは7個を紹介いたしました。こうやって見ると、コンテンツマーケティングはかなり事前の計画が大事なんですね。変化への対応ばかりが重要と思われがちなコンテンツマーケティングですが、しっかりとした計画を立てて実施して、その上で変化に対しては更に計画を修正して進んでいく、そんなスピードが求められます。あなたの計画に足りない部分もあったのではないでしょうか。

残りの10個については中編・後編でお伝えします!