第1回編集者サロン「こんな失敗しちゃった!」

編集者サロン

2019年5月24日に、YOSCAの編集者を対象とした「編集者サロン」が開催されました!

編集者サロンは、社内編集者向けにオンライン上で開催される交流会で、以下の主旨で開催することになりました。

・編集者同士の交流の場を増やす
・編集テクニックなど、情報やスキルを交換する
・各編集者やライターさんにとって、より良い環境づくりを目指す

第1回目は「こんな失敗しちゃった!」をテーマとして、参加者に失敗談や今後につながる反省点を伺いました。

①ライターとのやり取りに関する失敗談

YOSCAにとってライターさんは、ライティング事業を支えている欠かせない存在。各編集者はこまめにライターさんとやり取りをしていますが、その中で起こってしまうトラブルもあるようです。
今回は過去の経験を踏まえて、2名の編集者にライターさんとのやり取りに関する失敗談を伺いました!

〇些細な伝え忘れがトラブルに…!こまめな状況報告で予防を

・編集者Iさんの失敗談
ライターのAさんに、ある案件を打診していた。しかし、その案件が先方都合で保留となったため、自身は別の案件を進めていた。
しばらく経ったある日、Aさんが「あの案件はどうなったのだろう…」と不安を感じ始める。そのことを別の編集者伝いに聞き、慌ててAさんに進捗状況をご連絡した。

編集者が案件を打診した直後から、ライターさんは執筆に向けた準備を始めます。連絡を怠るとライターに余計な負担をかけるどころか、信用を失ってしまう恐れがあるので、こまめな状況報告は欠かせません。
Iさん自身も今回の件で、「状況が動かなくてもこまめに伝えるべき」と感じたようです。また、ほかの参加者からは以下のような対策も挙げられました。

☆対策
・特に注意が必要な案件では、進捗状況をこまめに記録する
・思いついたものは、その時点でチャットワークにタスク化をする

〇フィードバックが伝わらない…。ライターとの向き合い方を考える

・編集者Hさんの失敗談
ライターさんにフィードバックをした際に、その内容がうまく伝わらないときがある。特に、次回の原稿でフィードバックが反映されていない場合は、どのように対応をするべきか悩んでしまう。

ライターさんとの理想的な付き合い方は、多くの編集者が悩まされる部分。お互いに信用することも重要ですが、ライターさんに過度な期待を寄せると、想定外の行動をされたときに悩みの種になってしまうようです。
これは非常に難しい問題ですが、編集者自身が余計な悩みを抱えない対策として、以下のような意見が挙がりました。

☆対策
・フィードバックは100%浸透するものではないので、「1回伝えただけでは直らない」と覚悟しておく
・当たり前だと感じていることについて、「相手にとっては意外とそうじゃない」と考える

ほかにも過去の失敗を思い返して、今では「若い頃は自分ルールが多すぎた」と反省している編集者も見られました。自分の中での正解だけを重視せず、これまでの経験を活かして柔軟に考え方を変えることも重要なのかもしれません。

②取材案件における失敗談

人とやり取りをする機会が多い取材案件も、深刻なトラブルや失敗が起こりがちです。ライターさんはもちろん、取材案件ではクライアントやインタビュイーとも連絡を取る必要があるので、より柔軟な対応が求められることもあります。
また、YOSCAでは編集者が取材・ライティングをするケースもあるので、ライター目線での失敗談も挙がりました。

〇有名社長の取材で緊張…。大切な場でのメンタルマネジメントのコツ

・編集者Iさんの失敗談
有名社長の取材案件を担当したときに、緊張の影響で「この場に自分がいていいのかな?」と感じ始めた。委縮した結果、取材では本来の持ち味が出せずに、最終的に継ぎはぎのような原稿が出来上がってしまった。

社会的地位や知名度の高い人を目の前にすると、「どうしても緊張してしまう…」という方は多いはず。YOSCAでは編集者が取材に同行するケースもあるため、現場で平常心を保つスキルは身につけたいところです。
特に駆け出しの時期は悩まされやすいポイントですが、大切な場でのメンタルマネジメントについては、以下のようにさまざまな対策が挙げられました!

☆対策
・「自信なんて根拠がなくていいんだな」、「人ができるなら自分もできる、自分ができないなら周りもできない」と考える
・「気持ちよく喋ってもらおう」のように、軽いスタンスで現場に臨む
・「相手も同じ人間」と考え、常に強い気持ちを持つ
・自信が持てるまで入念に準備をする

メンタルマネジメントの方法は人それぞれですが、悩んでいる方は上記のような対策を実践してみると、自分にぴったりなメンタルマネジメントを見つけられるかもしれません。

〇久しぶりの取材案件で調整ミス!余計なメールを増やさない対策

・編集者Kさんの失敗談
久しぶりに取材案件を担当したときに、「クライアントに何を聞くべきか?」がスムーズに出てこなかった。何とか調整を進めたが、写真の枚数や構成などの面で聞き忘れがあり、余計なメールが2通~3通増えてしまった。
メールが増えると後日確認をする際にも手間がかかるので、余計な連絡を減らしていきたい。

特に取材案件は、ライターさんのスケジュールや連絡先の共有、写真撮影の取り決めなど、調整するべき内容が多い傾向にあります。さらに、取材案件ではひとつの聞き忘れが深刻なトラブルにつながるため、細心の注意を払って調整をしなければなりません
そんな聞き忘れを防ぐ具体的な対策としては、以下のような方法が挙げられました。

☆対策
・取材案件に限らず、クライアントに聞いておくべき内容をリスト化しておく
・取材当日だけではなく、納品も意識して調整することを意識する

調整内容が多い取材案件では、必要な情報を編集者がしっかりと見極めて、各情報をきちんと処理することが必要です。特に情報のまとめ方や処理方法については、見落としを発生させない工夫が重要になってくるでしょう。

失敗は成長の糧になる!反省を活かし、編集者としての成長を

今回は失敗をテーマとして取り上げましたが、失敗の経験は次に活かすことが何よりも重要。失敗を恐れて委縮すると、スムーズに業務を進められなくなる上にストレスも溜まるので、「次につながる」とポジティブに受け止めることも大切です。
また、参加者の伊藤さんは「失敗はクライアントやライターに怒られることだけではない」と考えており、以下のことも失敗として受け止めているようです。

・後から考えてみれば、非効率的な進め方だったこと
・自分の中で、「これはカッコ悪い」と感じたこと

「これは失敗だ」と感じたことは素直に受け止め、改善点&反省点をきちんと考えることが、編集者としての成長につながりそうですね。

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