従来のグーグルSEOで重要視されていたのはPage Rankですね。グーグルの創業者の一人にあるラリー・ペイジが発表した論文に基づくものです。学術論文と同じように、高評価のウェブサイトからリンクされているウェブサイトは評価が高いという理論を元にしたアルゴリズムです。もちろん今もその重要性は変わりません。
ただ、最近グーグルのアルゴリズムに新しいランクが加わりました。それがAuthor Rank(オーサーランク)です。これは記事のライターをランク付けするものであり、高評価のライターが書いた記事は評価が高くなります。グーグルはパンダ・アップデート、ペンギン・アップデートを経て被リンクからコンテンツの質を重要視するように変わってきています。コンテンツが良質かどうかを測定する一つの基準がオーサーランクです。このアルゴリズムはまだ正式稼働していないようですが、今後大きな意味を持ってくるに違いありません。
オーサーの設定方法
オーサーランクを評価されるためにはコンテンツに「誰が書いたのか」という情報を追加する必要があります。設定方法は様々な方法がありますが、一番簡単な方法を紹介します。それはgoogle+を使う方法です。
1. google+側の設定
google+で自分の「プロフィールページ」を開き、その「投稿先」という部分に登録したいWEBサイトのラベル(サイト名等)とURLを記入します。なお、グーグルによるとプロフィール画像が顔写真となっている必要があるようですのでご注意ください。
2. ウェブサイト側の設定
該当記事のページからrel=”author”属性を用いてgoogle+のプロフィールページヘリンクを設定します。具体的には以下のとおりです。
<a href="https://plus.google.com/******?" rel="author">Google</a>
を<body>内に入れる。
または、
<link rel="author" href="https://plus.google.com/******?" />
を<head>内に入れる。
以上の設定によりコンテンツとプロフィールがリンクします。グーグルのサポートページにも詳しい方法が示されています。他にも方法はありますので興味がある方は調べてみてください。
オーサーランクが与える影響
このオーサーランクですが今後大きな意味を持ってくると想定されます。以前であればウェブサイトがペナルティを受けてしまったとしても、最悪別ドメインで同じウェブサイトを作成することによってペナルティを無効化することが可能でした。(もちろんウェブマスターツールを利用するのが先ですが最悪の場合を想定しました)
しかし、オーサー情報を登録していた場合は一度付いた悪い評価がずっとついてきます。一度ペナルティを犯してしまえば、そのオーサーはペナルティを消し去ることはできません。オーサーを登録せずにウェブサイトを運用することもできますが、将来はオーサー設定がSEO上必至になる可能性が高いので現実的ではありません。
将来的なオーサーランクの導入に備え、コンテンツを重視するグーグルの方針に則り、ユーザに対して有益なコンテンツを作っていくように心掛けたいですね。
コメント