ダンスフロアから学ぶ顧客の作り方(後編)

前編からの続きです。前編をまだ読んでいないかたは是非読んでから後編をお楽しみください。

コンテンツマーケティングとダンスフロアの関係

6. 入り口は無料 / FREE IS BETTER THAN A COVER CHARGE

初期のナイトクラブは入場が無料でした。しかし、全員がドリンクを注文するわけではなかったので、その後入場料がとられるようになりました。そして何が起こったでしょう?来場者が減少し、ドリンクの売上も減ってしまったのです。観客を作るには、まずは可能な限り多くの人々に接触することが大事です。誰でも見れるコンテンツはそうでないコンテンツに比べて20倍から50倍閲覧・ダウンロードされます。人々に見てもらわない理由がありますか?全員が見込み客にならなくても、彼らの友人などシェアされた先にいる人々が何らかの価値をもたらすかもしれません。

7.  / NO FILLER, ALL KILLER!

人気のバンドの曲をいくら流したところで、結局一番人気の曲をプレイすることでダンスフロアは盛り上がるのです。一つ一つのコンテンツはシングル曲のようなものです。アルバムを通しで演奏しても、シングルのスーパーヒットには叶わないように、平凡なコンテンツを10個並べたところで、キラーコンテンツ1つには叶わないのです。検索エンジンに数多くインデックスされたいのではなく、観客をあなたのコンテンツに集めることが目的ですよね。

8. DJはドリンクを売らない / THE DJ DOESN’T SELL DRINKS

DJが気にしていることはただひとつ、どれだけ多くの人が集まり、熱狂しているかです。ドリンクを売るのは別の人の仕事なのです。ナイトクラブではDJが人を集めて、ドリンクカウンターでドリンクを売るというとてもシンプルなプロセスですが、あなたのビジネスはもっと複雑なはずです。顧客があなたのサイトにアクセスするところから、購入に至るまでの経路を設計し、それぞれについてWEB上のコンテンツ、ダウンロード、電子メール、電話など様々なチャネルの中から最適な手法を使いましょう。

DJが音楽を提供し、客引きをして、ドリンクを売って、さらに警備もしているところなんて流行りそうもないですよね。あなたが1つのチャネルしか使っていないとすると、そんなナイトクラブと同じ状態かもしれません。

9. ジュークボックスは良くない / A JUKEBOX ISN’T BETTER

いくら自動化したところで完全に人間の代替はできません。良いDJは新しい技術が出てきても、それを使いこなすだけであり、機械にとってかわられることはないのです。また、いくら良い機会を揃えてたからといって、誰もが良いDJになれるわけではありません。

facebookを使えば良い、という風潮がまだありますが、ツールが良ければ良いというものではないことはわかりますよね。また、自動投稿BOTをいくら使ったところで顧客の興味をひくことはあるにしろコミュニティを作ることはできません。

あなたが良いDJとして技術を使いこなす他無いのです。

10. 常にショーを行う / THE SHOW MUST GO ON

どんなに観客が少なくても、どんなに雰囲気が悪くても、音楽を止めることはありません。今日はあなたのショーなのです。来てくれた観客をがっかりさせるわけにはいきません。あなたが音楽を止めれば、顧客はすぐに何処かに行ってしまいます。どんなDJでも最初から人気なわけではありません。続けることでファンを少しづつ増やし、コミュニティーを育てていくのです。

まとめ

DJになった気分はいかがでしたか??コンテンツマーケティングも、すでにある情報を編集してコンテンツとするという意味ではすでにある音楽を編集するDJと同じなのですね。コンテンツマーケティングがよくわからないという方にもわかりやすかったのではないでしょうか。

是非あなたの今のマーケティングと照らしあわせてみてください。寂れたダンスフロアになりそうだったら?たいさくしましょう。

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