コンテンツマーケティング

マーケッターが知っておくべき8つの最新トレンド

マーケッターが知っておくべき8つの最新トレンド本日も米国Content Marketing Instituteから、コンテンツマーケティングを行うものが知っておくべき最新のトレンドについてまとめられた記事がありましたので紹介致します。「これは知ってる」というものから「え、そうなんですか!」というものまでありましたので、皆様にも参考になるかと思います。参考にした元の記事はこちら

モバイルインターネットはデスクトップよりも利用されています。今後はウェアラブルコンピューティングへと変化していくでしょう。基本的なビジネスプロセス、物流、生産、交通などが大きく変化しています。それにも関わらず、マーケッターはてきせつではなくなったばしょにお金をかけているのが現状です。

この時代の流れに取り残されないように、マーケッターとして知っておくべきトレンドを8個紹介します。

1.アメリカはインターネットの中心ではない

2012年末には24億人のインターネットユーザーがいましたが、一番インターネットユーザーが増加した国はどこでしょうか。イランです。世界の利用者数ランキングでは中国が5億6400万人で1位であり、アメリカは2億4400万人で10位です。日本は更に少ないということは明らかですね。

2.広告費が適切な場所に使われていない

人々がモバイルデバイスを使っている時間と、モバイルデバイスに投下されている広告費には大きなギャップがあります。私たちは12%の時間をモバイルデバイスに使っていますが、広告費となるとモバイルデバイスに使わているのはたったの3%です。印刷物の場合には6%の時間しか使っていないにも関わらず予算の23%が消費されています。

3.コンテンツは増加し続けている

世界中で作られたコンテンツの量は過去5年間で9倍になりました。更に2015年には現在の4倍になると言われています。

4.時間限定コンテンツがアツい

Snapchat(10秒などの指定時間のみ画像が閲覧できるメッセージサービス)がものすごく成長しており、4月には1日1億5000万個ものメッセージが投稿されています。これは2ヶ月前の2倍の数字です。

5.Google+は思っているよりも良い

今やFacebook、YouTube、Twitterに続く第4のソーシャルメディアとなっており、Twitterに迫っています。

6.モバイルは成長し続けている

モバイルのトラフィックは2009年には全トラフィックの1%に過ぎなかったのですが、今や15%を占めるようになっています。1年後には25%になると予測されています。中国ではモバイルのトラフィックがPCのトラフィックを上回っています。

7.ウェブは更に巨大なものになる

コンピュータの世代が変わるごとに(メインフレーム、ミニコンピュータ、PC、デスクトップインターネット、モバイルインターネット)、ユーザー数は増加してきました。ウェアラブルコンピューティングの時代にもこの傾向は続き、さらに多くの人々がWEBの世界に参加してくるでしょう。今はgoogle glassも使いものにならないと笑っている人たちがいますが、昔はPC、やモバイルインターネットも現実的ではなく笑われたものです。

8.技術者の量は十分ではない

米国の5つの企業(IBM、Intel、Microsoft、Oracle、Qualcomm)だけで10000もの求人が出ています。コンピュータの学士を求めている求人数122,300に対して、コンピュータ学士の卒業者数は51,474しかいません。これはアメリカの傾向であり、文系からプログラマーを育てられる日本とは違う面もありますが技術者不足という点は変わりありません。

まとめ

自分たちが生きている世界が今後どう変わっているかは常に知っておく必要があるでしょう。私達コンテンツマーケッターはこのWEBという領域の今後を見据えておくことはとても重要です。私自身もGoogle+が意外にも伸びていたとは知らず、この記事を読んで重要性を再確認しました。今何が起きていて、今後どうなるのか。というところは常に最新の情報を知っておきたいですね。このブログでも最新情報を紹介していきますので参考にしてください。

オンライン広告が終焉する時代のコンテンツ戦略

今回も米国Content Marketing Instituteからの記事の紹介です。最初にタイトルを読んだ時には衝撃を受けました。原題は「Next-Wave Content Creation Strategies for the End of the Online Ad Era」というものですが、オンライン広告が終焉する時代と書かれていたからです。

それでは早速内容を見ていきましょう。

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Symbiotic Content Strategy

広告はいつ終わるのか

広告はいつ終わるのかを考えてみましょう。昔よりも広告を見る機会が少なくなったと思いませんか?海外ではポップアップウインドウによる広告が一昔前には流行っていましたが気づくとなくなっています。

Adblock Plus、Google’s Pop-up blocker等の広告非表示プラグインを使用している人も非常に多いでしょう。そのような方には広告は一切表示されていません。オンライン広告を非表示にする流れはもう止めることはできません。

これからはスポンサー記事の時代になります。スポンサー記事はタイアップ記事などとも呼ばれますが、広告主からの依頼を受けて執筆される記事です。最近日本ではLIG社のブログ等が有名でしょうか。

LIG社のPR記事

この記事内では人材紹介会社をPRしてます。

http://liginc.co.jp/omoshiro/sutema/29412

ちなみに、インターネットではないドラマなどの分野でもドラマ中にスポンサーのクルマや携帯電話を何度も登場させるという方法が使われるようになっています。

インターネットマーケティング先進企業では、自社の製品、サービスにフォーカスしても結局なにも起こらないということに気づいています。これからのコンテンツは自社を紹介するものではなく、顧客の求めるものを作っていくというものにシフトしていきます。

すべてのブランドがコンテンツマーケティングを受け入れるのはいつになるのか

もう既にその時期は到来しています。そうなると、今までとても効果があった方法も今後は変えて行かなければならないことがわかっています。

例えば、米国のある家庭用プール会社ではグラスファイバー製のプールを販売していますが、コンクリート製など他のプールについてもメリット、デメリットを全て紹介することで消費者のニーズに答えて、結果販売が大きく伸びました。しかし、これは他のプール会社が同じ事をしていなかったからこそであり、同じようなウェブサイトが増えていくと効果はなくなってしまいます。

これからは競合とは違いうストーリーを見つけて行かなければなりません。差別化のポイントを考え抜き、それをもとにしたコンテンツを作っていくことでコモディティを避ける事ができるのです。

みんながコンテンツを作った後はどうすればいいのか

コンテンツマーケティングについては長年議論されていますが、まだ革命は始まったばかりです。皆が試行錯誤を行なっている中で考えたいポイントは以下の4点です。

戦略

コンテンツの戦略をしっかりと持っている会社は10%にも満たないのが現状です。もしあなたの会社に確固たる戦略がなければこの機会に作り、差別化を図りましょう。まずはあなたの顧客像に対してどのような価値を提供できるかを決めるところから始めましょう。なぜあなたの顧客はあなたのコンテンツを見るのか、どんな価値を提供できるのか。この問いに明確に答えられないのならばコンテンツを作るのは一旦止めたほうが良いでしょう。

視点

競合と同じ情報を提供していませんか?業界紙と同じ情報を提供していませんか?もし「Yes」であれば、あなたしか提供できない価値を考えてみましょう。あなたの製品にはあなたの製品ならではの良さがあるのと同じように、あなたのブランドにはあなたのブランドならではのストーリーがあります。

役立つか楽しいか

あなたのコンテンツは役立ちますか?楽しいですか?もし「No」であればコンテンツを見直しましょう。本当に価値があり信頼に足りる情報を提供するにはどうすればいいか。どうしたら楽しく読んでもらえるか。忘れてはいけないのは、あなたの顧客が購買決定をする際に利用できる情報は膨大にあり、あなたのコンテンツはその中の1つにすぎないという事実です。

顧客開発

「正しい顧客に良質のコンテンツを伝える」これがコンテンツマーケティングの基本です。自社の見込み客となり得る層に対してきちんとリーチできているのか、コミュニケーションができているのか、といった部分がとても重要になってきます。

まとめ

コンテンツマーケティングをしよう、という動きになってから数年がたち、どこも同じく横並びになってしまう時代が近く来るのだと実感しました。ただコンテンツマーケティングをするのではなく、今やっているコンテンツマーケティングは差別化ができているかということを考えて行かなければなりませんね。

コンテンツマーケティングの13の落とし穴

本日も、米国のコンテンツマーケティングインスティテュートのブログに興味深い記事があったのでご紹介いたします。原題は「あなたのコンテンツマーケティング施策が失敗するかもしれない13の理由」というものです。

コンテンツマーケティングが失敗する理由はもちろんたくさんあります。ここでは多くの人が陥りやすい13の失敗例をご紹介します。さっそく、項目を見て行きましょう。

コンテンツマーケティングの13の落とし穴

1.あなたのことしか書かれていない

顧客はあなたの興味が有るわけではありません。顧客の関心事は何か、という問いを考えるようにしましょう。

2.失敗を過度に恐れる

保守的になりすぎずに新しい話題に挑戦して顧客の反応を見るようにしましょう。

3.目標が低すぎる

業界内で最高のコンテンツマーケティングをして、メディアにも負けない情報を提供するようにしましょう。そうでなければ一番の信頼を勝ちとることはできません。

4.外部調達をしない

マーケティングプロセスの外部委託はやりすぎてはいけません。あなた達の商品を誰よりも知っているあなた達自身による発信を忘れないようにしましょう。

5.縦割りのマーケティング

ソーシャルメディア、プレスリリース、広報担当は連携がとれていますか?一つのブランドをつくり上げるためにはストーリーの共有が書かせません。

6.悪い意味で慣れてしまう

人間は不快なことも時間が経てば慣れてしまうものです。あなたにとっては当たり前になっている文章やマーケティング方法も顧客からはわかりにくいと思われているかもしれません。

7.アクションを引き起こしていない

あなたがコンテンツを作っている理由はなんですか?最終的な目標であるアクションにつなげるようにしましょう。

8.特定チャネルへの固執

いつもFacebookばかり考えていませんか?あなたの顧客にコンテンツを届けるために最良の手法がそれなので今一度考えてみましょう。

9.あなたのプランになっていない

マーケティングを主導するのはあなたです。誰かに任せっきりではうまくいきません。

10.Cレベルがコミットしていない

Cレベル(CEOやCOOなど最高責任者をCレベルと呼びます)がマーケティングに参加していない場合は失敗確率は3倍になると言われています。

11.十分にニッチではない

あなたはその分野でエキスパートになれていますか?もしそうでなければさらなるニッチを探すべきです。

12.遅い

スピードは命です。考えるよりも行動し、素早く修正して行きましょう。

13.継続していない

新聞を考えてみましょう。もし朝に来なかったら一気に信頼をなくしますよね?コンテンツマーケティングも同じです。継続が重要です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。言われてみれば当たり前・・・と思うことばかりですが、振り返ってできているか考えると意外とできていないものです。この13のポイントを今一度確認してみてはいかがでしょうか。

過去15年を振り返って考える、コンテンツマーケティングの10の重要点

米国のコンテンツマーケティングインスティテュートのブログに興味深い記事があったのでご紹介いたします。過去15年の経験、データを元にしたコンテンツマーケティングの戦略は、時代が変わっても変わることなく重要なものです。10のポイントを簡潔にご紹介します。

1.銀の弾丸はない

何事にも言えることなのですが、コンテンツマーケティングに銀の弾丸(どんなものも一発で倒せるもののたとえ)はありません。完璧なマーケティング計画を探してもはじめからなく、状況によって最適なものを開発しなければなりません。

2.攻撃でも防御でも良い

コンテンツマーケティングではあなたの意思を強く打ち出すこともできます。それとは別に、他の大きな波に乗って成長したり、相手の出方を伺ってそれに対応していくこともできます。コンテンツマーケティングを始めるのに遅すぎることはありません。

3.フェアである

大きな予算を持つものがいつも勝つわけではなく、小さなプレイヤーがトップとなることも少なくない。俊敏に状況に対応することが重要だからである。小さな組織のほうが早く動けることは明確であり、WEBでは独占することも少なく立ち上がったばかりの会社でもフェアに戦えるのである。

4.すべてのプラットフォームを持つ必要はない

マルチプラットフォームの重要性は色々なとことで言われていますが、すべてのプラットフォームに手を出す必要はありません。極論を言ってしまうと、一つのプラットフォームを独占する戦略もありです。もちろん多くのプラットフォームを使用したほうがいいですが、選択と集中も時には重要です。

5.購読者が重要

購読者と非購読者の行動は全く違っており、購読しているもののほうが収益につながりやすいのです。購読者をいかに増やすかを考えることはとても重要です。

6.ターゲットを絞る必要がある

特定のターゲットに向けて特定の話題を書くことが最も効率的です。ターゲットをより特定することが出来れば更に効果的になります。あなたが専門家になれるのは?と考えてみてはどうでしょうか?競合が5つ以上見つかるのであれば、更に絞り込んだほうが良いでしょう。

7.スピーチの重要性

コンテンツマーケティングでは、ネットではないリアルのイベントでのスピーチなどが見過ごされている場合が多い。しかし、これを聞いたものがスピーチで聞いた物語をシェアすることで、たくさんの優良コンテンツが生まれるのであり、多くの場所であなたの会社についてシェアしてくれるのである。

8.明確な戦略を持つこと

コンテンツマーケティングの明確な戦略を持っている人は意外と少ないのです。しっかりとした戦略を立てて、明文化することが重要です。何をしているのかを正確に知らないままでマーケティングを行なっているのは、ターゲットがあまり見えていない中で銃を打っているようなものです。

9.調整が重要である

マーケティングチームの中で誰がどのような施策を行なっているかを調整することが重要です。例えば、メールマーケティング担当者とソーシャル・マーケティング担当者がお互いの活動を全く知らなかったらどうでしょうか。各マーケティング施策から効果的に結果につなげるためにも協力と調整は欠かせません。

10.コンテンツマーケティングは他の活動と組み合わせるものである

コンテンツマーケティングはマーケティングの活動の一つであり、他の手法と連携することが不可欠である。有料のプロモーションによりコンテンツのリーチを拡大するなど、各マーケティング手法との連携を考えなければならない。

まとめ

いかがでしたでしょうか?コンテンツマーケティングというとテクニックばかりが語られている気がなりません。もしくは、コンテンツマーケティングこそ全てだという意見もたまに目にしますが、冒頭の「銀の弾丸はない」という言葉が表しているように、コンテンツマーケティングは数あるマーケティング手法の1つです。マーケティングの基本に立ち返ってコンテンツマーケティングを進めるようにすると良いでしょう。

CMWの主催者であるJoe氏からアジア、日本のマーケッターへのメッセージ

インタビューに答えるJoe氏

Contents Marketing World Sydneyの主催者であるJoe Pulizzi氏にアジアのコンテンツマーケティング事例を踏まえて、今回のイベントに関してインタビューして参りました。 元はもちろん英語なのですが、和訳した上で皆様にお届けいたします。

アジアパシフィック地域では初開催となるContent Marketing World Sydneyは素晴らしい時間になりましたね。

私達は今回、沢山のコンテンツマーケティング事例を学び、マーケターが創りだした多くの独自コンテンツを目にしました。ペイドメディアが無くなることはありませんが、独自のコンテンツチャネルを持つことが重要なことに変わりはありません。
しかし実際に最も重要なことは、コンテンツマーケティング事例の裏にある戦略を把握することです。沢山のコンテンツが創られていますが、私達がもっとも気にしている点はアジアのマーケッターが、どんな戦略をもっているのか、顧客はどこにペインポイントをもち、情報のニーズ、ビジネスの目的は何なのか、そして、それらをどのようにうまくコンテンツに反映させていくのかを知ることが重要です。また、顧客だけを満足させるものではなく、すべての人を満足させるコンテンツである必要があります。

私たちはまだ戦略の背景を理解するには至っておらず、戦略に言及しているキーノートはわずかであったと思いますが、コンテンツマーケティングが広がるアジアで、このイベントを開催できて良かったと思っています。

Joe氏はイベントを振り返りながら、コンテンツマーケティングの事例の裏側にある戦略が重要であると示唆しています。実際のキーノートでは、戦略についての発表が少なかったことについて触れています。今回は戦略よりも作ったコンテンツの影響、結果などの共有が多かったように私達も感じていました。あくまでもコンテンツを作ることが目的ではなく、顧客のニーズを満たすもの、さらに顧客だけではなく全ての人たちに満足を与えることを戦略として組み込みコンテンツを作ることが重要であるという、見込み客も含めた視点はコンテンツマーケティングを語る上では非常に重要であることを教えてもらった気がします。

コンテンツマーケティングにおけるライターとして最も重要な6つのこと

米国のコンテンツマーケティングインスティテュートのブログに興味深い記事があったのでご紹介いたします。原題は「ジャーナリストを雇う前に確認すべき6つの質問」というものです。 コンテンツマーケティングにて重要なのはそのコンテンツ、つまり記事です。ここではコンテンツマーケティング時代のライターとして意識しておきたいポイントをかいつまんで解説します。

1. 記事・広告・編集の境界はもはや存在しないと認識すること。

コンテンツマーケティングでは広告と記事を分離せずに、タイアップ記事のような一緒にしたコンテンツを作っていく必要があります。以前は記事、広告、編集はすべて完全に分離されたプロセスの中で行われるべきだという考えが主流であり、それがメディアの「番犬」としての価値であると思われていました。しかし、コンテンツマーケティングを行う上では記事の中で商品を認知させ、価値を訴求するようにしなければなりません。ゲームのルールは変わってしまったのです。

2. 良い情報を書くだけでは不十分であるということ。

ライターはただ情報を提供するのではなく、物語(ストーリー)や戦略を描くことが求められます。あなたのブランドの長所(ユニークさ、競合との違いなど)を考え抜き、物語の語り手として顧客に響く物語を作り上げなくてはなりません。

3. ビジネスの根幹が何かということを言語化すること。

あなたのブランドを幅広い顧客に届けるための優れた方法、つまり、あなたのブランドの顧客にとっての価値が何なのかをしっかりと見極めなければなりません。そのためにはライティングのスキルはもちろん必要ですが、調査のスキルも同様に必要です。何を調べれば良いかがわからなければ、一次情報を手にいれることは出来ません。

4. 情報元をうまく利用する力があること。

本文の中に引用を入れることはとても効果的です。良いライターは何を引用し、それが人々の意見のように聞こえるのか、または単調/複雑/記者会見のように聞こえるのかを考え、どのように言い換えたり、わかりやすく解説したり、要約したらよいのかを知っています。

5. バズワード・業界用語の意味を正確に伝えること。

バズワードや業界用語を使用することはできるだけ控えるべきです。マーケティング担当者や取締役は自社の製品やサービスについて詳しいあまりに消費者の感覚と離れてしまっていることがあり、ライターは外部の視点で記事を書くことで企業と消費者をつなぐ役割を担っています。

6. 成功を定量的に定義できること。

あなたの製品やサービスにとってどの程度の価値をもたらすことができるのかについて、どの数値がどのように関連しているのかを理解する必要があります。ただ数値を並びたてるだけではダメであり、効率性やROIについて把握できる必要があります。 いかがでしたでしょうか?ここでは原文を凝縮した形でお伝えしましたが、より詳しくお読みになりたい方はぜひとも原文を参照してみてください。

コンテンツマーケティングを始めてみよう!コンテンツマーケティングを実現するためのステップ

以前の記事ではコンテンツマーケティングの概要をお伝えしまいた。今回はコンテンツマーケティングを始める前に知るべきことをお伝えします。
コンテンツマーケティングを実現するために必要なことは以下の3点です。

・情報を見つけてもらう
・顧客と継続的に接触し、育成する
・施策を分析しブラッシュアップする

このサイクルを回して長期的に顧客との関係を捉えていくことが重要です。
ここから各要素について解説していきます。

情報を見つけてもらう

いくら良質なコンテンツを作成してもその情報が誰にも見てもらえないのでは意味がありません。一人でも多くの顧客に情報を見てもらう必要があります。
インターネットでのコンテンツマーケティングの場合、SEO、SEMやソーシャルメディアでの拡散などがここに該当します。
従来のSEO/SEMでは、「ランディングページ」に着地させて「コンバージョン」を得ることを目的にしていましたが、コンテンツマーケティングの場合は「コンテンツページ」に着地させて「リード(潜在顧客)」を集めることです。
あくまでもリード獲得が目的であり、この段階でのコンバージョンを目的とするものではありません。
ソーシャルメディアマーケティングとしてシェアを増やすための施策も重要です。

顧客と継続的に接触する

リードを獲得した後に継続的に接触することによって顧客に自社のプロダクトについて知ってもらいます。ここで鍵となるのが良質のコンテンツ。
単なる営業資料ではなく、顧客の興味関心に訴えかけ、顧客の知りたい情報を提供することが重要になります。コンテンツにより顧客を満足させつつ、自社のプロダクトへの理解を深めてもらうことが目的です。
手法はウェブサイト、メールマガジンなどなんでも構いません。とにかく顧客を満足させるコンテンツを提供することです。

コンテンツマーケティングとは?従来のマーケティングとは何が違うのか。

そもそもコンテンツマーケティングとはなんなのか

昨年2012年はコンテンツマーケティングの年と呼ばれていたほど盛り上がっているコンテンツマーケティングですが、そもそもコンテンツマーケティングとは何なんでしょうか。
ちなみにインバウンドマーケティングとも呼ばれますが、本ブログでは同じものとして考えています。

「コンテンツマーケティングとはSEOです!ソーシャルメディアです!」という意見をよく見かけます。
SEOもソーシャルメディアもコンテンツマーケティングの1要素ではありますが、これは正しくありません。

従来のマーケティング(アウトバウンドマーケティング)に対する新しい手法としてインバウンドマーケティング(コンテンツマーケティング)があります。
従来のマーケティングとは、テレビCM、バナー広告、ダイレクトメール、展示会などのことを言います。これらはどれも消費者がその情報を欲しがっているかどうかにかかわらず、企業側から消費者側へ発信するものです。
これに対して、コンテンツマーケティングは有益な情報を発信しておき、消費者が検索などの行動を通じて自発的に用意している情報にアクセスしてもらうことに主眼を置いています。

ただ、コンテンツマーケティングは単に良質なコンテンツを用意するということだけではありません。
SEO/SEM、ソーシャルメディアマーケティング、メールマーケティング、等のマーケティング手法もひっくるめた形がコンテンツマーケティングです。
コンテンツと一口に言ってもウェブサイトの他にメールマガジン、動画、フェイスブックページなど様々なコンテンツ形態を使うことになります。
これらの要素を効果的に組み合わせること、それがコンテンツマーケティングです。

コンテンツマーケティングの概念

従来のマーケティングでは商品を欲しがる顧客に対して商品情報を発信し、いかに購入につなげるかということに主眼が置かれていました。
コンテンツマーケティングでは、プラットフォーム、メディア、プロダクトに主眼を置くのではなく、人間(ユーザ)を中心に据えてマーケティングを行います。
いわば、人間同士の付き合い方を企業間、又は企業と消費者の関係に応用したものです。
友人に何かを聞いた時に自分が求める答えを返さずに自らの主張ばかりされるのは困りものですよね。それよりも自分にとって有益な情報を常に与えてくれる友人がいれば、誰しもがその人を信頼するのではないでしょうか。
更に、その友人が自分が抱えている問題を解決するソリューションを持っていることがわかった時に、人はその友人に助けを請うのではないでしょうか。
この友人を企業に置き換えてみましょう。なにか困ったとき、つまりソリューションやプロダクトを必要としている時に、信頼出来る企業から購入したいと考えます。
潜在顧客に対してこの信頼関係を醸成し、見込み客を獲得すること、これがコンテンツマーケティングの最終的な目標となります。

コンテンツマーケティングではコンバージョンまでの時間を長期的に捉える必要があります。信頼関係を醸成し、ユーザのエンゲージメントを高める期間が必要だからです。
ただ、一度この信頼関係を築くことであなたの顧客は優先的に(競合他社ではなく)あなたの製品を購入してくれるようになるでしょう。