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ライターにブログって本当に必要?現役Webライターが教える正しいブログ活用術!

最終更新日:2023年4月20日)

「Webライターになりたいけど、実績が全然なくて自信がない……」

「ブログをやった方がいいのかなと思いつつも二の足を踏んでいる」

Webライターになりたい!と思っても、実際に活動を軌道に乗せるまでには大きな壁がいくつもありますよね。

特に、Webライター初心者さんから多く受ける質問が「ライターになるならブログをやるべきですか?」というもの。

確かに、ブログは正しく活用すればライターとして活動する上でとても有益なツールになります。しかし、なんとなくブログを始めてしまうと「私ってライターに向いていないかも」とモチベーションが低下してしまう危険もあります。

この記事では、ブログを見事に挫折した経験があり、現在あなたのライターキャリア講座・講師、Webライター・編集として活動する朝田が「失敗しないブログの正しい活用術」をお伝えします。

  • なぜライターを目指す人はブログを始めるの?
  • そもそもブログって絶対に必要なの?
  • 実際、ブログってどうやって使う?

ブログを始めるか迷っている人も、Webライターになりたいけれどどこから手をつけたらいいかわからない人も、ぜひ本記事をご覧ください。

また、弊社の編集者とライターが毎週金曜にアップしている音声のみのYouTube「フリーライターのよりどころラジオ」でも、ブログ・SNSでの発信について取り上げています。サクッと情報を知りたい方はこちらもぜひチェックしてみてください!

そもそもWebライターとは?

Webライターとは、ライターの中でも特にWeb上にある記事の執筆をする人のことです。企業や個人から依頼を受け、読者に必要な情報を記事を通して届けます。

インタビュー記事や商品・サービスの広告記事、コラム記事など、実際の記事内容は多岐にわたります。いずれも共通しているのは、クライアントである企業・個人が

  • その記事をきっかけに自社の商品・サービスについて知ってほしい
  • 自社の商品・サービスを多くの人に購入してもらいたい

といった意図で記事を制作しているということです。

私たちライターの仕事は、こうしたクライアントの意図を汲み、読者にとって有益な記事を執筆することです。

執筆自体はPCとネット環境さえあれば可能なので、今は副業としてWebライターを始める人やフリーライターを目指す人も多いですよね。在宅でできる、場所を問わないなど、働き方も自分自身でマネジメントできるのは魅力的です。

Webライターの仕事についてさらに知りたい方はこちらの記事もあわせてチェックしてみてください!仕事内容や働き方、Webライターの仕事を続けられる人、年収まで詳細にお伝えしています。

また、こちらの記事では未経験からライターになる方法を7つ詳しく解説しています。ブログの活用術と合わせて、ライターとしてスタートダッシュを切るヒントにしてみてください。

Webライター初心者がブログを始める4つの目的

「Webライターをめざすならまずはブログ運営を!」といったフレーズはよく耳にしますが、その真意はただ単に日記的なブログを書くということではありません。

もちろん、趣味の範囲であれば気の向くままに執筆をするのもOKです。しかしWebライターとして活動するためにブログを活用するなら、仕事につながるような有意義な使い方をしたいですよね。ここではブログ運営の目的の代表的な4パターンを紹介します。

〈目的1〉執筆の練習をするため

最もシンプルなのが、執筆の練習のためにブログを始めるというもの。

「いきなりクライアントからの依頼を受けるのはちょっと自信がない」と感じている人や、「まずは執筆そのものに慣れたい」と考えているなら、まずは個人のブログからスタートしてみると執筆を習慣化するのに役立つでしょう。

また、初心者ライターさんは「数千字単位の長い記事を執筆するのは難しそう」「自分の文章力がどのくらいあるのかイマイチ把握できていない」というお悩みを抱えている人も多いですよね。ブログで日常的にアウトプットを繰り返すことで徐々にボリュームのある記事も書けるようになったり、自分の記事を振り返って修正を加えたりと文章力の成長につながることも。単なる日記・雑記ブログではなく、読者に有益な情報を届ける文章を書くという意識で執筆することで、Webライティングそのものの練習にもなります。

ここで書くブログ記事は、自分自身でオリジナル記事を執筆するのがおすすめです。執筆の練習として有名な方法に、参考になる記事を書き写すいわゆる「写経」がありますが、実はこれはあまりおすすめできません。写経において重要なのは、記事の構造や筆者の意図、文章表現などを詳細に分析・理解すること。記事の分析作業はライター初心者にとってはなかなかハードルが高いものです。そのため、ただ書き写すだけでは単なる作業になりかねません。たとえ1記事に時間がかかっても、テーマ設定や記事構成は自分の手で制作しましょう。

〈目的2〉アフィリエイトなどで収益化するため

アフィリエイト広告などで収入を得るなど、ブログそのものを収益化する目的で始める人もいます。アフィリエイトとは、自分のブログや記事にアフィリエイト広告を貼り、そこから収益が発生した場合に広告料を得られる仕組みのことです。アフィリエイトを職業としている人をアフィリエイターと言い、アフィリエイト収入のみで生計を立てている人もいます。

このアフィリエイターとWebライターの仕事は、並行して行うことも可能です。アフィリエイターとしてブログ運営をしながらWebライターとして案件を受けることで、文章力が磨かれたりさまざまなジャンルの記事に挑戦する機会も得られます。さらに、自分のアフィリエイトブログをそのままWebライターとしての実績としてクライアントにアピールできるなど、この2つは相乗効果が大きい組み合わせです。

また、ブログの収益化を目指す過程で、WordPressなどで自分のサイトを持つことは必須事項。サイトの立ち上げや運営の知識、アフィリエイターには欠かせないSEOについても同時に学ぶことになります。学ぶ内容が幅広いため決してハードルが低いとは言えませんが、実践的な知識をたくさん身につけてどんどんスキルアップしていきたい人にはおすすめです。

ちなみに、アフィリエイトブログで収益化するまでの具体的な道のりについてはこの記事が参考になります。アフィリエイトって稼げるのかな?といった疑問がある方も見てみてください。
ブログで収入を得る!「ブログ収益化」完全ガイド

〈目的3〉自分の活動・専門分野の情報発信のため

すでにライター以外に何らかの活動をしている人や発信したい情報を持っている人は、ブログで情報発信を始めるのも良いでしょう。美容・医療・金融・芸能・IT・健康・旅行……など、ジャンルは何でもアリです。

特に、その分野で仕事をしていた経験がある人や資格を持っている人は、専門知識をすでに持っているため情報も発信しやすいですよね。専門知識のあるライターの言葉は読者にとって信憑性の高いものになります。職業とまではいかなくても、長年続けている趣味がある・特に興味を持っているジャンルがあるといった経験も十分に専門分野にすることは可能です。記事を執筆するにあたってリサーチを重ねることで、知識もさらに深められます。

美容ライター、グルメライター、医療ライター、トラベルライターなど、〇〇ライターというフレーズもよく聞きますよね。こうしたわかりやすい肩書きを持つことは、Webライターとして活動する際にも大きなメリットがあります。特定の分野に知識のあるライターを求めているクライアントは多く、専門性のアピールは他のライターとの差別化になるためです。

得意なこと、好きなことを活かしながらライターとして活動したいと感じている人は、専門分野に関するブログをWebライターを始めるきっかけにしてみるのも良いでしょう。

「発信者になりたい!」という人にはこちらのYouTubeもおすすめです。そもそも「発信したい」とはどういうことか?について話しています。

〈目的4〉ポートフォリオ作りのため

最後に、自分の経歴や実績をまとめるポートフォリオ作りのためにブログを使う方法です。

Webライターがポートフォリオに載せる内容は主に以下の通りです。

  • 自分のプロフィールや経歴
  • 保有資格や強み、得意分野
  • 自分が執筆した記事の内容や検索順位などの実績
  • 実際に記事内容を確認できるページのURL

上記を見ると、すでにライターとしての実績がたくさんある人向けの方法に感じるかもしれませんが、一概にそうとは言えません。なぜなら、自分でテーマを設定して執筆したオリジナルのブログ記事も実績として使えるからです。

クライアントがライターのポートフォリオから得たいのは「このライターさんはどのような文章を執筆できるのか」「自分の執筆してほしい記事内容とライターさんがマッチしているか」といった情報。ライターとしての大きな実績があるのはもちろん良いことですが、たとえ実績がなくとも文章力が証明できれば十分ポートフォリオとしては機能します。

逆に、Webライターになる以前に素晴らしい経歴があったとしてもライティングできるかどうかを証明できなければ意味がありません。ライターのポートフォリオは経歴だけでなく、実際にクライアントが見ることのできる記事・サンプル記事などの実績を大切にしましょう

案件に応募する際、クライアントからポートフォリオの提出を求められる場合もあるので、Webライターとして活動を始める際に用意しておいて損はないでしょう。ポートフォリオの形態はさまざまですが、ブログを活用すれば実績やサンプル記事の内容も更新しやすいのがメリットです。

参考情報

実は危険?Webライター初心者が陥りがちなブログの罠

ここまでご覧いただいたように、ブログには目的によってさまざまなメリットがあります。しかし、「ブログはあった方がいいみたいだからとりあえずやっておこう!」と漠然とブログを始めてしまうと、挫折・失敗につながってしまう危険性があります。

かくいう私も、ブログを始めたはいいものの見事に挫折し、ほったらかしに終わってしまった過去があります……。勢いでブログを開設した結果、日々の忙しさにかまけて執筆は後手後手にまわり、いつの間にかブログ自体開くこともなくなってしまいました。すでにブログ挫折経験がある人は、私と同じように「ブログも続かないなんて、私は文章の仕事に向いていないのでは…」と感じたことがあるのではないでしょうか。

文章を書くのが得意だからWebライターになりたい!と一念発起しても、なる前にブログのせいでモチベーションが下がってしまったらもったいないですよね。私はブログを挫折してから気持ちが復活するのにやや時間がかかりました。皆さんはぜひ私と同じ轍を踏むことなくWebライターになってください!ここではそんな筆者の実体験を踏まえて、よくあるブログの挫折ポイントを解説します。

〈罠1〉執筆を継続できずに挫折……

いざブログを始めても、筆者のように忙しかったり面倒になってしまったりして執筆を継続できない人は非常に多いです。アフィリエイトブログに関するデータでは、1年以上運営を継続できる人はなんと全体の半分以下*……。

*「アフィリエイト・プログラムに関する意識調査 2022」より)

ここからも分かる通り、ブログを継続すること自体、意外にもハードルが高いのです。「なんとなく良さそう」という曖昧な動機でブログを始めてしまうと、「私はそもそも何が書きたかったのだろう?」「これは何のためのブログなんだろう?」と目的を見失ってしまい、筆が進まなくなってしまうのです。執筆がなかなか進まないとモチベーションも下がり、書くこと自体から遠ざかってしまいます。

このような失敗を避けるためには、ブログを何のために活用するのか目的を明確に設定するのがおすすめです。

  • 案件を獲得するために、ポートフォリオのページとサンプル記事を3記事書く
  • 得意なジャンルでまずは10記事書く
  • 5000字くらいの文章を執筆できるようになりたい!

のようにゴールを明確にしておけば、何をどこまでやればいいか把握しやすくなります。その都度小さなゴール設定をして、タスクを明確にしましょう。

〈罠2〉収益化までの道のりが遠い……

これは特にアフィリエイトでブログ自体の収益化を目指した場合の挫折ポイントです。

アフィリエイト広告でブログを収益化するには、まずは記事を読者に見つけてもらう必要があります。しかし、新しいサイトは最初のうちは評価が低いため、Googleなどで記事を検索してもなかなかトップには表示されません。見つけてもらえなければ当然、広告をクリックしてくれる人がいないため、広告として機能しません。

そのため、執筆をしても収益になかなかつながらないと焦ってしまったり、結果が出ないと落ち込んでしまうことも……。収益化までには記事を数十記事執筆して、クオリティを高めるためにリライトを繰り返すといった作業が不可欠です。

また、WordPressは多くの企業でも使用されているCMSのため、WordPressでのブログ開設もWebライターとして良い経験になります。しかし、ITリテラシーの高くない人にとっては一からサイトを立ち上げるのはなかなか難しい工程になる場合もあります。筆者も本を参考にしながらWordPressでサイトを立ち上げた経験がありますが、わからないことが多すぎてなかなか記事制作に行き着けませんでした。

アフィリエイト広告でブログの収益化を目指すには、コツコツとサイトを育てながら長期的に努力する力と時間が必要になります。短期的に結果を出したい!と意気込みすぎると焦ってつまずいてしまいかねません

〈罠3〉締め切りや他人からの評価がない……

ブログは自分のペースで自由に活用できる反面、その自由度が足かせになることもあります。

まず、ブログには締め切りがありません。本業やプライベートが忙しい時にはブログの優先度は下がりがち。「忙しいから後でいいか……」「今日は疲れたからまた今度にしよう」と執筆からだんだん遠ざかってしまい、やがて更新が面倒臭くなってしまうこともあります。中には、執筆を習慣化できない自分を責めてしまう真面目な人もいるかもしれません。せっかくの自由さが苦しさになってしまっては、執筆に対するモチベーション自体下がってしまいますよね。

さらに、ブログ記事は他者に評価してもらう機会もほとんどありません。一般の一個人がブログを開設しても最初は知名度もなく、記事のPV数が週に0〜1しかないといったことも当たり前に起こります。執筆を重ねていても「私の文章が下手だから読んでもらえないのかな…?」「自分の文章が良いのか悪いのかわからなくて自信を持てない」と迷子になってしまうこともしばしば。

締め切りや他者からの評価がなくても自分をマネジメントしていくためにも、何のためにブログを執筆するのかゴールを明確にすることが大切。ゴールに向けて必要な作業を着実に進めていけば、求める結果にも辿り着きやすくなります。

ちなみに、こちらのYouTubeでは「読者の存在・読者のリアクション」について語っています。ライターあるあるな話題でもあるのでぜひチェックしてみてください。

【結論】Webライターにとってブログは必須ではない

結論から言えば、Webライターにとってブログは必須ではありません。筆者も今のところブログは持っていませんし、同じく講師を務める西東さんも「ブログはなくてもOK」との見解です。

筆者が現在個人のブログを持っていない理由は、業務として記事を執筆をする方が自分にとってのメリットが大きいと考えているためです。

クライアントからの依頼を受けて執筆する場合、

  • 何のための記事なのか目的を設定しやすい
  • 額の多寡にかかわらず収益になる
  • 編集者など他者からの評価を得られる
  • 締め切りがあって生活にメリハリがつく

といったメリットがあります。

そのため、収益化するにも長期的に時間が必要だったり、ダメ出しも含めて他者からの評価が得られない中で執筆するブログは私にとってはあまり優先度が高くありません。

しかし、これらのメリットも、

・何のための記事なのか目的を設定しやすい

→自分の好きなテーマで執筆できない場合も多い

・額の多寡にかかわらず収益になる

→最初は特に、思ったような単価ではない場合もある

など、人によってはデメリットにもなり得ます。

自分にとって現在の優先事項は何かをしっかり知っておくと、ライターとしての活動の指針にもなるでしょう。

ちなみに、私が副業ライターを始めたての時にはもちろん実績もなく、ポートフォリオすら用意していなかったので、テストライティングで受注できる案件をたくさん受けてお仕事に繋げていました。(あくまで私個人の体験なので、ポートフォリオはあった方が絶対にスムーズです。)

このように、実際にブログがなくてもWebライターにはなれますが、繰り返し述べてきたように目的を持って運営すればブログを持つことのメリットはたくさんあります。

  • ブログを自分の執筆実績にする
  • ポートフォリオとして営業活動に使う
  • ブログを自己表現の場として使う
  • 収益の入口としてアフィリエイトブログを作る

など、使い方次第でまったく違う恩恵を受けられます。

Webライターを目指すにあたって「とにかくブログを始めなければ!」「何か行動しなくては!」と思っている人は、何のためにブログを活用したいのか少し立ち止まって考えてみましょう。今やるべきことの優先度から、自分にブログは必要なのかが見えてくるはずです。

【失敗しない】Webライター初心者の正しいブログ活用術!

では、実際にブログを運営するならどのように使えば良いのでしょうか?ブログと一口に言ってもいろいろなサービスがありますし、お金をかけるべきかも迷いどころですよね。ここでは、ブログサービスの種類からどれを選ぶべきかまでを詳しく見ていきましょう。

ブログの種類

ブログサービスは大きく無料か有料かで分けられます。機能やユーザー層に違いがあるので、以下を参考にしてみてください。

【無料ブログ】

note 

シンプルで初心者にも使いやすいサイト。ブログとしての記事投稿だけでなく、コンテンツを有料で販売できるためクリエイターにも人気。

Amebaブログ

フォロー機能やアメンバー機能など、SNS色の強い有名ブログサービス。30代以上の女性がユーザーの75%を占めているという特徴がある。

はてなブログ

こちらも初心者でも簡単にブログの立ち上げが可能。有料プランもあり、こちらは独自ドメインを利用できるなど本格的な機能が使える。

Tumblr

Twitterのリツイートのような「リブログ機能」と、お洒落なデザインを簡単にカスタマイズできるのが特徴。ポートフォリオのテンプレートなども豊富。

FC2ブログ

SEOにも強くアクセス数を集めやすい。アフィリエイトにも対応している無料ブログ。

【有料ブログ】

WordPress

自分でサーバーを契約してドメインを取得して開設する。年間費用はサーバーやドメイン事業者選びなどにもよるが、15,000円程度


無料ブログに含まれているサービスにも、実はnoteプレミアムAmebaプレミアムはてなブログProFC2ブログProなどの有料プランが存在します。独自のドメインが使えたり、画像の保存容量を増やせるなど内容はさまざまですが、途中から切り替えなどもできるため最初は無料プランからスタートしても良いでしょう

ブログはWordPress一択?どれを選ぶべき?

「ブログをやるならWordPressが一番おすすめ!」と聞いたことはありませんか?ライター初心者にブログをおすすめする記事でよく見かけるフレーズなのですが、本当にWordPressが一番良いのでしょうか。

確かにWordPressは独自のドメインを使えてサイト作りの自由度も抜群に高く、自分で本格的なブログ・サイト運営をするにはメリットは大きいです。しかし、かつての筆者と同じく「サーバーって何…?」「ドメインとは一体?」という疑問が浮かんだITに明るくない人にとっては、WordPressの立ち上げは難しいと感じる点が多いのも事実。初心者ライターは特に、執筆自体に慣れていない場合も多いですよね。執筆だけでも大変なのに、WordPressの使い方も覚えなければならないとなると負担は大きいです。

そのため、WordPressもブログが必要かどうかと同じく、どちらでも構わないというのが筆者の結論です。ブログの活用方法と同じく、ブログサービスも自分自身の目的に合うものを選択しましょう。

「とにかく執筆する習慣付け・練習がしたい」と考えているなら、noteやアメブロなどの無料ブログがおすすめです。5〜10分程度ですぐにブログを開設でき、投稿画面の使い勝手も良いため手軽さは抜群です。

「WordPressなどCMSを扱えるスキルも欲しい」という人なら、WordPressでブログを立ち上げてみるのも良いでしょう。ITリテラシーもついて一石二鳥です。

「ポートフォリオを作りたい」という場合は、いろいろな選択肢が考えられます。手早く簡単に作りたいならnoteやポートフォリオ作成ツールでも良いでしょうし、Tumblrでポートフォリオ用のテンプレートを使ってデザイン性にこだわるのも良いですね。さらに「CMSも使いたいし、ポートフォリオサイトとしてしっかり作り込みたい」と考えているなら、WordPressで本格的にサイトを作り込むこともできます。

自分の目的に最適なブログサービスを選び、最適な使い方をすること。これがWebライター初心者さんが失敗せずに正しくブログ活用するための重要なポイントです。ブログを始めようか検討中の人はぜひ見直してみてくださいね。

まとめ

ここまで、ブログに挫折した経験のあるWebライターという立場からライター初心者向けのブログ活用術をお伝えしました。Webライターになりたいなと思っている人の中にはもしかすると「どちらかというとブログはやりたくないな」という人もいるのではないでしょうか?

私がこの記事で一番伝えたいのは

  • Webライターを目指すにあたってブログは必須ではない
  • ブログは目的によって異なるメリットがある

ということ。

ブログはあくまでひとつのツールに過ぎません。ブログの有無より大事なのは、自分自身がライティングを継続し、パフォーマンスを発揮できる環境を整えてあげることです。

ここまでお読みいただいて「独学でライティングを始めるのはハードルが高いな」「もっと聞きたいことがある!」と感じた方は、LINETwitterメールでお問い合わせからご相談ください。筆者の朝田も、あなたのライターキャリア講座で講師としてお待ちしています!

この記事がWebライターを目指す人にとって良いきっかけになれば嬉しいです。

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朝田 柊花
多摩美術大学を卒業後、IT系ベンチャーで広報・研修担当。現在はフリーランスでWebライター・編集として活動。2021年より「あなたのライターキャリア講座の講師」を務める。趣味はタロット占い・映画鑑賞・料理。