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成果を出すリライトとは?SEO、CV率改善のための方法と注意点

記事のリライトとは?SEO、CV率改善のための方法と注意点

最終更新日:2022年9月7日)

記事を書いて公開しても、それが読まれなければ意味はありません。公開してもほとんど読まれていない、まったく成果につながらないと弊社にご相談いただくケースは多くあります。

こうした上位表示していない、CVしていない記事はリライトする必要があります。弊社がリライトする上で実践していることをまとめ、リライトの基礎的な話から、SEO対策、CV(コンバージョン)率向上のためのリライトの話まで解説いたします。

目次

リライトとは? その意味や目的を解説

リライト(rewrite)とは「(文章や原稿を)書きなおすこと、書き換えること」です。Web業界では、アップした記事を、目的に合わせて書き直したり、内容を更新、追記することを指します。メディアを運営している企業、組織では、頻繁にリライトが行われています。

リライトには、主に3つの目的があります。

1.古くなった情報を更新する

目まぐるしく情報がアップデートされる現代では、すぐに記事の内容が古くなってしまう場合があります。特に、法律に関係する内容や、商品・サービスを紹介しているコンテンツは頻繁に情報が更新されるため、気付いた時点でリライトを行っていきましょう。

2.検索順位を上げる(SEO)

SEOの観点からも、文章を定期的に見直してリライトしていきましょう。検索ユーザーが求めている情報にリライトすることで、検索順位の上昇が見込めます。また、Googleは検索結果のアルゴリズムを定期的にアップデートしており、そのたびに検索順位の変動が起こっています。コンテンツの検索順位はこまめにチェックし、もし順位が明らかに下がってしまったら、リライトを実施しましょう。

3.CV率(CVR)を改善する

CV(コンバージョン)率とはCVRとも呼ばれ、成約率と訳されます。具体的に言えば、事前に設定した成果(お問い合わせ、資料請求、商品購入、会員登録など)に結びついた割合のことです。成果に結びついたユーザー数を、紹介ページに訪れたユーザー数(セッション数)で割ることで算出します。

これら3つの目的に合わせて、リライトしていきましょう。また、それぞれの目的は共存できます。例えば、商品やサービスを紹介する内容の記事であれば、関連するキーワードで検索順位を上げ、かつ、CV率を改善することが目的となりえます。

また、現時点では上位表示している、または、CV率が高い記事だとしても、定期的に記事を見直し、必要に応じてリライトすることをおすすめします。特に、長い期間上位表示している記事は、定期的に情報を更新している傾向があると言われています。記事を見返すスケジュールを事前に設定しておくなど対策してみてください。

(参考)「SEO研究チャンネル」

リライトのコツは「見やすく」「分かりやすく」「伝わりやすく」

ここではリライトのコツについて見ていくことにしましょう。リライトのコツとは「記事の見た目を視覚的に見やすく、表現は分かりやすく、内容は具体的に伝わりやすく書き直す」ことです。このようにリライトすることで、読者のページ滞在時間が伸びたり、記事を最後まで読み込んでもらえたりする(スクロール率が上がる)ため、SEOやCV率改善にもポジティブな影響を与えます。

それぞれ具体的に説明していきましょう。

視覚的に見やすくリライトする

視覚的な見やすさとは、記事をひと目見た時に読者が受ける印象のことです。視覚的に記事を見やすくする方法としては、以下が挙げられます。

視覚的に見やすくリライトする方法
  • 文字を装飾する(太字、背景色など)
  • 漢字をひらく(例:出来る ⇒ できる)
  • 図、画像を使用する
  • 見出し・本文のデザインを整える

画像でも比較してみましょう。以下の2つを見比べてみてください。

視覚的に見にくいWebページ

こちらの画像は、メイン画像や文字の装飾がなく、見出しもデザインされておらず、改行も少ないため記事全体が文字ばかりで読みづらそうな印象を与えます。これでは読者は敬遠してしまうかもしれません。

一方で以下はいかがでしょうか?

視覚的に見やすいWebページ

メイン画像が設置され、文字には装飾があり、見出しのデザインも整っています。適切に文章は改行されており、情報のブロックがひと目で分かり、前の画像と比較して取っつきやすい印象を与えています。

どんなに記事内容が良くても、視覚的な見やすさが悪ければ、読者に読んでもらえないことを知っておいてください。

表現を分かりやすくリライトする

表現を分かりやすくするとは、想定読者の読解力、リテラシーに合わせた表現や言葉を選ぶことです。具体的には以下の方法があります。

表現をリライトする方法
  • 読者が理解できる言葉を選ぶ(難易度を調整する。または、注釈を入れる)
  • 一文を短くする(1文70〜100文字を目安にする)
  • 段落の始まりは結論を最初に書くようにする
  • こそあど言葉を多用しない(例:「これ」「その」「あんな」「どう」など)
  • あいまいな表現を多用しない(例:〜と思います。〜のはずです。)
  • 冗長(無駄が多い)な表現をしない(例:することができる ⇒ できる)

補足をすると、読者が理解できる言葉を選ぶとは、記事のメインターゲットである想定読者に合わせた言葉選びをすることです。例えば、Web業界で何年間も働いている人が想定読者であれば、「ページビュー」「コンバージョン」「レスポンシブ」といった用語は一般的ですが、Web業界未経験者が想定読者であれば、用語の注釈が必要でしょう。また、Webサイト上の文章では、研究論文などを読み慣れている人が想定読者でない限りは、中学生でも読める平易な文章表現を心掛けると良いでしょう。

また、冗長な表現は、文章を書きなれていない方によく見られます。癖になっていることが多いので、以下の冗長表現パターンを見て、自身の文章に該当するものはないか見直してみてください。

冗長表現のパターン
  1. 「こと」「という」「ような」など省いても意味が通る表現
  2. 二重敬語(例:おっしゃられる)
  3. 二重否定(例:〜しないわけではない)
  4. 助詞の「の」が連続している
  5. 重言(例:まず初めに)
  6. 一文の中に同じ単語を使う(例:リライトで大切なことは、目的を持ってリライトすることです)

内容を具体的に伝わりやすくリライトする

内容を具体的に伝わりやすくするとは、事例や図解などで説明を工夫し、内容を理解しやすくさせることです。具体的には、以下の方法が挙げられます。

伝わりやすくリライトする方法
  • 説明の具体度を上げる(数字で説明、具体例の提示)
  • ファーストビューで伝えたいことを訴求する(メイン画像、リード文)
  • 図解でテキストを補足する
  • まとめやポイントを示す

説明の具体度を上げるとは、「歴史の深い浅草寺」ではなく「東京都内で最古の1300年以上の歴史がある浅草寺」と数字を用いて具体的に説明すること。そして、「例えば〜〜〜です」と事例を文中で簡易に示したり、事例紹介の段落を用意して詳細に説明したりして、具体例を提示することです。具体度を上げることで、読者に伝わりやすくなり、印象にも残りやすくなります。

ファーストビューで伝えたいことを訴求するとは、メイン画像、リード文で読者のメリットを打ち出すことです。メリットを明示することで、記事でどんな情報が得られるのか伝わりやすくなり、読者が本文を読みすすめてくれるのです。

ファーストビュー

図解でテキストを補足するとは、文章では説明がしきれない部分を図やグラフを用いて説明することです。上記のファーストビューを説明している画像が一例です。テキストで説明している内容に不足している要素を図解し、内容が伝わりやすくなるようにしています。

最後に、まとめやポイントを示すとは、段落の終わりに情報を要約でまとめたり、箇条書きで重要なポイントを示すブロックを用意することです。これにより伝えたい情報を強調して伝えることができ、また、本文を流し読みしている読者の利便性につながるメリットもあります。

SEOを目的としたリライトの方法

SEOを目的としたリライト方法

ここからは、SEO対策を目的としたリライト方法について紹介いたします。順を追って説明していきますので、ぜひ参考にしてください。

検索順位を計測する

リライトするにあたり、まずやるべきことがあります。それが検索順位の計測です。順位を調べるには、有料の検索順位チェックツールの利用が望ましいです。無料のツールは、順位を調べたいWebページのURLとキーワード(3〜5個など)を入力し計測する機能だけのものがほとんどです。順位推移の確認や検索結果を保存できないため、調べた結果を自身で記録しておく手間がかかってしまいます。

有料ツールで比較的安価なものとして、Nobilista(ノビリスタ)と、Ubersuggest(ウーバーサジェスト)を紹介します。

Nobilistaは、クラウド型の検索順位チェックツールで、1ヵ月単位で契約できます。キーワード数が150個までは月額990円で、7日間無料でお試しすることもできます。計測したいキーワードが決まっている方は、このような安価な検索順位チェックツールを利用すると良いでしょう。

次に、Ubersuggestは無料でも使えることで人気のSEO分析ツールです。海外のツールですが日本語にも対応していて、キーワード選定や、競合分析、被リンク解析などを行うことができます。計測したいキーワードが決まっていない、分かっていない方には、こちらのツールをおすすめします。自社サイトが、どのようなキーワードで流入していて、それぞれの順位が何位なのかを計測することが可能です。月額2,999円から利用でき、こちらも7日間の無料お試し期間があります。

リライトする記事を選定する

次にリライトをする記事を選定します。選定する上での優先順位については、以下を参考にしましょう。

  1. 検索順位が5〜20位:優先度 高
  2. 検索順位が1〜9位:優先度 中
  3. 検索順位が21位以下:優先度 低

現在5~20位のページの場合は、リライトする優先順位が高いです。なぜなら、タイトル・ディスクリプション(概要)・見出しの改善、コンテンツの構成を入れ替えるなどの簡単な対策だけで順位が改善する可能性があるからです。ただし、売りたい商品・サービスと関係のないキーワードで流入しているページはリライトの優先度を落とすべきでしょう。

検索順位が1〜4位のページのリライトする優先度は中程度です。検索上位にあり、かつ、検索ボリュームも高く、自社サイトにとって重要なページは、こまめに情報更新するなどリライトすることが望ましいです。ただし、いくら検索上位にあるページだとしても、検索ボリュームが低ければリライトの優先度は低くなります。

なお、検索ボリュームは検索順位チェックツールを使用していれば確認できますが、Googleの「キーワードプランナー」でも調べることは可能です(キーワードプランナーを使うには、Google広告への登録が必要です)。

検索順位が21位以下の位置にある記事については、リライトするよりも新規に記事を作成することを検討するほうが良いかもしれません。特に30位以下のコンテンツは、部分的に編集、追記する程度のリライトで改善させるのはなかなか難しいです。

以上のように、リライトする記事の優先順位付けを行っていきます。

想定読者のニーズや競合サイトをリサーチする

リライトする記事が決まったら、想定読者のニーズを見直します。検索順位が低い理由の一つとして、記事の内容が読者のニーズと合っていない可能性があるのです。

想定読者のニーズには、「顕在ニーズ」(想定読者が記事を読む時点で知りたいと考えている情報)と、潜在ニーズ(想定読者が抱える顕在ニーズの背景/根本にある欲求)があります。

顕在ニーズを簡易に調べる方法としては、Googleの検索窓に表示されるサジェストキーワード(下図参照)や、検索結果ページの下部に表示される関連キーワードを調べることです。これらのキーワードから読者が求めている情報を推測することができます。

サジェストワード

サジェストとは予測表示される
検索候補キーワード

潜在ニーズは、想定読者がもっと根本的に知りたい情報(読者が記事を読もうと思った時点では気づいていなかった情報)はないか仮説を立てて、設定します。潜在ニーズを分析することで、読者の期待を超える情報を提供できる確率が上がり、記事の満足度向上に繋がります。

(参考)潜在ニーズの探り方

顕在ニーズに対して、以下の批判的な問いを立てて自問自答し、潜在ニーズを探っていきます。

  • なぜ(知りたいの?/そう思ったの?)
  • 本当に(知りたいの?/そう思ったの?)
  • そもそも(知りたい背景は?/原因は?)
  • 他に(選択肢はない?)
  • ※同じ問いを繰り返すでも、いろいろな質問を組み合わせても構いません。
  • ※明確な答えが出るわけではなく、仮説を立てるために探っていくイメージです。

想定読者のニーズの見直しの他に、対策したいキーワードで上位表示している競合ページも調査します。自社の既存のページと比較して「どのような内容が書かれているのか」「想定読者が必要としていて、かつ、既存ページには不足している情報がないか」をリサーチしましょう。

リサーチ内容に合わせて再構成する

調査がある程度終わったら、得られた情報を元に記事の構成を作ります。既存の記事の内容で追記、編集、削除する内容を洗い出し、読者が読みやすい、理解しやすい順番で情報を並べていきます。

記事の構成は、大見出し、中見出しまで細かく設計し、各見出しの要旨(要点をかいつまんだ内容)も記載しましょう。要旨を記載することで、各見出し間で内容にかぶりがないか、不足している情報はないかのチェックにも役立ちます。

記事をリライトする

記事構成ができあがったら、いよいよリライトです。SEOを目的としたリライトにおける主なコツについて、詳しく見ていきましょう。

タイトルや見出しに対策キーワードを入れる

リサーチで得られた不足情報をもとに得られた対策したいキーワードを、記事タイトルや見出しに盛り込んでいきます。

記事タイトルに盛り込むキーワードは、検索ボリュームの多いメインキーワード、及び、2〜3個のサジェストワードを盛り込みましょう。メインキーワードはできるだけ記事タイトルの冒頭寄りに記載すると良いでしょう。

見出しにもメインキーワード、サジェストワードを盛り込んでいきます。ただし、むやみにキーワードを入れる必要はありません。自然な見出しになる範囲で盛り込むようにしましょう。また、各見出しだけを読んで全体の内容が理解できるような見出し付けをすると、読みやすい記事になります。

リード文で想定読者を引き込む

リード文とは記事の冒頭で書く文章です。記事の導入としてなんとなく書いてしまっている記事も多いですが、リード文は重要な役割を持っています。それは、①訪問した読者を引き込む ②読者を本文へと誘導する、という役割です。せっかくタイトルや見出しで読者に興味を持ってもらっても、リード文が機能しなければ読者の離脱を招いてしまう可能性があるのです。

では、どのようなリード文が好ましいのでしょうか?

おすすめなのは、①問題提起→②解決策→③根拠の流れに沿ったリード文です。
問題提起では、この記事が誰に向けてのものなのか、また、どのような悩みや問題を解決するものなのかを明示し、相手の興味を誘います。

解決策では、読者に対するメリットを訴求します。記事を読むことによって解決することを述べてください。

根拠では、解決策で示した内容に対する理由を書きます。データに基づく信ぴょう性のある情報や、第三者となる専門家によるコメントのほか、書き手に権威や実績があれば、それに基づいた意見などを根拠として記載します。

他社サイトにはない、不足している情報を盛り込めるか検討する

競合コンテンツに載っていない内容を盛り込めるかも重要です。独自目線や専門的な内容を含んだ記事はSEO的に見ても評価が高いですし、読者の関心を引ける可能性があります。

ネット上には同じような内容のコンテンツが並びがちです。その中で少しでも抜きん出るためにも、オリジナルなコンテンツが作れないか検討しましょう。

想定読者のニーズを満たす情報を網羅する

SEO対策で切っても切れないのが「網羅性」。網羅性とは、検索ユーザーが知りたい内容がまんべんなく盛り込まれている状態にすることです。ただし、何でもかんでも盛り込めばいいという話ではありません。

読者の顕在ニーズ、潜在的ニーズを満たす内容を網羅した記事を作ることを心がけましょう。同時に、ユーザーのニーズに関連性のない情報は適宜カットしていく勇気も必要です。

発リンクで記事内容を補足する

自社サイトの記事から、他のサイトのコンテンツ(記事や動画など)にリンクを貼ることを「発リンク」と呼びます。良質な情報への発リンクにより、記事のユーザビリティが上がります。また、自社サイト内の記事へのリンク(内部リンク)も同様です。こうした発リンク、内部リンクの設計もSEOでは重要ですので、意識的に行いましょう。

「E-A-T」の評価が高まる工夫をする

Googleが独自に定めたWebページの評価基準に「E-A-T」というものがあります。Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の3つの頭文字から取った造語で、Webページの品質を正しく評価するための項目として重要視されているのです。

専門性に関しては、どれだけ自社サイトがそのテーマやトピックに対して、専門度の高い情報を発信しているか、その分野における発信量が多いか、ユーザーの課題を解決する情報が多いか、が重要です。

権威性に関しては、発信者及び記事が第三者に評価されるよう設計することが重要です。具体的には、Webページやサイトへの被リンクや、運営者情報、発信者名、サイト名、記事タイトルなどがWeb上で言及されることで権威性が高まります。他サイトがリンクしやすくなる、言及したくなる記事を追求しましょう。

最後に信頼性です。根拠の乏しいソースは参考にしないといった基本はもちろんのこと、プライバシーポリシーや運営規約の設置、サイトのSSL化といったメディア運営における信頼性も重要な要素になってきます。

リライトする過程で「E-A-T」の評価を高められる要素があれば、意識して書いていきましょう。

SEOを目的としたリライトにおける注意点

上記のSEOを目的としたリライトの手順、コツを踏まえれば、検索結果にポジティブな影響が起こるはずです。しかし、成果が出るからといって闇雲にリライトすると失敗することもあります。以下で、リライトにおける注意点について解説します。

頻繁にタイトルを変更しない

SEOにおいて、タイトルの変更は有効な対策の1つです。ですが、頻繁にタイトルを変え過ぎると、Googleからペナルティを受ける可能性があります。結果として順位下落の一因となりえるので、タイトル変更は最小限に抑えましょう。また、検索から多少なりとも流入があるキーワードはそのままにしておくのが無難です。

「重複コンテンツ」になっていないか確認する

自社サイトやブログ内に同じテーマ・内容の記事があると、「重複コンテンツ」とみなされ、検索順位が下がる可能性があります。記事内容の重複が無いか確認し、もし発見した場合は1つの記事に統合するなどの対策を講じましょう。

大幅に内容を変えない

Google検索順位で21位以下である場合は、内容を大幅に変えても問題ありません(むしろ変える必要があるでしょう)。しかし、20位以上である場合は全面的な書き換えはせず、加筆修正を基本としましょう。検索順位20位以上のコンテンツがなぜその位置にあるかと言えば、それだけ評価されているということ。安易に内容を削ってしまうと、元記事で評価されていた部分まで削ってしまうことになり、かえって評価を落としてしまうことになってしまいます。

対策キーワードとの関連性がある情報を追記する

よくある落とし穴が、想定読者が必要としていない情報を盛り込んでしまうこと。おもしろコンテンツにありがちなのですが、ネタに走ってしまった結果、読者が求めていないものが出来上がってしまうことがあります。オリジナリティはもちろん大事ですが、やりすぎは禁物。あくまでも想定読者の求めているものを作っていきましょう。

CV率アップを目的としたリライトの方法

CV率アップを目的としたリライトの方法

リライトにはSEOを目的としたもの以外に、CV率を改善する目的もあります。ここからは、CV率を上げるためのリライトの方法について説明していきます。

リライトする記事を選定する

まずはCV率を上げる記事の選定です。アクセス数があまり稼げていない記事は、CV率アップを狙う前に、SEOを目的としたリライトをしたほうが良いでしょう。アクセス数が少ない記事では、リライトしても改善結果がわかりにくいためです。(ただし、広告出稿を予定している記事であれば別)

CV率を上げるためにリライトする記事選びの基準は、検索順位20位以上のものを基準とすると良いでしょう。

記事のデータを分析する

記事の選定が済んだら、次はデータの分析です。まずは流入キーワードの調査を行います。リライト対象のページに、適切なキーワードで流入しているのかを調べましょう。検索流入でも、広告経由の流入でも、コンバージョンと関係ないキーワードで流入していては、いくらリライトしても成約には至りません。

次に想定読者の目線で記事を読んでみて、どんな情報が不足していて、どんな情報が不要なのかを見直します。これをしないと、ユーザーフレンドリーなコンテンツにはなりません。検索結果で上位に並んでいる記事や、広告出稿されているLPを分析して検討しましょう。

続いて、ヒートマップツール(Webページにおけるユーザー行動を色で可視化するツール)を使って読者の関心のある箇所や離脱ポイントを調べます。これらの情報が分かると、読者にとって優先度の高い情報、不要な情報を正確に把握することができるため、リライトの精度を上げることができます。例えば、関心の高い内容を記事冒頭に持って来れば、読者を引き込むことができ、あとの文章も読み進めてくれる可能性が高まります。

なお、CV率改善という視点ではフォームの離脱率も重要な指標です。EFO(エントリーフォーム最適化)といって、お問い合わせフォームや購入フォーム等の最適化を行うことでCV率を改善できますが、本記事のテーマはリライトですので割愛いたします。

CVのポイントの変更

サービスや商品が高額だったり、理解されにいものだったりすると、なかなかコンバージョンしない場合もあります。その場合、そもそも設定しているコンバージョンのハードルが高いのかもしれません。徐々に読者の購入意欲を高めていく方針に切り替え、最初の接点では相手に負荷のかからないCVポイントを用意してみることも有効です。例えばコンバージョンを「申し込み」ではなく、「資料請求」にするなど、ハードルを下げることを検討してみましょう。

リサーチ内容に合わせて再構成する

リサーチがある程度終わったら、文章の構成を検討します。記事の形式にもよりますが、基本的には以下のような構成で書くと良いでしょう。

  1. ファーストビューで読者の目を引く
  2. 商品やサービスへの興味・関心を喚起する
  3. アクションを促すクロージング

ファーストビューで読者の目を引く

まずは読者の目に留まらなければ始まりません。ファーストビューで読者の目を引きましょう。商品・サービスの内容がイメージしやすいアイキャッチ画像やキャッチコピーで、読者へのメリットやキャンペーン情報などを訴求します。CV率を上げるため、冒頭にCTAボタン(「お問い合わせはこちら」などのアクションボタン)を配置することも有効です。

商品やサービスへの興味・関心を喚起する

読者の目を引き付けたら、商品・サービスの説明です。ここで注意すべきなのは、単に説明するだけではダメだということ。見込み客である読者が抱えているであろう不安や悩みを浮き彫りにし、またそれに共感しつつ、商品・サービスを解決策として紹介するのです。解決策としての商品、サービスの紹介に説得力があればあるほど、CV率は上がっていきます。お客様の声や専門家によるコメント、実証実験のデータなども商品、サービスの信頼性を増すため効果的です。

アクションを促すクロージング

最後にコンバージョンにつなげるために、読者にアクションを促します。Webページを最後まで読み終わった読者は、商品やサービスに対する理解度、購入へのモチベーションが高まり、アクションを起こしやすい状態にあります。CTAボタンやフォームのデザインにもこだわり、読者がアクションしやすい状況を整えましょう。

これらの一連の構成は、新PASONAの法則を参考にしています。著名なマーケターである神田昌典氏が提唱している法則で、人の行動を促すためのセールスライティングに特化した文章の型です。リライトする際にも参考にしてみてください。

▼新PASONAの法則

  • 「悩み、不安、不平、不満を示して問題提起し(Problem)」
  • 「同じ境遇を共感しながら描写し(Affinity)」
  • 「問題解決策として商品とその機能などを紹介し(Solution)」
  • 「具体的な提案をし(Offer)」
  • 「ターゲットや期間を限定し(Narrowing Down)」
  • 「行動を促す(Action)」

リライトする

構成ができたら、いよいよリライトです。ファーストビューで読者のメリットを訴求し、魅力的な商品・サービスの紹介文で読者の気持ちを盛り上げ、最後に行動を促すよう背中を押しましょう。

ファーストビューに読者のメリットを盛り込む

ファーストビューで求められる最大の役割は、「このページは私のためにある」と自分ごと化させることです。そのために、読者のメリット、言い換えると、読者の顕在ニーズ、潜在ニーズを満たすための情報、手段、方法を目立つように訴求します。

書き方の注意点として、パッと見て見やすい、分かりやすい文章を心がけましょう。Webページに訪れた読者は、自分にとって関係するページかどうかを3秒で判断していると言われています。

最低でも以下の3点が瞬時に伝わるように工夫しましょう。

  1. どんな商品・サービスを提供しているのか
  2. 商品・サービスを購入することでどんなメリット/利益が得られるのか(不安/不満/課題を解消できるか)
  3. 商品・サービスが世間でどのような評価を受けているのか

自信を持っておすすめし、購入の背中を押す

人に何かをお願いしよう、買ってもらおうと考えると、控えめになってしまう方がいます。確かに押し売りは気が引けるかもしれません。しかし、商品・サービスのメリット/利益を正しく伝えられていれば、読者は話を聞いてくれる姿勢になっています。

また、読者が商品やサービスを購入するには、大きな決断を必要とします。決断には大きな労力がかかるため、売り手が少しでも読者の背中を押して、サポートしてあげなければなりません。

そのため、売り手は商品やサービスを自信を持っておすすめしてあげましょう。ただし、誇張しようという話ではありません。「損はさせません」「確実に喜んでいただけます」といった気持ちのこもった言葉が読者の背中を押すのです。

画像、動画による情報の補足や印象づけ

アイキャッチ画像は、ファーストビューの大部分を占めるため、商品・サービスの内容がイメージしやすい画像にすることで、読者にWebページの続きを読みたいと思ってもらいやすくなります。

また、アイキャッチ画像に限らず、本文内でも画像、動画を活用することで、読者に伝えたい情報を強調し、印象づけることができます。特に商品・サービスを購入することで得られるメリット/利益を画像や動画で具体化できると有効です。(例:脱毛器のビフォーアフター画像)

UGCを創出する

UGC(User Generated Content)とは、一般ユーザーによって作成されたコンテンツのことです。SNSやブログ、レビューサイトなどに投稿された文章、写真、動画コンテンツが一例です。商品やサービスの購入前にUGCを閲覧する割合は高く、UGCコンテンツの有無でCV率に約2.7倍の差が出たと調査結果もあるほどです。(参照:UGCマーケティングプラットフォームYOTPOの調査データ

商品購入者やサービス利用者に、レビューを依頼したり、SNSでUGCが発信されていたらシェアしたり、UGCを作成したくなるようなユーザー体験を演出するなど、積極的にUGCを創出するようにしましょう。

ただし、商品のPRであることを隠して宣伝する行為、つまり、ステルスマーケティングに該当しないように注意しましょう。もし、UGCの投稿を商品購入者やサービス利用者などに依頼した場合、投稿上に企業と投稿者の関係性を必ず明示してください。また、薬機法に関連する分野におけるUGCにも注意が必要です。気づかないうちに薬機法に違反していたということのないよう対策しておきましょう。

CV率アップを目的としたリライトにおける注意点

CV率アップを目的としたリライトにおける注意点

最後に、CV率アップを目的としたリライトにおける注意点を紹介します。CV率はちょっとした要因で大きく変動する可能性があります。売上などに直結するため、細心の注意を払ってリライトする必要があります。

CV率が高ければむやみにリライトしない

もし貴社のコンテンツが、競合他社と比較してCV率が高い水準にあるのであれば、むやみにリライトする必要はありません。その場合、CV率よりもCV数をKPIとして設定したほうが良いでしょう。どうしてもCV率にこだわる場合は、期間を決めてABテストをしましょう。明確にCV率が下がったら前の状態に戻します。

表示スピードが遅くならないよう気をつける

いくら画像や動画が見やすいからといって、多用してしまうとコンテンツの表示スピードが落ちます。それによりUXが悪化し、読者の離脱を招いてしまいます。画像や動画を使う際には、表示速度に気を付けましょう。

リライトではなく、想定読者に合わせて作りわける

広告を出稿する前提であれば、SEO目的のリライトと違い、ページごとに重複する内容があっても問題ありません。あくまでもコンバージョン獲得が目的なので、想定読者をセグメントに分け、ターゲットごとに訴求内容を変えて、記事ページを複数つくるのが良いでしょう。

コンテンツ制作はリライトする前提で考える

以上、リライトのコツ、そして、SEOとCV率改善の目的に合わせたリライト方法について解説してまいりました。コンテンツ制作は、一度作ったら終わりではありません。たとえ今は検索順位が1位だったとしても、数か月後には順位が下がってしまうことは起こりえます。定期的に記事の点検、リライトを行うようにしましょう。

また、作った記事はSEO目的なのか、CV率向上が目的なのか、または両方なのかを見直しましょう。それぞれリライトの方向性が異なるため、明確な目的を設定しないと成果は出ないのです。

リライトは非常に奥深く、時間もかかります。自社のリライトに課題を感じた場合には、制作会社への相談も検討してみてください。弊社YOSCAでもリライトサービスを行っているので、ぜひお気軽にご相談ください。

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YOSCAブログ編集部
YOSCAブログの編集を担当しています。株式会社YOSCAでは、WEBライティングから取材、またメルマガや雑誌、書籍、シナリオ、コピーライティングなど、文章作成に関連するすべての業務を承っております。
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