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被リンクの増やし方と13のチェックリスト!基本手順や注意点も解説

被リンクの増やし方と13のチェックリスト!基本手順や注意点も解説

最終更新日:2024年5月1日)

質の高い被リンクの数は、ウェブサイトの評価に影響する要素です。SEOの観点では、被リンクが多いほど検索上位を獲得しやすくなりますが、無暗に増やすと逆効果になる可能性もあります。

検索エンジンに評価されるには、どのような方法で被リンクを獲得すれば良いのでしょうか。本記事では基礎知識に加えて、被リンクの増やし方や基本手順、注意点などをまとめました。

実践的なテクニックを押さえて、ぜひ今後のSEO施策に役立ててください。

◉本記事の著者
片山雄平
1988年生まれのフリーライター兼編集者。2012年からフリーライターとして活動し、2015年には編集者として株式会社YOSCAに参画。金融やビジネス、資産運用系のジャンルを中心に、5,000本以上の執筆・編集経験を持つ。他にも中小企業への取材や他ライターのディレクション等、様々な形でコンテンツ制作に携わっている。

被リンクとは?

被リンクとは、外部のウェブサイトから自身のウェブサイトをリンクしてもらうことです。SEO業界では、「バックリンク」や「インバウンドリンク」とも呼ばれています。

被リンクの重要性を理解するために、まずは外部サイトが設置する理由から考えてみましょう。

<外部サイトが被リンクを設置する理由>
・出典元としてユーザーに提示したい
・引用文を使いたい
・画像や動画を引用したい。

業務提携や相互リンクなどの例外もありますが、被リンクを設置する主な目的は、参考文献を提示してコンテンツを充実させることです。そのため、被リンクには「外部サイトからの推薦」といった意味合いがあります。

大手検索エンジンのGoogleも、被リンクをウェブ上での投票と認識しており、検索順位に影響する要素であることを明記しています。

4. ウェブ上の民主主義は機能する。
Google 検索が成果を出し続けている理由は、何百万人ものユーザーがウェブサイトに張ったリンクを参考に、どのサイトが価値のあるコンテンツを提供しているかを判断しているためです。Google では、200 以上の基準と、PageRank™ アルゴリズムをはじめとするさまざまな技術を使用して、各ウェブページの重要性を評価しています。特許を取得した PageRank のアルゴリズムでは、ページ間のリンクを「投票」と解釈し、どのサイトが他のページから最も良い情報源として投票されているかを分析します。

Google「Google が掲げる 10 の事実

ただし、被リンクは数だけを増やせば良いものではありません。検索エンジンは質も重視しており、例えば悪質なウェブサイトからの被リンクは、ウェブサイトの評価を下げる要因になります。

外部リンクとの違い

被リンクは「外部リンク」と呼ばれることもありますが、厳密には意味が異なります。

外部リンクとは、自身のウェブサイトから外部サイトに向けて張ったリンクです。本記事を例にすると、前述の「Googleが掲げる10の真実」が外部リンクに該当します。

外部リンクもSEOに影響する要素であり、例えば適切な箇所に出典元や引用元を明記すると、そのコンテンツのE-E-A-T(主に信頼性や専門性)を高められます。E-E-A-Tについて詳しく知りたい方は、下記のページも併せてご覧ください。

参考記事

内部リンクとの違い

内部リンクとは、同じウェブサイト内で異なるページやコンテンツをつなぐリンクです。本記事を例にすると、前述の「E-E-A-Tを高める方法とは。SEO担当者必見のテクニック紹介」が内部リンクに該当します。

内部リンクを最適化すると、関心のあるトピックや求めている情報を探しやすくなるため、ユーザーの滞在時間を延ばす効果が期待できます。また、クローラー(※)による巡回をサポートできる点も、内部リンク対策が重視されている理由です。

(※)世界中のウェブサイトを巡回して、検索順位に関わる要素を評価するロボットのこと。評価をデータベース化する作業は「クロール」と呼ばれる。

基本的な内部リンク対策については、下記のページで詳しく解説しています。

参考記事

被リンクのSEO効果とは?評価される仕組み

被リンクによるSEO効果は、「アクセス数の増加」と「クロールの促進」の2つに分けられます。

外部サイトに被リンクが張られると、参考文献や出典元を確認したいユーザーが自身のコンテンツに訪れます。また、Googleなどの検索エンジンも被リンクを評価するため、各コンテンツの検索順位が上がる効果も期待できます。結果として、ウェブ上のユーザーが訪問する機会が増え、ウェブサイト全体の評価が向上していきます。

また、さまざまな外部サイトに被リンクが貼られていると、クローラーが自身のウェブサイトを発見しやすくなります。発見されたコンテンツがE-E-A-Tを満たしていれば、検索エンジンは評価を上げることが予想されます。

ただし、中長期的なSEO戦略では、質の高い被リンクにこだわることが重要です。たとえば、ウェブサイト間の関連性が低い被リンクや、人為的に操作された被リンクについては、ペナルティの対象になるリスクがあります。

良質な被リンクとスパムリンクの違い

一般的に、良質な被リンクは「ナチュラルリンク」、悪質な方法で獲得された被リンクは「スパムリンク」と呼ばれます。当然ですが、SEO対策ではナチュラルリンクをできるだけ増やし、スパムリンクは徹底的に避けることが重要です。

ナチュラルリンクとスパムリンクにはどのような違いがあるのか、それぞれの特徴を見てみましょう。

<ナチュラルリンクの特徴>
・リンク元のコンテンツが、リンク先の内容と関連している
・権威性の高いウェブサイトから被リンクされている
・ユーザーにとって有益な情報を提供している

<スパムリンクの特徴>
・短期間に不自然なペースで設置されている
・お互いのコンテンツに関連性がない
・アンカーテキストが過度に最適化されている

ナチュラルリンクを増やすには、常にユーザーファーストのコンテンツ製作を意識することが重要です。また、出典元として記載する場合のルール整備や、場合によっては信頼できるパートナーとの関係構築なども必要になるでしょう。

ナチュラルリンクが自然に増えるようなウェブサイトを作ると、SEOの観点では貴重な資産となり、中長期的な効果を見込めます。

被リンクでペナルティを受けるとどうなる?

Googleなどの検索エンジンは、質の低い被リンクにペナルティを科すことがあります。ペナルティを受けると、ウェブサイトやコンテンツの評価が低下するため、検索順位が大きく下がることも考えられます。

以下ではGoogleのガイドラインを参考に、ペナルティ対象になる主な行為をまとめました。

<リンク設置に関するペナルティ行為>
・自動生成ツールによる被リンクの獲得
・関連性のないウェブサイトからの大量の被リンク
・金銭のやり取りによって獲得した被リンク
(参考:Google検索セントラル「Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー | Google 検索セントラル  |  ドキュメント  |  Google for Developers」)

ペナルティの影響は長期に及ぶ可能性があり、ウェブサイトの信頼性を回復するには労力がかかります。検索順位が下がると、アクセス減によって大きな損失が生じることもあるので、ペナルティ対象となる行為は徹底的に避けましょう。

良質な被リンクの増やし方とチェックリスト

良質な被リンクを増やすには、さまざまな角度から施策に取り組む必要があります。どのような施策が望ましいのか、以下では優先したいものをチェックリストにまとめました。

ここからは番号順に、良質な被リンクの増やし方を解説します。

1.独自性の高いコンテンツを発信する

独自性の高いコンテンツを発信すると、外部サイトの運営者から注目される可能性が高まります。検索エンジンも、独自性や価値がある情報を評価するため、この施策は被リンク以外のSEO対策としても有効でしょう。

どのようなコンテンツを製作すれば良いのか、以下では一例を紹介します。

<独自性の高いコンテンツの例>
・同じトピックでも独自の分析や意見を加える
・最新の研究結果などをとり入れ、頻繁に更新する
・アンケートやクイズなど、インタラクティブ(双方向)な要素をとり入れる

時間と労力はかかりますが、独自性の高いコンテンツはウェブサイトの評価を高めるため、長期的なSEO対策になります。

2.参照元となる調査データを発信する

調査データやオリジナルの研究結果は、外部サイトに参考資料として活用される可能性があります。例としては、自社の業績をもとに分析した業界動向のデータや、独自のアンケートなどが挙げられます。

参照元となる調査データの発信は、ウェブサイトのE-E-A-Tを高める施策としても有効です。ただし、需要かつ根拠のあるデータを提供する必要があるため、以下の点には細心の注意を払いましょう。

<調査データを発信するときの注意点>
・ターゲット層が関心をもつテーマやジャンルに絞る
・調査方法を明確に説明する
・データの収集は正確に行い、客観的に分析する

十分なデータを集めたら、視覚的にアプローチしやすい方法で発信することが重要です。グラフやチャートなどを活用しながら、参考資料として使いたくなるコンテンツを目指しましょう。

3.プレスリリースを発信する

プレスリリースとは、報道機関に向けて一次情報を発信することです。例えば、新製品のローンチやイベントの開催、調査データの発信などのタイミングでプレスリリースをすると、報道機関を通して最新情報が広く発信されるため、外部サイトから注目される可能性があります。

プレスリリースの費用相場は1万円~5万円程度であり、サービスによって配信の範囲やユーザーの傾向、信頼性などが異なります。費用を抑えることも重要ですが、より多くのターゲット層にアプローチすることが目的となるため、各サービスの特徴はしっかりと比較しましょう。

なお、ユーザーの関心を惹くためには、発信する内容や形式にこだわることも重要です。注目される見出しを使う、図表を使って視覚的にアプローチをするなどの工夫をしながら、魅力的なコンテンツを製作してください。

4.インフォグラフィックを増やす

インフォグラフィックとは、複雑なデータや情報を視覚的に表現することで、ユーザーの理解を助ける手法です。たとえば、小難しいデータを分かりやすくまとめた図解を作成すると、外部サイトに参考資料として引用されることがあります。

以下の画像は、当サイトの「検索クエリとは?検索意図を捉えるSEO戦略と実践テクニック6選」で実際に使用しているインフォグラフィックです(※検索クエリの種類を表したもの)。

インフォグラフィックはSNSで広く拡散されることもあるため、大量の被リンクを獲得できるかもしれません。特に良質な画像を製作した場合は、その直下にシェアボタンを設置するような施策も考えられます。

5.最新情報を発信する

ニュースなどの最新情報も、外部サイトから被リンクされやすいコンテンツです。手間や労力はかかりますが、業界内で信頼できるニュースサイトとしての地位を確立すれば、SNSによる拡散も期待できます。

最新情報の発信では、「正確性」や「速報性」にこだわることが重要です。誤った情報はウェブサイトの評判を下げるため、特に根拠やエビデンスは細かく確認する必要があるでしょう。

6.監修者をつける

参考資料を探しているウェブサイトの運営者は、情報の内容に加えてエビデンスも重視しています。そのため、権威者や専門家などの監修者をつけたコンテンツは、業界内で重宝される可能性があります。

監修者は選び方が重要であり、「なぜその人物を信頼できるのか」を示すことが必要です。具体的には、氏名に加えて資格や経歴、業績などを明記すると、十分な知識・ノウハウをもった監修者であることが伝わりやすくなるでしょう。

また、監修者と協力関係を築き、SNSなどで情報発信をしてもらう方法も一つの手です。情報は「誰が発信したか」によって影響力が変わるため、発信力も確認した上で適任者を選びましょう。

7.拡散力の高いSNSを活用する

ソーシャルメディアは、コンテンツの拡散力を飛躍的に高め、被リンクの獲得に直結する強力なツールです。SEOの観点からいうと、SNSでの被リンクに効果はありませんが、それを見た外部サイトの運営者が被リンクを設置する可能性があります。

SNSを活用する場合は、ターゲット層が頻繁に使っているサービスを選ぶとよいでしょう。

日本国内でユーザー数が多いSNSとしては、FacebookやX、Instagram、LINEなどが挙げられます。また、動画コンテンツを製作できる場合は、YouTubeなどの動画プラットフォームを活用しても良いでしょう。

※アクティブユーザー数は2024年1月時点。各メディアの最新情報を参考に筆者が作成。

参考)
・総務省情報通信政策研究所「令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書
・Statista「Biggest social media platforms 2024

SNSはサービスごとに性質が異なるため、発信するコンテンツに合わせて選ぶことが重要です。ハッシュタグなどの独自の機能も活用しながら、ターゲット層により広く拡散するサービスを選んでください。

8.シェアボタンを設置する

SNSを活用する場合は、フォローや拡散を促すシェアボタンも併せて設置しましょう。シェアボタンとは、ユーザーが興味をもったコンテンツを自身のSNSで共有できるようにする機能です。

当サイトでも、各コンテンツの最下部にシェアボタンを設置しています。

シェアボタンの設置後には、使用状況を定期的にリサーチすることが重要です。「どのソーシャルメディアが最も利用されているか」「どのコンテンツが最も共有されているか」を分析し、重点的にシェアボタンを設置する記事や、最適な配置を考えてみましょう。

9.ほかに運営しているウェブサイトとリンクする

ほかに運営しているウェブサイトがある場合は、関連性のあるコンテンツ同士でリンクを結びましょう。ただし、人為的なリンク構築はペナルティのリスクが高まるので、検索エンジンのガイドラインを遵守することが重要です。

最適なリンクの数については、ウェブサイトの関係性やコンテンツの内容によって異なります。「ユーザーに有益であること」「自然なリンクであること」を最優先し、ウェブサイトの品質が相互に高まるような計画を立ててみてください。

10.相互リンクを増やす

外部サイトとリンクを交換する相互リンクも、代表的な被リンクの増やし方です。関連性の高いウェブサイト同士で相互リンクを結ぶと、双方の権威性や専門性、信頼性が高まるため、E-E-A-Tを満たしやすくなります。

ただし、質の低い相互リンクは逆効果になる可能性があるため、相手のウェブサイトは慎重に選ぶ必要があります。相互リンク施策を検討している方は、下記の記事も併せてチェックしてみてください。

参考記事

11.他サイトと協同コンテンツを製作する

他サイトとの協同コンテンツは、新しいユーザーにアプローチできる施策です。お互いのユーザーを送り合う仕組みが構築されると、自身のウェブサイトに興味をもってもらう機会が自然と増えます。

具体的な施策としては、共著のコンテンツ製作、ウェビナーの共催、他社へのインタビューなどが挙げられます。活用できるデータがある場合は、共同研究をして調査データを公開するような方法もあるでしょう。

12.他サイトのリンク切れページを探す

コンテンツの質を保つには、リンク切れページに素早く対処する必要があります。そのため、他サイトのリンク切れページを見つけて、そのリンク先を自身のコンテンツに置き換えるように提案すると、被リンクを効率的に増やせる可能性があるでしょう。

この手法は「ブロークンリンクビルディング」と呼ばれており、基本的には以下の手順で進められます。

<ブロークンリンクビルディングの手順>
1.リンク切れページを見つける
2.適切な代替コンテンツを用意する
3.ウェブサイトの管理人に連絡をする
4.リンクの設置後、アクセス数などの効果を検証する

代替コンテンツの用意には手間がかかるので、まずは既存コンテンツで対応できるウェブサイトから探してみてください。なお、すでに運営されていないウェブサイトからの被リンクを防ぐために、更新頻度やコンテンツの質も併せて確認することが重要です。

13.有料広告を活用する

ウェブサイト内のコンテンツがすでに充実している場合は、有料広告の活用も選択肢になります。たとえば、Google広告やSNSの広告を活用すると、指定したコンテンツへの流入が増えるため、外部サイトから興味をもってもらえる可能性が高まるでしょう。

有料広告を活用する場合は、適切なターゲット層にアプローチをすることが重要です。いくらアクセス数が増えても、目的を達成できないとコストの無駄遣いになるため、費用対効果はあらかじめ検証しておきましょう。

また、ウェブ広告にはさまざまな形態があるので、各サービスの特徴も比較した上で計画を立ててください。

被リンク施策の基本手順

被リンク施策は正しい手順で進めないと、検索エンジンからペナルティを受ける可能性があります。効果を最大化するためにも、以下で基本的なプロセスを確認しておきましょう。

手順1.良質な被リンクの条件を整理する

被リンクの価値を最大化するためには、まず良質な被リンクの条件を整理する必要があります。前述の「ナチュラルリンクの条件」に加えて、どのような外部サイトが理想なのか、呼び込みたいターゲットは誰なのかを整理しましょう。

これらの条件を整理しておくと、被リンク施策やコンテンツ製作の方向性が定まります。

手順2.自サイトの被リンクを確認する

すでにウェブサイトを運営している場合は、現時点での被リンクを確認しましょう。被リンクの数や傾向を把握しておくと、明確な目標を立てやすくなるのに加えて、コンテンツの方向性も判断しやすくなります。

自身が運営するウェブサイトの被リンク状況は、Google Search ConsoleやAhrefsなどのツールで確認できます。もし良質な被リンクが少ない場合は、適切な施策を進められていないか、コンテンツの内容に問題を抱えている可能性があります。

手順3.良質な被リンクを増やす

方向性が定まったら、良質な被リンクを増やす施策に取り組みます。前述のチェックリストのうち、不足している施策から重点的に進めてみましょう。

効果がなかなか現れない場合は、以下のような施策も検討してみてください。

<被リンク施策の例>
・ディレクトリサイトに登録する
・専門分野に関連するフォーラムやコミュニティに参加する
・信頼できるブログやウェブサイトにゲスト投稿をする

なお、ウェブサイトの更新停止などによって、被リンクの質は変わることがあります。質の低いリンクが増えないように、被リンク状況は定期的にモニタリングをすることが重要です。

手順4.質の低い被リンクを見直す

質の低い被リンクは、SEOの観点で悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、不自然な被リンクを見つけたら、否認ツールを活用してウェブサイトの健全性を保ちましょう。

否認ツールとは、不適切な被リンクを検索エンジンに伝えて、検索順位に影響しないようにするツールです。たとえば、Google Search Consoleでは否認リストをアップロードすることで、特定の被リンクをGoogleの評価対象から外せます。

参考)Search Console ヘルプ「サイトへのリンクを否認する

スパムリンクは継続的に発生することがあるため、被リンク状況の見直しはこまめに行ってください。

被リンクでSEO対策をするときの注意点

ここまで紹介した以外にも、被リンク施策には注意点があります。以下では、特に注意したい3つのポイントを紹介します。

自動ツールや購入サービスを利用しない

自動ツールや購入サービスは、短期間で被リンクを増やせる手段です。しかし、検索エンジンのガイドラインに違反するリスクがあるため、中長期目線では良い施策とはいえません。

そもそも、被リンクの獲得は手段の一つであり、最終的な目的ではないはずです。SEO戦略を成功させるには、ウェブサイトやコンテンツの質を高める必要があるので、常にユーザーファーストの施策を優先しましょう。

自然な方法で被リンクを獲得することが、ウェブサイトの持続的な成長につながります。

nofollow属性の被リンクは重視しない

nofollow属性とは、検索エンジンに対して特定のページをクロールしないように示す属性値です。つまり、nofollowに指定されたリンクはSEO対策にはつながりにくいため、基本的には重視する必要はありません。

分かりやすい例としては、ウェブ上の百科事典とされるWikipediaが挙げられます。Wikipediaのリンクはすべてnofollow属性であるため、自身のコンテンツへの被リンクを大量に張ったとしても、SEO効果はないといわれています。

被リンクからユーザーが流入する可能性はありますが、SEO対策(検索エンジンからの流入)を重視する場合は、ほかの施策を優先することが望ましいでしょう。

設置場所によっても効果が変わる

被リンクの設置場所は、検索エンジンの評価に関わると考えられます。

たとえば、ユーザーが自然に辿りやすい被リンクはアクセス増につながるため、検索順位の上昇に寄与するでしょう。一方で、発見できないように隠された被リンクや、無関係なトピックに張られている被リンクは、評価の低下につながるリスクがあります。

不自然な被リンクを見つけた場合は、迅速に対処(否認ツールを使うなど)をすることが重要です。また、相手方のウェブサイトとパートナーシップを結んでいる場合は、設置場所の変更について交渉をしてみましょう。

質と量にこだわった被リンク施策を考えよう

被リンクの効果を最大化するには、質と量にこだわる必要があります。Googleなどの検索エンジンは、自然な被リンクを評価する傾向にあるため、ユーザファーストにつながる施策を優先することが重要です。

各施策がウェブサイト全体に「どのような効果をもたらすのか」を意識しながら、良質な被リンクを増やすための計画を立ててみてください。

本記事のテクニックや内容が、貴社のビジネスにプラスとなりましたら幸いです。実際の被リンク施策で不安や懸念などがございましたら、お気軽にご相談くださいませ。

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片山 雄平
1988年生まれのフリーライター兼編集者。2012年からフリーライターとして活動し、2015年には編集者として株式会社YOSCAに参画。金融やビジネス、資産運用系のジャンルを中心に、5,000本以上の執筆・編集経験を持つ。他にも中小企業への取材や他ライターのディレクション等、様々な形でコンテンツ制作に携わっている。
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