LIG社と共同で「WEBライターの仕事術」をテーマにイベントを開催しました
( 最終更新日:2022年2月4日)
2016年9月5日、上野にある「いいオフィス」にて、LIG社とYOSCAの共催で第1回ライター勉強会「ライターキャリア論」を開催しました。今回のお題は「仕事が舞い込んでくるWEBライターの仕事術」
WEBメディアが次々と立ち上がり、どのメディアも良質なライターを欲しています。一方でライターになりたい人は多いものの、ライターになるためのキャリアはなかなか見えづらいのが実情です。
そこで今回、ライターの教育に力を入れている弊社の宮嵜と、LIGブログで編集長を務める渋谷氏が中心となり、ライター勉強会を開催する運びとなりました。
ライターとしてのキャリアはどのように積んでいけば良いのか? 仕事を獲得しているライターとそうでないライターの違いとは? 今一番稼げているライターとは? 普段からライターとやり取りをしている二人だからこそ聞ける話が盛りだくさんでした。
「上達したいなら、腕の良い編集から赤入れしてもらうほかない」(宮嵜)
初めにマイクを握ったのは弊社の宮嵜。ライターに求められる要件について説明しました。挙げられたものの中には、
- 撮影スキル……取材時に写真撮影も求められることが多く、また撮影できることが他ライターとの優位性にもつながる。
- ライター仲間……健康管理ができることが大前提だが、それでも倒れてしまった時に頼れる仲間がいると仕事に穴を開けないようにできる。また、情報交換や仕事を繋いでくれるケースもある。
- 危機回避能力……書いた記事に責任を持ち、炎上リスクや訴訟リスクなどを認識・回避できるバランス感覚があると望ましい。
といったものがあり、文章力や取材力以外の部分にも触れました。
また、ライティング能力の向上に求められることとしては、「良い編集者との出会い」を強調。「添削してもらうこと以上に上達する方法はない。新聞社のデスクや、出版社の編集部のような原稿の赤入れをしてくれるような環境が、Webの編集現場ではなかなかない。しかし、少ないものの手厚くフィードバックをしてくれるところもあるので、そうした編集者とお付き合いできると良い」と語りました。
「Twitterのフォロワー数はギャラに直結する」(渋谷)
次にLIGの渋谷氏。自己紹介から笑いを誘い、会場の空気を温めます。
ライターに求められるポイントとは、編集者、つまりライターに仕事を依頼する側から好かれることと話します。その「編集者に気に入られるポイント」として渋谷氏が挙げたのが、
- 編集者の仕事を理解する
- 報・連・相がある
- 付加価値がある
の3点です。
3点目の付加価値とは、ライターとしての基本的な能力が備わった上に単価を上げるためのスキル。具体的には「専門性」と「発信力」の2点に重きをおいていました。
「専門性が高いライターだと、1本5万円や10万円ということもザラ。医療系など、書けるライターが少ないジャンルは狙い目。自分の専門性をアピールするためなら、ハッタリをかけるのも一つの手だ」と語る渋谷氏。「専門性が高く単価も高いライターでも、文章力はそこまで高くない場合もある。」と宮嵜も応じていました。
発信力という点ではTwitterのフォロワー数を挙げ、「5万以上あると一目置かれる。一定のPV数をコミットできるので、1本の単価が跳ね上がる。」とのこと。努力次第でフォロワー数は増やせると言い、「現にLIGの元編集者でも、入社当時は1,000ちょっとだったのが、6万まで行った人がいる。」と紹介していました。
その後はパネルディスカッション、質疑応答と続き、90分間の勉強会は盛況のうちに幕を閉じました。
総合すると、これからライターを始める人は、懇切丁寧に、特に厳しすぎるくらいに赤入れをしてくれる編集者のもとで鍛えられた方が良いということ。そしてライターとして成熟していく後は、Twitterやブログなどで自分のポートフォリオを公開しながら自分の強みを発信していく、またフォロワーを増やして自分自身が強力なメディアとなっていくことが重要であることが分かりました。
ライター勉強会は今後も定期的に開催していく予定です。弊社のFacebookページなどでも情報を発信していきますので、チェックしてみてくださいね。
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