第二回プロライター勉強会「ドラマライターのお仕事 西森路代さん」開催の感想
( 最終更新日:2022年2月4日)
先月2月28日に第二回プロライター勉強会を開催しました!今回のゲストは、ライターの西森路代さん。
(西森路代さんプロフィール)
大学卒業後、地元テレビ局に勤務の後、30歳で上京。派遣社員、編集プロダクション勤務、ラジオディレクターを経てフリーランスに。香港、台湾、韓国と日本のエンターテイメントについて、女性の消費活動について主に執筆している。また、ドラマ、若手俳優に関する考察記事やインタビュー記事も多い。著書に『K-POPがアジアを制覇する』(原書房)、共著に『女子会2.0』(NHK出版)、『大人アイドル~プロフェッショナルとしてのV6論』(サイゾー)などがある。
「ドラマライターのお仕事」というテーマで繰り広げられた今回の勉強会。意外なことに、ドラマレビューのお仕事のニーズは増えているのに、書ける人はそんなに増えていない、むしろ足りていないとか。
ドラマライターとしての働き方や、大事にしているポイント、どうやってドラマライターになったらいいかなど、あまり公にはできないレベルの具体的なお話も交えて、とても学びになる時間でした。
今回ご参加いただいた方から、一人でも多くのドラマレビュー記事執筆に繋がる方が現れたら嬉しい限りです。
当日は、西森さんの単独講義と、モデレーターの大山くまおさんとのトークセッションの構成。
トークセッションの内容はかなり濃かったので、参加者の方のアンケートでも満足度はかなり高かったです。
私が特に印象に残ったことは、「自分が誰よりも知っていると思って執筆するのは危険。もっと詳しい人はきっといる。また、全てに詳しくなるのは難しいので、自分はどんなポイント、観点から観ているのか、そうした軸を持つと良い」という点。
ドラマレビューは、ややもすると主観を書き連ねていくばかりで独りよがりになりがち。だからこそ、俯瞰的に作品との距離感を保ちつつ執筆することも必要なんだなと感じました。
また、ドラマだけじゃなく映画、舞台など様々な作品を見ておく経験は重要とのこと。波打際は生と死のはざまを意味しているから、そうした制作の演出背景を知っていることがレビューでも役立つようです。
twitterでも情報をアップいただいている方がいらっしゃって、振り返りにもなるので、とてもありがたいです。
「良し悪しをジャッジせず、なぜ面白いかを書く」とか「もっと詳しい人がいる前提で書く」とか「自分が観るポイントを見つける」とか「特定のジャンルを得意とするならそのジャンル全てを学ぶ」とか「主観を書く時は作り手と答え合わせする」とか、とてもタメになりました。
#プロライター勉強会— 岩嵜 修平 (@shu_iwasaki) 2018年2月28日
西森路代さん登壇の #プロライター勉強会 ドラマライター回に行ってきました。職業ライターはマニアじゃなくてもよい、との言葉とその理由にスッと楽になりました…。
— 井上マサキ(INO) (@inomsk) 2018年2月28日
#プロライター勉強会
ドラマライターについて。ライターだけでなくテレビドラマ演出家、映画関係者もいて懇親会も充実でした。尊敬するライターの執筆を読むと、引き込まれるの同時にその域に少しでも自分も近づこうと思う。難しい言葉でなくドラマよりもより分かりやすく書く。— 松永怜 (@kickmomo) 2018年2月28日
次回、第三回プロライター勉強会は、3月26日(月)19時〜同会場にて開催します! 次回のゲスト講師はアニメライターの前田久さん(@maeq)
今から楽しみです! 詳細はフリーライターのよりどころ twitterページなどにて案内させていただきますので、ぜひフォローください!
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