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【例文あり】ビジネスメール「初めての相手」への書き出し|無視されない3つのコツ

最終更新日:2026年2月6日)

「初めてメールを送る相手に、いきなり営業をして失礼にならないだろうか」
「件名を見ただけで削除されてしまったらどうしよう」

面識のない相手へのメール作成は、誰でも緊張するものです。特に、新入社員や営業担当者にとって、最初の1通目はその後の関係性を決める重要な関門となります。

一般社団法人日本ビジネスメール協会の「ビジネスメール実態調査2024」によると、ビジネスパーソンが1日に受信するメールの平均は47.83通にのぼります。これだけ多くのメールの中で、面識のない相手からのメール(未承認の相手へのメール)の開封率は、一般的に5〜10%程度とも言われています。

つまり、書き出しで「自分には関係ない」「怪しい」と判断されれば、その先の中身がどれほど有益でも読まれることはありません。

今回は、『部下のメールが読みづらい!と感じたときに読む本』の著者であり、法人向け研修「ビジネスメール・チャット添削研修」の講師を務める私が、初めての相手でも「このメールは読む必要がある」と思わせる書き出しの鉄則と、そのまま使えるフレーズ集を解説します。

◉本記事の著者
伊藤謙三

1989年、神奈川県生まれ。青山学院大学経済学部経済学科卒業。 大学卒業後に株式会社YOSCAに入社し、編集者としてメディアの編集ディレクション・ライターの育成に携わる。現在は文章にまつわる講座や研修の開発を担当。2020年に「あなたのライターキャリア講座」、2024年に「ビジネスメール・チャット添削研修」を立ち上げる。著書に『部下のメール・チャットが読みづらい!と感じたときに読む本』がある。

メールの「第一印象」が開封の是非を決める

初めてのメールにおいて、相手はあなたのことを知りません。「知らない人からのメール」に対して、受信者は「警戒心」と「面倒くささ」という2つの心理的ハードルを持っています。

このハードルを乗り越えるために必要なのが、「3秒で理解できる安心感とメリット」です。

件名と書き出しの「3秒ルール」

多くのビジネスパーソンは、件名と冒頭の数行(プレビュー表示される部分)を見て、そのメールを開封するか、後回しにするか、あるいは削除するかを瞬時に判断しています。その時間はわずか3秒程度です。

ここで「ご挨拶」や「はじめまして」といった抽象的な言葉だけでは、相手の手を止めさせることはできません。「誰からの」「何のための」連絡なのかを一目で伝える工夫が不可欠です。

初めての相手に送る「3ステップの鉄則」

面識のない相手への書き出しは、以下の3つのステップで構成すると、失礼がなく、かつスムーズに本題に入ることができます。

1. 「初めてであること」を断る挨拶

いきなり「いつもお世話になっております」と書くのはNGです。定型文をコピペしたような印象を与え、不誠実だと受け取られかねません。まずは「突然のご連絡失礼いたします」「初めてご連絡させていただきます」と、初めてであることを丁寧に伝えましょう。

2. 簡潔な自己紹介(Who)

次に、「どこの誰なのか」を名乗ります。会社名と氏名だけでなく、「どのような事業をしている会社か」を一言添えると、相手に安心感を与えられます。ただし、長々とした会社説明は不要です。

3. 明確な「連絡の理由」(Why)

最後に、「なぜ、今、あなたにメールを送ったのか」という理由を伝えます。ここが最も重要です。「貴社のWebサイトを拝見し〜」「〇〇様のご紹介で〜」など、きっかけを具体的に書くことで、一斉送信のスパムメールではないことを証明します。

【シーン別】コピペOK!書き出しフレーズ集

ここからは、実務ですぐに使える具体的なフレーズを紹介します。状況に合わせて調整して使ってください。

営業・提案(アポイント獲得)の場合

営業メールでは、「売り込み感」を出しすぎないことがポイントです。「貴社の役に立ちたい」というスタンスで書き出しましょう。

例)

件名:【ご提案】〇〇業務の効率化に関する事例のご共有(株式会社YOSCA 伊藤)

〇〇株式会社
ご担当者様

突然のご連絡、失礼いたします。
株式会社YOSCA(ヨスカ)の伊藤と申します。

弊社は、法人向けのライティング研修を提供している企業です。
この度、貴社のWebサイトにて〇〇の取り組みを拝見し、弊社の〇〇がお役に立てるのではないかと考え、ご連絡いたしました。

問い合わせ・質問の場合

サービスや商品に興味を持って問い合わせをする場合は、相手にとっても「見込み客」ですので、過度に謙る必要はありませんが、丁寧さは必須です。

例)

件名:貴社サービス「〇〇」に関するお問合せの件

〇〇株式会社
〇〇事業部 御中

初めてご連絡させていただきます。
株式会社YOSCAの伊藤と申します。

現在、社内で〇〇システムの導入を検討しており、貴社のサービス資料を拝見したくご連絡いたしました。

紹介を受けた場合

誰かの紹介で連絡する場合は、その「紹介者」の名前を冒頭に出すのが鉄則です。これにより、相手の警戒心を一気に解くことができます。

例)

件名:〇〇様(株式会社△△)のご紹介でご連絡いたしました

〇〇株式会社
〇〇様

突然のメールにて失礼いたします。
株式会社YOSCAの伊藤と申します。

以前より大変お世話になっております、株式会社△△の佐藤様より、
〇〇様のことをご紹介いただき、ご連絡いたしました。

よくあるNGパターン:なぜ無視されるのか?

最後に、悪気はなくても相手に不快感を与えてしまうNGパターンを確認しておきましょう。

件名が「ご挨拶」「はじめまして」のみ

多忙な相手にとって、中身の予測がつかないメールを開封する優先度は低くなります。件名は「用件+社名・氏名」が基本です。

冒頭から長文の自分語り

自社の沿革や理念を冒頭から長々と書くのは避けましょう。相手が知りたいのは「あなたの会社の歴史」ではなく「自分にとってどんなメリットがあるか」です。自己紹介は2〜3行にとどめ、すぐに用件(相手へのメリット)に入りましょう。

まとめ

初めての相手へのメールは、書き出しで信頼を得られるかどうかが勝負です。「礼儀正しさ」と「分かりやすさ」を両立させ、次のステップ(返信やアポイント)へとつなげてください。

こうしたメールの「機微」や「マナー」は、個人のセンスに任されがちですが、新入社員にとっては大きな悩みの一つです。

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伊藤謙三
1989年、神奈川県生まれ。青山学院大学経済学部経済学科卒業。 大学卒業後に株式会社YOSCAに入社し、編集者としてメディアの編集ディレクション・ライターの育成に携わる。現在は文章にまつわる講座や研修の開発を担当。2020年に「あなたのライターキャリア講座」、2024年に「ビジネスメール・チャット添削研修」を立ち上げる。 著書に『部下のメール・チャットが読みづらい!と感じたときに読む本』がある。
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