工数が内製時の半分以下に短縮。「多様なテーマ」に応えるYOSCAの柔軟な制作体制(東京商工会議所様)
東京23区内の主に中小企業を支える地域総合経済団体、東京商工会議所。8万社を超える商工業者等の会員によって構成され、政策提言・経営支援・地域振興の3つの柱で東京経済の発展に貢献しています。
今回お話を聞いたのは、同所地域振興部 観光・流通サービス担当の瀧本まどか様と更屋遥洋様です。同担当は「観光・流通サービス」に焦点を当て、経営者向けの情報発信と、東京全体の魅力を高める活動を推進している部門。地域事業者の声を元に政策提言を行うとともに、観光需要の偏りなどの課題にも対応しながら、持続可能な地域経済の活性化を担っています。
同所からは、専門性の高い経営支援に関する記事と読み物としての要素が強い地域振興に関する記事の2媒体について、取材・ライティング業務をご依頼いただいています。内製からの切り替えで工数削減と記事の品質向上を実現された同所のご担当者様に、当社のサービスについて感じられているリアルな声と導入効果を伺いました。(取材日:2025年10月6日)
案件ごとに最適なライターがアサインされることに期待して依頼を決めた

――最初にご相談いただいたのは、1年ほど前でした。当時のご依頼背景やきっかけを教えてください。
更屋さん(以下、敬称略):部署内で作成していた記事に工数が多くかかっていたため、外部委託先を探していた中で、YOSCAさんと出会いました。当所も、多くの中小企業さまが悩まれているのと同じように、人手が豊富にあるわけではありません。少数精鋭で「やるべきことに注力する」ために外部委託できることはお願いしていく方針となっていました。
委託先を探して、記事制作会社4社ほどが候補に上がっていた中で、サービスや価格を比較し、YOSCAさんにオンライン打ち合わせをお願いしたのが始まりです。
――比較検討される中で、当社へご依頼いただく決め手となったのはどんな点でしょうか。
更屋:「依頼内容に応じて、最適なライターさんをアサインいただける」という点が決め手でした。外部委託したい案件は2つあり、それぞれ求めている記事のテイストが全く異なります。一つは、経営課題の解決事例を扱う専門性の高いビジネス記事。もう一つは、老舗企業の歴史や職人の想いを掘り下げる地域文化の読み物です。
その点、YOSCAさんは、案件ごとに最適なライターを柔軟にアサインし、複数の方をご紹介いただける体制を持っています。この対応力であれば、それぞれの媒体の特性に合わせた最適な品質を保てると感じ、依頼を決めました。
伴走型のコミュニケーションと高品質なライティング

――実際に依頼されてみての感想をお聞かせください。
瀧本さん(以下、敬称略): 当部が発信する記事は、流通業やサービス業の経営層を中心に発信しているため、専門性が高く、ビジネス用語や業界ならではの言葉のニュアンスも多分に含まれます。YOSCAさんは、そのニュアンスを汲み取って記事に落とし込んでくれるため、以前と比べて記事の密度が濃くなり、具体的な取り組みを丁寧に拾えるようになりました。
特に、「経営課題に対して、どのような経営判断をしたのか」という点が記事の肝であるということを理解して、公益性が担保された文章を作り上げてくださるところが、非常にありがたいです。その結果、「記事のバランス感が優れている」と、会員からも高い評価をいただいています。
更屋: もう一方の媒体の記事では、老舗企業などの熱量、想いを汲み取って文字に落とし込む力が優れていると感じています。 こちらが意識していなかった新しい視点をライターさんが入れてくださるところも、プロの力を感じる点です。
正直なところ、最初はこちらで手を加えるところもありましたが、細かくすり合わせるうちにブラッシュアップされていき、結果的に当初の期待を超える良い記事に仕上がっています。
――コミュニケーション面は、いかがでしょうか。
瀧本: インタビュー時には、当所のメンバー2名とライターさんの3名で行くことが多いのですが、ライターさんが「当所の人みたい」に場の空気感を作ってくれるんです。自然な雰囲気で取材に入ってくれるので、取材先の会員企業の方も、私たちも、違和感なく進められています。
更屋:「経営者の言葉をなるべく多く取り上げたい」という当所の要望を理解したうえで、話を進めていただけることもありがたいなと感じているポイントです。依頼当初はなかったのですが、記事を作っていく中で認識のすり合わせの必要性を感じ、今はインタビュー直後に打ち合わせをするようにしています。その中で提案していただける、構成や取り上げたいポイントが的確なので、話もスムーズに進められています。
また、ライターさんではないですが、オンライン面談や見積もりなどの柔軟な対応、レスポンスの速さなど、編集者や問い合わせ窓口の方とのスムーズなやりとりも、案件を円滑に進めるうえで大変助かっています。
内製時の工数を大幅削減したプロのスピードと品質

――YOSCAのサービス導入により、何か変化はありましたか。
更屋: YOSCAさんに依頼してよかったなと感じているのは、やはり時間短縮ができたことです。内製時は、素人が他の業務と並行しながら書いているため時間がかかるうえ、クオリティもなかなか担保できない点が問題となっていました。表現方法が難しい文の作成が、発刊間際までかかってしまい、最大で取材から3週間ほど費やすこともあったんです。
それが今では、インタビューから7営業日以内に初稿を納品していただいています。また、納品日の確認しやすい時間帯に納品していただけるため、スケジュールの見通しが立てやすいことも大きなポイントです。職員が記事制作の手間から解放されたことで、本来のコア業務である政策提言や地域イベントの企画といった「やるべきこと」に注力できるようになっています。
瀧本: YOSCAさんに依頼する前の記事は、どうしても事実のみのレポートのような記載に留まっていました。今、できあがった記事を読むと、読んでいる人もインタビューをしている場にいるような気持ちになる厚みが感じられます。経営支援をする団体として正しい情報を届けるだけでなく、「役に立つ・おもしろい・興味がそそられる」記事になったと実感しています。
更屋:お力添えいただいている記事が載っている媒体のPV数もおかげさまでアップしており、この結果は、YOSCAさんのサポートあってこそだと感じています。
柔軟なアサイン体制をもつ、頼れるパートナー

――最後に、YOSCAへのご依頼を検討されている方へのメッセージを頂ければ幸いです。
更屋: 柔軟に対応していただけるのが何よりのメリットです。当所のように「作りたい記事、書きたい記事が複数ある」なら、案件に合わせて最適なライターをアサインいただけるYOSCAさんであれば、非常にスムーズに業務を進められると思います。
瀧本: タイプの違うメディアの記事制作に確実に対応していただけたことに、YOSCAさんの体制の強さを感じています。
迷われている企業さんも、まずは相談してみてはいかがでしょうか。相談したら、何かしら動いて提案してくださる、非常に頼りになるパートナーです。

