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今さら聞けない、ありがちな誤字12選 part1

最終更新日:2020年5月16日)

今回は、つい間違えてしまう、ありがちな誤字を紹介します。

皆さんも誤解している誤字があるかもしれませんよ。

 

◯「シミュレーション」 ×「シュミレーション」

もとの英語は”simulation”なので、「シミュレーション」が正しいですね。
雰囲気を「ふんいき」ではなく、「ふいんき」と読んでいるようなものです。

◯「いずれ」 ×「いづれ」

現代では「いずれ」と書きます。「いづれ」は歴史的仮名遣いです。

◯「少しずつ」 ×「少しづつ」

どうして「ずつ」の方が正しいのか、歴史的な背景があるのかは謎です。単なるルールとして覚えた方が良いですね。

◯「ずくめ」 ×「づくめ」

いいことばかりがあったときに「いいことずくめ」のように使いますね。漢字では「尽くめ」と書きますが、ひらがなでは「ずくめ」と書きます。
一方、その類のものを並べあげる「〜〜尽くし」という場合には「づくし」と書きます。ややこしいですね。

◯「後を絶たない」 ×「後を立たない」

後がなくならない、という意味ですから「絶たない」ですね。

◯「ニーズに応える」 ×「ニーズに答える」

「答える」の方は、問題だったり挨拶だったりに返事をするという意味。
「応える」の方は、期待やニーズなどに添って反応するという意味。「反応」にも「応」の文字が使われていますね。

◯「〜〜しづらい」 ×「〜〜しずらい」

もともと「辛い」からきていると考えれば、「〜〜ずらい」と間違えることはなくなるのでは。

◯「つまずく」 ×「つまづく」

語源は「爪(つま)突く」らしいです。なら「つまづく」で良さそうですけど、「つまずく」が正しいです。

◯「おこづかい」 ×「おこずかい」

小さく遣う(つかう)と書いて「お小遣い」。なので平仮名で書けば「おこづかい」。

◯「こぢんまり」 ×「こじんまり」

これは間違えそうですよね。一部には「こじんまり」とする説もあるようですが、国語辞典には「こぢんまり」と載っています。

◯「念頭に置く」 ×「念頭に入れる」

「考えに入れる」などの言い方からか、「念頭に入れる」と勘違いされることもたまにありますが、正しくは「念頭に置く」です。

◯「ありうる」 ×「ありえる」

ただ、これはそろそろ「ありえる」の方が正しい日本語として認められてもおかしくないかもしれません。日常で頻繁に使われる方が、正しい日本語として変化していきますからね。

 

知っていそうで知らなかった、なんていうものもあったのではないでしょうか。校正をしていると、こうした発見が日々あるので楽しいです。また、今後もこういった誤字をまとめて記事にしていきたいと思います。

 

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YOSCAブログ編集部
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