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【例文あり】ビジネスメールの件名の書き方|伝わりやすさを左右する2大要素とは

最終更新日:2026年1月20日)

ビジネスメールの読みやすさを左右する要素のひとつに、メールの件名があります。メールの受信者が最初に目にする文字であり、テキストコミュニケーションの効率性に大きな影響を及ぼします。

一般社団法人日本ビジネスメール協会がリリースした調査「ビジネスメール実態調査 2020」には、興味深いデータがあります。「相手のビジネスメールが上手い」と感じる要素に関するアンケートでは、件名に関する回答が含まれていました。回答者のうち40.73%が「件名が分かりやすい」という回答をしたようです。

引用:ビジネスメール実態調査 2020(PDF)

この数字からも、件名が読み手に与える影響の大きさがよくわかります。では、どのような件名を作れば相手に伝わりやすくなるのでしょうか。

今回は、『部下のメールが読みづらい!と感じたときに読む本』の著者であり、法人向け研修「ビジネスメール・チャット添削研修」の講師を務める私が、メールの件名の書き方について解説します。

◉本記事の著者
伊藤謙三
1989年、神奈川県生まれ。青山学院大学経済学部経済学科卒業。 大学卒業後に株式会社YOSCAに入社し、編集者としてメディアの編集ディレクション・ライターの育成に携わる。現在は文章にまつわる講座や研修の開発を担当。2020年に「あなたのライターキャリア講座」、2024年に「ビジネスメール・チャット添削研修」を立ち上げる。著書に『部下のメール・チャットが読みづらい!と感じたときに読む本』がある。

件名はメール本文の「要約」である

メールの件名は、言うなればメール本文の「要約」です。件名を読んだだけで、メールの全体像をざっくりとイメージできる状態が理想です。本文の要点をおさえたうえで、短く簡潔な件名を作成しましょう。理想的な件名の例として以下をご覧ください。

例)

【要返信】ABCプロジェクトの予算に関するご確認

メールの文字数は15〜30文字程度が理想とされており、上記は25文字となっています。また、隅付き括弧(【】)を使用して、重要な情報を強調しています。必要最低限の情報・表現を用いて、直感的に理解できる件名を作成しています。

では、このような件名はどのようにして作られているのでしょうか。以下で詳しく見ていきましょう。

分かりやすい件名を構成する2大要素

メールの件名に組み込まれる要素はいくつかありますが、メールのテーマ、メールの目的は必ず記載するようにしましょう。当記事ではこれらを「2大要素」と読んでいます。詳しく見ていきましょう。

その1.メールのテーマ

「何に関するメールなのか?」という点を必ず明記しましょう。まずは以下のNG例をご覧ください。

NG例)

【要返信】予算に関するご確認

予算に関するメールであることは分かりますが、何に関する予算の話なのかが不明瞭です。メールのテーマ、すなわちメールの全体像を記載し、受信者が直感的に理解できる状態を目指しましょう。「ABCプロジェクトの〜」という情報を追記し、以下のように修正してみました。

OK例)

【要返信】ABCプロジェクトの予算に関するご確認

その2.メールの目的

「何を目的としたメールか?」「読み手に何をしてほしいのか?」という点を明記するのも非常に重要です。メールを読むだけでいいのか。それとも、メールを読んだうえで何かしらの対応をしてほしのか、など。相手に求める次のアクションを明記してあげましょう。以下のNG例をご覧ください。

NG例)

ABCプロジェクトの予算について

ABCプロジェクトの予算に関するメールであることは理解できますが、読み手に求められるアクションが不明瞭な状態にあります。「メール確認後、返信してほしい」という旨を追記し、以下のように修正してみました。

OK例)

【要返信】ABCプロジェクトの予算に関するご確認

シーン別:件名の実践例

資料の共有を伝えるとき

例)

【資料共有】5/15営業会議用スライド

隅付き括弧で「資料共有」と書くことで、資料の共有であることをまっさきに伝えています。加えて、日付や資料の詳細を加えることで、より全体像をイメージしやすくなっています。社内での情報共有であれば、これくらいシンプルな件名で問題ないでしょう。

打ち合わせの日程調整を依頼するとき

例)

【日程調整】ABC案件の定例会議の候補日をご確認ください

こちらでも、隅付き括弧で「日程調整」と書くことで、メールの目的をまっさきに伝えています。メールのテーマや目的が瞬時に理解できるので、読み手としても非常に助かります。また、社外の方へメールをする場合は、今回の例のように敬語で「ご確認ください」と丁寧に書くのもアリでしょう。

急ぎの対応をお願いしたいとき

例)

【至急】自社サイトのネットワーク障害の対応について

「至急」の文字を強調することで、緊急事態であることをアピールしています。急ぎの用件であることが直感的に伝わるでしょう。なお、「至急」や「重要」などの表現は、多用すると効果がどんどん薄くなってしまいます。本当に緊急事態のときだけ使用し、むやみに記載しないほうがよいでしょう。

謝罪や訂正が必要なとき

例)

【お詫び】会議資料の誤送信について

こちらの例でも、隅付き括弧を使用しています。今回は「お詫び」というかたちで、謝罪・訂正したい旨をまっさきに伝えています。謝罪・訂正の場合は、件名でダラダラと情報を書き連ねるよりは、これくらいシンプルであったほうが誠意が伝わると思います。本文でしっかりと状況を説明しましょう。

まとめ

ビジネスメールの件名は、読み手にとって最初に目にする情報であり、その印象がメール全体の伝わりやすさを大きく左右します。「テーマ」と「目的」が明確で、必要に応じて日時や差出人情報も加えられている件名は、読み手の行動をスムーズにし、やり取りの効率を大きく高めます。

内容を伝えることを最優先に、短く、簡潔に、見やすく整えるだけで、あなたのメールは“読まれるメール”に変わります。今日からぜひ、件名の設計にひと工夫加えてみてください。

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伊藤謙三
1989年、神奈川県生まれ。青山学院大学経済学部経済学科卒業。 大学卒業後に株式会社YOSCAに入社し、編集者としてメディアの編集ディレクション・ライターの育成に携わる。現在は文章にまつわる講座や研修の開発を担当。2020年に「あなたのライターキャリア講座」、2024年に「ビジネスメール・チャット添削研修」を立ち上げる。 著書に『部下のメール・チャットが読みづらい!と感じたときに読む本』がある。
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