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周年記念に記念ソングを作る理由と活用法|記念誌とは違う「繰り返し使えるコンテンツ」

最終更新日:2026年7月20日)

本記事の要点

Q. 周年記念に、印刷物以外で社員の記憶に長く残るものはあるか?

結論:「記念ソング」は式典・社内イベント・SNS動画で繰り返し使える、実用性の高い周年コンテンツです。

  • 使われる頻度:記念誌は完成直後しか開かれないが、歌は節目のたびに繰り返し使える。
  • 記憶への残り方:メロディーはエピソードを感覚と結びつけ、社員の長期記憶に定着しやすい。
  • 制作のポイント:社員へのヒアリングから生まれた自社固有の言葉を込めると、全員が「自分たちの歌」と感じられる。

「また記念誌だけか」。周年記念プロジェクトを担当していると、企画を発表した瞬間に誰かにそう思われないかと、内心ひやりとする瞬間があります。記念誌は確かに大切な記録です。しかし完成から数週間が経つと、棚の一角に整然と並び、以降はほとんど開かれない。記念品も同様で、どれほど質のよいものでも、気づけば引き出しの奥へ片づけられています。

10年・20年という節目の重みを、もっと長く、もっと広く残す方法はないか。その問いに対するひとつの答えが「記念ソング」です。本記事では、周年記念に記念ソングを選ぶ理由と、実際の制作・活用の考え方を整理します。

◉本記事の著者
宮嵜幸志
編集プロダクションYOSCA代表 兼 星天出版編集者。10年以上に渡りライティング学習について研究。自らも執筆する傍ら、60冊以上のライティング本による学習から、「ライター」「編集」と名がつくセミナーやライター講座・スクールを30以上受講し、ライティングスキルの研鑽を積む。ライティングセミナーの講師としても活動。『入門 SEOに効くWebライティング サイトの価値を高める正しいコンテンツの作り方(出版社:SBクリエイティブ)』 を上梓。 ▶X(Twitter)

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周年記念に何を残すか。定番と、記念ソングの違い

周年記念に記念ソングを作る理由と活用法のポイント図解

周年記念の定番といえば、記念誌の発行、記念品の配布、式典の開催という三本柱が長く続いてきました。どれも大切な取り組みですが、共通する課題があります。それは「完成・開催した時点で役目が終わりやすい」という点です。記念誌は発行直後こそ注目されますが、読み返されることは意外と少ない。記念品は受け取ったときに喜ばれても、日常の中で自社の歴史と結びつくきっかけにはなりにくい。式典は参加者の記憶に残りますが、その熱量は数週間で薄れていきます。「節目を作ること」と「節目の想いを残すこと」は、実はまったく別の問題なのです。

記念ソングは、この課題に対して根本的に異なるアプローチをします。歌は一度作れば、式典・入社式・社内イベント・採用動画、あらゆる場面で繰り返し使えるコンテンツになります。記念誌は「読むために手に取る必要がある」メディアですが、歌はBGMとして流したり、全員で合唱したりと、受け手が意識しなくても届きます。使われる頻度が、他の記念品とはまるで違います。

音楽が記憶に残りやすいのは、感情や身体感覚と結びつくからです。社員がサビを口ずさんでいるとき、その歌詞の内容も一緒に思い出されます。印刷物は棚に眠りますが、歌は繰り返し使われ、繰り返し記憶を呼び起こします。これが記念ソングと記念誌の、根本的な違いです。節目の想いを次の10年につなぎたいなら、「繰り返し使える形で残す」という発想が大切です。

記念ソングが効く場面と使い方

周年式典での活用

記念ソングの活用場面として、まず思い浮かぶのは周年式典です。社員・関係者が一堂に会するその場で、自社のストーリーを込めた歌を全員で聴く体験は、式典に独特の一体感をもたらします。全員で合唱するスタイルにすれば、参加者が単なる観客ではなく、式典の主役になれます。開幕のオープニング映像に楽曲を組み合わせれば、会場全体の空気を瞬時に切り替えることができます。「自社の歌がある」という事実が、式典そのものの格と、参加者の記憶への残り方を変えます。

日常・採用・SNSでの活用

式典が終わってからが、記念ソングの真価の発揮どころです。入社式のオープニングBGM、全社員総会の冒頭映像、社内報の特集動画の挿入歌として日常的に使うことで、歌は「会社文化のシンボル」として定着していきます。とくに新入社員が入社直後に「自社の歌」に触れることは、会社への帰属意識を育む体験になります。毎年の入社式で繰り返し使われることで、「この会社に入ったんだ」という感覚が年を重ねるごとに積み重なっていきます。

採用・ブランディング動画との相性も見逃せません。制作した楽曲を採用動画のBGMに使えば、音楽がそのままブランディングコンテンツとして機能します。SNSに動画を公開することで、求職者や取引先に「こんな会社文化がある」というメッセージを届けられます。一曲の制作費で、何年にもわたって使い続けられるコンテンツが生まれるのです。

記念ソングを作るとき、何を込めるか

ヒアリングが制作の核心

記念ソング制作でもっとも重要なのは「ヒアリング」の質です。美しいメロディーや洗練されたアレンジは専門家が担当できます。しかし「なぜこの会社が今ここにあるのか」「社員はどんな瞬間に誇りを感じるか」「創業者が大切にしてきた言葉は何か」、これらは取材なしには引き出せません。

YOSCAでは、インタビューライター兼シンガーソングライターの西てるほが、担当者・経営層・一般社員へのヒアリングを重ね、歌詞を構成します。最初の仕事は「他社では使えない、自社にしかない言葉を探すこと」です。社名の由来、創業期に乗り越えた出来事、今でも語り継がれる社員のエピソード。そうした固有の言葉が歌詞に織り込まれることで、初めて社員が「自分たちの歌だ」と感じられます。どの会社にも当てはまる抽象的な歌詞では、誰の心にも刺さりません。

社員参加型のアプローチも選択肢のひとつです。事前に社内アンケートやキーワード公募で「あなたにとってこの会社を表す一言は?」を問いかけ、集まった言葉をヒアリングで物語として整えていく方法を組み合わせると、当事者意識がさらに高まります。制作プロセスへの関与が、完成後に「自分たちの歌だ」と感じる土台になります。

社員が歌える曲にすること

もうひとつ大切にしているのが「社員が歌いやすい曲にすること」です。プロが歌い上げる格調ある楽曲も制作できますが、周年式典での活用を考えるなら、全員で声を出せる曲設計が欠かせません。全員が歌える歌こそが、式典を「参加する場」に変えます。音域・テンポ・サビのわかりやすさを意識し、歌い慣れていない社員でも自然に声が出せるよう調整します。希望があれば、式典プログラムに歌唱練習の時間を組み込む提案もしています。歌えることへのハードルを下げることが、式典を本当の意味での「全員参加の場」にする第一歩です。

まとめ

周年記念プロジェクトが抱える本質的な課題は、「節目を記念すること」と「節目の想いを次の10年に残すこと」が混同されていることにあります。式典や記念誌は前者を達成しますが、後者にはまた別の工夫が必要です。使われなくなるものを積み重ねても、会社の文化は育っていきません。

記念ソングは、繰り返し使えるコンテンツとしてこの問いに答えます。制作費は初回のみで、活用するたびに価値を発揮します。式典・入社式・採用動画と使われる場が増えるほど、一曲あたりのコストパフォーマンスは高まっていきます。

「歌はうちの会社には大げさかもしれない」と感じる方もいるかもしれません。しかし記念ソングは大企業だけのものではありません。社員が30名でも100名でも、「自社の歌がある」という事実は、会社のアイデンティティを可視化します。採用応募者が企業文化を感じるきっかけにも、現役社員が自社への感情を深める機会にもなります。

周年プロジェクトの次の一手として、記念ソングの制作を検討してみてください。ヒアリングから始まる制作プロセスは、それ自体が自社の歴史を棚卸しする機会になります。YOSCAでは無料相談を受け付けていますので、「歌える記念品」についてぜひ一度お話を聞かせてください。詳しくはYOSCAの記念ソング制作サービスをご覧ください。

よくある質問

Q. 記念ソングとはどのようなものですか?

企業や団体の周年・創立記念に合わせて制作するオリジナル楽曲です。その組織のストーリー・想い・固有の言葉を歌詞に込め、式典での演奏・全員合唱から採用動画のBGMまで、幅広い場面で活用できます。

Q. 制作にはどれくらいの期間がかかりますか?

ヒアリング・歌詞構成・作曲・レコーディング・ミックスの全工程を含め、通常2〜3か月が目安です。式典の日程が決まったら、6か月以上前にご相談いただくと余裕を持って進められます。

Q. 社員が歌い慣れていなくても大丈夫ですか?

音域・テンポ・サビの構成を「歌い慣れていない方でも歌いやすい」設計にしています。式典プログラムに歌唱練習の時間を組み込む提案もできますので、ご安心ください。

Q. 費用はどのくらいかかりますか?

YOSCAの記念ソング制作は、シンプルプラン33万円(税別)、スタンダード55万円(税別)、プレミアム88万円(税別)の3プランをご用意しています。詳細はサービスページをご確認ください。

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宮嵜 幸志
編集者 / YOSCA代表 ライタープロデューサーとして試行錯誤中です。 Udemy講師として『1秒1文字!悩まず書ける ノンストップライティング 』、『現役プロライター・編集者に学ぶ 取材・インタビューの実践テクニック100分速習コース』を提供。
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