BLOG

  1. 記事作成代行のYOSCA
  2. ブログ
  3. 楽曲制作
  4. イベントにオリジナルテーマ曲が必要な理由|既製BGMでは残せない記憶と一体感

イベントにオリジナルテーマ曲が必要な理由|既製BGMでは残せない記憶と一体感

最終更新日:2026年7月29日)

本記事の要点

Q. イベントにオリジナルテーマ曲は本当に必要ですか?

結論:既製BGMはイベントが終わると参加者の記憶から切り離されますが、専用のオリジナルテーマ曲は翌年以降も繰り返し使え、回を重ねるほどイベントの「顔」として記憶に定着します。

  • 記憶への定着力が違う:既製BGMは「どこかで聞いたことがある曲」として処理されますが、オリジナルテーマ曲はそのイベントだけに結びついた音として脳に刻まれます。
  • 翌年以降も資産になる:一度作ったテーマ曲は毎年使え、オープニング・動画・SNS投稿など複数の場面で活用できます。
  • 「恒例感」が自然に育つ:同じテーマ曲が流れることで、参加者の中に「あの音楽が聞こえたら始まる」という期待感と一体感が生まれます。

毎年同じ曲を流しているだけで、参加者の記憶に残るイベントになれるでしょうか。周年イベント、展示会、地域の祭りなど、毎年開催されるイベントには「来年も来たい」と思わせる仕掛けが必要です。会場の装飾や演出を毎年変えても何かが足りないと感じるなら、その「何か」は音楽かもしれません。本記事では、既製BGMとオリジナルテーマ曲の違いから、テーマ曲が活きる場面、制作の具体的なプロセスまでを整理します。

既製BGMとオリジナルテーマ曲、何が違うのか

既製BGMが「その場限り」になる理由

既製BGMとは、ライセンスを購入して利用できる既成の音楽です。有名なポップスやクラシック、環境音楽など選択肢は豊富ですが、参加者の耳には「どこかで聞いたことがある曲」として届きます。人間の記憶のしくみとして、すでに知っている音楽を聞いたとき、脳はその曲を「今の場所の記憶」としてではなく「以前に別の場面で聞いた曲」に結びつけます。どれほど雰囲気に合った選曲をしても、イベントが終われば参加者の記憶の中でBGMはイベントから切り離されていきます。

実務面でも違いがあります。市販の楽曲を会場で流す場合、JASRACへの使用届出と使用料の支払いが必要になるケースがあります。一方、オリジナル制作楽曲はJASRAC管理外のため、会場でのBGM使用や動画・SNSへの掲載において著作権処理の手続きが不要です。コスト・手間の両面でも、オリジナルテーマ曲を持つ意義は小さくありません。

オリジナルテーマ曲が翌年以降も「顔」になる理由

オリジナルテーマ曲は、そのイベントのためだけに作られた音楽です。参加者がその曲を初めて耳にする場所はそのイベントの会場だけなので、「初めて聞く曲」はその瞬間の体験と強く結びつきます。翌年、同じテーマ曲が流れると、参加者は前回の体験を思い出し「またこのイベントに来た」という感覚が呼び起こされます。

オリジナルテーマ曲は、一度作れば毎年価値が増す資産型の演出ツールです。回を重ねるごとに「この曲が流れたら始まる」という感覚が参加者に刷り込まれ、テーマ曲はイベントの「恒例感」を作り出す装置になります。既製BGMが「使い捨ての演出」だとすれば、オリジナルテーマ曲は「使うたびに育つ演出」といえます。

テーマ曲が使われる場面と効果

オープニング演出での使い方

テーマ曲が最も力を発揮するのは、イベント開幕のオープニング演出です。会場の照明が変わりテーマ曲が流れ始めると、それだけで「今日のイベントが始まる」という合図になります。テーマ曲に合わせて登壇者が入場する演出を加えるだけで式典としての格が高まり、参加者全員が同じ音楽を共有する瞬間が一体感のきっかけを作ります。毎年同じテーマ曲で始まることで、参加者の期待感も回を重ねるごとに育っていきます。

動画・アーカイブへの組み込み

テーマ曲はイベント当日だけでなく、記録動画にも組み込めます。オープニング映像やダイジェスト動画にテーマ曲を使うと、映像全体に一貫したトーンが生まれます。参加できなかった人がアーカイブ動画を見たとき、その音楽がイベント全体の印象を形成し、「このイベントの映像だ」とわかる状態がブランドとしての認知につながります。

テーマ曲を使った動画は翌年の告知映像にもそのまま活用でき、動画制作のコストと手間を削減できます。毎年テーマ曲さえ流れていれば、映像の内容が多少異なっても「シリーズとしての一貫性」が保たれます。参加者が映像を見るたびにテーマ曲と共にイベントの記憶が呼び起こされる状態は、次年度の参加意欲を高める効果にもつながります。

SNSでの二次利用と認知の広がり

テーマ曲は、参加者によるSNSへの二次利用でも効果を発揮します。参加者がリール動画やストーリーズに当日の映像を投稿するとき、テーマ曲が流れていればそれがイベントの「サウンドロゴ」として機能します。既製BGMの場合、著作権保護の仕組みによってSNS上でBGMが自動的に差し替えられるケースがありますが、オリジナルテーマ曲であれば使用権を保有しているため心配がありません。同じ音楽が複数の投稿に乗ることで、イベントの認知が自然に広がります。

表彰式・スポーツ大会・学校行事での演出

表彰式や授賞式にテーマ曲を組み込むと、受賞者の入場や発表の瞬間にかかる音楽が感動をさらに深めます。無音や汎用のBGMでは場が静まりすぎることがありますが、そのイベントのためだけに作られた一曲が流れることで、受賞者も観客も「特別な瞬間である」という認識が高まります。音楽が感動を「形にする」とき、受賞という体験は記憶の中でより鮮明に残ります。翌年以降も同じテーマ曲が流れることで、受賞した人たちの記憶と毎年の式典がつながっていきます。

スポーツ大会や運動会でも、テーマ曲は場の空気を左右します。選手が入場する場面で同じ曲が流れれば、「競技が始まる」という気持ちへの切り替えが自然に促されます。競技の合間のBGMとして流すことで、会場全体のテンションが一定のリズムに整います。毎年同じテーマ曲で選手が入場する光景が積み重なると、その曲はやがて「あの大会の曲」として参加者全員の記憶に定着していきます。卒業式や入学式といった学校行事でも同じ原理が働きます。その学校や式典のためだけに作られた一曲が流れることで、参加した生徒や保護者にとって「あの式典の記憶」が音として刻まれます。毎年同じ曲で式典が始まることが恒例となったとき、その一曲は学校の文化そのものを体現する音楽になっていきます。

イベントのためのテーマ曲を作るプロセス

コンセプトヒアリングから始める

テーマ曲の制作は、「どんな曲調にするか」より先に「このイベントは何のためにあるか」を整理することから始まります。周年イベントであれば「何を達成してきたか」「次の節目に何を伝えたいか」。地域の祭りであれば「誰のための場か」「何年続けてきたか」。そのイベント固有の文脈を丁寧に引き出すことで、他のイベントには使えない「そこだけの音楽」が生まれます。ヒアリングの質が、テーマ曲のオリジナリティを決定します。

イベント固有の言葉を歌詞に落とし込む

ヒアリングで引き出した言葉を、そのまま歌詞の素材として使うことが重要です。「輝く未来へ」「ともに歩もう」といった汎用的なフレーズは、どのイベントにも当てはまってしまいます。参加者がそれを聞いても「自分たちのための曲だ」とはなかなか感じられません。

イベントの地名や開催年数、担当者が語った印象的な一言が歌詞に入ることで、参加者は「自分たちのための曲だ」と感じます。固有名詞や具体的なエピソードが歌詞に盛り込まれることで、テーマ曲は「そのイベントにしか存在しない曲」になります。式典でBGMとして流れるだけで終わるか、参加者が口ずさみたくなるかの差は、この歌詞のオリジナリティにあることがほとんどです。

複数バージョンで使い勝手を広げる

テーマ曲を制作する際、最初からバージョン違いを用意しておくと活用の幅が広がります。フルバージョン(2〜3分)はオープニング演出や記録動画向けです。ショートバージョン(30〜60秒)はSNS投稿や会場内のBGMループに適しています。さらに歌なしのインストゥルメンタルバージョンを用意しておくと、登壇者の入場シーンや休憩時間のBGMにも使いやすくなります。一曲のテーマ曲があれば、開会から閉会までのさまざまな場面を一つの音楽的なコンセプトで統一できます。

まとめ

毎年のイベントを「記憶に残る恒例行事」にするために必要なのは、大規模な会場や豪華なゲストだけではありません。参加者の耳と記憶に届く音楽が、その場の空気を変え、翌年への期待をつなぎます。既製BGMでも雰囲気は演出できますが、イベントが終われば参加者の記憶の中でBGMはイベントから切り離されていきます。

オリジナルテーマ曲は、作った瞬間から翌年以降へ価値が積み重なる投資です。オープニング演出、記録動画、SNS投稿など複数の場面で使えるため、一度の制作費で得られるリターンは長期にわたります。テーマ曲の価値は完成した瞬間ではなく、2回目・3回目のイベントで流れたときに最も実感できます。年を重ねるほどに「恒例感」は深まり、テーマ曲はイベントの看板として育っていきます。

制作のプロセスで最も大切なのは、ヒアリングの深さです。コンセプトヒアリングで引き出した言葉を歌詞に落とし込み、複数バージョンを用意することで、「そのイベントにしか流れない一曲」が完成します。「どんな曲を作るか」ではなく「このイベントは誰のためにあるか」から始めることが、参加者の心に届くテーマ曲への最短経路です。

YOSCAでは、インタビューライター兼シンガーソングライターの西てるほが、イベントのコンセプトを丁寧にヒアリングした上でテーマ曲を制作します。ライトプラン(12万円〜・税別)・作詞のみ、シンプルプラン(33万円〜・税別)、スタンダードプラン(55万円〜・税別)、プレミアムプラン(88万円〜・税別)の4種類をご用意しており、初回相談は無料です。来年のイベントで使えるテーマ曲を、今年中に準備しませんか。→ YOSCAのテーマ曲制作プランを見る

よくある質問

Q. イベントのテーマ曲制作にはどのくらいの期間がかかりますか?

A. ヒアリングから納品まで、通常2〜3か月が目安です。イベントの開催日が決まっている場合は、逆算して早めにご相談いただくことをおすすめします。YOSCAでは打ち合わせ開始から約2〜3か月での納品を標準としています。

Q. テーマ曲の著作権はどうなりますか?

A. 楽曲・歌詞の著作権は原則として制作者に帰属しますが、ご依頼者には社内使用・式典・SNS・動画掲載等の包括的な使用許諾をお渡しします。翌年以降も追加費用なく使用できます。著作権の完全な譲渡をご希望の場合は、別途ご相談ください(追加費用が発生する場合があります)。

Q. 一度作ったテーマ曲は毎年そのまま使えますか?

A. はい、翌年以降も追加費用なく使用できます。ご希望であれば、開催年ごとに歌詞の一部を更新するアレンジについても相談できます。同じテーマ曲を使い続けることで「恒例感」が積み重なるため、基本的にはそのまま使い続けることをおすすめしています。

Q. 小規模なイベントでもテーマ曲は作れますか?

A. はい、参加者の人数や会場の規模に関わらず制作できます。地域の小さな祭りや社内向けの周年パーティーなど、小規模なイベントこそオリジナルテーマ曲によって「特別感」が際立ちます。YOSCAのシンプルプラン(33万円〜・税別)は、小規模なイベント向けにも対応しています。

The following two tabs change content below.
宮嵜 幸志
編集者 / YOSCA代表 ライタープロデューサーとして試行錯誤中です。 Udemy講師として『1秒1文字!悩まず書ける ノンストップライティング 』、『現役プロライター・編集者に学ぶ 取材・インタビューの実践テクニック100分速習コース』を提供。
文章のプロフェッショナルとして、読みやすさ・伝わりやすさにこだわったコンテンツをご用意します。
まずは相談する
文章のプロフェッショナルとして、質の高いコンテンツをご用意します。
まずは相談する