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プロライターが厳選!Webライティング学習におすすめの本25選

最終更新日:2023年5月1日)

「オウンドメディア担当者になったけど、ライティングなんてしたことがない!」
この記事はそんな方たちのためにご用意しました。

ライティング経験が乏しい方がオウンドメディアの担当に抜擢されるケースはよく耳にします。そうした方にとって、書籍は体系的にまとめられたプロの知見を手軽に得られるため非常に役立ちます。しかし、Webライティングに関する書籍は数多く出版されているため、どの本を手に取ればいいのか迷ってしまうこともあるかと思います。

そこで本記事では、プロのライターであり年間130冊以上の本を読む筆者が厳選したおすすめ書籍を紹介します。

◉本記事の著者
えなり かんな
大学卒業後は、求人広告代理店での営業・求人制作や人材系企業の採用担当と、HR領域に携わる。そのかたわら副業ライターとして執筆を行っていた。現在はフリーライターとして活動中。趣味は読書とミュージカルを見ること。▶Twitter

テーマ別に紹介しているので、今のあなたの課題や身につけたい能力に合ったものからぜひ読んでみてください。

目次

文章の基礎を知るための本

新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング

月3000本以上の記事を配信するニュースメディアである「ナタリー」。その記者たちはなんと、ほとんどがライター経験のない未経験だというのです。彼らは入社後の研修で文章の書き方を習得しています。本書は、そんな「ナタリー」での新人教育をベースにし、文章を書くまでのプロセスがまとめられた本です。

本書で特に大事にされているのが、書く前の準備です。書く前に論旨を整理し構成をしっかり考えておくことで、文章を書くのが格段に楽になり、そしてよい文章が出来上がると筆者は唱えます。

本書で紹介される、体言止めや助詞の使い分けなどの数多くの文章的なテクニックはもちろん有益なものばかりです。しかし、この書く前の準備について書かれた第一章こそが、初心者が文章を得意になるためにはもっとも役立つ内容です。文章が苦手なあなたにぜひ読んでいただきたいです。

著者唐木 元
発売日2015/8/7
出版社インプレス
定価1,430円
URL (Amazon)https://bit.ly/3L4YDwz 

「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。

出版不況が叫ばれる現代ですが、まだまだ数多くの本が出版されています。総務省統計局によると、2021年に出版された書籍の総数は69,052冊でした。(参照:総務省統計局 日本の統計 2023-第26章 文化 26-5 書籍新刊点数と平均価格

そんななかで人気ジャンルのひとつとして数多くが出版されてきたジャンルが文章術です。

そのなかから厳選された100冊のベストセラーに出てくる内容をランキング形式でまとめたのが本書。川端康成や三島由紀夫といった文豪の書いた『文章読本』から、『文芸オタクの私が教えるバズる文章術』のような現代的な本まで幅広く取り上げられています。

ランキング形式となっていて、多くの人が大事だと考えている普遍的なことから順に学んでいけるのがこの本のうれしいポイントです。初心者の人はまず上位の項目から、ある程度文章が上手くなってきた人は中位の項目から、など自分のフェーズに合わせて読むことができます。この本を読んで気になった本でさらに深く勉強してみるのもよいでしょう。

多くの本に書かれている重要な要素を、たった一冊で知ることができるコスパ&タイパ抜群の一冊です。

著者藤吉豊、小川真理子
発売日2021/1/8
出版社日経BP
定価1,650円
URL (Amazon)https://bit.ly/3LDkUTT 

【新版】日本語の作文技術

シリーズ累計100万部を突破している文章術の大定番。実際に私も「文章に関わる仕事をするなら持っておかないと恥ずかしいくらいだ」との言葉を聞いて購入しました。

朝日新聞編集委員を務めた筆者による本書では、体系的に文章を書く技術を学ぶことができます。この本が画期的だったのは、はじめて明確に句点の使い方を示した本だったこと。そのほかにも、修飾の順序のような迷いがちな事柄の規則を、実例を交えながら明確に示してくれます。

「これを学校で教えてくれたらもっと早く文章がうまくなったのに!」とつい思ってしまう内容が盛りだくさんの一冊です。ここに書かれていることを実践すれば、それだけであなたの文章は一気にわかりやすいものになり、そして書く上で迷うことも少なくなるはず。古い本のため読みづらい部分もあるかもしれませんが、修飾語と読点について書かれている4章までは特に読んでいただきたいです。この2点が変わるだけで、きっとあなたの文章はグッとわかりやすいものになります。

より実践的に学びたくなった方は、続編である『【新版】実戦・日本語の作文技術』に手を伸ばしてみるのもよいでしょう。

著者本多勝一
発売日2015/12/7
出版社朝日新聞出版
定価660円
URL (Amazon)https://bit.ly/3oESm3g 

20歳の自分に受けさせたい文章講義

「話すことはうまくできるのに、書くとなるとまったくうまくできない」はじめてメディア担当者になって、こんな悩みを抱えている方もいるかもしれません。そんな方におすすめしたいのが本書です。

24歳でフリーライターとなった著者の古賀史健さんが、話し言葉をどうすれば書き言葉とすることができるのかをわかりやすい文章で教えてくれます。「文章は“リズム”で決まる」をモットーとする古賀氏らしく、文章のリズム感についても学ぶことができます。

特にWeb担当者・メディア担当者にとって参考になりそうなのが「視覚的リズム」に関する解説でした。「視覚的リズム」が悪いと、内容がどんなによくとも読む前に読者は離れていってしまいます。本書が出版された2012年とは比べ物にならないほどコンテンツが増えている現在においては、「視覚的リズム」の重要性はさらに高まっているのではないかと思います。

ぜひ本書を手に取り、「視覚的リズム」のよい文章の書き方を学んでみてください。

著者古賀史健
発売日2012/1/26
出版社星海社
定価924円
URL (Amazon)https://bit.ly/41CZN9I 

よりレベルの高い文章を書きたい時に読む本

三行で撃つ 〈善く、生きる〉ための文章塾

朝日新聞編集委員であり、ライター育成・教育も行う近藤康太郎さんによる文章術の本。猟師としての顔も持つ著者らしいタイトルの本書では、文章の基礎にはじまり、読者に最後まで読んでもらうための技術や書く上での禁じ手といったさらにレベルを上げるための技巧を知ることができます。それだけではなく、「書く」とは、そして「生きる」とはなにかを考える上でも、貴重な洞察を得られる一冊です。

「読者はあなたに興味がない。読者にとって、あなたの書こうとするテーマは、どうでもいい。(No.202/kindle)」と冒頭から辛辣な現実を突きつけられます。しかし、そんな現実を受け止め、それでも文章を書き続けた先に見える景色を見てみたいと思わせられるような本でした。

ちなみに2023年3月には、著者による読書術『百冊で耕す〈自由に、なる〉ための読書』が出版されました。読書が好きな人や本作を読み著者の考えをもっと知りたくなった方は読んでみるのもよいかもしれません。

著者近藤康太郎 
発売日2020/12/12
出版社CCCメディアハウス
定価1,650円
URL (Amazon)https://bit.ly/3n0O1H0 

書くのがしんどい

担当作累計100万部以上の敏腕編集者である竹村俊助さんによる、文章を書くしんどさを味わったことがあるすべての人のための本。文章を書いていると、いくつもの壁にぶつかりますよね。書くことがない、伝わらない、つまらない、読まれない。『書くのがしんどい』には、そんなたくさんの書くことにまつわる「しんどさ」を解消するための実践的なコツが書かれています。

オウンドメディアの担当者に特に参考になりそうなのが、「読まれなくてしんどい」と「つまらなくてしんどい」の章です。「文章は『基本的に読まれない』と思っておきましょう(p.135)」と厳しさを伝えつつも、多くの人に読まれて、そしておもしろいコンテンツの作り方を指南してくれています。ここに書いてあることをすべて実践するのは難しいかもしれませんが、一つひとつ実践していけば、きっとあなたの文章は格段に人の心に響くコンテンツになるはず。

文章を書くことに挫折しそうな人、自分の文章が伸び悩んでいると感じている人に特に読んでもらいたい一冊です。

著者竹村俊助
発売日2020/7/30
出版社PHP研究所
定価1,650円
URL (Amazon)https://bit.ly/3oBTrZr 

文章読本(谷崎潤一郎)

文豪・谷崎潤一郎による文章指南の本。谷崎潤一郎といえば、『刺青』『痴人の愛』を残した、芸術的で美しい文章の作家として知られています。

そんな谷崎による『文章読本』は昭和9年に書かれた作品であるものの、古びておらず現在でも通用する日本語で文章を書く上での心得を学ぶことができます。文豪による文章術の本というと小説家志望の人向けかと思う方もいるかもしれませんが、「私は、文章に実用的と藝術的との区別はないと思います」(p.21、太字は原文ママ)と谷崎は本書の冒頭で述べています。実際に、文のリズムや単語の選択といったすべての文章を書く人に参考になる情報が書かれているため、ぜひ一度手に取っていただきたいです。

また、文章読本は谷崎のほかにも三島由紀夫、川端康成も書いています。ちなみにそのなかでも谷崎のものを選んだ理由のひとつは、文章読本を執筆したのは谷崎が最初だったからです。川端や三島は、彼の影響を受けて文章読本を執筆しています。もし興味があれば、三人の文豪の文章読本を読み比べてみるのも面白いかもしれません。

著者谷崎潤一郎 
発売日1996/2/18
出版社中央公論新社
定価682円
URL (Amazon)https://bit.ly/41SXUW4 

SEO・マーケティングの知識をつけるための本

10年つかえるSEOの基本

Web業界ではトレンドがすぐに変化していきます。一年前に有効だったテクニックが今では使えなくなってしまっていることも珍しくはありません。こうした激しい変化にも耐えうる普遍的なSEOの考え方を学べるのが『10年つかえるSEOの基本』。

マーケティング初心者の「すずちゃん」とSEO専門家の「土居くん」の会話形式でSEOの解説がされているので非常に読みやすく、読書をあまりしない方や本への苦手意識がある方でも手に取りやすい一冊です。文量も多くなく130ページほど。その短いなかに、検索エンジンの仕組みから良質なコンテンツの作り方、SEOに取り組む上での注意点まで、SEOの大事なことがギュッと詰まった一冊です。

本書が出版されたのは2015年4月。今回執筆にあたり改めて目を通しましたが、出版から約8年が経った現在でも非常に参考となる内容です。SEO初心者の方には特にご一読いただきたいです。この本で基礎的な考え方を身につけたのち、ほかの発展的な書籍からも学んでいくのがおすすめです。

著者土居健太郎
発売日2015/4/23
出版社技術評論社 
定価1,628円
URL (Amazon)https://bit.ly/3Avr9md 

沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—アップデート・エディション

SEOに携わるなら必ず読んでおきたいのが『沈黙のWebライティング』です。経営が傾きかけている旅館のWeb集客を成功させるまでの道のりを描いたストーリーを楽しみながら、Webライティングを学ぶことができるのが特徴。ストーリーはイラストを交えつつ漫画のように進んでいくので、普段あまり活字を読まない方にも手に取りやすいつくりになっています。ストーリーパートで学んだことをまとめた講義パートも用意されており、見返すときに便利です。

SEOライティングに求められる「専門性」「網羅性」「信頼性」「権威性」の4要素にはじまり、共感を呼ぶライティングや取材のノウハウまで説明されています。これ一冊あれば、基礎的な知識はカバーできます。

長年愛される名著であるだけでなく、2022年に改訂版が発売されており情報が古びていないのもおすすめするポイントです。

著者松尾茂起
発売日2022/4/22
出版社エムディエヌコーポレーション
定価2,310円
URL (Amazon)https://bit.ly/3LqA65t 

沈黙のWebマーケティング —Webマーケッター ボーンの逆襲—アップデート・エディション

Webライティングだけでなく、Webマーケティングを広く学びたいならぜひ読んでいただきたいのが『沈黙のWebマーケティング』。

『沈黙シリーズ』の第一作目である本書は『沈黙のWebライティング』と同じくストーリー仕立てになっており、物語を楽しみつつ自然とWebマーケティングのエッセンスを学ぶことができます。今回の舞台はオーダー家具メーカー『マツオカ』。悪質な企業にWebマーケティングを任せてしまったことで順位が下がってしまった『マツオカ』のサイトを再生する物語です。また、こちらも2020年に改訂されており、現在でも通じる知見を学ぶことができます。

Webライティングはもちろんのこと、親和性の高いSNSマーケティングやコンテンツマーケティングについてもたくさんのページを割いて記載されています。オウンドメディア担当者の方にとって非常に参考となりそうな実践的な内容でしたので、この部分だけでもぜひ読んでいただきたいです。

そのほか、未経験でマーケティングに挑戦する方やマーケティングの全体像を学ぶことでよりWebライティングのスキルを高めたい方におすすめです。

著者松尾茂起
発売日2020/9/24
出版社エムディエヌコーポレーション
定価2,420円
URL (Amazon)https://bit.ly/3n6EcY7 

SEOに強い Webライティング 売れる書き方の成功法則64

本書は、「SEOや集客に悩む人」、「文章を書くことに課題を持つ人」、「もっと成約率や売上を上げたい人」この3タイプの人に向けて書かれたWebライティングのノウハウ本です。

「はじめに」では、タイプごとに読んでもらいたい章やそれぞれの章の内容が簡単に記載されているため、自分が持つ課題の解決につながる部分から読み進めることができます。また、SEOに関するツールの使い方が写真付きで解説されていたり図表が多く用いられていたりと、非常に読み手に対して親切な設計になっている一冊です。

全編を通して有益な情報が記載されていますが、Webライティングに特におすすめしたいのは3章以降です。3章では、文章の書き方はもちろんのこと、インタビューコンテンツの作り方や画像活用にも触れられており、内容の充実度には特筆すべきものがあります。4章・5章では、記事のタイトル付けに役立ちそうなキャッチコピーライティングや、人の感情を動かすエモーショナルライティングも学ぶことができるため、Webライティングのなかでもセールス寄りのライティングをする方におすすめです。

著者ふくだたみこ
発売日2016/8/23
出版社ソーテック社
定価2,178円
URL (Amazon)https://bit.ly/3V2tcHV 

コピーライティング・セールスライティングを学ぶ本

10倍売れるWebコピーライティング

コンテンツマーケティングやSEOのノウハウを発信する株式会社ルーシーによる、コピーライティングのノウハウが学べる本です。コピーライティングを学び始めたばかりの方に特におすすめです。

コピーライティングに必要な4要素といった基礎から、コピーを書く前のリサーチ、実際にコピーを書く実践までを学ぶことができます。筆者の営業時代の事例をはじめ具体例が豊富なので、抽象的な話でも理解しやすいです。ページ数が少なく薄めの本ではありますが、それでいて重要なことはしっかりとまとまっています。

ただ学ぶだけでなく、ワークシートがついているのもこの本のいいところ。あなたが売りたい商品・サービスをテーマにぜひ取り組んでみてください。実際の業務で使ってみるのもいいかもしれません。書き終えた後に自分のコピーが効果的なものになっているかを確認できるチェックシートもついています。より顧客に響き、より商品の魅力を伝えられるコピーを書くための導き手となってくれる一冊です。

著者バズ部
発売日2014/4/16
出版社技術評論社
定価1,628円
URL (Amazon)https://bit.ly/3L68Ngz 

ポチらせる文章術

現役コピーライターで「売れるコトバづくり」の専門家である大橋一慶氏による、サービスや商品をWebで売るための文章術を学べる本。著者とコピーライティング初心者の会話形式で進んでいくので、気楽に読み進めることができます。

キャッチコピーのテクニックはもちろんテンプレートまで紹介されていて、理論というよりも初心者でも明日から使えそうな具体的なテクニックを押さえられるのが特徴です。文章が苦手な人のためのテクニックも書かれており、まさに文章を書くことに慣れていないライティング初心者にとってピッタリです。

媒体にかかわらず使えるテクニックから、SNS広告やリスティング広告などの各媒体に特化したノウハウも身につけられる盛りだくさんの一冊です。Webに特化した本となっているので、「はじめてWebマーケティング担当者になった方」や「まずは実践的なテクニックを身につけたい方」におすすめです。

著者大橋一慶
発売日2019/10/31
出版社ぱる出版
定価1,540円
URL (Amazon)https://amzn.to/40CZ6f5 

セールスライティング・ハンドブック 増補改訂版[新訳] 広告・DMからWebコンテンツまで、「売れる」コピーのすべて

1985年の米国での出版以後、長年読み継がれるセールスライティングの名著です。2021年にはWebでのノウハウを盛り込んだ新版も発売されました。新版では、コンテンツマーケティングやSNS用コピー、ランディングページなど最新の手法も網羅されており、普遍的なセールスライティングのノウハウと、最新のノウハウを学ぶことができます。

ライティング初心者にとって特に役立ちそうなのが「伝えるためのライティング技術」の章。「文は短く」「専門用語は避ける」などセールスに関わりがなくとも文章に関わる人であれば気を付けたい項目や、プロのテクニックが記載されています。

500ページ近くと本章で紹介してきた2冊と比べると分厚いですが、その分プレスリリースやオンライン広告、販促資料にSNSとセールスライティングが必要な場面ごとに豊富なノウハウが記載されています。セールスライティングの全体像と施策ごとのノウハウを一度に学びたい人にぴったりの一冊です。

著者ロバート・W・ブライ
発売日2021/5/19
出版社翔泳社
定価2,508円
URL (Amazon)https://bit.ly/3NeEGWY 

ザ・コピーライティング――心の琴線にふれる言葉の法則

90年以上もの間たくさんの人に読まれてきた、コピーライティングを極めたいなら必読の一冊です。米国の伝説的コピーライターであるジョン・ケープルスにより書かれた本書は、1932年の出版以後90年以上読み継がれてきました。その内容の深さは、マーケティング分野における権威であるDMA国際エコー賞の、国際審査員である神田昌典さんもバイブルとするほど。科学的に検証されたコピーライティングの手法とともに、その背景にある人間心理も学ぶことができます。

見出し作りに多くのページが割かれており、実際の広告を用いながら明日からの業務でもすぐ使えるノウハウを身につけることができます。学んだことが身についているのか確かめられるチェックテストもついており、知識の習得から実践まで行える良書です。

コピーライティングやセールスライティングの場面で役立つのはもちろんですが、見出し作りのノウハウはメディアやブログでの記事タイトル制作にも応用できます。ライティングに関わるすべての人におすすめしたい一冊です。

著者ジョン・ケープルス
発売日2008/9/20
出版社ダイヤモンド社
定価3,520円
URL (Amazon)https://bit.ly/3N90p2r 

売れるコピーライティング単語帖 探しているフレーズが必ず見つかる言葉のアイデア2000

『ザ・コピーライティング』をバイブルとするマーケティング界の重鎮である神田昌典さんと、セールスコピーライターとして活躍する衣田順一さんの共著です。コピーを書く際に使える667個の単語と2000個のフレーズが掲載されています。記事タイトルや見出し、キャッチコピーを考える際に非常に役立ちます。

「好奇心をそそる」「独自性・優位性を追求する」など与えたい効果別に単語・フレーズが整理されているため、今書きたいテーマに沿った単語をパッと探すことができます。見出し語のほかに言い換え表現も記載されているため、同じ意味ながらも別の言葉を使いたい時や表現の幅を広げたい時にも重宝します。

最初から最後までじっくり読み込んで覚えるというよりも、いつも手元に置いておき、行き詰ったらパラパラめくってアイデアのタネとするのがおすすめです。そのため、一般的な単行本より少し横幅が広くかさ張る本ではあるのですが、電子書籍で買うよりも紙で持っておく方がよい書籍です。

著者神田昌典、衣田順一
発売日2020/4/8
出版社SBクリエイティブ
定価1,958円
URL (Amazon)https://bit.ly/3Hdzmzj 

表現力を高めるための本

気持ちを表すことばの辞典

感情を表す言葉と聞いて、いくつの表現が思い浮かびますか?「うれしい」「悲しい」といったごく一般的な感情でも、感情の大きさはどの程度なのか、どんな場面で生まれた感情なのかによって実にさまざまな言い方があります。

『気持ちを表すことばの辞典』は1093もの感情を表す言葉が集められた一冊。国語辞典の編纂者である飯間浩明氏の監修により選ばれた言葉たちが、やわらかなタッチのイラストとともに並んでいます。「ほくそ笑む」「心に沁みる」といった目にすることも多い言葉から、「ぴかしゃか」のような古風な言葉まで紹介されており、言葉の奥深さや日本語の豊かさを感じられます。ちなみに「ぴかしゃか」とは「言動に、嫌味で気取った感じがある様子(p.166)」を指すのだそう。私もこの本ではじめてこの言葉を知りました。

文章を書いていると、「この気持ちをもっと的確に伝えられる言葉があるはずなのに思いつかない!」という時があると思います。そんな時にぜひページをめくってほしい一冊です。特にインタビュー記事など人の感情描写を含む記事を書く人におすすめしたいです。

著者飯間浩明
発売日2021/6/16
出版社ナツメ社
定価1,540円
URL (Amazon)https://bit.ly/41OVfwM 

言の葉連想辞典

前項で紹介した『気持ちを表すことばの辞典』と同じく、いい表現が思いつかないときの助けとなる一冊です。出版社は違いますが、二冊セットで購入するのもおすすめです。『言の葉連想辞典』では感情だけにとどまらず、行動、自然、色、場面などさまざまなテーマがイラストを交えながら取り上げられています。また、タイトルの通りテーマとなる言葉の単なる言い換えではなく、連想される言葉がまとまっているのがこの本の面白いところ。たとえば「夢」の項には「草枕」が、「逃げる」の項には「神隠し」が載っていました。

章の合間にはさまれるコラムも面白く、特に『複雑怪奇な日本語の世界』が印象的でした。日本人として、そしてなによりライターとして、言葉と向き合うことの難しさと面白みを改めて感じられたコラムでしたので、ぜひ目を通してみてください。

執筆で言葉が出てこない時、原稿に行き詰まってしまった時、休憩がてらめくってみるとほっと心が癒されそうな、寒い冬の太陽みたいな温かみと柔らかみのある本でした。

著者遊泳舎
発売日2019/6/5
出版社遊泳社
定価1,980円
URL (Amazon)https://bit.ly/41OVsQA 

ことば選び実用辞典

文章を書いていると「同じ言葉が続いてしまう」と悩むことも多いですよね。そんな時の味方がこの『ことば選び実用辞典』です。新書よりも二回りほど小さいコンパクトな辞典であるものの、約10000語が収録されています。

前に紹介した2つとは異なりこちらは読み物ではなく、いわゆる辞典らしい辞典。自分が言い換えたい言葉で辞典を引けば、たくさんの言い換え候補を知ることができます。たとえば、「信じる」で調べてみると、「確信」「過信」「狂信」「軽信」など20個以上の単語が簡単な意味とともに紹介されています。ちなみに、感情や情景に特化したことば選び辞典もシリーズとして刊行されています。さらに語彙力を高めたい方はそちらをチェックしてみるのもよいかもしれません。

この辞典がかたわらにあれば、「同じ言葉が続いてしまって、直したいけど思いつかない…」と悩む日々とはさよならできるはず。そして、自分では思いつかなかった表現にも出会えることでしょう。軽くて小さく持ち運びにも便利なのもおすすめポイントのひとつです。

著者学研辞典編集部 
発売日2003/10/21
出版社学研プラス
定価693円
URL (Amazon)https://bit.ly/41y4b9Q 

言葉にして伝える技術――ソムリエの表現力

第8回世界最優秀ソムリエコンクールでの優勝経験を持つ、世界トップクラスのソムリエである田崎真也さん。彼の姿をテレビ番組などのメディアで見たことのある方も多いのではないでしょうか。そんな彼が出版した、味を表現することに特化した本です。

本書では「こんがりきつね色」や「まったりした」といった言葉は本当においしさを伝えられているのかを考えることにはじまり、味わいを言語化する方法、より表現力を高めるための五感の鍛え方が解説されています。特に参考になったのが五感の鍛え方の章。ライターの仕事では、五感をフルに使って得た情報を伝えていかなくてはならない場面もよくあります。そんな場面において、自分の感覚を研ぎ澄ますための示唆を得られる内容です。

食関連のメディアに携わる人はもちろん、言葉でなにかを表現することに向き合うすべての人に読んでいただきたい一冊です。

著者田崎真也
発売日2010/10/1
出版社祥伝社
定価979円
URL (Amazon)https://bit.ly/3HcaGae 

形容詞を使わない 大人の文章表現力

あなたは文章で次の言葉を多用していませんか?「おいしい」「すごい」「おもしろい」といった形容詞は、非常に便利なのでつい使ってしまいがちです。たしかにこれらの言葉は、会話の場面で気持ちを伝えるのには適しています。一方で、文章で人の心を動かしたり具体的なイメージを持ってもらったりしたい場合には向いていません。たとえば「すごい」の一言をとっても、人間の体に対する「すごい」とプロ野球選手に対する「すごい」ではまったく違いますよね。文章ではどこがどんな風にすごいのかを伝える必要があります。

本書では、こういった表現が曖昧になりがちな感情を読者にわかりやすく伝えるためのテクニックを学ぶことができます。また文章だけに留まらず、形容詞を使わない表現力を活かした「断り方」「遅刻の言い訳の仕方」など日常生活でも役に立つテクニックが載っているのもおすすめポイントのひとつ。これを読めば、より人に伝わる文章が書けるようになるだけでなく、人間関係も円滑になるかもしれません。

著者石黒圭
発売日2017/11/16
出版社日本実業出版社
定価1,540円
URL (Amazon)https://bit.ly/3L86Fof 

取材術を学ぶ本

「良い質問」をする技術

質問とライティングは一見関係が浅いように思われるかもしれません。しかし、記事を書くためには取材が欠かせません。取材には文献にあたる方法もありますが、多くの場合は人に話を聞くことで情報を集めていきます。つまり、よい記事を書くためにはよい話を引き出せる質問力が欠かせないのです。本書は、累計200名以上の経営者にコーチングをしてきた著者が培った質問のイロハを学べる一冊です。

筆者は「良い質問」を「答えたくて気づきのある質問」と定義します。その上で良い質問を作るためにどうすればいいかを具体的に示してくれています。たとえば、「過去より未来を聞く方がよい質問になりやすい」「立場を変える質問をする」などのノウハウが紹介されています。インタビューの事前準備の際に見返したい内容でした。

質問は取材以外の場面でも日常的にしているものです。記事執筆以外にも、会議や後輩育成など幅広い場面で役に立てられる一冊です。

著者粟津恭一郎
発売日2016/9/29
出版社ダイヤモンド社
定価1,540円
URL (Amazon)https://bit.ly/445u4zp 

調べる技術・書く技術

数々の賞を受賞したノンフィクションライターによる、取材と執筆に特化した一冊。オウンドメディアなどでのインタビューの必要がある方や、のちのちインタビューライターを目指す方であればぜひ読んでいただきたい一冊です。

インタビューで尋ねるべきことや人を見る時に注意するべきポイントなど、数々の取材を重ねてきた著者ならではのノウハウが語られています。インタビュー時の流れや、話を聞くことに集中して忘れがちな「観察」についても詳細に解説されており、プロのテクニックをふんだんに知ることができます。インタビューに関する章で特に印象的だったのが、「これは聞かない方がいいかもしれないと思う質問があれば必ず聞いておくこと」というお話。よい記事を書くために事実を追求し、書くべきことをしっかり書こうとするプロとしての誇りのようなものを感じられました。

また、ノンフィクション作家だからこそぶつかった登場人物の心理描写に関する記述も非常に興味深いです。インタビュー記事を書く上で直接的に関係があるわけではないかもしれませんが、示唆を得られる記述だと思うので、ぜひ手に取って読んでみてください。

著者野村進
発売日2008/4/18
出版社講談社
定価990円
URL (Amazon)https://bit.ly/41YNjsS 

ライターを目指したいと思ったらこれ。

取材・執筆・推敲 書く人の教科書

『20歳の自分に受けさせたい文章講義』の古賀史健さんの最新著書。「ライターの教科書」として書かれた本書では、「ライターとは何か」の定義にはじまり、ライターの仕事の3要素である「取材・執筆・推敲」に取り組む上での考え方が余すことなく紹介されています。ページ数はなんと約500ページ。

個人的に印象的だったのは取材のパートで「まずは『読む力』を鍛えてこそ、優れたライターになれる」との考えのもと語られる本の読み方でした。私は読書が好きで年に130冊以上の本を読んでいます。しかし、その本たちはまったく読めていなかったのではないか。こんな深い読み方ができた本は何冊あっただろうかと考えてしまいました。本に留まらず、世界の“読み方”が丁寧に語られています。

執筆パートでは比喩表現のポイントや面白い文章を書く力を鍛える方法が、推敲パートでは古賀さん自身が行う推敲方法が紹介されており、盛りだくさんの内容です。ライターとして活躍するためのノウハウがギュッと詰まった、まさに“教科書”として何度も読み返したい一冊です。

著者古賀史健
発売日2021/4/7
出版社ダイヤモンド社
定価3,300円
URL (Amazon)https://bit.ly/40KTWhq 

書く仕事がしたい

オウンドメディア担当者として文章に触れてみてライターの仕事に興味を持った方はもちろん、すべてのライターを目指す方におすすめしたいのが佐藤友美さんの『書く仕事がしたい』です。佐藤さんはテレビやラジオにも出演し、数多くのブックライティングも手掛ける人気ライター・コラムニストであり、ライター講師も長年務めるなど大活躍されています。

ライターって意外と身近におらず、どんな風に仕事をしているのか詳しく知る機会も少ないですよね。そもそもライターって何をするの?ライターとして生きていくとはどんなことなのか?必要な能力は?どうやって仕事を取るの?そんなライターにまつわる疑問にすべて答えるだけでなく、彼女のこれまでのライター生活で得たノウハウを惜しみなく公開してくれているのがこの本。文章術や取材術から否定的なコメントとの向き合い方まで盛りだくさんの内容です。ライターの私にとっても非常に学びが多く、折に触れて読み返しています。

ライターを志したら、まず手に取ってみてください。

著者佐藤友美
発売日2021/10/30
出版社CCCメディアハウス
定価1,650円
URL (Amazon)https://bit.ly/43Zl0Mz 

自分の目指す姿から逆算して本を選ぶ

ここまで紹介してきたように、Webライティングをする上では文章力、表現力、マーケティングやコピーライティングの知識と多くのスキルが必要になります。

そして自分がどんなものを書いていくのかによってそれぞれのスキルの重要度も変わってきます。コピーライティングやセールスライティングに特化するのか、インタビューを中心にやっていくのかなど道はさまざまです。

本で学ぶ際は、自分の目指す姿から逆算して足りないものを学べる書籍を選んでいきましょう。ただ、インプットだけではライティング力は伸びていきません。学んだことを実践し、読者の反応や編集者の校正などそれに対するFBを得ることで伸びていくものです。

また、本ブログを運営する株式会社YOSCAでは『あなたのライターキャリア講座』を提供しています。Webライティングを体系的に学ぶことができるほか、全5回の添削課題を用意し、実践機会も設けています。インプットとアウトプットの両方を通じてライティング力を伸ばすことのできるカリキュラムです。「自分の書いたものへのフィードバックがほしい」「なにから学べばいいかわからないのでスクールで体系的に学びたい」といったお悩みを抱えている方は、ぜひ一度気軽にお問い合わせください。

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