大学向け共同プロジェクトの取材記事

大学と企業が共同で進めている新規プロジェクトに関する記事制作をご依頼いただきました。もともと大学側が進めている研究や講座を企業側と連携して発信するという背景があり、それに合わせて取材から構成案の作成、撮影のアレンジまでをワンストップでお願いしたいという要望がありました。
対象となるキャンパスが広く、数名の専門家や担当者が登場する見込みだったため、複数名のインタビューをまとめつつ、限られた取材時間でどのようにポイントを押さえるかが大きな課題となっていました。加えて日程調整がタイトで、撮影スケジュールも含めて全体の段取りを柔軟に進めることが求められていました。
さらに、事前打ち合わせを大学近くのオフィスで行い、インタビュアーと撮影担当が同席して内容を詰めた上で、本番の取材に臨んでほしいといったリクエストもありました。

当社では、まずオンライン上やメールで全体像を把握し、続いて担当ライターを決定した後に、事前打ち合わせを対面で行う流れをご提案しました。事前打ち合わせにはライターとディレクターが参加し、大学側で過去に実施された講座や研究の資料を確認しながら、質問項目の方向性をすり合わせました。
取材対象者が複数名の場合はインタビュー時間を確保するため、集合時間を早めておくことを提案し、撮影カット数やインタビュー内容に重複が生じないよう香盤表を作成した上で当日に臨みました。
取材後は、音声記録を基にライターが構成案を作り、確認いただいたうえで記事執筆に着手しています。修正のやりとりは主にオンラインで行い、スピード感を保つために初稿提出後のフィードバックも迅速に取りまとめました。最終的に、専門用語や学術的な背景を噛み砕きつつ、読者がプロジェクト全体をイメージしやすい形で記事を仕上げました。