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【作成例あり】Webライター必見!信頼されるプロフィールの作り方

最終更新日:2023年5月24日)

Webライターとして活躍するためには、自己アピールができるプロフィールの作成が必要です。しかし、自己中心的なプロフィールを作成したり、ネガティブな内容など不要なアピールをしてしまったりすると、クライアントからの信頼を得られません。

本記事では、実績ゼロのWebライターから実績を重ねたWebライターまで参考になるような、プロフィール作成時のポイントや注意点、具体例を紹介します。自分自身を客観的に見つめ、クライアントの視点に立った魅力的なプロフィールを作成し、案件獲得につなげましょう。

目次

【実績ゼロから使える】プロフィール作成10のポイント

実績ゼロからでも使用できるプロフィール作成のポイントは以下の通りです。

  1. 本名を記載する
  2. プロフィール画像は自分が被写体になったものを使う
  3. 得意分野は経歴と絡めてアピールする
  4. 実績が無い場合はブログで作る
  5. 改行や箇条書きを活用し簡潔に書く
  6. 「ビギナー」「初心者」などは使用しない
  7. 数字を積極的に用いる
  8. 連絡先を分かりやすく記載する
  9. 誤字脱字を残さない
  10. 使えるツールを簡潔に記載する

それぞれのポイントについて、詳しく説明していきます。

ポイント1:本名を記載する

Webライターは副業でやっている方が大半で、副業が会社にバレないように細かな職務経歴は隠していたり、ペンネームで活動したりしている方を多く見かけます。ペンネームが悪いわけではなく、当然ペンネームで活躍しているライターは少なくありません。また、決して本名を記載したから案件獲得につながるわけでもありません。

しかし、プロフィール文は初見の方とのご挨拶です。ペンネームの横に本名を入れるだけでも印象は変わるものです。

ペンネーム:「イチロー55」
職歴:2018年からIT系の企業に編集者として従事。

ペンネーム:「イチロー55」(本名:鈴木一郎)
職歴:2018年からIT系の企業に編集者として従事。

プロフィール作成にあたっては、スキルや実績などがメインのアピール材料ではありますが、人として信頼できるライターなのかを示すことも重要だということを覚えておいてください。

とはいえ、本名を公開することに不安がある場合や、個人情報をネット上に公開することに抵抗があるといった観点からペンネームを使用したい場合もあるでしょう。そのような場合には、本名のようなペンネームを使用するのもおすすめです。苗字・名前で構成されたものがよいでしょう。愛称や記号などの表記は避けた方が無難です。

ちなみに、クラウドソーシングサービスを利用する上では、愛称や記号などのネームの方が多いため、依頼側に違和感は持たれづらいです。ただし、本人確認手続きは必須です。プロフィールを充実させても本人確認が完了していなければ、案件に応募しても採用されない場合があります。

ポイント2:プロフィール画像は自分が被写体の写真を使う

ポイント1同様、プロフィール画像がイラスト、顔写真と関係ない画像(動物や花、風景など)でも仕事を得ることは可能です。顔出ししたくない方もいらっしゃるかと思います。

しかし、プロフィールはクライアントにとって履歴書を見るようなもの。実際にどのような方なのか見えるほうが、依頼する時の安心感はあるでしょう。プロフィール画像を用意できたら、メールソフト、チャットツールなどいずれのプロフィール画像も一つに統一すると良いでしょう。

どうしても顔出しをしたくない場合には似顔絵を用いるなど、顔が描写されているものにしましょう。動物などのイラストは避けたほうが無難です。

自分が被写体の写真を用意するには、主に3つの方法が挙げられます。

  1. 自分で撮影する
  2. 身近な人に撮ってもらう
  3. プロに撮影を依頼する

自分で撮影する場合、自分自身のイメージや雰囲気を反映させやすく、納得のいく画像を作りやすいです。とはいえ、スマホの自撮りで簡単に撮影できるものでもありません。自分で本格的に撮影するとなれば、カメラや照明などの機材や、撮影場所を確保するなど比較的手間がかかってしまいます。

親族や友人に撮ってもらうのも1つの方法です。誰かに撮ってもらう際は、自分が撮影したいポーズや画角、完成イメージを具体的に伝えてから撮影に挑みましょう。ただし、相手がカメラ撮影に不慣れな場合、クオリティの低い写真になってしまう可能性もあることは留意しておきましょう。

プロのカメラマンに依頼する場合でも、自分が理想とする完成イメージを具体的に伝えてから撮影に挑みましょう。近くの写真館などで撮影してもらうほか、ココナラのようなスキルシェアサービスでプロのカメラマンに依頼しても良いでしょう。5,000円〜15,000円程度が相場です。

ポイント3:得意分野は経歴と絡めてアピールする

クライアントは、ライターを探す際に「本当にこの分野について詳しいのか? 知識や経験を持っているのか?」といった不安を抱えています。そうしたクライアントに対して得意分野をアピールし、「自分に発注すれば安心だ!」と思ってもらうためには、その分野に精通している根拠を提示することが必要です。

まだ実績のないライターなら、執筆実績で根拠を示すことはなかなか難しいです。ただし、これまでの経歴を示すだけでも得意分野のアピールには十分なりえます。

「家電やパソコンについて書けます」

といった説明だけでは判断がつきませんが、

「○年間、○○電機で販売員をしていました。『○○』や『○○』といった専門誌・ウェブサイトは欠かさずチェックし、最新情報を取り入れながらお客様に接してきました。」

といったPRがあれば、依頼してみたいと思えるでしょう。

このように、経歴と得意分野を関連させてアピールすることがポイントです。

ポイント4:実績が無い場合はブログで作る

自分が得意な分野や興味のある内容でブログを作成すれば、実績がなくてもスキルや能力をアピールできます。ブログでは知識やノウハウだけでなく、自分の文章力を示す要素ともなるでしょう。

ブログを作成する際にはターゲットとなる読者を設定することが大切です。ただ自分が書きたいことを書いていては良いアピールにはなりません。商業ライティングであることを意識して、誰に向けて、どんな目的で記事を書いているのかが明確に分かるブログ記事を作成しましょう。

また、ブログ作成は、自分の文章力やスキルの向上も望めます。定期的な記事の投稿によって自分の文章を客観的に捉え、自分の文章力の弱点を発見したり改善することができます。

参考記事

ポイント5:改行や箇条書きを活用し簡潔に書く

プロフィールは簡潔かつわかりやすく書きましょう。改行や箇条書きを活用するだけでも、見やすさは向上します。

例えば、自己紹介文の中で改行を使って段落を分ければ、見た目がすっきりとして読みやすくなるでしょう。スキルや経験を列挙するときは、箇条書きを用いると見やすくなります。

ただし、簡潔に書きたいからといって内容を簡素にしてはいけません。また、箇条書きや改行を使いすぎると、かえって読みづらくなってしまう場合もあります。必要な情報を適切にまとめ、必要な箇所で改行や箇条書きを使うことを意識しましょう。

クライアントはプロフィール文の改行や箇条書きの使い方を通して、どんな記事を書くのかも見ています。ただ情報を綺麗に並べればいいというわけではないことを意識しましょう。

ポイント6:「ビギナー」「初心者」などは使用しない

「ビギナー」「初心者」といった言葉は、自己評価が低く見えたり、経験が浅いという印象を与えてしまうため、プロフィールに使用するのは避けた方が良いでしょう。

代わりに「自分が持っているスキルや経験」「取り組んできた業務内容」などを具体的に記載します。また、自己評価に頼らず、実際の業務や経験に基づいた具体的な実績や成果を示すことも重要です。

経験や実績が乏しい場合でも、自分自身の強みや取り組み方、向上心などをアピールするのは可能です。例えば「表現力には定評があり、日々、多様な表現を磨くために、様々な媒体をチェックし、気になる表現はメモに控えるようにしています」といった具体的な言葉を用いれば、プロフィールを充実させられます。

ポイント7:数字を積極的に用いる

プロフィールにおいて、数字を積極的に用いるのは効果的です。数字での表記は、自分のスキルや経験の的確なアピールにつながります。

たとえば、過去に反響が大きかった執筆記事のアクセス数やSNSでの反響などを具体的な数字として示すと、クライアントに良いインパクトを与えられるでしょう。

また、「1週間で何記事書けるか」「1日にどのくらいのボリュームの記事を書くことができるか」などを数字を使って表現しておけば、クライアントに対して事前に自身の稼働可能な業務量を伝える役目も果たします。

ポイント8:連絡先を分かりやすく記載する

連絡先はプロフィール内の分かりやすいところに記載しましょう。突然クライアントから直接メッセージが送られてくる場合もあります。相手が「連絡したい」と思った時に、すぐに連絡先を見つけられるようにしましょう。

連絡先は、電話番号やメールアドレスのほか、SNSアカウント・チャットツールのIDなどを記載します。プロフィールの冒頭や最後に記載すると、クライアントの目につきやすくおすすめです。

連絡先を記載する際には、
・どれくらいで返信できるか?
・いつなら連絡が付きやすいか?
といった点も併記しておきましょう。

例えば
・070-XXXX-XXXX(平日10〜17時対応、留守時は当日中に折り返します)
・xxxx@mail.com(平日24時間以内にご返信します)
などという形で対応可能な日時を明記しておけば安心感を与えられます。顔が見えづらいオンラインでのやり取りだからこそ意識したいポイントです。

ポイント9:誤字脱字を残さない

Webライターとして活動するには、誤字脱字を残したまま公開しないよう注意しましょう。

誤字脱字が多いプロフィールは、クライアントにライターとしての能力や信頼性に疑問を持たれかねません。文章を読みにくくする原因にもなります。

そのためプロフィールを作成する際は、文章の校正を徹底して行いましょう。プロフィール内の文言だけでなくタイトルや見出し、連絡先情報なども含め、文法的に正しくスペルも間違えのない文章に仕上げるのが大切です。

(ちなみに、YOSCA編集部の私も以前、ライターの方から渡された名刺の住所や電話番号に誤りがあり、連絡が取れなかった……という経験を二度ほどしています。さすがにそれだけで取引をしないとは思いませんが、印象が悪くなってしまうことは否めません。何度も確認して損はないでしょう。)

また、文章を読み返して自己チェックするだけでなく、誤字脱字を発見する校正ツールを利用しましょう。ツール活用は、自分の目で見落としがちなミスの発見に役立ちます。

参考記事

ポイント10:使えるツールを簡潔に記載する

使えるツールの記載も、プロフィールの要素として重要な項目です。クライアントが仕事を依頼するにあたって、ライターがどのようなツールを使用できるのか把握しておきたいためです。

ツールとは、文書作成ソフトや表計算ソフト、タスク管理ツールやチャットツールなどを指します。例えば文書作成ソフトでは、Microsoft WordやGoogle Docsが主です。どういったツールをどれくらいの期間使用してきたのか、簡潔に記載するよう心がけましょう。

例)■使用可能ツール一覧

  • Word/ Google Docs:使用歴5年以上
  • Excel / Google Sheets:使用歴5年以上
  • PowerPoint / Google Slides:使用歴5年以上
  • ChatWork:使用歴1年以上
  • GIMP: 使用歴3年以上
  • Premiere Pro: 使用歴3年以上
  • WordPress:使用歴5年以上
  • Zoom: 使用歴3年以上

使用ツールの習熟度を示すために、どんなことができるのか、どんなものを制作したことがあるのかを示すのも良いでしょう。

  • Excel:使用歴5年以上。関数を使用したデータ検索・抽出・統合のほか、VBAも使えます。
  • GIMP: 使用歴3年以上。過去に作成した記事のサムネイル画像を共有します。URL:〜〜〜

受注率向上&高単価を狙うためのプロフィールの書き方

受注率向上と高単価を狙うためのポイントとして、更に5つを挙げてみましょう。

  1. 希望する文字単価を記載する
  2. 知識量、経験値を可視化する
  3. ポートフォリオを定期的に更新する
  4. 自分に依頼することで得られるメリットを記載する
  5. 今までの実績をアピールする

ポイント1:希望する文字単価を記載する

文字単価の記載は、受注率向上と高単価を狙うWebライターにとって重要なポイントの1つです。

文字単価とは、1文字あたりの報酬金額を指します。Webライティングはクライアントが指定する文字数を元に報酬が算出される場合が多く、文字単価が高いほど報酬も高くなります。プロフィールに文字単価を記載しておけば、クライアントへ「予算に合ったライターを探しやすくなる」といったメリットを提供できます。

ただし、文字単価を記載する際にはクライアントに与える印象も考慮しなければなりません。高すぎる単価を設定すると、高額すぎて手が出せないという印象を与えてしまい、依頼する選択肢からすぐに除外されてしまいます。また、安すぎる単価を設定すると、自分自身のスキルや経験値に見合わない低い報酬金額で依頼をされてしまいかねません。

陥ってしまいがちなのが「低単価から始めてしまう」こと。最初は文字単価1円以下で請けて、それから徐々に単価を上げて……と考えがちなライターさんは多いです。しかし、はじめに低い単価で受注してしまうと、そこから単価を上げることはなかなか難しいもの。最低でも文字単価は2円以上を基本設定とし、「案件によってご相談可能」などと付け加えることをおすすめします。

ポイント2:知識量、経験値を可視化する

プロフィールには、自分が提供できる独自の価値を提示しましょう。特に、自身が所有している知識量、経験値を可視化できれば、他のライターとの差別化が図れ、受注率の向上や高単価の獲得につながります。

具体的には、自分が得意とする分野における保有資格、スキルや発信歴、影響力(SNSのフォロワー数や動画チャンネルの登録者数など)、独自の体験などの記載が挙げられます。特に、実体験に基づいた知識・経験はオリジナルな一次情報となるため、自分にしか提供できない価値を示せる可能性があります。

ポイント3:ポートフォリオを定期的に更新する

ポートフォリオは、Webライターが自分の作品や実績をまとめたものです。クライアントがライターを選ぶ際には、ポートフォリオが重要な要素となります。

ポートフォリオを定期的に更新しておけば、自分の能力を適切にアピールでき、受注率向上や高単価の案件獲得につながります。

ポートフォリオの更新頻度も大切なポイントです。更新頻度は自分の作業量やスケジュールに合わせて決めましょう。とはいえ頻繁に更新するのが難しい場合でも、2〜3か月に1回は更新するのが無難です。

ポートフォリオを更新する際には、いくつかの点に注意しましょう。

まずは自分の得意なジャンルや分野を明確にします。自分が得意な分野での作品を中心に掲載すれば、クライアントとのミスマッチを防ぐ効果が期待できるでしょう。

作品の紹介にあたってはタイトルや説明文を工夫し、魅力的にアピールするのが重要です。ポートフォリオを閲覧する際は、初めに記載があるタイトルや説明文から読まれる傾向にあります。そのため、一番先に目につく部分を魅力的に作らねばなりません。

さらに、制作物のクオリティを高めることも意識しましょう。自分の制作物を通して、クライアントに提供できる価値や効果を明確にアピールすることが大切です。

参考情報

ポイント4:自分に依頼することで得られるメリットを記載する

クライアントに独自のメリットを示すことができれば、受注率の向上や高単価案件の獲得につながりやすくなります。

例えば「読みやすさを意識し、適宜、箇条書きや表組みで情報を加工したり、内部リンクを添えたりして、記事を作成しております」といった書き方における訴求や、「私の旦那が税理士のため、税務に関連する内容の部分は監修が可能です」といった自分だからこそのメリットを示しましょう。そのほか「サムネイル画像を無料で1枚ご用意しています」「キーワードの選定は無料で行っております」といった金銭的メリットの訴求も有効です。

一方、「私はクライアントのニーズを理解し、的確な文章を提供することで、お客様の課題を解決できます」「私はクライアントの時間を節約できるよう納期を厳守し、柔軟な対応を心がけています」のようなメリットの訴求にアピール効果は期待できません。具体性がなく、かつ内容もプロの仕事として当たり前のことを記載しているに過ぎないと受け止められるでしょう。記載することでクライアントの印象を損ねることもないでしょうが、あまりに根拠がないアピールだと、「普段の執筆でも根拠のないことを書くのかな?」と疑われてしまう可能性はあります。

ポイント5:今までの実績をアピールする

過去に「どのような仕事を受注し、どのような成果を出したか」といった具体的な記載は、信頼性や実力のアピールになります。

例えば「どのようなテーマの記事を執筆したか」「その記事がどのように評価されたか」「どのくらいのPV数やシェア数があったか」などが挙げられます。クライアントが求めるジャンルやニーズに応じて、最適な実績を選んで記載しましょう。

ただし、クライアントとの契約によっては、秘密保持契約(NDA)によって実績を開示できない場合があります。そうした場合でも、代わりに「某有名企業のWebサイトの記事を担当」などと伏せた言い回しで実績を伝えることは可能です。

Webライタープロフィール作成時の注意点

プロフィール作成時の注意点は以下の3つです。

  1. クライアントの視点を意識する
  2. 定期的にプロフィールの内容を見直す
  3. ネガティブなことは記載しない

プロフィールを作成したり、見直したりする際の参考にしてください。

注意点1:クライアントの視点を意識する

プロフィールを作成する際に、自分自身がアピールしたい点や自己満足的な要素を優先してしまうのは危険です。クライアントが求める人材像やニーズに合わないプロフィールになってしまう可能性があります。

プロフィール作成時にはクライアントの視点を意識し、どのようなライターが必要とされているのかを考え、アピールできるポイントを選定し、プロフィールに落とし込んでいきましょう。

そのほか、例えば、クライアントが求めている記事がオリジナルな情報を含んだ記事であれば、自身の体験を踏まえた記事や、専門家からインタビューして作り上げた記事など、クライアントの要望にマッチした実績をメインで開示するようにしましょう。

注意点2:定期的にプロフィールの内容を見直す

ライターとしてキャリアを積んでいくにつれて、書く文体や得意分野、実績の内容などは変化していくものです。プロフィールには、自分のスキルや実績を正確に表現した方が良いため、プロフィールは定期的に見直し、最新の情報に更新しましょう。

また、応募するプロジェクトや案件に合わせてプロフィールの内容を調整するのも必要不可欠です。

定期的なプロフィールの見直しは、自分のスキルや実績を客観的に確認する機会にもなり、改善点や課題を発見できることができれば成長するチャンスにもなります。三ヶ月に一度など、見直すタイミングを事前に決めておきましょう。

注意点3:ネガティブなことは記載しない

プロフィールには、ネガティブな内容を含めないよう心がけましょう。例えば「これまでに経験がないため、自信がありません」というような否定的な文言は、クライアントにマイナスな印象を与えかねません。結果、案件を逃してしまう可能性があります。

また「他のライターと比べるとスキルが低い」というような内容も、自己アピールの一環としては不適切です。代わりに自分が得意とする分野や強みを記載し、明るくポジティブに自分をアピールするよう心がけましょう。無為な謙遜は逆効果です。

【テンプレート】Webライターのプロフィール作成例

Webライターのプロフィール作成例を紹介します。メールでプロフィールを送る想定でご用意いたしましたので、テンプレートとして活用してください。

作成例1:実績ゼロのWebライターのプロフィール

以下は、実績ゼロのWebライターのプロフィール作成例です。開示できる実績がないため、過去の経歴とブログ記事で訴求できる強みを補完しアピールする内容となっています。

初めまして。
Webライターの〇〇〇〇と申します。

この度はご覧いただき、誠にありがとうございます。
以下に経歴や得意分野、実績などを記載いたしました。ご参照くださいませ。

【名前】
〇〇〇〇

【連絡先】
・電話番号:×××-××××-××××(平日10〜17時対応可能)
・メールアドレス:×××@×××(1営業日以内にご返信します)
・Twitter:××××
・chatwork:××××
・slack:×××@×××
※いずれでも対応可能です

【職務経歴】
2010年      ●●大学○○学部卒業
2010年〜2015年 株式会社●●の人事部に所属。人材採用、研修の開催を担当。
2015年〜2023年 株式会社○○にて人事コンサルティングとして従事。お客様の人材採用の支援や、採用サイトの提案、設計などを行う。
2023年〜現在   ビジネスマナー講師として独立。ライターとしての活動も開始。

【得意分野】
・ビジネスマナー/コミュニケーション分野
・人材育成分野

【保有資格】
・ビジネス実務マナー検定

【自己PR】
・これまで約13年間、人事に関する仕事に取り組んでおりました。その過程で、ビジネス実務マナー検定を取得し、ビジネスマナー講師として社内外問わず、研修サービスを提供しておりました。ビジネスマナー、ビジネスコミュニケーションに関する情報、知見は多分に持っており、丁寧な文章作成も常に心がけております。
・採用サイトの提案、設計の経験があるため、Webコンテンツの作り方やWebマーケティングの基礎は備わっております。
・研修コンテンツの開発の関係で、PowerPointでの見やすい資料作成経験が豊富です。そのため、文章を執筆する上でも見やすさを意識して、箇条書きや表・グラフ作成を意識しています。

【実績】
大変恐縮ですが、ライターとして活動し始めたばかりのため、開示できる実績がございません。
記事サンプルとして、個人で運営しているブログに、「〜〜〜」をテーマにした記事を用意いたしました。( https://~~~~~~ )
ご参考になりましたら幸いです。

【保有スキル、経験】
・SEOライティング
・Wordpress入稿
・研修コンテンツの開発、パワポ資料作成

【使用可能ツール】
・Word/ Google Docs:使用歴10年以上
・Excel / Google Sheets:使用歴10年以上
・PowerPoint / Google Slides:使用歴10年以上
・ChatWork:使用歴3年以上
・Zoom: 使用歴3年以上

作成例2:ある程度実績を重ねたWebライターのプロフィール

ある程度実績を重ねたWebライターのプロフィール作成例です。これまでの経験やポートフォリオの提示と、過去の制作物の成果を中心に訴求しています。

初めまして。
Webライターの〇〇〇〇と申します。

この度はご覧いただき、誠にありがとうございます。
ライターの活動を始めて約5年が経ち、様々なジャンルや形式の記事を作成してまいりました。
以下に経歴や得意分野、実績などを記載いたしました。ご参照くださいませ。

【名前】
〇〇〇〇

【職務経歴】
2010年      ●●大学○○学部卒業
2010年〜2018年 大手出版社の雑誌出版部に所属。ライター、編集として従事。
2018年〜現在  ライターとしての独立。

【得意分野】
・人物インタビュー(これまでに1000人以上を取材してきました)
・IT分野(過去にIT系Webマガジンの編集長として、IT業界の最新情報を発信しておりました)

【実績】
■直近の制作実績
・(記事タイトル):(URL)
・(記事タイトル):(URL)
・(記事タイトル):(URL)

■ご相談いただいた分野の制作実績
・(記事タイトル):(URL)
・(記事タイトル):(URL)
・(記事タイトル):(URL)

※いずれの記事も狙ったキーワードで検索結果1ページ目に表示され、クライアントにもご評価いただきました。
その他の制作物はポートフォリオとして、以下のサイトにまとめています。

■ポートフォリオサイト
https://~~~~~~

【単価】
・Webライティング 文字単価:3円程度
・インタビュー記事 1記事30,000円〜
※ジャンルや条件によって単価は前後しますので、詳細はご相談ください。

【保有スキル、経験】
・キーワードリサーチほか、SEOに関する知識・経験
・Wordpress入稿
・ディレクタースキル(Webマガジンの編集長経験あり)
・スチール撮影(SONY α7を保有)

【使用可能ツール】
・Word/ Google Docs:使用歴10年以上
・Excel / Google Sheets:使用歴10年以上
・PowerPoint / Google Slides:使用歴10年以上
・Adobe Photoshop:使用歴3年以上
・Slack:使用歴5年以上
・Zoom: 使用歴5年以上

【連絡先】
・電話番号:×××-××××-××××(平日10〜17時対応可能)
・メールアドレス:×××@×××(1営業日以内にご返信します)
・Twitter:××××
・chatwork:××××
・slack:×××@×××
※いずれでも対応可能です

まとめ

プロフィールの作成はライターの営業戦略に欠かせません。同じ情報でも、見せ方一つで良いアピールにも悪いアピールにもなってしまいます。大切なことはクライアントの視点を意識し、求められる人材像に合わせた内容を訴求することです。

また、プロフィールを見直すことで、自身のキャリアを振り返ったり、これから目指すキャリアを考える機会にもなります。希望するライターキャリアを実現させるために、どんなプロフィールを書けるようになれば良いのかといった逆算的思考から、仕事を探したり、学習したりすることもおすすめです。当記事をきっかけに、ライターキャリアが充実したものとなりましたら幸いです。

あなたのライターキャリア講座」では、プロの編集者からの添削を受けられます。プロフィールの作成を含め、文章力を向上させたい方には是非ご覧いただきたい内容です。ご興味のある方はLINE・Twitter・メールからお気軽にご相談ください。

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YOSCAブログ編集部
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