
現役Webライター24人が回答!一日の流れ・体験談・苦労話のリアル事情
( 最終更新日:2023年7月13日)
Webライターの魅力の一つとして、場所や時間に縛られないことが挙げられます。しかし作業時間を自己管理できなければ、ダラダラと作業を続けてしまったり、オンとオフのメリハリがなくなってしまったりします。
ライターを目指している方や、ライターを始めたばかりの方は、執筆時間のやりくりで疑問を抱いている方も多いはず。そこで本記事では、現役ライターにアンケートを実施し、24件の回答を収集。一日の流れや、参考にしやすい体験談を集めました。
- 作業時間の目安や一日の流れを知りたい
- どうやって執筆時間を確保しているのか知りたい
- 実際のライターの声を聞いてみたい
このようにお考えの方は、ぜひ最後までお読みください。現役ライターへのアンケートでは、ライターの魅力や苦労話などのエピソードも答えていただいているので、今後の執筆活動の参考にしていただけると幸いです。
【パターン別】Webライターの一日の流れ
まずは現役のWebライターがどのようなスケジュールで動いているのかを見てみましょう。ここでは、専業ライター・副業ライター・主婦(主夫)ライターに分けて、それぞれのスケジュールの例を紹介します。
〈パターン1〉専業ライターの場合
- 9:00~10:00 起床・家事
- 10:00~12:00 業務(メールチェック等事務仕事)
- 12:00~13:00 お昼休憩
- 13:00~18:00 業務
案件ごとにタスクを書き出し、納期までに間に合う形でスケジューリングしています。タスク毎にどの程度時間がかかるのか、常に把握しておくのがポイントです。
S.Kさん、専業ライター、ライター歴10年、平日のみ稼働
- 7:00 起床、体操や掃除などセルフメンテナンス、軽い朝食
- 10:00 業務開始
- 13:00 昼食
- 14:00 取材
- 18:00 帰宅、夕食、入浴
- 20:00 メールチェックや返信、スケジューリング
- 22:00 就寝
翌日のスケジューリングは毎日行い、半月先くらいまでの見通しをあらかじめ立てるようにしています。
K.Oさん、専業ライター、ライター歴11年以上、全日稼働
専業ライターは作業時間を作りやすい反面、スケジュール管理を怠ると、生活面での堕落や仕事のモチベーション低下に繋がります。そのため多くの方が作業時間のメリハリを意識しており、タスク管理を重要視しているようです。
当社で現役Webライターにアンケートを取ったところ、スケジュール管理をするうえでの工夫として、以下のような回答がありました。
- タスク管理ツールの利用
- スケジュール管理アプリにタスクを打ち込んで管理している。
- スプレッドシートに月ごとの業務カレンダーや執筆記事一覧などを作成し、タスクや締め切りを管理している。
- タスクと締め切りを書いた付箋を壁に貼ってタスク管理している。
- 仕事を承った時点で執筆スケジュールをできるかぎり組んでいる。
- 案件ごとに具体的な作業内容と時間を割り当て、スケジュールに落とし込んでいる。
- 業務量の管理
- 余裕を持たせるため、1日にスケジュールを入れすぎないようにしている。
- 1日1本の執筆+1本の構成くらいのボリュームに留めている。
- 難しい内容の際はバッファを多めに取るようにしている。
- アポを取る際は時間に余裕を持って取るようにしている。
- 毎日大体同程度の業務量をこなし、受注量を正確に見積もれるようにしている。
- ライフスタイルと仕事のバランス
- 午前に特に頭を使う作業(納品前の最終確認など)を集中的に行っている。
- 不規則にならないよう、食事や睡眠はできるだけきちんと取っている。
- 休むときは丸一日仕事をしないようにしている。
タスクや締め切りの管理方法に関しては向き不向きがあるため、デジタルかアナログは自身に合ったものを選ぶと良いでしょう。当たり前ですが、納期は絶対厳守が基本。そのため皆さん余裕を持ってスケジューリングし、無理のない範囲内での受注を意識されているようです。仕事に集中しすぎると生活が不規則になりがちなので、規則的に作業の時間を設定し、食事や睡眠なども決まった時間にきっちり取るようにしたいですね。
また、仕事の日とプライベートの日は完全に分けるという意見も多く見られました。作業時間とプライベートの時間を上手く切り替えるのが、ライターの成功の秘訣といえそうです。
〈パターン2〉副業ライターの場合
- 6:30 起床
- 7:30〜8:30 移動中の電車、駅のベンチで業務
- 9:00〜18:30 本業
- 19:30 帰宅
- 20:30〜21:30 執筆
- 23:00 就寝
平日は電車の移動時間などを活用するようにしています。
K.Wさん、副業ライター、ライター歴1年未満、全日稼働
- 8:00 起床
- 10:00 業務開始(主に構成案,見出しを作成)
- 12:00〜15:00 執筆途中段階の共有
- 18:00 記事提出
1,500文字程度の案件は上記のようなスケジュールで対応しています。土日に作業を行うので、可能な限り私的な予定は入れないようにしています。
らっこピぺさん、副業ライター、ライター歴1年未満、休日のみ稼働
本業の度合いにも寄りますが、副業ライターはやはり稼働時間に制限があり、上手く作業時間を捻出する必要があります。通勤時の移動時間や本業の休憩時間、帰宅後のプライベートの時間を作業時間に当てている方が多いようです。
ライターへのアンケートでは、その他の工夫として以下のような回答がありました。
- 予期せぬ修正など突発の案件もあるので、極力前倒しで作業している。
- 出来るだけ仕事を前倒しでこなして、納期の数日前にはいったん終わらせるようにしている。
- 平日も休日も起床時間は大きく変えず、生活リズムを保つようにしている。
- 多くの仕事を抱えず、スケジュールがタイトにならないようにしている。
本業を抱える分、副業ライターは急な案件への対応が難しいため、できる限り時間に余裕を持って動いている方が多い印象です。
また、休日も平日と同じような時間の使い方をして、生活リズムが崩れないように工夫している方も多くいらっしゃいました。継続して習慣化すれば作業効率も上がり、少ない作業時間の中でも生産性を上げられそうですね。
〈パターン3〉主婦・主夫ライターの場合
- 8:00 起床
- 9:30~10:00 始業
- 12:30~13:00 休憩
- 18:00~18:30 終業
始業がキモです。とにかく始業時間を決めて手を動かし始めればすんなりと業務に取り組めます。
S.Iさん、主婦ライター、ライター歴11年以上
主婦・主夫ライターも家事や育児などに時間を取られるため、作業時間の捻出に工夫が必要です。乳幼児の育児をされている方は、特に臨機応変な対応が必要となり、時間が読みづらく大変でしょう。子供が寝てからまとめて作業する、執筆作業の合間に家事を行うなど、それぞれ柔軟に対応されている方が多い印象です。
アンケートでは、その他の工夫として以下のような回答もありました。
- 行き詰まってしまわないように、1時間おきに休憩を設けている。
- 作業の合間に散歩、昼寝、家事などを取り入れて気分転換している。
執筆作業に追われ、家事や育児が疎かになってしまっては本末転倒です。仕事ばかりで思いつめないよう、切り替えや気分転換を意識的に行う方が多いようです。
しかし上手く付き合えば、業務と家事で気分転換を繰り返し、息抜きのような感覚で楽しく執筆できるのが利点となりそうです。
執筆時間を確保する方法4+α
副業ライターや主婦・主夫ライターにとっては、作業時間が限られてしまいがち。納期に間に合わないから応募すらできないと嘆く初心者ライターも多いはずです。しかしすきま時間を上手く活用すれば、記事の質や執筆スピードは飛躍的に伸ばせます。
ここでは、現役ライターがどのように執筆時間を確保しているのかを紹介するので、ご自身に合う形を探してみてくださいね。
〈方法1〉早朝に時間を取る
朝は頭が冴えやすい貴重な時間です。「朝活」という言葉も一般的に使われますよね。いつもより少し早めに起きて執筆や構成の作成などに時間をあてると効果的です。
また専業ライターの場合、朝は運動や勉強の時間にする、主婦・主婦ライターの場合は朝のうちにできる限りの家事をこなしておくなど、朝活を上手に利用して一日の能率を上げる方法もあります。頭を使う作業がある場合は頭が冴えているうちに集中してやってしまうなど、臨機応変に朝の時間を活用できると良いですね。
また主婦ライターの間では、家族が起きる前にできるだけ作業しておきたいという方も多いようです。
〈方法2〉移動時間を活用する
電車移動など、通勤に時間がかかる方は移動時間を有効活用しましょう。
パソコンの持ち運びができない場合でも、スマートフォンやタブレットさえあれば工夫次第で作業を進められます。Googleドライブやメモ帳などに執筆内容を下書きしておく、リサーチだけでも済ましておくなど、スムーズに執筆できるような準備をするだけでも効率はグッと上がります。
〈方法3〉お昼の時間を活用する
副業ライターの方は昼休憩の時間、育児をされている方は子供が昼寝している間も執筆にあてられます。
主婦ライターの場合、家に誰もいない昼こそ集中して作業できるという意見も多いようです。短い時間でも効率的に活用し、作業時間を見出しましょう。
〈方法4〉深夜に時間を取る
家族が寝静まる深夜も作業時間として有効です。専業ライターの中にも、夜の方が作業がはかどる夜型ライターは多くいます。
ただし無理に睡眠時間を削るのはNGです。健康や本業に害が出ない範囲で時間を有効活用しましょう。また、夜の間はクライアントや取材相手とのやり取りが難しいことはもちろん、納品も日付が変わる直前などに行っていては、クライアントに迷惑がかかるので注意が必要です。
その他の工夫(スケジュール・社交・趣味・日常生活)
上記で挙げた一般的な方法以外にも、誰もが行える細かい工夫はたくさんあります。
- スケジュールと時間管理
- 1日の作業スケジュールを決める
- すきま時間はスマートフォンでもできる作業を行う
- カフェやコワーキングスペースを利用する
- 社交と趣味の時間管理
- 知人との連絡や外出を控える
- 趣味を減らす
- スマートフォンを見る時間を減らす
- テレビや動画を見る時間を減らす
- 日常生活の効率化
- 食事やお風呂の時間を短縮する
- 家事をまとめて一気に行う
- 買い物をまとめて行う
- 食洗機や掃除ロボットを導入する
挙げるとキリがないですが、時間確保のためにできる工夫は生活の中でたくさん見出せるはずです。無駄な時間がないか、もっと効率的に動けないか、ぜひ一度ご自身の環境を見直してみてくださいね。
執筆速度が上がらない場合は、集中できる環境を作ったり、場所を移動したりするのも効果的です。ある程度雑音がある方が集中できる場合などもあるので、色々な環境で試してみると良いかもしれません。
現役Webライターの体験談―魅力・苦労・アドバイス―
これからライターを始めたい方や、始めたばかりの方にとって、現役ライターからの後押しやアドバイスなどが欲しい方もいらっしゃいますよね。
そこで当社で行ったアンケートにて、現役Webライターの体験談を集めました。ライターの魅力や苦労話、アドバイスを紹介するので、今後の活動のための参考にしてくださいね。
Webライター7つの魅力
まずはライティングの仕事をしていて良かったこと、嬉しかったことを現役のWebライターに聞いてみました。
- 自分の記事や文章を認められるのが嬉しい
- 掲載された記事を見ると嬉しくなる
- 達成感がある
- 収入を増やせる
- 色々な情報に触れられる
- 好きなことを仕事にできる
- 家族との時間を大切にできる
ライターの魅力としてよく挙がるのは「自分の記事や文章を認められること」で、その評価と喜びを大切に感じているのがうかがえます。それは初めての記事が依頼主に賞賛された瞬間から、取材対象者ができあがった記事に感動するまで、さまざまな形で表れます。また、自分が書いた記事や広告が公に掲載される瞬間も、特に喜びを感じる瞬間です。他にも、記事を完成させたときの達成感、頑張り次第で収入が増える可能性、色々な情報に触れて学ぶことができること、そして、自分の好きなことを仕事にできること、家族との時間を大切にできることなども、ライターとしての魅力として挙げられています。これらはすべてライター業の多面的な魅力を反映しているといえるでしょう。
〈魅力1〉自分の記事や文章を認められるのが嬉しい
仕事のグループチャット内で良い記事を書くライターとして紹介していただいた経験があります。初めて執筆した記事なのでとても嬉しかったです。
K.Wさん、副業ライター、ライター歴1年未満
自身が執筆したものへの反響をいただいて、自身の仕事でクライアントのお役に立てたという手ごたえが感じられる点が魅力です。Web記事であればオンラインで読者の反応が見えますし、紙媒体であれば書店に並んだり人に手に取ってもらったり、といった形で成果が見えます。
A.Iさん、専業ライター、ライター歴10年
個人的には、人が仕事をするのは報酬など金銭面だけでなく、こうした「自身が役に立てた実感を抱ける」という点も大きいと思っています。私はライターの仕事からそういった体験も多くさせていただき、関わってくださっている皆様に常に感謝の念が絶えません。
自分の書いた記事に「面白かった」とコメントしていただけること、クライアント様の要望に応えた結果喜んでいただけることがライターの魅力です。
T.Nさん、専業ライター、ライター歴6年
通販の折り込みチラシの文章作成をしたことがあります。そのときは、そのチラシを見て商品に興味を持ったというお客様がたくさんいらして、自分の文章に惹かれて買い物をしてくれる人がいることに感動しました。
A.Tさん、主婦ライター、ライター歴1年未満
クライアントからあなたの仕事は信頼できると評価してもらい、継続して案件をもらえるようになったときは嬉しかったです。
T.Oさん、専業ライター、ライター歴2年
記事を読んだ取材対象者が驚き、喜んでくれることが何より嬉しい。
K.Oさん、専業ライター、ライター歴11年以上
クライアント様からお褒めの言葉をいただいたときや、閲覧数などで結果が出たときに喜びを感じます。
N.Kさん、専業ライター、ライター歴2年
ライターの魅力で最も多かったのが「自分の記事や文章を認められること」でした。やはり自身の仕事を評価されるのは誰にとっても嬉しいですよね。読者が何を求めているのかを意識して執筆すれば、自ずと質の高い文章が書けて、クライアントへの信頼に繋がるはずです。
〈魅力2〉掲載された記事を見ると嬉しくなる
自分が書いたコピーや文章を企業広告などで偶然見かけて嬉しくなりました。
S.Iさん、主婦ライター、ライター歴11年以上
自分の書いた文章が、WEBや紙面に掲載されたのを見たときは、達成感があります。
N.Tさん、専業ライター、ライター歴10年
自分の書いた記事から売上が発生したと連絡をいただいたときは嬉しかったです。
M.Yさん、専業ライター、ライター歴2年
自分の記事を認めてもらって、掲載された時は嬉しかったです。また、最初は修正が多かったのがだんだんと少なくなっていくのも成長を感じられて嬉しかったです。
マークなかじまさん、副業ライター、ライター歴1年未満
自分が手がけた記事が誰かの元に届いているのを実感できるのは嬉しいですよね。自分の記事が上位表示されていると自信にもなるはずです。
〈魅力3〉達成感がある
文章を書き終えた後に達成感があります。どうやって文章を書いていけばよいか迷っているとき、急にインスピレーションが湧いて、完成に近づけることができた時は嬉しかったです。
M.Aさん、介護ライター、ライター歴9年
大変な仕事を成し遂げた時こそ、より達成感を得られますよね。時にはつまずいたり、筆が進まなかったりするかもしれませんが、乗り越えればライターとしての成長も実感できるでしょう。
〈魅力4〉収入を増やせる
フリーランスの在宅でも正社員かそれ以上の収入を得られるようになれたのが嬉しいです。
Y.Iさん、専業ライター、ライター歴4年
頑張ったら頑張っただけ収入が上がるのが嬉しいです。
N.Tさん、専業ライター、ライター歴10年
副収入があることが魅力です。
J.Yさん、副業ライター、ライター歴11年以上
頑張り次第で収入をどこまでも伸ばせるのは魅力的ですよね。最初は難しいかもしれませんが、実績が増えれば増えるほど収入も増やせるはずなので、ぜひ乗り越えたいですね。
〈魅力5〉色々な情報に触れられる
いろんな人の話を聞けること、さまざまな言葉を知れることが嬉しいです。
S.Mさん、専業ライター、ライター歴1年
インタビューからまとめる仕事が好きで、その方の思いや人生が染み込むことを味わっている。
K.Oさん、専業ライター、ライター歴11年以上
さまざまな業界を覗き、視野が広がったように思います。また経営者など、いち会社員が話す機会がないような人から直接話をきくことができ、見識が広がりました。おかげさまで多種多様な人脈も形成できました。また、取材による記事執筆、撮影だけでなく、SNS運営、漫画原作執筆、シナリオ執筆、歴史館の解説パネル政策、イラスト、バー接客、著名写真家のモデルなど、まったく違う仕事を得ることがあります。それらは面白いことにライター業から数珠つなぎになっていて、この7年間で多くの経験値を得たように思います。
Y.Kさん、専業ライター、ライター歴7年
紙媒体での経験はあったものの、ライターを始めてSEOの知識がついたことが嬉しいです。
tsukaさん、副業ライター、ライター歴11年以上
名刺1枚で自分とは接点のない人たちに出会えること。手つかずの新しい情報だけでなく、異なる価値観や生き方に触れて豊かな人生が送れた。
M.Iさん、専業ライター、ライター歴11年以上
ライターは情報の整理も仕事の一環となるため、色々な情報に触れられます。物事に詳しくなれて、学びが多いのもライターの魅力の一つです。
〈魅力6〉好きなことを仕事にできる
もともと文章を書くのが好きだったので、好きなことを仕事にしてお金を稼げていることが魅力です。
S.Kさん、専業ライター、ライター歴10年
もともと文章を書くのがとても好きなので、執筆を仕事にして幸せを感じています。
S.Tさん、専業ライター、ライター歴1年未満
文章を書くのが好きな方や、調べたりまとめたりするのが好きな方には嬉しい職種です。好きなことが収入につながるのは魅力的ですよね。
〈魅力7〉家族との時間を大切にできる
基本的に在宅で稼働でき、家族との時間を大切にできる点に満足しています。
S.Tさん、専業ライター、ライター歴1年未満
作業時間を自己管理できるのもライターの大きな魅力です。家族との時間や趣味の時間が増えるのもライターのメリットといえるでしょう。
Webライターの苦労話10
続いてWebライターをしていて困った経験や苦労した話を紹介します。
- 仕事上の苦労
- 応募結果の連絡が来ないことがある
- 案件を獲得できない時がある
- 理不尽な対応を受ける時がある
- 希望の報酬に満たない、単価が上がらない
- 執筆上の苦労
- 書く手が止まってしまう、書くのが難しい
- リサーチが大変、情報の取捨選択が難しい
- 健康上の苦労
- 忙しい時は睡眠時間が減る
- 体調や気分がすぐれない時がある
- プライベートな苦労
- 業務で相談できる相手がいない
- 家庭の事情
ライターが経験する困難さを多角的に語ったコメントが寄せられました。返事が来ないクライアント、案件獲得の難しさ、相談相手の不在といった課題が挙げられています。また、依頼主や更に上流のエンドクライアントからスケジュールや依頼内容について理不尽とも思える対応を求められることもストレスとなることがうかがえます。
一方で、フリーランスとしての自己管理の難しさや、文章を書くことの困難さも垣間見えます。リサーチの大変さや情報の取捨選択の難しさも課題として挙げられました。さらに、希望の報酬に達しない、単価が上がらないといった経済的な問題や、育児や介護など個人的な事情も困難を生むことがあります。
〈苦労1〉応募結果の連絡が来ないことがある
テストライティングをして、返事もないクライアントさんには困りました。ライターに優しくないと感じるクライアントさんも困りました。
マークなかじまさん、副業ライター、ライター歴1年未満
忙しいのを理由に、たまに応募先から連絡が来ない場合があります。案件獲得を急いでいる際は困るかもしれませんが、あまり深く捉えないのが得策です。最初のうちはネガティブ思考にならず、挑戦する気持ちを前面に出すことが成功の秘訣といえるでしょう。
〈苦労2〉案件を獲得できない時がある
案件を獲得できないときはつらかったです。
N.Kさん、専業ライター、ライター歴2年
実績が少ないうちはなかなか案件獲得に繋がらないことも多いです。自分の文章がいけないのかもとネガティブになりがちですが、必ずしもそうではありません。自分の文章との相性も少なからずあるはずなので、自分に合うクライアントが見つかるまで根気強く挑戦するのも重要です。
〈苦労3〉理不尽な対応を受ける時がある
ライターは多くの場合、仕事の割り振りの中では作業の末端にいる人になってしまうため、上流で実権を握っている人の都合等により、スケジュールで振り回されることが多くなってしまい、様々な場面で悩まされてきました。(納期を早めたい、来週取材の予定だったけど明日に変更できないか、等)
この構造を変えることは難しいため、「自身が上流に行けないか模索してみる」「振り回してくるクライアントではないか見極める」といった点を意識しています。
A.Iさん、専業ライター、ライター歴10年
時折理不尽な修正依頼などがあると精神的に疲弊する。著名人との企画などは調整が難しいこともあります。
N.Tさん、専業ライター、ライター歴10年
クライアントによってフィーの凸凹がある。あとたまにとんでも案件が舞い込むことも。私の場合、著名選手のインタビュー記事が、クライアント側のさまざまなミスで掲載が見送られたことがありました。その担当者とはもう連絡が取れませんが、案件が進行しているときは、夜中に突然電話が掛かってきて口説かれることもあり、面倒でした。代理店などを通さずに、クライアントから直接ライターに執筆依頼の連絡があり、案件の説明で夢物語が広がりだしたら要注意です。この件では、某有名スポーツ誌とクライアントのコラボで、誌面とサイト両方に載るという話でした。執筆代金はしつこく迫って請求しましたが、渾身の記事がお蔵入りになったのが今でも悔やまれます。
Y.Kさん、専業ライター、ライター歴7年
クライアントが仕事の内容を中途半端に設定し、同じ作業をやり直ししなければならず、2度手間になった時はつらかったです。
M.Aさん、介護ライター、ライター歴9年
編集者の方や取材対象者に偏見、こだわり、差別意識が見えた時は大変でした。取材対象者の場合は書かなければいいが、編集者の場合は難しく、そちらの差別や偏見にこちらが乗っからないように、書く前にたくさん話をして、意識のすり合わせをしなくてはいけないからです。
Y.Yさん、専業ライター、ライター歴11年以上
時には急な依頼や理不尽な対応を迫られることもあるでしょう。自身のスケジュールを常に把握しておき、できないことは早いうちにできないと伝えるのも大切です。
良心的なクライアントであれば、真摯な対応をきっと評価してくれるはずです。あまりに理不尽な要求が多いクライアントなど、自身の許容に反する場合は、手を切る判断も視野に入れておきましょう。
〈苦労4〉希望の報酬に満たない、単価が上がらない
文章を書くことはいわば、義務教育を受けた日本人なら誰でもできることと思われ安く、職業としては軽んじられがちだなと、色んな場面で「ライターです」と名乗る中で思ってきました。
それが顕著に表れていると思われるのが、クライアントから提示される希望報酬です。「0が1つ足りないのでは?」と思うような報酬を提示される時もあり、「ライティングなんて誰でもできるし、このぐらいでいいでしょ」と下に見られているように感じてしまう場面が幾度もありました。「文章を書くことは誰でもできるけど、情報発信の場ではプロの仕事が求められる(それに応じた報酬も必要になる)」ということが伝わるよう、自身の仕事に誇りを持って続けていきたいと思っています。
A.Iさん、専業ライター、ライター歴10年
仕事をしていく途中で、要望事項が増えてくるのに単価に反映されず、途中で仕事を終了することがあります。単価と作業量が見合っていないと感じる時はつらいです。
M.Aさん、介護ライター、ライター歴9年
フリーランスなので収入や生活リズムが安定しない時期は困りました。
M.Iさん、専業ライター、ライター歴11年以上
最初のうちは単価を上げづらいかもしれません。上手にモチベーションを管理し、無理のない範囲でコツコツと実績を増やしてくださいね。
経験や実績が増えると単価も上げやすくなります。また資格を取ったり、記事の専門性を上げたりすることでも単価アップに繋がり、クライアントからの信頼も厚くなります。
〈苦労5〉書く手が止まってしまう、書くのが難しい
独立当初はどうしても書く手が止まったり、執筆ペースがつかめず月に2度徹夜をしたりして、大変でした。
T.Nさん、専業ライター、ライター歴6年
構成をうまく組み立てられておらず、何を書いたらいいのかわからなくなったときは苦労しました。
N.Tさん、専業ライター、ライター歴10年
集中力が続かなくて苦労しています。締切が近いのにどれだけ家にこもってもなかなか筆が進まず、どんどん焦っていく。また、編集やクライアントからダメ出しを多くもらうと、内容にもよるがへこみます。
T.Oさん、専業ライター、ライター歴2年
自分が書きたいと思う表現が、薬機法に触れたり、他人が読んだら分かりづらい例えだったりしたことが何度かありました。気づかないうちに独りよがりな文章になっていたことを知ったときは、文章を書くということはとても難しいと感じました。
A.Tさん、主婦ライター、ライター歴1年未満
クライアント様からの修正依頼の指示をうまく把握できなかったときは苦しかったです。
N.Kさん、専業ライター、ライター歴2年
最初のうちは手が止まってしまい、執筆スピードが上がらないことも多いでしょう。集中できる環境を整える、リフレッシュして切り替えるなど、対処法を身につけましょう。
何を書けばユーザーが助かるのかを常に意識すれば記事の質は上がり、経験を増やすほどに書くスピードは自ずと上がります。
困った時はクライアントやライター仲間に相談しながら、上手く乗り越えてくださいね。
〈苦労6〉リサーチが大変、情報の取捨選択が難しい
生みの苦しみはいつもあり、知らない分野の調査もなかなか大変ではあります。
K.Oさん、専業ライター、ライター歴11年以上
まったく知見のない分野の執筆で、リサーチに時間がかかすぎたときは大変でした。
M.Yさん、専業ライター、ライター歴2年
締め切りまでに原稿ができそうもないとき、事前の情報収集や聴き取りがうまくいかず素材が充分に揃わなかったときが大変でした。
M.Iさん、専業ライター、ライター歴11年以上
取材の際、情報を選ぶことが難しく感じることはあります。伝えたいことが多くなりやすいです。
S.Mさん、専業ライター、ライター歴1年
指定の執筆文字数を遥かに超える構成にしてしまったと気付かずに執筆に入り、執筆最中に大幅に削る羽目になったことがあります。このせいで執筆時間が予定よりも4時間ほどオーバーしてしまい、とても苦しみました。
一方で、削りたくない箇所は自分の意思で決めるのではなく、「読者目線に立って考えなければいけない」という学びがありました。
らっこピペさん、副業ライター、ライター歴1年未満
ライター業はリサーチの時間がメインといっても過言ではありません。リサーチも経験すればするほど慣れて上手くなります。読者が求めている情報が何かを常に意識して、情報の取捨選択を明確にしましょう。
〈苦労7〉忙しい時は睡眠時間が減る
本業の繁忙期と納期がバッティングしてしまった時は睡眠時間を削っていたので苦しかったです。
K.Wさん、副業ライター、ライター歴1年未満
お仕事を引き受けすぎて寝る時間を削りまくっていたときはつらかったです。
N.Tさん、専業ライター、ライター歴10年
始めて数ヶ月は種まきの時期として、頂ける案件をジャンルを問わずに受けていました。結果的にキャパオーバーとなり、深夜まで仕事をしたり、家事が疎かになったりしてしまいました。月収は目標の30万円を超えましたが、生活とのバランスを重視して効率よく働こうと反省しました。前職で長時間労働や徹夜に慣れている分、フリーランスとして自己管理の重要性を感じています。
S.Tさん、専業ライター、ライター歴1年未満
睡眠時間を削ると脳が働かず、健康にもリスクが生じるのでデメリットが多いです。できる限り余裕を持ったスケジュールを組み、突発的な案件が来てもすぐに対応できるようにしておきたいですね。
〈苦労8〉体調や気分がすぐれない時がある
気分が落ち込んでいたり体調が悪かったりしていても楽しいことを書かなければならないときはつらいです。
S.Iさん、主婦ライター、ライター歴11年以上
体調や気分がすぐれない時は、文章にも表れてしまいがちです。スケジュールに余裕がある時はしっかり気分転換して万全の状態で執筆できるのが理想ですね。
〈苦労9〉業務で相談できる相手がいない
始めたてで繋がりがほぼないため、ライティングのことについて相談できる人がいなくて苦労しました。
K.Wさん、副業ライター、ライター歴1年未満
フリーランスは上司や同僚がいないので、ちょっとしたことを話せなかったのが辛かったです。
Y.Iさん、専業ライター、ライター歴4年
単価を決めるのに迷ったときなど、ライター仲間がいなかった頃は誰にも相談できずつらかったです。
N.Tさん、専業ライター、ライター歴10年
最初のうちは相談相手が少なく、一人で悩んでしまう方も多いようです。ですが、困ったことがあれば必ずクライアントの担当の方に相談しましょう。
「こんなことまで聞いたら迷惑かな」と思うかもしれませんが、相談せずに独りよがりな文章を提出する方がクライアントを困らせてしまいます。クライアントとのすり合わせを綿密に行い、質の高い記事の納品を目指してくださいね。
また、ライター仲間がほしい場合はSNSを利用してみましょう。同じような悩みを持つライターがたくさんいるので、相談相手を増やせるはずです。
〈苦労10〉家庭の事情
なかなか保育園に入れなくてつらかったです。
N.Tさん、専業ライター、ライター歴10年
家族のケアとのバランスで悩んだ時期があり、つらかったです。
tsukaさん、副業ライター、ライター歴11年以上
在宅介護をしながら仕事しているので、仕事中にいろいろ用事が出てきて集中できない時は大変です。
M.Aさん、介護ライター、ライター歴9年
個々の理由でつらいこともたくさんあると思います。時には案件を振り返り、自分の現状に合っているかを見つめ直すのも重要です。
現役Webライターからの12のアドバイス
最後に、ライターとして働くうえでのアドバイスを聞いてみました。
- スキル・能力開発
- 最初は上手くいかないことも多いと認識する
- 学んだことが力になる
- 「書く」以上に「聴く」ことが大切
- 企業の売上アップとユーザーニーズを意識して
- マインドセット・自己管理
- 人として成長することも重要
- 書けない時は気分転換も大切
- SNSの情報に振り回されないで
- スケジュールに余裕を持つ、自分の仕事量を把握する
- 成し遂げたいことを見極める
- 自分を安売りしない
- モチベーション・健康管理
- 評価されるとモチベーションになる
- 適度に運動などの健康管理を忘れずに
ライターとしてのスキル向上だけでなく、人間性や心を磨くことも重要である点や、仕事に対する適度な気分転換や自己管理、自分の仕事量の把握も重要との見解がありました。
さらに、他者からの評価によるモチベーション向上、適度な運動による健康管理、そして継続的な学習とその活用も強調されています。また、仕事を通じて企業の売上アップやユーザーの悩み解消を意識すること、自分が成し遂げたい目標を見極めること、自己価値を理解し自分を安売りしないことなども大切だと述べられています。
また、「書く」以上に「聴く」ことが重要で、ライターとしての興味や好奇心を持ち続けることが必要だとの意見もありました。
これらのアドバイスは、ライターとして成功するための多角的な視点を示しているといえるでしょう。
〈アドバイス1〉最初は上手くいかないことも多いと認識する
最初はうまくいかないことも多いですが、コツコツ積み上げていけば成長を感じ、成果につながっていくので、無理なく長期戦で頑張ってほしいです。
マークなかじまさん、副業ライター、ライター歴1年未満
最初はとりあえず、さまざまな記事をたくさん書いてみることが大切だと思います。やっているうちに、自分の得意や苦手、ライターとして進むべき方向が見えてくるはずです。
S.Tさん、専業ライター、ライター歴1年未満
始めるまでは不安ですが、いざ始めたらなんとかなります!先方の指示と納期をしっかり守れば大丈夫です。
K.Wさん、副業ライター、ライター歴1年未満
最初のうちは大変なことが多く、なかなか一歩を踏み出せない方も多いと思います。しかし、いざ挑戦してみれば意外となんとかなってしまうという方も多いようです。トライアンドエラーの精神で、勇気を持って頑張ってみてくださいね。
〈アドバイス2〉学んだことが力になる
自分はコーチングを学んだことが今とても役立っている。インタビューで事実や対象者の思いを掘り下げたり、セルフコーチングしながらどのように着地したいかも考えながら、ライティングができる。
K.Oさん、専業ライター、ライター歴11年以上
ライターは特に学びの多い職種で、学んだことはどんどん力になります。学んだことを次に活かし、良い循環を回したいですね。
〈アドバイス3〉「書く」以上に「聴く」ことが大切
ライターでもいろんなジャンルがありますが、やはり 「好き」がないとできない仕事。興味分野のアンテナを磨き、好奇心を持ち続けること。取材のライターであれば「書く」以上に「聴く」を大事に、とお伝えしたいです。
M.Iさん、専業ライター、ライター歴11年以上
ただ書くだけでなく、相手に寄り添った記事制作が重要ということですね。独りよがりな文章にならないように、常に相手がいることを意識したいですね。
〈アドバイス4〉企業の売上アップとユーザーニーズを意識して
仕事をくださる企業の売上アップと、自分が書いた記事を読むユーザーの悩みを解決することの2つを意識すると、熱のこもった記事に仕上がります。
M.Yさん、専業ライター、ライター歴2年
クライアントファースト、ユーザーファーストの記事を意識すれば、自ずと記事の質は上がります。常に目的意識を忘れずに執筆活動を行いたいですね。
〈アドバイス5〉人として成長することも重要
社会の仕事全般に言えることかも知れませんが、ライティング能力の向上だけでなく、「人間性や心を磨く」こともとても大事だと思っています。
新規でも継続でもお仕事をいただくのは、いつも人を介しています。ライターは無数にいるので、「こいつ面倒くさいな」「話が通じにくいな」と関係者に思われてしまったら、仕事ができて人間的にも魅力的な他のライターに仕事が行ってしまうかも知れません。「自分は他者から見て、一緒に仕事がしやすい人間か?」という視点でご自身を振り返ってみると、新たなチャンスに出合えるかも知れません。(私も偉そうなことを言える身では全然なく、反省の日々です……!)
A.Iさん、専業ライター、ライター歴10年
どの仕事においても、人間力は大切ですよね。ライターは自らが商品となり営業をかける必要があります。人として成長し、自分をいかに上手く見せられるかも重要な要素となるでしょう。
〈アドバイス6〉書けない時は気分転換も大切
とにかく、書けば終わります。また、1日で書こうとせずに小分けにしたり、作業場所を変えたりすると気分が変わるので、モチベーション管理に役立ちます。
T.Nさん、専業ライター、ライター歴6年
書けない時、集中できない時は気分転換が重要です。場所を変える、散歩や運動を行う、先に別の作業をするなど、自分なりの気分転換の方法を探してみてください。
〈アドバイス7〉SNSの情報に振り回されないで
孤独を感じることも多いと思いますが、相談相手は絞ってSNSの情報に振り回されないようにすることが大事です。ある程度の孤独やひとりでコツコツするのも慣れてくるので、自分に集中して取り組むと良いと思います。
Y.Iさん、専業ライター、ライター歴4年
SNS上ではたくさんの情報が交錯し、「ライターはこうあるべきだ」といった情報も多数見かけます。とはいえ、必ずしもすべてが自分に当てはまるわけではありません。ここでも上手く情報の取捨選択を行い、自分にプラスになる情報や仲間を見極めましょう。
〈アドバイス8〉スケジュールに余裕を持つ、自分の仕事量を把握する
無理そうな多大な量のお仕事を受注してはいけません!!納期を後ろ倒しする羽目になりかねないと思います。納期を意識するために、手帳などに執筆予定を記載しています。
らっこピペさん、副業ライター、ライター歴1年未満
早めに自分の仕事量を把握すると、計画を立てやすいです。
tsukaさん、副業ライター、ライター歴11年以上
自分の仕事量をしっかりと把握し、納期に遅れるなどの失敗がないように、スケジュール管理を徹底しましょう。急な対応を迫られる場合もあるので、常に余裕を持ってスケジューリングすると良いですよ。
〈アドバイス9〉成し遂げたいことを見極める
最終的に文字を扱って、なにをしたいか、どんなことを成し遂げたいかを見極め、目標に向かって精進をしていく。それがWEBライターなのか、エッセイストなのか、記者なのか、随筆家なのか、具体的な形を思い描いてみてください。私自身もまだまだ修行中の身なので、あまり偉そうなことは言えませんが、共にがんばりましょう。
Y.Kさん、専業ライター、ライター歴7年
理想のライター像を描きながら仕事すると楽しく、より成長できるかもしれないですね。
〈アドバイス10〉自分を安売りしない
仕事を取りたくても、あまり自分を安売りしない方が良いです。どんどん疲弊していくような気がします。
M.Aさん、介護ライター、ライター歴9年
自分が許容できない仕事を続けるのは苦痛が伴います。誠意を持って作業をするうえでは、報酬についての相談も問題ありません。気持ちよく仕事をするためにも、我慢を続けないようにしてくださいね。
〈アドバイス11〉評価されるとモチベーションになる
自分はサラリーマンからライターになったため、自分の書いた成果物を他者に評価されることに慣れておらず、最初は編集からの修正依頼を受けるたびへこんでいました。ただ、自分が出したものが評価されたり、実際に掲載されたりすると、その分嬉しさがあります。そこにモチベーションを見いだせたら続けられるかなと思います。
T.Oさん、専業ライター、ライター歴2年
修正の依頼やクライアントからのフィードバックは、自分では気付けない点に気付けるので、たいへん貴重です。書いた文章が必ずしもダメだったというわけではなく、文章について意見交換できる機会でもあります。ポジティブに捉えればきっと成長に繋がるはずです。
上手く書けるようになれば褒められる機会も増え、モチベーションも上がります。成長の機会を逃さず、記事のクオリティアップに繋げましょう。
〈アドバイス12〉適度に運動などの健康管理を忘れずに
納期を守り、誠実な姿勢でお仕事をしていれば楽しく働けると思います。座りっぱなしになることも多いので、適度な運動など健康管理は必須です。
N.Tさん、専業ライター、ライター歴10年
体調を崩せば当然仕事ができなくなります。常に健康管理を徹底し、食事・運動・睡眠は怠らないようにしたいですね。
上手く自己管理してライターのメリットを満喫しよう
Webライターとしての一日の流れ、工夫や困難、さらには魅力やアドバイスまで、様々な視点からWebライターの仕事を紹介しました。
ライフスタイルや目指すキャリアパスにより、それぞれのWebライターの日常は異なりますが、一貫して言えるのは、自身のスキルと情熱を信じ、創造性と根気強さを持って取り組むことが成功への道となるであろうことです。
困難や苦悩を抱えることもありますが、それらを乗り越えた先には自身の能力を活かした働き方と充実感が待っています。ぜひ、この記事を参考に、あなた自身のWebライターとしての旅路を歩んでみてください。


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