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未経験から副業ライターを始めるための全ステップ〜現役ライターのインタビュー付き〜

【いきなり仕事を受けるな】未経験から副業ライターを始めるための全ステップ〜現役ライターのインタビュー付き〜

副業、したいですか?ライティング、したいですか?

副業で稼ぎを得たい、ライティングなら自分にもできそうだし興味がある。だけど本当にライターで良いのか、自分にもできるのか、何から始めたら良いのか分からない……。

そんな迷っているあなたのために書きました。この記事を読めば、

  • あなたは副業でライティングをするべきか、そうでないか?
  • 本当に副業ライターは稼げるのか?
  • 副業でライターをするなら、何から始めるべきか?

全て分かる内容になっています。

私は、「あなたのライターキャリア講座」を運営している株式会社YOSCAの阿部(@abemichihiro )です。弊社は記事作成代行の専門企業で、創業以来約10年にわたり数え切れないくらいのライターさんとお仕事をしてきました。更にライター講座を主宰し、100名を超える受講生や受講を検討している方から話をうかがってきました。

この記事には、ライティングの現場で得られた知見、ライターやライター志望者の生の声を惜しみなく詰め込みました。必ずしも「副業ライターを始めよう!」と誘う内容にしていません。詳しくは本文で触れますが、副業ライターの大半は月収が2万円以下といった厳しいアンケート結果も載せています。その上でご自身で判断していただきたい、そう考えています。

副業でライターを始めようという全ての方に読んでいただきたいです。

あなたは副業でライティングをするべきか?―メリットとデメリットを知ろう―

まずは副業ライターの実態やメリット・デメリットを検討して、「本当にライターで良いのか?」という点を考えてみましょう。すでに「副業でライターを始めるんだ!」と固く心に決めている方は、次の「さあ始めよう!副業ライターとして稼ぐための全ステップ」に進んでいただいて構いません。

収入だけじゃない!副業ライターを始める3つのメリット

副業でライターを始めようという方のほとんどは、本業とは違う収入を獲得したいという目的でしょう。もちろんそれで問題ないのですが、実は副業でライターを始めるのには収入以外にもこれだけのメリットがあります。ここでは代表して3つ取り上げました。

〈メリット1〉場所や時間にとらわれない働き方ができる

よく言われるように、パソコンとネット環境さえあれば仕事ができるのがライターという仕事。自宅やカフェ、海外からでも仕事をすることが可能です。

地方在住でもネックになることは首都圏での取材くらいで、弊社でお付き合いしているライターさんも地方や海外在住の方は珍しくありません。「夫の転勤についていくことになったのでライターになった」という話も聞きますし、これはライターではなく弊社スタッフですが、ギリシャへの新婚旅行中もiPadを持っていって仕事をしていました。新婚旅行中までは仕事をするかは別にして、世界を巡りながら仕事をすることに憧れを持つ方もいますよね。

もちろん、遠くに行ける自由ばかりではありません。コロナ禍にあって通勤電車になおのこと苦痛を感じる、自宅でのびのびと仕事をしたいという声も受講生から聞きます。

更に、電車やバスでも座れれば仕事ができるので通勤時間でも仕事は可能です。座れなかったとしても、スマホで情報収集したり、頭ひとつで構成を考えたりすることだってできます。歩きながら音声入力で執筆することもできますよね。

ライター業は頭を使った仕事なので、頭さえあれば仕事に取りかかれます。ただ逆に言えば、頭を休めなければ四六時中仕事のことばかり考えることになるので、スマホの通知をオフにする時間を設けるなど、オンとオフを意識的に切り替えることも必要です。

〈メリット2〉ライティングスキルやビジネススキルが身に付く

ライティングを仕事として受けていけば、自ずとライティングスキルの向上が見込めます。もちろん、ただ書き続けていれば勝手にライティングが上達するわけではないですが、向上するチャンスはありますね。

ライティングスキルと一言にいっても、具体的には

  • 企画術
  • 速く書くためのテクニック
  • SEOやマーケティングの知識
  • 読んだ相手がどう思うか想像する力
  • 情報を効率的に収集して論理的に組み立てる力

などキリがありません。これらはたとえ媒体が記事でも動画でも基本的な考え方は一緒であり、文章を書くこと以外にも営業トークやプレゼンといった相手を動かす発信にも活用できます。普段、文章を書く仕事をしない人にとってもライティングスキルは十分役立つものです。

更に、仕事を獲得・遂行する中では

  • 交渉力
  • 仕事を探す力
  • タイムマネジメント
  • 能力をアピールする力

といったビジネススキルも磨かれていくでしょう。個人で行う副業は全てが自己責任。「限られたリソースで効率よく稼ぐためにはどうすれば良いか?」を考える中でビジネス感覚が養われます

〈メリット3〉リスクを抑えてライター活動を開始できる

「とにかく今の仕事をやめたい」「書く仕事で生計を立てていきたい」……ライター講座を運営しているとこんなご相談を受けることがあります。

しかし、焦って何の仕事もないまま独立するのはおすすめしません。まずは副業で小さく始めることで失敗したときのリスクを抑えることができます。

まだライターとして実績がない状態で会社を退職してしまうと、案件に応募しても通りにくく、収入が安定せずに生活が苦しくなることがあります。何より生活のためと条件の悪い案件でも無理に受けようとすると、その案件からなかなか抜け出せずにずっと困窮したままということになりかねません。

このように失敗したときのリスクを抑えるためにも、まずは副業でやってみることをおすすめします。小さく始めてコツコツ実績を積めば、独立に向けてのステップアップになります。更に、独立するか決まっていない人は、本業より稼げる状態になったら独立する選択肢も持てるので、自分の選択肢を広げることができます。

ちなみに、「いずれはライターになりたい!」という方は、以下の記事も参考にしてみてください。

有名ライターのヨッピーさんのこちらの記事も参考になります。

会社員をしながら副業を始めた人が会社を辞めてもいい3つの条件|明日クビになっても大丈夫!|ヨッピー – 幻冬舎plus

現実は甘くない……副業ライターを始める3つのデメリット

このように副業でライターを行うメリットはありますが、メリットばかりというわけではありません。ここでは副業でライターをやる上でのデメリットや懸念点についても3つご紹介しましょう。

〈デメリット1〉実績がないと契約までこぎつけるのが難しい

ライターとしての実績がないと、案件に応募しても契約までこぎつけるのは厳しいです。

クライアントの立場から考えれば、同じお金を払って依頼するなら実績があるライターに依頼したいというのが実情です。少しライターに依頼したことのある担当者なら、「大半のライターは実力が乏しい」という実情は理解しているもの。実力が乏しいくらいならまだ甘い方で、途中で音信不通になったり依頼を投げ出したりというのは残念ながら決して珍しい話ではありません。

見ず知らずのライターに依頼するのはリスクを伴うので、実力や実績は重視します。

〈デメリット2〉最初はあまり稼げるわけではない

ライターは資格がなくても始められるので、「ライター」と名乗った瞬間にライターになれます。

しかし、しっかり稼げるかはまた別の話。2021年1月に実施されたとある調査では、副業ライターの87.3%の人は月収が2万円以下というアンケート結果が出ています。

もちろん、たまたまこのアンケートに協力したライターがあまり稼げていなかった可能性もありますが、「2万円稼ぐこともそれなりに大変なこと」という認識は持っておいて良いでしょう。

実績が少ない状態で高単価案件を得るのは難しく、高収入は期待できません。最初から稼げると思っていると早い段階で挫折することになるので、最初の3カ月~半年ほどは勉強と実績作りと割り切っておきましょう。副業でどれくらい稼ぎたいと考えるかは人それぞれだと思いますが、来月から5万円くらいは稼げるだろうなどと高望みはせず、始めてから3カ月で月収3万円にする、半年で月収5万円にするなど小さくて具体的な目標をクリアしていくと良いでしょう。一つずつ達成することで自分の成長を実感でき、モチベーションの維持に繋がります。

個人的には、副業としては月収5万円程度を目標にするのが現実的かなと思います。もちろんもっと稼ぐ方法はあるでしょうが、本業やプライベートとのバランスを考えると、あまり高望みするのも苦しくなるように思います。今の収入にプラス5万円あったらそれなりに豊かになると思うんですよね。

ライバルのひしめくライティング業界の中で稼いでいくにはそれなりの準備が必要です。もちろん、ここでいう「ライバル」とは副業ライターだけではなく、本業のライターもいるわけです。ただ、実際のところライターといえども「依頼に足る」実力を持つライターは常に不足しているので、実力を磨き、うまくアピールできれば思った以上に早く稼げる可能性もあります。

あと余談ですが……Twitterではよく収入を公表している人を見かけます。個人的にはあまり良い気はしませんが、公開された収入を見て「自分もああなりたい!」というモチベーションにつながる方もいると聞きます。先述の通り「稼げている方は少数派かもしれない」という意識を持ちつつ、鵜呑みにしないまでも参考程度に捉えてモチベーションアップにつなげるなら良いかもしれませんね。

ただ鵜呑みにするのは控えた方が良いです。正直、どこまで本当なんだろう?という感じはします。

なお、副業に関して調べていると、「誰でも簡単に月10万円〜」みたいな話を見かけますが、、、そんなのは全て嘘なので。簡単に月10万円稼げるなら、そんな情報は公開せずに、ひたすら10万円を稼ぎ続けるので。そういった情報は、情報の発信主が裏で稼いでいるだけなので、無視してOK。

Webライティングという仕事は簡単に稼げる訳じゃないです。
でも、副業として安定的に収入を作るには、わりと実現性が高い方法だと思っています。

【完全初心者向け】Webライターとして副業を始める手順【簡単です】

この辺は割と同感です。

〈3〉プライベートの時間が削られる

ライティングに限らないですが、副業を行うということは今までプライベートに充てていた時間を別の仕事に充てるということ。一人で趣味の時間に充てていた、家族とゆっくり過ごしていた時間が減ることになります。

特に家族がいる方は家族の理解が不可欠です。これまで通り家事や育児を同じようにこなしながら副業を行うのは難しいでしょうから、目標となる収入や手に入れたい生活についてパートナーと十分に話し合う必要があります。

また、勤め人の方であれば就業時間内で本業を終わらせる集中力が求められます。


以上を踏まえると、

  1. なかなか結果が出なくても耐えられる忍耐力がある人
  2. 仕事の時間を確保できるよう周囲の協力が得られる人

であれば、ひとまずはライターを開始できそうです。更に、

  1. 時間や場所に縛られず自由に働きたい
  2. 副業をやるにしても、せっかくならスキルアップにつながる仕事をしたい
  3. (ライター志望なら)自分に適した案件を安定して獲得した状態からフリーランスを始めたい

という方なら、なおのこと副業ライターを始めてみる価値はありそうですね。一方で、

  1. すぐに目に見える結果が欲しい
  2. スキマ時間だけで手軽に稼ぎたい

といった方だと、始めたとしても続けるのは難しいかもしれません。他の副業については詳しくありませんが、ライターは地道な努力を続けられる人が向いている副業だとは思います。

また、弊社のライター・編集者が「今の仕事のやりがいってなによ?」というテーマで話したYouTubeがあります。ライターを始めようという皆さんにとっても参考になると思うので載せておきますね。

さあ始めよう!副業ライターとして稼ぐための4ステップ

ここからは、副業ライターとして仕事を始めるための準備から、仕事の獲得方法、更に稼いでいくためのレベルアップ法までご紹介します。

〈ステップ1〉仕事を始めるための準備を整えよう

【必須】パソコンとネット

既に持っていれば新たに購入する必要はありませんし、OSはWindows、Macのどちらでも構いません。ちなみに私はMacを使っています。Windowsを使っていた時期もありましたが、使い比べてみるとやはりMacの方が操作性が優れていました。

ただし、スペックは標準以上のものにしましょう。なぜなら、操作のスピードが速くなるとその分作業の効率も上がるからです。ブラウザが表示されるのが0.1秒でも表示が早ければ、積み重なって大きな差になりますよね。また私は使っていないのですが、ブラウザ(インターネット閲覧ソフト)はChromeではなくVivaldiという方が軽くて使いやすいと言うライターもいます。

同様にネット環境にもこだわりたいところ。私の居住地はサポート対象外だったので使えていないのですが、NURO光が速くて便利だという話はたまに聞きます。更に速さと安定性を求めるならWi-Fiではなく有線でつなぐ方法もあります。特に遠隔地のクライアントやインタビュー相手とビデオ通話をするなら安定して速さを備えたネット環境を整えましょう。

【あると嬉しい】デュアルディスプレイ

デュアルディスプレイは1台のパソコンに対し2つのディスプレイをつなげ、2つの画面を連続する1つの画面として使用することです。画面が2つあると他ページを開いたまま作業できるので、何度もページを切り替えなくてもよく効率は段違いに上がります。例えば1つにクライアントからの構成案を表示させたまま、もう1つで執筆するといった使い方ができます。

ディスプレイは案外安く購入できて、こだわらなければ1~2万程度で購入できます。得られる作業効率を考えれば十分回収できる投資です。

ちなみに私はというと、今はデュアルディスプレイにせず27インチディスプレイのiMacで作業しています。かつてはデュアルディスプレイを愛用していたのですが、2つの画面を移動する目の動きを最小限にしたく、大きな一つのディスプレイにしました。要はデュアルディスプレイだけが正解ではなく、作業領域を広くできる方法が取れると良い、ということですね。

【あると嬉しい】デスクと椅子

ローテーブルや座椅子で長時間作業をしていると猫背になりやすく、座る姿勢が安定しないため腰痛や肩こりにつながる可能性も。作業効率を落とさないためにも、ちゃんとしたデスクと椅子を準備することをおすすめします。こたつやローテーブルでも仕事ができてしまうのがライティングですが、質の悪い環境で仕事を続けると身体にもろに影響を受けます。

ちなみに私の使っている椅子はエルゴヒューマン。私はたまたま兄から譲り受けたのですが、8万近くする高級チェアとあって快適さは群を抜いています。

先日ライターさんとビデオ通話しましたが、彼女もエルゴヒューマンを使っていました。いわく「これくらいしか投資するものがないから思い切った」とのこと。価値ある投資だと私も思います。

デスクは椅子と比べると優先度は低めですが、高さを調節できるものだとベターですね。作業環境についてもっと詳しく知りたい方はこちらをどうぞ!

【あると嬉しい】ライティングに関する知識・スキル

ライティングに関する本や講座で基礎的な知識・スキルを学んでおいても良いと思います。何も知識が無い状態でやみくもに行動しても遠回りです。特に副業ライターの場合、副業にかけられる時間が限られているので効率的に成長する必要があります

ちなみに勉強方法で言うと、一番は「あなたのライターキャリア講座」を受講することですが(笑)、数万円かかる講座をいきなり受講するのは抵抗があるなら「1秒1文字!悩まず書ける ノンストップライティング | Udemy」から受講してみると良いでしょう。定価は5,400円ですが、頻繁にセールをやっており2,000円前後で受講できることも。

» 1秒1文字!悩まず書ける ノンストップライティングを見てみる

とはいえ……難しいのが、実際に動いてみて

  • 「書けない!」
  • 「テストに通らない!」
  • 「書くのにめちゃくちゃ時間かかってる!」

という経験をしないと、なかなか勉強の必要性を感じないもの。なので、少し動きながら必要に応じて勉強する、という順番でも良いと思います。

〈ステップ2〉ブログを始めてポートフォリオを用意しよう

さあ仕事獲得!……といきたいところですが、まずは人に見せられる実績・ポートフォリオを作成しましょう。詳しくは後述しますが、未経験でも受けられる案件はやはりそれなりです。いきなり案件に飛びつくよりは、ブログやnoteを始めて実績を作り、実力をアピールした上で好条件な案件を獲得していきたいところです。

まだ経験が浅く執筆経験が少ない方は、まずはブログから始めてみると良いでしょう。ブログの目的は

  1. ライティングの練習・実践
  2. 専門性をアピールするためのブランディング
  3. 営業活動に使えるポートフォリオ(作品集)の作成

の3つ。SEOやウェブマーケティングの知識を併せて学びたい人は収益化のためのブログを作るのも良いですが、目的がぶれると結局どれも長続きしないので、自分の目的に沿ったブログを作成しましょう。

当然、一般の人が新たなブログを作成してもほとんどPVは得られません。PVが獲得できないと書くモチベーションを維持するのは大変ですが、「いずれクライアントに見せるため」と考えれば続ける動機づけになります。

ブログは本数よりも「1本を大事に書く」方を重視したいです。徹底して調べて、更に自分の頭の中にある情報を最大限アウトプットして、整理して分かりやすく書く。更新頻度を気にしてそこそこの記事をアップするよりは、こだわり抜いた1本をアップする方がアピールになります。まずは3本、アップしてみましょう。

更に、書いたブログを見てもらうためにTwitterなどのSNSを始めて育てるのも一つの手です。ただ、Twitterを育てるのも時間がかかるので、無理してあまり手を広げすぎないようにしたいですね。Twitterを既に楽しんでいて、その延長で活用するくらいが良いと思います。

SNSについて弊社ライター・編集者が話したYouTubeがあったので、こちらも載せておきます。

〈ステップ3〉営業活動を行って仕事を獲得しよう

ポートフォリオができたらいよいよ仕事を獲得していきましょう。仕事を獲得する手段としては以下のようなものがあります。

  1. ウェブサイトの募集欄から売り込む
  2. コミュニティ・知り合い・人づてで仕事を得る
  3. クラウドソーシングサイトで探す
  4. ライター専用サイトに登録して仕事をもらう

【方法1】ウェブサイトの募集欄から売り込む

まずは直接売り込みをかける方法です。直接契約になるので手数料が引かれないメリットがある一方、仕事を探すのが一苦労という面もあります。

といった方法を活用して効率的に探していきましょう。

ホームページに「ライター募集」と記載しているサイトもあり、記載がない場合でもお問い合わせフォームからライターを募集しているか問い合わせてみることは可能です。たとえ返信がなくても失うものはありません。単に募集していないだけ、もしくは採用したばかりで空きがないなど自分とは関係ない場合もあります。

申し込んで返信が返ってきたら、多くの場合は今までの実績を聞かれるので遠慮せずアピールしましょう。ブログを書いていればそのまま実績として提出できます。また、「何文字程度の記事を週にいくつのペースで納品できるか」と聞かれることがあるので、自分のペースを把握しておきたいところです。

【方法2】コミュニティ・知り合い・人づてで仕事を得る

コミュニティに参加して営業先を開拓するのもおすすめです。例えばライターの交流会や養成講座、セミナーなどです。これらは編集プロダクションが主催している場合や、編集者がスキルの高いライターを探しに来ている場合があります。

また、「ライター始めたんだ」と周りに言いまくるのも一つの手です。現に私の知り合いのライター(副業ではなく本業ですが)は、名刺を作って知り合いに配りまくったところから仕事を獲得したと言っていました。かくいう弊社も、今でこそホームページからのお問い合わせが月に数十件来るものの、未だに知り合いからのご紹介でお仕事をいただくことも多いです。

ネットを介したつながりが一般的となった現代においても、顔の見える距離でのお取引が一番安心するものかもしれません。ただ、副業をしながら営業活動にそこまでの時間をかけるのは難しいかもしれません。

【方法3】クラウドソーシングサイトで探す

仕事獲得というと、真っ先に思い浮かべやすいのは「クラウドワークス」や「ランサーズ」といったクラウドソーシング系のサイトという方も多いでしょう。

ご存知の方も多いと思いますが、クラウドソーシングとはクラウド(Crowd)、つまり群衆・不特定多数の方に業務を外注(アウトソーシング)することを言います。(一応言っておくと、クラウドコンピューティングのクラウドはCloud、つまり雲で全く違う単語です)

「クラウドワークス」や「ランサーズ」のようなサイトでは、ライティングをはじめとする業務を「依頼したい人」と「依頼を受けたい人」の仲介を行っているわけです。これらのサイトを使って仕事を受けると、仕事を受けた側はシステム手数料などの名目でサイト側に受け取る報酬の一部を支払う必要がある場合がほとんどです。

仕事を探しやすい面もあるが、劣悪な業社もちらほら……

先述の通り「依頼したい人」と「依頼を受けたい人」が集まっているわけなので、仕事を探しやすい環境は整っています。そういった意味では仕事を簡単に得やすいプラットフォームだとは思います。

ただ正直なところ、手放しでおすすめするのが難しい。なぜかというと、「ひどい案件たち」をちらほら耳にするためです。

弊社で主宰しているライター講座の受講生に話を聞くと、あまりに低価格で悪質と思われる案件やクライアントの話が入ってきます。経験の浅いライターに対して「フィードバックします」や「経験が積めますよ」という謳い文句で、どう考えても割に合わない条件の案件もありました。

例を挙げると、Netflixで映画を視聴し2,000文字のレビュー記事を作成するので500円という案件があったとのこと。映画を観るのに約2時間、原稿作成に約1時間かかったとして計3時間、それに対して報酬はたったの500円。ここから更に手数料が引かれると、ライターの手元にはほとんど残りません。

また、「トライアル」「テストライティング」と称して法外な依頼をするのもよく見られます。これも受講生が実際に経験したものですが、トライアルに応募すると5,000文字の記事の依頼をされたものの、報酬はトライアルなので500円というものがありました。文字単価にして1文字0.1円。これでもまだ良い方で、もっと低い報酬で「トライアル」を書かせようとする例は底なしにあります。ライターの実力をみるためにトライアルは必要だというのも理解できますが、それでも書いてもらう以上は常識的な報酬設定をすべきでしょう。

「それでも納品する」と言うのでなぜかと理由を聞くと、「納品した瞬間に評価5をくれるから」とおっしゃっていました。依頼を受けるライターとしては高い評価を蓄積していきたい、そこに付け込んでいるわけですね。評価5をもらったので自分も依頼主に評価5を返す、だから「やたら高評価が何百件も集まっている依頼主は逆に要注意」なんてことも言っていました。

このようにライターの労働力を買い叩く悪質なクライアントもいます。見分けられないとどんどん疲弊し、実績が作れないうちにライターの仕事が嫌になってしまうことも。仮に実績のためと割り切って受ける場合も、良いクライアントと悪質なクライアントがいることを頭に入れて見極めるようにしたいところです。

以下の記事では、クラウドソーシングに対して痛烈に批判しています。なかなか強い言葉で表現しているので覚悟を持って読んでいただきたいですが、実情を言い表している面もあります。

百害あって一利なしのクラウドソーシング|稼げるライターになる150の方法|note

【方法4】ライター専用サイトに登録して仕事をもらう

弊社の運営している「フリーライターのよりどころ」や、他にも「ライターステーション」、「サグーワークス」などのライター専用サイトがあります。

サイトによって運営方針が異なると思いますが、弊社では登録していただくと編集部から仕事の打診があり、条件がマッチしたら依頼がスタートするという流れです。

クラウドソーシングと大きく異なるのは、直接依頼主とやり取り・交渉するのではなく、間に入る編集部とやり取りする点。Webライティングのプロ達が条件を見極めた上で依頼するので、劣悪な案件・クライアントとやりあってトラブルになることは避けられるでしょう。「できるだけ『書くこと』に専念したい」「仕事を獲得するところは誰かに代わりにやってほしい」「依頼主と渡り合う自信がない」という方にとっては取り組みやすい環境が整っているといえます。

最後に、弊社の編集者が「依頼したくなるライターの共通点」というテーマで話したYouTubeがありますので、よろしければ聴いてみてください。

そして、このYouTubeにも出演しているライターの西東(さいとう)さんが、ライターの営業方法を動画教材にまとめました。

  • 営業の基本と仕事選びの考え方
  • 営業先の分類と2種類の営業活動
  • セルフブランディングの方法(プロフィール、ポートフォリオ作成)
  • 見積もりのテクニックと報酬アップのポイント
  • 仕事獲得、キャリアステップのケーススタディ

が学べる内容になっています。1.5時間の動画で3,600円、よろしければご覧になってみてください。

» 高単価・リピートを実現!仕事が舞い込むライターの営業マニュアルを見てみる

〈ステップ4〉継続的に仕事を獲得し、更に稼ぎを伸ばそう

ここでは更に稼ぎを増やそうという方に向けた方法をご紹介します。

【方法1】今の依頼主に単価交渉する

ライターは納品した本数に応じて収入が決まるもの。とはいえ1人のライターが1日に書ける数には限界があります。そこで必要なのが単価交渉です。

私はライターさんに依頼する側の立場ですが、単価交渉を受けるのは嫌な気はしません。ただし、その場合も「受けてみたら思った以上に負担が大きかった」など、理由が明確であることが前提です。

「事前には想定することが難しかったが簡略化したり省いたりすることが難しい、そんな工程があったからその分報酬を上げて欲しい」といった説明であれば納得感があります。もしくは「今まで長年この単価で受けてきたが、他の仕事ではXXくらいで受けることが多くなってきた。この仕事も続けたいが、そのためにはXXくらいの報酬が希望だ」という説明も妥当だと思います。要は論理的で筋が通る理由があることが重要です。

その上で、必要性を検討したうえで可能なら単価を上げますし、不可能ならその旨を伝えます。また、どうしてもそのライターでなければならない専門性があれば、単価を上げてでも依頼し続けることもあります。あくまで個人的な意見ですが、やはり双方が納得できる報酬で進めない限りは、良い原稿が上がってくるとは思えませんからね。

【方法2】自分の専門性を磨く

専門性があるのと無いのでは仕事の取りやすさに影響してきます。クライアント側としても、自分が書いて欲しいジャンルが得意なライターがいたら任せたいと思いますよね。

ただし、仕事が多いジャンルとそうでないジャンルがあります。基本的に人の欲望に直接つながるジャンルはお金になるので、仕事が多い傾向にあります。例えば、「稼ぎたい、お金がほしい」という欲望につながっている金融や副業、転職、不動産のジャンル、「もてたい、美しくなりたい」という欲望につながるダイエットや脱毛などが挙げられます。

専門性がない人はまずは自分の専門性を作りましょう。自分が得意なことや好きなことに関わるジャンルや、本業で身につけた能力を発揮できる分野でもいいです。また、新たに資格を取得するなど知識を身に付けジャンルを広げることも一つです。例えば、ファイナンシャルプランナーや税理士などは取得するだけで、報酬の高い金融系案件の営業でアピールポイントになります。一方、ライティングのスキルそのものをアピールするWebライティング能力検定といった検定は専門性とは違うので、少なくとも私は考慮に入れないです。

「特に自分の専門性が見つからない……」という人は、どんなジャンルでも書けるライターを目指すという選択肢もあります。ここまでの話と矛盾するように聞こえるかもしれませんが、どんなジャンルでも毛嫌いしないライターは様々な記事を依頼できるので重宝されます

そんなことをこの前つぶやいたら思ったより反応がありました。同じように感じるライターさんもいるようです。

加えて、弊社の編集者・ライターが「ライティングに役立つプラスアルファのスキル」というテーマで話したYouTubeがありましたので載せておきます。

【方法3】記事の質を重視した、しっかり時間のかけられる案件を丁寧にこなす

低単価でも量をこなせば稼げると考えている人もいるでしょう。確かに、低単価案件をWEB上で調べて効率よく書いていけば報酬はもらえるでしょうが、長期的な目線で考えるとあまりおすすめできません。

なぜなら、質の低い記事はGoogleに評価されなくなっていくからです。コピペの記事など論外ですが、「検索した上位3〜4個のサイトをまとめました」といった単純な記事、調査が単純で底の浅い記事が評価され続けるかというと疑問です。

これからライターを始める方は、量よりも質を重視しましょう。1本の記事に時間をかけられる案件・クライアントさんと仕事ができれば、やりがいや充実感はもちろん、自分のスキルも高まります。分量や業務の幅によっても変わってくるので一概にはいえませんが、1本あたり最低でも1万円、2〜3万円はかけてくれるような案件なら、それなりに時間をかけられると思います。

ちなみに、質の高い記事の作成方法については以下の記事が参考になるでしょう。そもそも「質が高い記事とは何か?」という点についても説明しています。

【方法4】依頼主にアピールする

案外忘れられがちなのが依頼主へのアピール。一言で言えば「もっと仕事欲しい!」と直接伝えることです。

実は、依頼をする側も「どこまで依頼して良いのか」と迷うことは珍しくありません。それに依頼先はできるだけ少ない方がコミュニケーションコストは抑えられます。そこで、「もっと仕事受けられますよ!」と言ってもらえれば安心して依頼を増やせるわけです。

直接言うのに抵抗がある場合は、例えばめちゃくちゃ早く納品するのも大きなアピールです。編集者としては余裕をもって原稿チェックができますし、暗に「もっと受けられるよ」というメッセージになります。もちろん、原稿の質が担保されていることが大前提です。

更に、本業がある中では難しい面もあると思いますが、連絡があったら簡単にでもすぐに返信するのは有効です。依頼主から見ると、副業ライターは本業がある分、連絡が取りにくい印象があります。いつでも電話が取れるわけではないにしても、提案や依頼に対してとりあえずOKかNGかだけでもすぐに連絡ができたらだいぶ好印象を残せます。

加えておすすめなのが、「プラスワン、何かできないかな」と考えて実行すること。あの有名キャラクター「くまモン」が提案資料にオマケで添えられたというのはよく知られた話ですが、「これもやっておきました!」というのを添えるだけで「おっ!気が利く!この仕事も依頼しようかな」と思ってくれるかもしれませんよ。

【方法5】ライティングスキルを高めるための努力を続ける

ライティングスキルを高めるためには、勉強しながら実践を続ける必要があります。本などで知識ばかりを蓄えても、実践しなければスキルは上達ません。勉強したら学んだことを実践するようにしましょう。

もし可能であれば、フィードバックを受けられる環境を手に入れましょう。仕事をする中で編集者からフィードバックを得られるのが理想ですが、クライアントも忙しく丁寧にフィードバックするのは難しいです。ちなみに弊社で提供している「あなたのライターキャリア講座」でも受講生の提出した課題を添削していますが、非常に丁寧だと好評です。

また、人脈づくりにもなります。講座を通して同じ志を持つ仲間と出会えると、モチベーションが保ちやすくなります。ライターは基本在宅で仕事をすることが多く、自分から求めなければライター仲間と交流する機会はあまりありませんので、良い交流の場になります。さらに、プロダクションの人と親しくなれれば、仕事を紹介してもらえる可能性もあります。

以前、ライター講座を比較した記事を書いてもらいました。今も読まれ続けている記事です。

こちらは同じライターが「ライター講座に通う意味はあるのか?」についてまとめたものです。

【実録】現役の副業ライターにインタビュー!始めてから半年、どれくらい稼いでいるのか?

今回、現役の副業ライターとして活動しており、当講座を受講いただいた池澤ひまりさんに実体験を伺いました。

―池澤さんの本業と、どのように副業を始めたか教えてください

池澤:本業は産業保健師をしています。あまりピンとこない人もいると思いますが、会社の保健室のようなものです。

ライターは在宅で仕事ができること、少ない初期投資で始められることに魅力を感じて選択しました。はじめは本やYouTubeで勉強していましたが、試しに自分でテーマを決めて執筆してみると思ったより書けないなと感じました。クラウドソーシングにも登録してみましたが低単価案件に疲れてしまい、「WEBライターってこんなものなのかな?」と少し嫌になりかけていたんです。

独学では限界があると思い、YOSCAさんの「あなたのライターキャリア講座」で学び、記事の質を高めるスキルを学びました。今では当初よりもスムーズに執筆できるようになったと感じています。

独学だと大変ですよね。池澤さんは当時どんな案件を受けていたのですか?

池澤:自分の専門性を活かせるよう、医療に関する案件を中心に受けていました。例えば、低用量ピルに関する記事や清拭(せいしき)の手順を解説する記事、腰痛に関する記事などです。医療以外はエアコンクリーニング業者や注文住宅業者の比較記事を執筆しました。

最初は医療だけ受けて専門性を突き詰めようと考えていましたが、他のジャンルも書ける方が柔軟に対応できるライターになれると思い、経験として他のジャンルも応募してみました。結果として様々な視点が得られて良い経験になりましたよ。

副業にどれくらい時間をかけていますか?

池澤:平日は仕事があるので、副業には夕食後2時間と週末5時間ほどかけています。案件によって差はありますが、仕事は体が資本なので体調に影響の出ない範囲で行いました。

ライターを始めてから半年ほど経つとのことですが、今までの報酬の推移を教えてください

池澤:ライターを始めて最初の1カ月は1文字0.3円~0.5円ほどでしたが、2カ月~4カ月目は1文字0.8~1.5円、5カ月目には1文字2.0円になりました。当初より単価が上がったので、今では週末だけの副業でも月3万ほど稼げています。企業との直接契約のためクラウドソーシングのような手数料も取られることがなく、手取りが多くて嬉しいです!

最初は単価が低い分、量をこなさなければならず正直きつかったです。でも、実績を積むと高単価案件に受かりやすくなりました。企業との直接契約を結ぶことができたのも今までの実績があったからです。

独立しようとは考えましたか?

池澤:まだライターを始めてから半年しか経っていませんし、今のところ独立は考えていません。私の場合は本業の仕事が好きなので、あくまで副業としてライターを続けたいなと思っています。いずれは本業の産業保健分野の執筆をしたいですね。


池澤さんは、医療分野の専門性を活かしていることが分かりますね。最初はそこまで稼げないことを理解した上でコツコツ実績を積み重ね、今ではより高単価な案件を受注できています。

また、最初は独学で勉強していましたが、限界を感じてライター講座で学ぶことに切り替えています。講座でお会いしたときは執筆に時間がかかったり、論理的に構成を組み立てるのが難しいと話していましたが、着実に成長して今では直接契約を結べるようになったとのこと。受講が結果に結びついているのは素直に嬉しいです。

まとめ:ライティングスキルは本業にも活かせる

以上、「副業ライター」について私が答えられる限りのことをこの記事に注ぎ込みました。

ライティングは決して楽に稼げるお手軽な副業ではありません。ライバルは多く、ほとんどは地道かつ孤独な作業です。しかし、書けば書くほど収入になる、そんな「努力が目に見える」楽しさもあります。

それに、論理的に考え、相手に分かりやすく発信する力は普遍性が高く、本業にも活かすことができます。私達はライティングに必要な思考力を体系化して「LOPREQ(ロプレック)」と呼んでいますが、この考え方はライターだけでなく全てのビジネスパーソンに求められる思考力だと考えています。そんなスキルを身につけられる実用的な副業、なんて言ったら格好つけすぎでしょうか?

とある受講生が「簡単に副業と言ってはいけない」と口にしていたのが印象的でした。副業だからといって適当に仕事をしていいわけではありません。副業かどうかは依頼主には関係なく、相応のプロ意識をもって仕事に臨みたいです。

ちなみに冒頭、私はこう述べました。

・「あなたは」副業でライターをするべきか、そうでないか?
・本当に副業ライターは稼げるのか?
・副業でライターをするなら、何から始めるべきか?
が全て分かる内容になっています。

当記事・序文より

副業ライターを始めるべきか迷っている方、どうやって始めたら良いか分からない方、そんな全ての方の疑問を解消することをこの記事のゴールにしました。もし、「まだよく分からない!」「ここをもっと聞きたい!」という点がありましたら、LINETwitterメールでお問い合わせからご相談ください。この記事にどしどし反映させていきます。

この記事があなたのターニングポイントになることを願っています。

編集協力:池澤ひまり

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阿部道浩

2011年に慶應義塾大学文学部を卒業後、大学時代からインターンとして参画していたモバイルサイト運営会社に就職。Webコンテンツの制作・編集業務に携わった後、2012年にWebコンテンツ作成を専門とする株式会社YOSCAを代表と二人で立ち上げる。編集業務のほか、営業、マーケティング、編集スタッフのマネジメントを経て、現在はライティング講座の開発・運営を主に行っている。

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