記事作成の費用/相場を徹底解説~見積もり例・内製化とのコスト比較まで~
( 最終更新日:2024年8月28日)
「記事作成を外注したい」と考えた時、真っ先に気になるのはやはり費用ですよね。どれくらいの費用がかかるか、その費用に応じたメリットはあるのか……。記事作成をこれから外注しようというお客様には、そもそも相場がよく分からないという方も大勢いらっしゃいます。
そこで本記事では、記事作成代行にかかる費用の相場についてまとめました。外注する場合の具体的な見積もり例や、内製(社内で作成)と比較してどちらがコストパフォーマンスに優れているかについても検証しています。
これから記事作成を外注しようという方は、まずこれを読んでからお問い合わせや打ち合わせに臨んでいただきたいです。
目次
記事作成費用の相場とは
記事作成を外部に依頼する際の費用は、記事のテーマや専門性、文字数、取材の有無などによって異なります。
概算としては、SEO記事の場合、文字単価換算で1文字あたり3円〜6円。インタビュー記事の場合、1記事あたり20,000〜50,000円が基本相場となります。企業に外注する場合と、個人に外注する場合でも相場は変わりますが、個人に外注する場合は、企業に外注する6〜8割程度が相場でしょう。
記事の種類別でみた費用相場
以下、「SEO記事」「インタビュー記事」の2つに分けて費用相場の詳細を見ていきましょう。
SEO記事
SEO記事は文字単価(1文字あたりいくら)で見積もられることがほとんどです。安いと文字単価1円、高いと10円以上というのも珍しくはなく、中間では3〜6円ほどです。
ご存知の方も多いかと思いますが、SEOとは「検索エンジン最適化」の略称で、サイトが検索結果の上位に表示されるための仕組みを構築することを言います。検索結果を上位に表示させて、検索からの流入が期待できるように書かれた記事がいわゆるSEO記事です。
一言で「SEO記事を外注する」と言っても、非常に範囲が広いためどのレベルで依頼したいのかを事前に検討しておく必要があります。
より高い効果を狙う場合は、企画制作の段階からSEO戦略に特化したプロに依頼しましょう。ターゲット読者の設定や、キーワード設定はもちろんのこと、記事の発信頻度や本数なども含めて総合的に企画することで、効率的に成果を上げることが期待できます。ただ打ち合わせも必要となり、必然的に費用は高くなる傾向にあります。
予算を抑えるためには、自社内でキーワードを設定した上で記事作成を依頼する方法もあります。キーワードや記事のレギュレーション(要件定義)を事前に指定すれば、担当者との打ち合わせをせずに発注を完了できるという企業もあります。
また、10年以上前には(あまり良くない)SEO対策の一貫として「バックリンク(被リンク)用の記事」を作成することがありました。バックリンクとは、外部のWebページから自社のWebサイトにアクセスするリンクを設置することです。一部ではまだ提供を続けている会社もあるようですが、Googleは明確に「人為的なバックリンクはNG」という姿勢を示しており、もはや死語です。これから使うという選択肢はないと考えて良いでしょう。
インタビュー記事
インタビュー記事は1本あたり20,000〜50,000円ほどが相場となっています。
インタビュー記事は、執筆に加えて、取材日までのアポ取りや打ち合わせ、当日のインタビュー、音源の文字起こし等、多くの工程が必要です。
基本的には、インタビューにかかる時間と、記事の文字数、本数に応じて費用が決定します。複数本の記事が必要な場合、できるだけ複数回訪問させず、1回の訪問に取材をまとめると費用が安く抑えられる可能性があります。
さらに訪問しての取材が難しい場合は、ライターが取材相手を訪問する対面取材だけではなく、電話での取材や、オンライン会議システムを活用したオンライン取材を行っている企業もあり、取材方法によって別の料金が設定されている場合もあります。
料金が安いところは目を引きますが、費用に含まれるサービス内容はそれぞれ異なります。発注にあたってはインタビュー目的に合わせた取材方法の選択、サービス内容とそれに対応した費用の確認が必要です。
代表的な記事作成代行会社の料金比較
あくまで相場を把握するためという目的で、記事作成をサービスとしている企業の一部をご紹介します。
※以下の料金は2022年4月25日現在の情報です。最新のサービス内容や料金につきましては各社にお問い合わせください。修正のご連絡はこちらからお願いします。
SEO記事の料金比較
会社 | サービス内容と料金 |
---|---|
YOSCA | ・Webライティング 5円~/文字※「構成案作成:7,000円~/本」などオプション多数 |
ウィルゲート | (一例)記事単価5万円~/初期費用40万円~ |
記事Pro | ・3.5円~7.5円/文字 |
かくたま | ・SEO対策含む 4.5円/文字~ |
バズコミット | ・ライトプラン5.5円/文字(発注時にキーワード指定)・スタンダードプラン6.5円/文字(キーワード提案を含む)・プレミアムプラン |
インタビュー記事の料金比較
会社 | サービス内容と料金例 |
---|---|
YOSCA | 【対面】40,000円/1本 インタビュー1~1.5時間、3,000文字 【オンライン】40,000円/1本3,000文字、インタビュー1~1.5時間 |
スタジオ・ウーフー | 【対面】40,000円~/1本 |
ノオト | 取材・原稿料 10万円 企画・編集費 10万円 取材謝礼・雑費 5万円 |
執筆以外の工程とそれぞれにかかる費用
ここまでは記事の種類に応じた費用の相場をご紹介してきました。次に、記事を完成させるまでの過程で必要な項目や費用をご紹介します。ここでは以下を挙げました。
- 企画・構成費
- 打ち合わせ費
- 写真撮影費
- 図表作成費
- 画像素材の選定・取得費
- 監修費
- 校正費
- 修正費
- 入稿費
- 謝礼
- その他雑費
これらが全て一つの記事で必要というわけではなく、記事に応じて必要な項目は異なります。そして、これらが最初から料金プランに含まれている場合もあれば、別途請求される場合もあります。トラブルを防ぐためにも発注する際には事前にサービス範囲を確認したいところです。
企画・構成費
記事の企画や構成案を作成する費用です。SEO記事におけるキーワード選定も企画に含まれる場合があります。構成案の段階でチェックしたいという場合には別途費用が発生することもありますので事前に確認しておきましょう。
打ち合わせ費
記事作成に必要な打ち合わせにかかる費用です。簡単なやり取りやミーティングは無償のケースが多く、取材当日、開始前に30~60分ほど打ち合わせする場合も別途費用はかからないことがほとんどです。
写真撮影費
写真撮影を依頼した際にかかる費用です。
プロのカメラマンに依頼する場合
クオリティの高い写真を複数枚掲載したい、紙媒体に掲載するため解像度が高い写真が必要、といった場合にはプロのカメラマンに依頼することをおすすめします。料金は30,000~50,000円(別途交通費)が相場です。プロに依頼するのは、取材記事でインタビュー風景を撮影したり、商品などの「ブツ撮り」が必要なケースだったりが多いです。
ライターに撮影まで依頼する場合
プロのカメラマンに依頼する予算を確保できない場合は、ライターに撮影まで依頼することも可能です。費用は企業によって200~5,000円/枚と差がありますが、総じてプロのカメラマンよりは安価に依頼することができます。そこまで高クオリティな写真は求めていない場合、また大量の写真が必要で単価を抑えたい場合などに活用できます。
ただしライターによっては撮影経験が無かったり、カメラも一眼レフからミラーレス、スマートフォンなど条件が異なります。依頼にあたっては事前に撮影の目的、サイズや比率、アングルや枚数等を確認しておくことが必須です。
できれば取材当日は同席して、写真撮影のディレクションは行いたいところです。この本などは参考になります。
図表作成費
記事に使用する図表・グラフ・イラスト等の作成をデザイナーに別注する時にかかる費用です。図表データ量やカラー図版などの違いで1,500円~5,000円程度かかります。
「デザイナーに発注」というとハードルが高く感じられるかもしれませんが、クラウドソーシングのサイトなどを見ると図表やイラストの作成を請け負ってくれるクリエイターは案外簡単に見つかります。ポートフォリオ(作品集)を載せている場合がほとんどですので、サイトのイメージに合うクリエイターを見つけたら連絡してみましょう。
画像素材の選定・取得費
有料サイトからの画像選定であれば、選定費用として700~1,000円/枚に加えて、画像利用料(実費)がかかります。さらにその画像に加工をする場合は別途1,500円~5,000円程度の費用がかかり、いちからデザインが必要な場合はさらに単価が上がる場合もあります。
コストを抑えるためにも、画像の選定はつい無料サイトを使いがちですが、無料サイトはその分選べる画像の種類に制限があり、素材の品質も有料サイトと比較すると全体的には劣るというのが長年使ってみての正直な感想です。無理に無料サイトに頼らず、有料サイトも是非検討してみてください。
ちなみに弊社が普段愛用しているのはAdobe Stockです。
監修費
企画や記事内容について、専門家に監修を依頼する際にかかる費用です。監修が必要な記事の例として、医療、介護、福祉、法律、IT等が挙げられます。また監修が必要なくとも、金融やIT、不動産、保険など専門性が高い記事、あるいは有資格者への依頼が必要な記事はそれだけで高単価になることが多いです。依頼相手によって費用が変動しますが、10,000円からと想定しておきましょう。
校正・校閲費
校正とは、記事内の誤りをチェックする作業です。校正には段階があり、基本的な誤字脱字のみの校正、文法の誤りも含めた校正と求める段階によって料金は異なる場合があります。
リライトとは異なり、記事の内容や構成の変更・修正は行いません。依頼する内容や文字数によって費用は変動しますが、1,000円~5,000円程度が相場となっています。
修正費
すでに納品した記事の修正にかかる費用です。予め定めた要件から外れた場合の修正はもちろん無料ですが、納品された記事を見て「ここをもっとこうしてほしい!」という後からの要望には修正対応にかかる費用が発生します。
修正文字数に応じて費用計算する場合もあり、記事の目的や必要な要素、構成等をあらかじめしっかり擦り合わせないと修正費が膨らんでしまうので注意が必要です。
修正対応については、各社が「修正ポリシー」を用意しているはずです。誤字脱字、レギュレーションに沿っていないなど明らかな誤りの場合は無償対応、内容の変更については有償対応とするケースが大半です。対応範囲について事前に確認しておくことで、発注先とのトラブルを防止することができます。
入稿費
WordPressなどのCMS(Contents Management System、ウェブサイトのコンテンツ管理システムのこと)の入稿にかかる費用です。入稿にかかる時間などで費用が変動する場合がありますが、1記事1,500~3,000円が相場です。
謝礼
取材相手(インタビュイー)へのお礼の品にかかる費用です。商品のユーザー等一般人の場合はギフトカード数千円分を贈るケースがあります。著名人への謝礼は高額になることもあります。
その他雑費
執筆のための資料購入費、交通費、遠方取材の出張費等は、別途支払う場合があります。企業やプラン内容によって扱いが異なるため、確認が必要です。
企業と個人、どちらが良い?外注先と費用
外注先は、大きく「企業」か「個人」に分かれます。
「企業」には、ライティングの専門企業や編集プロダクションのほか、Webマーケティング会社もライティングサービスを提供するところがあります。
ライティング専門企業とは、専属のライターを抱え多様な記事作成に対応が可能な企業のことです。ライターへのディレクションまで一括して依頼することが可能です。編集プロダクションは出版物の企画・編集・制作を代行する企業で、出版社と同様の業務を行っています。企画力の高さが特色で、現在では、紙媒体に代わってWeb媒体を扱う企業も増えています。幅広い知識・経験を持ったライターが在籍しており、一般的なまとめ記事以外にもブログやコラム記事などの発注が可能です。
またWebマーケティングの専門企業とは、Webサービスを活用して集客や販売促進を行うことに特化した企業のことです。SEO対策やWebでの見せ方を熟知しており、広告などを含んだ記事作成が得意です。
次に「個人」の場合は、クラウドソーシング経由での発注と、個人への直接発注とに分けられます。
クラウドソーシングとは、Web上で仕事を依頼したい人と仕事を受けたい人とを結びつけるサービスのことです。日本ではランサーズやクラウドワークスなどがサービスを展開しています。企業はシステムを運営しているだけで業務への関与はなく、仕事は個人への直接発注です。
サイトに登録しているライターはアマチュアからプロライター、学生や主婦など幅広いため、質の良い記事が書けるライターを見つけるまでに時間がかかる場合があります。実のところ、まずクラウドソーシングサイトでライターを探そうとしたものの、なかなか良いライターに巡り会えず、当社にご依頼いただくという方もいらっしゃいます。
クラウドソーシングに登録していない個人ライターの場合は、過去の取引実績や掲載記事の実績をもとにした発注が主となります。新たにライターを探す際には、個人のSNSやポートフォリオを検索したり、ライター向けの勉強会、講演会などで交流を広げたりする必要があります。目的や理想に合ったライターを探すにはある程度の労力がかかります。
ライターの探し方についてはこちらを、
外注ライターとの付き合い方についてはこちらの記事も参照してください。
コストの観点から考える外注先の選定ポイント
単価の違いとその理由を踏まえた上で、外注先をどのように選定すれば良いのかを「企業」「個人」それぞれの特徴から検討しましょう。
企業に外注する
企業へ発注した場合は、個人への発注よりもコストは高くなる傾向にあります。しかしその分、安心感とスピード感を持った制作が可能です。
企業にはディレクション担当や編集部門が存在します。そのため、ライター個人のスキルのみに頼ることなく、再現性の高い仕組みに基づき安定した品質で記事を量産できるのです。更に一定の条件を満たして企業に登録されているライターが執筆することが多く、記事の品質に関する心配は少ないです。
記事制作のノウハウが少ない場合、一定の予算確保ができ、ライティングに極力手間をかけずに良い記事を制作したい場合には、企業への外注がおすすめです。
個人に外注する
個人へ直接発注、またはクラウドソーシングを使って外注する場合は、企業に比べると費用を安価に抑えられます。費用感としては、企業に外注する6〜8割程度が相場です。
さらに、多数のライターを募集することが可能なので、一度に多くの記事を発注できることがメリットです。
その代わり、ディレクションや編集を自身で行う必要がありますし、良いライターを見つけるための手間暇もかかります。ライターのスキルや特性にはバラツキがあるため、低価格で依頼しても予想外の手間や修正費用が発生するリスクもあります。発注にあたっては、ライターの実績をきちんと確認した上で判断しましょう。
個人に依頼するのは、予算が少ない場合や、ある程度記事制作に慣れており自分でディレクションする余裕がある場合におすすめです。
※記事作成の外注については、以下の記事でも詳しく取り上げています。
当社の料金をもとにした具体的な見積もり例
ここでは、当社YOSCAの料金を基に具体的な見積もり例を見ていきましょう。依頼内容や外注先によって価格は大きく変わりますので一つの目安ですが、参考にしてみてください。
【ケース1】Web上での調査を前提としたSEO記事(画像選定あり)
合計額:12,000円/本
内訳: 記事作成5円/文字 × 2,000文字 + 画像選定1,000円/枚×2枚(+画像費用実費)
【ケース2】自社サービスを利用したお客様のインタビュー記事(ライターによる撮影あり)
合計額:45,000円/本
内訳: インタビュー記事1件40,000円 + ライターによる撮影5,000円(+交通費実費)
【ケース3】自社オウンドメディアに掲載するコラム記事(構成案作成から入稿まで)
合計額:40,000円/本
内訳: 構成案作成7,000円 + 記事作成6円/文字 × 5,000文字 + 入稿3,000円
(参考)記事を自社で作成した場合のコストを計算
外注費用をいくつかのパターンで見積もってきました。あとは外注費用と、社内で作成した場合にかかる工数との比較になります。それでは、自社の社員が記事を作成した場合にかかるコストはどれくらいになるのか、具体的に考えてみましょう。
〈前提条件〉
- 3,000文字程度のSEO記事を作成
- 月給30万円の社員が1人で企画・構成からライティング、入稿までを行う
→月20日・8時間勤務、時給は約1,900円として計算します。
〈1本の記事作成にかかる時間〉
企画・構成(3時間)+ 執筆~校正(10時間)+ 入稿(1時間)=14時間
〈1本の記事作成にかかる必要経費〉
時給1,900円 × 1記事14時間 = 26,600円
勤務時間に換算すると、1つの記事を作成するのに丸2日が必要な計算になります。またこの計算だと、執筆できる記事は多くても月10件程度になります。更に、実際は承認プロセスや他業務との兼ね合いでもっと少なくなる可能性も少なくないでしょう。作成したい記事の本数、また記事作成にどれだけの比重を置くかを考慮し、社員でも対応が可能であれば内製も一つの手段です。
社員による対応が難しい場合は、バイトやインターン生による記事作成を依頼する方法もあります。彼らの仮に時給が1200円程度とすると記事単価は16,800円になります。社員がディレクションする工数を別途見積もる必要はありますが、自社での学びとしてインターン生に依頼することも検討できます。自社での内製を考える際は、記事にかけるコストと求める品質、制作したい記事の本数などから合理的に判断することが必要です。継続した記事作成・更新を行っていくのであれば、記事作成のみに集中できる環境が作れるかどうかも重要なポイントです。
内製についてはこちらの記事もご覧ください。
なお内製が難しいので外注するという場合も、企画の全てを丸投げしては本末転倒です。記事によってどういった成果を得たいのかを明確にし、記事制作の目的や方向性はしっかりとハンドリングしましょう。
さいごに〜安易に費用だけで比較しないで!〜
記事作成に必要な費用の相場、また外注と内製のコスト比較をご紹介しました。
外注する際には費用の相場を把握しつつ、どこまで自社でできるのか、どの点をコストダウンできるのかという点について、かけられる予算との兼ね合いから検討していく必要があります。ただ料金だけで比較するとかえって人的コストや乗り換えコストが発生する恐れがあるので、サービス内容や担当者の対応まで含めて慎重に検討したいところです。
また内製の方が一見するとコストが安く抑えられているように見られますが、その実、人件費という形でコストは発生しています。外注できる部分は我慢せず外注に頼ることで、コストはもとよりスピードやスキルの面でもメリットが大きいことは多いでしょう。その後、記事作成の流れが掴め、内製する環境が整ったら自社制作へ移行するのも1つの方法です。
編集協力:藍月絵梨、篠山知音
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