記事作成の費用/相場を徹底解説~見積もり例・内製化とのコスト比較まで~
( 最終更新日:2026年9月23日)
この記事の要点
Q: 記事作成の外注費用の相場はいくらですか?
A: SEO記事は文字単価3円から6円、インタビュー記事は1本2万円から5万円が中心です。安いと文字単価1円、監修や取材が加わると1文字10円を超えることもあります。
Q: 同じ文字数なのに見積額が違うのはなぜですか?
A: 構成案の作成、編集者の校正、CMS入稿など、見積もりに含まれる工程の範囲が会社ごとに違うためです。単価だけを並べても比較になりません。
Q: 外注と内製では、どちらが安く済みますか?
A: 内製は人件費という形でコストが発生します。3,000文字の記事1本に14時間かかるとすると、月給30万円の社員でも2万6,600円相当です。表面の金額だけでは判断できません。
「記事作成を外注したい」と考えた時、真っ先に気になるのはやはり費用ですよね。どれくらいの費用がかかるか、その費用に応じたメリットはあるのか……。記事作成をこれから外注しようというお客様には、そもそも相場がよく分からないという方も大勢いらっしゃいます。
しかも、複数社から見積もりを取ってみると、同じ本数・同じ文字数のはずなのに総額が大きく違います。安いほうを選んでよいのか、高いほうには何が上乗せされているのか、比べる物差しがないまま判断を迫られることになります。
そこで本記事では、記事作成代行にかかる費用の相場についてまとめました。単価の差がどの工程から生まれているのかを分解したうえで、外注する場合の具体的な見積もり例や、内製(社内で作成)と比較してどちらがコストパフォーマンスに優れているかについても検証しています。
関連して、コンテンツ外注費の妥当性を評価する軸もあわせてご覧ください。
これから記事作成を外注しようという方は、まずこれを読んでからお問い合わせや打ち合わせに臨んでいただきたいです。
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記事作成費用の相場とは
記事作成を外部に依頼する際の費用は、記事のテーマや専門性、文字数、取材の有無などによって異なります。
概算としては、SEO記事の場合、文字単価換算で1文字あたり3円〜6円。インタビュー記事の場合、1記事あたり20,000〜50,000円が基本相場となります。企業に外注する場合と、個人に外注する場合でも相場は変わりますが、個人に外注する場合は、企業に外注する6〜8割程度が相場でしょう。
ただし、この数字はあくまで執筆を中心とした基本料金です。構成案の作成や編集者の校正、専門家の監修、CMSへの入稿といった工程が加わると、総額は基本料金の2倍から3倍になることもあります。相場を頭に入れるときは、その金額がどこまでの作業を指しているのかをセットで覚えておくと判断を誤りません。
記事の種類別でみた費用相場
以下、「SEO記事」「インタビュー記事」の2つに分けて費用相場の詳細を見ていきましょう。
SEO記事
SEO記事は文字単価(1文字あたりいくら)で見積もられることがほとんどです。安いと文字単価1円、高いと10円以上というのも珍しくはなく、中間では3〜6円ほどです。
ご存知の方も多いかと思いますが、SEOとは「検索エンジン最適化」の略称で、サイトが検索結果の上位に表示されるための仕組みを構築することを言います。検索結果を上位に表示させて、検索からの流入が期待できるように書かれた記事がいわゆるSEO記事です。
一言で「SEO記事を外注する」と言っても、非常に範囲が広いためどのレベルで依頼したいのかを事前に検討しておく必要があります。
より高い効果を狙う場合は、企画制作の段階からSEO戦略に特化したプロに依頼しましょう。ターゲット読者の設定や、キーワード設定はもちろんのこと、記事の発信頻度や本数なども含めて総合的に企画することで、効率的に成果を上げることが期待できます。ただ打ち合わせも必要となり、必然的に費用は高くなる傾向にあります。
予算を抑えるためには、自社内でキーワードを設定した上で記事作成を依頼する方法もあります。キーワードや記事のレギュレーション(要件定義)を事前に指定すれば、担当者との打ち合わせをせずに発注を完了できるという企業もあります。
なお、近年は生成AIの普及によって記事の下書き自体は誰でも作れるようになりました。その分、検索意図の読み取りや構成の精度、事実関係の裏取りといった執筆前後の工程が、外注先を選ぶ際の差として表れやすくなっています。単価の比較だけで決めにくくなったのは、この変化が背景にあります。
また、10年以上前には(あまり良くない)SEO対策の一環として「バックリンク(被リンク)用の記事」を作成することがありました。バックリンクとは、外部のWebページから自社のWebサイトにアクセスするリンクを設置することです。一部ではまだ提供を続けている会社もあるようですが、Googleは明確に「人為的なバックリンクはNG」という姿勢を示しており、もはや死語です。これから使うという選択肢はないと考えて良いでしょう。
インタビュー記事
インタビュー記事は1本あたり20,000〜50,000円ほどが相場となっています。
インタビュー記事は、執筆に加えて、取材日までのアポ取りや打ち合わせ、当日のインタビュー、音源の文字起こし等、多くの工程が必要です。
基本的には、インタビューにかかる時間と、記事の文字数、本数に応じて費用が決定します。複数本の記事が必要な場合、できるだけ複数回訪問させず、1回の訪問に取材をまとめると費用が安く抑えられる可能性があります。
さらに訪問しての取材が難しい場合は、ライターが取材相手を訪問する対面取材だけではなく、電話での取材や、オンライン会議システムを活用したオンライン取材を行っている企業もあり、取材方法によって別の料金が設定されている場合もあります。
料金が安いところは目を引きますが、費用に含まれるサービス内容はそれぞれ異なります。発注にあたってはインタビュー目的に合わせた取材方法の選択、サービス内容とそれに対応した費用の確認が必要です。また、取材記事は先方確認で内容が差し戻ることが多く、修正が1回で収まらない前提で条件を決めておくと進行が安定します。
代表的な記事作成代行会社の料金比較
あくまで相場を把握するためという目的で、記事作成をサービスとしている企業の一部をご紹介します。
※YOSCAの料金は2026年9月現在、他社の料金は2022年4月25日時点で各社が公開していた情報にもとづく参考値です。最新のサービス内容や料金につきましては各社にお問い合わせください。修正のご連絡はこちらからお願いします。
SEO記事の料金比較
| 会社 | サービス内容と料金 |
|---|---|
| YOSCA | ・記事執筆 5円~/文字(編集者校正は標準対応)※初期費用10,000円、ディレクション費5,000円~/本、構成案作成10,000円~/本、CMS入稿1,500円~/本などオプション多数 |
| ウィルゲート | (一例)記事単価5万円~/初期費用40万円~ |
| 記事Pro | ・3.5円~7.5円/文字 |
| かくたま | ・SEO対策含む 4.5円/文字~ |
| バズコミット | ・ライトプラン5.5円/文字(発注時にキーワード指定)・スタンダードプラン6.5円/文字(キーワード提案を含む)・プレミアムプラン |
インタビュー記事の料金比較
| 会社 | サービス内容と料金例 |
|---|---|
| YOSCA | 【対面】40,000円/1本 インタビュー1~1.5時間、3,000文字 【オンライン】40,000円/1本3,000文字、インタビュー1~1.5時間 |
| スタジオ・ウーフー | 【対面】40,000円~/1本 |
| ノオト | 取材・原稿料 10万円 企画・編集費 10万円 取材謝礼・雑費 5万円 |
同じ文字数でも見積もりの総額が変わる理由
料金表を並べても、いざ見積書が届くと金額の差が説明できないことがあります。文字単価が同じでも、見積もりに含まれる工程とオプション、そして修正の条件によって総額は変わるからです。
見積もりに含まれる工程を数えてみる
SEO記事を1本仕上げる場合、執筆の前後に多くの作業が発生します。執筆前にはキーワードの選定、上位記事の分析、検索意図の整理、構成案の作成とすり合わせが入ります。執筆後には編集者による校正、事実関係の確認、画像の選定と加工、CMSへの入稿、公開後の修正対応が続きます。
文字単価1円の見積もりに含まれるのは、多くの場合この中の執筆だけです。キーワードも構成案も発注側が用意し、上がってきた原稿は発注側が読んで直します。単価が安い代わりに、社内の担当者が残りの工程を抱えることになります。
一方、構成から編集校正までを含む見積もりでは、発注側が用意するのはキーワードと方針だけで済みます。単価は高く見えますが、担当者の稼働時間はほとんど発生しません。金額の差は、社内工数の差とセットで見る必要があります。
3社の見積もりを工程で並べ直してみる
3,000文字の記事を発注する前提で、仮に3社から見積もりが届いたとします。A社は執筆のみで文字単価3円、1本9,000円です。B社は執筆と編集校正で1本20,000円。C社は構成案の作成から編集校正、CMS入稿までを含んで1本40,000円という提示でした。
金額だけを見ればA社が4分の1以下です。ただ、A社に発注した場合、キーワード選定、構成案の作成、初稿の読み込みと修正指示、事実関係の確認、画像の用意、入稿までが社内に残ります。B社なら構成案と入稿が、C社ならほぼ何も残りません。
残った作業を、月給30万円の社員(時給約1,900円)が引き受けるとして計算してみます。A社の場合、1本あたり構成案に1時間、確認と修正指示に2時間、入稿と画像に1時間で計4時間、金額に直すと7,600円です。見積書上の9,000円と合わせると、1本あたり約16,600円かかっている計算になります。
同じ計算をB社に当てはめると、社内に残るのは構成案と入稿で2時間、3,800円です。見積書上の20,000円と合わせて約23,800円になります。C社は社内工数がほとんど発生しないため、40,000円がそのまま総額です。
見積金額では4倍以上あった差が、社内工数まで含めると2.4倍ほどまで縮みます。この試算はあくまで仮の数字です。ただ、社内に残る時間を一度でも金額に置き換えてみると、見積書の金額差はずっと小さく見えてきます。

AI下書きを前提にした低単価プランの見方
生成AIで下書きを作ることを前提にした低価格のプランも見かけるようになりました。相場より明らかに安い見積もりが届いたときは、この形が背景にあることがあります。
下書きの生成自体は問題になりません。確認したいのは、出力された内容を誰がどこまで検証するのかという点です。事実関係の確認、引用元の特定、専門用語の妥当性の判断が見積もりに入っていない場合、その作業は発注側に戻ってきます。
編集者の校正とファクトチェックが範囲に含まれるかどうかを、発注前に文面で確認しておくと安全です。弊社の考え方は生成AI利用ガイドラインにまとめています。
執筆以外の工程とそれぞれにかかる費用
ここまでは記事の種類に応じた費用の相場を見てきました。次に、記事を完成させるまでの過程で必要な項目や費用を整理します。ここでは以下を挙げました。
- 企画・構成費
- 打ち合わせ費
- 写真撮影費
- 図表作成費
- 画像素材の選定・取得費
- 監修費
- 校正費
- 修正費
- 入稿費
- 謝礼
- その他雑費
これらが全て一つの記事で必要というわけではなく、記事に応じて必要な項目は異なります。そして、これらが最初から料金プランに含まれている場合もあれば、別途請求される場合もあります。見積書を比べるときは、総額よりも先にこの内訳を突き合わせると差の理由がわかります。ある会社の金額が低いのは、見積書に構成案や編集校正、入稿が最初から入っていないからだった、という場合が少なくありません。
企画・構成費
記事の企画や構成案を作成する費用です。SEO記事におけるキーワード選定も企画に含まれる場合があります。構成案の段階でチェックしたいという場合には別途費用が発生することもありますので事前に確認しておきましょう。相場としては1本10,000円前後からが目安です。
打ち合わせ費
記事作成に必要な打ち合わせにかかる費用です。簡単なやり取りやミーティングは無償のケースが多く、取材当日、開始前に30~60分ほど打ち合わせする場合も別途費用はかからないことがほとんどです。継続案件では、月次のディレクション費として1本あたり数千円が設定されることもあります。
写真撮影費
写真撮影を依頼した際にかかる費用です。
プロのカメラマンに依頼する場合
クオリティの高い写真を複数枚掲載したい、紙媒体に掲載するため解像度が高い写真が必要、といった場合にはプロのカメラマンに依頼することをおすすめします。料金は30,000~50,000円(別途交通費)が相場です。プロに依頼するのは、取材記事でインタビュー風景を撮影したり、商品などの「ブツ撮り」が必要なケースだったりが多いです。
ライターに撮影まで依頼する場合
プロのカメラマンに依頼する予算を確保できない場合は、ライターに撮影まで依頼することも可能です。費用は企業によって200~5,000円/枚と差がありますが、総じてプロのカメラマンよりは安価に依頼することができます。そこまで高クオリティな写真は求めていない場合、また大量の写真が必要で単価を抑えたい場合などに活用できます。
ただしライターによっては撮影経験が無かったり、カメラも一眼レフからミラーレス、スマートフォンなど条件が異なります。依頼にあたっては事前に撮影の目的、サイズや比率、アングルや枚数等を確認しておくことが必須です。できれば取材当日は同席して、写真撮影のディレクションは行いたいところです。
図表作成費
記事に使用する図表・グラフ・イラスト等の作成をデザイナーに別注する時にかかる費用です。図表データ量やカラー図版などの違いで1,500円~5,000円程度かかります。
「デザイナーに発注」というとハードルが高く感じられるかもしれませんが、クラウドソーシングのサイトなどを見ると図表やイラストの作成を請け負ってくれるクリエイターは案外簡単に見つかります。ポートフォリオ(作品集)を載せている場合がほとんどですので、サイトのイメージに合うクリエイターを見つけたら連絡してみましょう。
画像素材の選定・取得費
有料サイトからの画像選定であれば、選定費用として1,000~1,500円/枚に加えて、画像利用料(実費)がかかります。さらにその画像に加工をする場合は別途1,500円~5,000円程度の費用がかかり、いちからデザインが必要な場合はさらに単価が上がる場合もあります。
コストを抑えるためにも、画像の選定はつい無料サイトを使いがちですが、無料サイトはその分選べる画像の種類に制限があり、素材の品質も有料サイトと比較すると全体的には劣るというのが長年使ってみての正直な感想です。無理に無料サイトに頼らず、有料サイトも是非検討してみてください。
ちなみに弊社が普段愛用しているのはAdobe Stockです。
監修費
企画や記事内容について、専門家に監修を依頼する際にかかる費用です。監修が必要な記事の例として、医療、介護、福祉、法律、IT等が挙げられます。また監修が必要なくとも、金融やIT、不動産、保険など専門性が高い記事、あるいは有資格者への依頼が必要な記事はそれだけで高単価になることが多いです。依頼相手によって費用が変動しますが、10,000円からと想定しておきましょう。制作会社経由で有資格者を手配する場合は、1本30,000円前後からが目安になります。
校正・校閲費
校正とは、記事内の誤りをチェックする作業です。校正には段階があり、基本的な誤字脱字のみの校正、文法の誤りも含めた校正と求める段階によって料金は異なる場合があります。
リライトとは異なり、記事の内容や構成の変更・修正は行いません。依頼する内容や文字数によって費用は変動しますが、1,000円~5,000円程度が相場となっています。なお制作会社に依頼する場合、編集者の校正は基本料金に含まれていることが多く、別立てになっているかどうかは見積書を比べるときの分かれ目になります。
修正費
すでに納品した記事の修正にかかる費用です。予め定めた要件から外れた場合の修正はもちろん無料ですが、納品された記事を見て「ここをもっとこうしてほしい」という後からの要望には修正対応にかかる費用が発生します。
修正文字数に応じて費用計算する場合もあり、記事の目的や必要な要素、構成等をあらかじめしっかり擦り合わせないと修正費が膨らんでしまうので注意が必要です。たとえば初稿納品後の修正は1回までを標準とし、修正範囲が3分の1以下なら執筆料金の3分の1、3分の2までなら執筆料金の3分の2を加算する、といった基準が設けられていることがあります。こうした基準が明示されていれば、社内の確認フローを何往復にするかを先に決めておけます。
修正対応については、各社が「修正ポリシー」を用意しているはずです。誤字脱字、レギュレーションに沿っていないなど明らかな誤りの場合は無償対応、内容の変更については有償対応とするケースが大半です。対応範囲について事前に確認しておくことで、発注先とのトラブルを防止することができます。
入稿費
WordPressなどのCMS(Contents Management System、ウェブサイトのコンテンツ管理システムのこと)の入稿にかかる費用です。入稿にかかる時間などで費用が変動する場合がありますが、1記事1,500~3,000円が相場です。
謝礼
取材相手(インタビュイー)へのお礼の品にかかる費用です。商品のユーザー等一般人の場合はギフトカード数千円分を贈るケースがあります。著名人への謝礼は高額になることもあります。
その他雑費
執筆のための資料購入費、交通費、遠方取材の出張費等は、別途支払う場合があります。企業やプラン内容によって扱いが異なるため、確認が必要です。
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企業と個人、どちらが良い?外注先と費用
外注先は、大きく「企業」か「個人」に分かれます。費用の水準だけでなく、どこまでの工程を任せられるかが依頼先ごとに違います。

「企業」には、ライティングの専門企業や編集プロダクションのほか、Webマーケティング会社もライティングサービスを提供するところがあります。
ライティング専門企業とは、専属のライターを抱え多様な記事作成に対応が可能な企業のことです。ライターへのディレクションまで一括して依頼することが可能です。編集プロダクションは出版物の企画・編集・制作を代行する企業で、出版社と同様の業務を行っています。企画力の高さが特色で、現在では、紙媒体に代わってWeb媒体を扱う企業も増えています。幅広い知識・経験を持ったライターが在籍しており、一般的なまとめ記事以外にもブログやコラム記事などの発注が可能です。
またWebマーケティングの専門企業とは、Webサービスを活用して集客や販売促進を行うことに特化した企業のことです。SEO対策やWebでの見せ方を熟知しており、広告などを含んだ記事作成が得意です。メディア全体の戦略設計から任せる場合は、月額30万円から50万円、フルアウトソースなら月額100万円を超える見積もりになることもあります。
次に「個人」の場合は、クラウドソーシング経由での発注と、個人への直接発注とに分けられます。
クラウドソーシングとは、Web上で仕事を依頼したい人と仕事を受けたい人とを結びつけるサービスのことです。日本ではランサーズやクラウドワークスなどがサービスを展開しています。企業はシステムを運営しているだけで業務への関与はなく、仕事は個人への直接発注です。
サイトに登録しているライターはアマチュアからプロライター、学生や主婦など幅広いため、質の良い記事が書けるライターを見つけるまでに時間がかかる場合があります。実のところ、まずクラウドソーシングサイトでライターを探そうとしたものの、なかなか良いライターに巡り会えず、当社にご依頼いただくという方もいらっしゃいます。10本発注して使えるのが6本というような状況が起きると、実質の単価は見積もりより上がります。
クラウドソーシングに登録していない個人ライターの場合は、過去の取引実績や掲載記事の実績をもとにした発注が主となります。新たにライターを探す際には、個人のSNSやポートフォリオを検索したり、ライター向けの勉強会、講演会などで交流を広げたりする必要があります。目的や理想に合ったライターを探すにはある程度の労力がかかります。
【ライターに外注するために】優秀なライターに出会うための準備と方法、3つの見極めポイント
【ストレスフリー】もう悩まないで!外注ライターとの付き合い方・依頼やフィードバックの大原則〈ライターから寄せられたレビューもご紹介〉
コストの観点から考える外注先の選定ポイント
単価の違いとその理由を踏まえた上で、外注先をどのように選定すれば良いのかを「企業」「個人」それぞれの特徴から検討しましょう。
企業に外注する
企業へ発注した場合は、個人への発注よりもコストは高くなる傾向にあります。しかしその分、安心感とスピード感を持った制作が可能です。
企業にはディレクション担当や編集部門が存在します。そのため、ライター個人のスキルのみに頼ることなく、再現性の高い仕組みに基づき安定した品質で記事を量産できるのです。更に一定の条件を満たして企業に登録されているライターが執筆することが多く、記事の品質に関する心配は少ないです。テーマに応じて書き手を差し替えられるため、専門領域の記事でも本数を出せます。
記事制作のノウハウが少ない場合、一定の予算確保ができ、ライティングに極力手間をかけずに良い記事を制作したい場合には、企業への外注がおすすめです。月10本を回す前提なら、担当者の人件費まで含めた総額の差はずっと小さくなります。
個人に外注する
個人へ直接発注、またはクラウドソーシングを使って外注する場合は、企業に比べると費用を安価に抑えられます。費用感としては、企業に外注する6〜8割程度が相場です。
さらに、多数のライターを募集することが可能なので、一度に多くの記事を発注できることがメリットです。
その代わり、ディレクションや編集を自身で行う必要がありますし、良いライターを見つけるための手間暇もかかります。ライターのスキルや特性にはバラツキがあるため、低価格で依頼しても予想外の手間や修正費用が発生するリスクもあります。また稼働量が1人分で頭打ちになるため、月に20本を安定して出す運用には向きません。発注にあたっては、ライターの実績をきちんと確認した上で判断しましょう。
個人に依頼するのは、予算が少ない場合や、ある程度記事制作に慣れており自分でディレクションする余裕がある場合におすすめです。
※記事作成の外注については、以下の記事でも詳しく取り上げています。
記事作成が難しいと
感じていませんか?
読者の関心を引きつけるには、専門知識と豊富な経験が求められます。
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当社の料金をもとにした具体的な見積もり例
ここでは、当社YOSCAの料金を基に具体的な見積もり例を見ていきましょう。依頼内容や外注先によって価格は大きく変わりますので一つの目安ですが、参考にしてみてください。いずれも初回のみ初期費用10,000円が別途かかります。
【ケース1】Web上での調査を前提としたSEO記事(画像選定あり)
合計額:13,000円/本
内訳: 記事作成5円/文字 × 2,000文字 + 画像選定1,500円/枚 × 2枚(+画像費用実費)
【ケース2】自社サービスを利用したお客様のインタビュー記事(ライターによる撮影あり)
合計額:45,000円/本
内訳: インタビュー記事1件40,000円 + ライターによる撮影5,000円(+交通費実費)
【ケース3】自社オウンドメディアに掲載するコラム記事(構成案作成から入稿まで)
合計額:41,500円/本
内訳: 構成案作成10,000円 + 記事作成6円/文字 × 5,000文字 + 入稿1,500円
ケース1とケース3の差は、文字数だけで説明がつくものではありません。構成案の作成と入稿を任せるかどうかで、1本あたり11,500円が加算されています。逆にいえば、キーワードと構成案を社内で決められるのであれば、その分は圧縮できます。最新の料金はSEOライティングのサービスページに掲載しています。
外注費を減らす手段として内製化が選ばれている
費用の話になると、そもそも社内で書けばいいのではないかという選択肢が出てきます。実際、外注コストの削減を理由に内製の比率を高めた企業は少なくありません。
コンテンツ制作を内製している企業の担当者954名に聞いた調査では、内製化を進めた理由の最上位は外注コストの削減で、約44%が挙げていました。制作ツールを使い始めたことが約38%、制作スピードを上げるためが約37%と続きます。
コンテンツ制作を内製化・内製比率を高めた理由(複数回答)
▸ 外注コストを削減するため
▸ コンテンツ制作ツールを利用しはじめたため
▸ 制作スピードを上げるため
▸ 生成AIで制作するようになったため
▸ 社内に制作できる人材が増えたため
出典:コンテンツ制作の内製化における課題調査(ナイルのSEO相談室調べ、2026年8月実施・コンテンツ制作を内製している企業の担当者954名)データを見る
注目したいのは、社内に制作できる人材が増えたためという回答が約8%にとどまっている点です。人を増やしてから内製に移ったというより、既存の人員のまま生成AIやツールで賄おうとした企業が多いと読み取れます。生成AIで制作するようになったためという回答も約27%を占めています。
内製に切り替えても人と品質の問題は残る
内製に移れば問題が片づくかというと、同じ調査の別の設問では、そう言いにくい結果が出ています。
内製する上での課題として最も多かったのは制作できる人材が足りないで、約42%でした。担当者によって品質にばらつきがあるが約41%で、ほぼ並んでいます。特に課題はないと答えた人は3.3%しかいませんでした。
コンテンツ制作を内製する上で課題に感じていること(複数回答)
▸ 制作できる人材が足りない
▸ 担当者によって品質にばらつきがある
▸ 企画・テーマを考えるのが難しい
▸ SEOなどの専門知識が不足している
▸ 構成や文章の品質を判断できる人がいない
出典:コンテンツ制作の内製化における課題調査(ナイルのSEO相談室調べ、2026年8月実施・コンテンツ制作を内製している企業の担当者954名)データを見る
下書きが作れることと記事が仕上がることは別
この調査の回答者は全員が生成AIを継続的に使っています。そのうえで、思ったような内容や文章を出力できないという悩みが75.0%、指示を考えるのが難しいが72.7%にのぼりました。ファクトチェックに手間がかかるが40.9%、編集に思った以上に時間がかかるが38.6%という回答も並びます。
下書きの生成が速くなった分、確認と手直しの時間が増えたと感じている担当者がいることがうかがえます。執筆の工数は減っても、編集の工数は減らないという状況です。
(参考)記事を自社で作成した場合のコストを計算
外注費用をいくつかのパターンで見積もってきました。あとは外注費用と、社内で作成した場合にかかる工数との比較になります。それでは、自社の社員が記事を作成した場合にかかるコストはどれくらいになるのか、具体的に考えてみましょう。
〈前提条件〉
- 3,000文字程度のSEO記事を作成
- 月給30万円の社員が1人で企画・構成からライティング、入稿までを行う
→月20日・8時間勤務、時給は約1,900円として計算します。
〈1本の記事作成にかかる時間〉
企画・構成(3時間)+ 執筆~校正(10時間)+ 入稿(1時間)=14時間
〈1本の記事作成にかかる必要経費〉
時給1,900円 × 1記事14時間 = 26,600円
勤務時間に換算すると、1つの記事を作成するのに丸2日が必要な計算になります。またこの計算だと、執筆できる記事は多くても月10件程度になります。更に、実際は承認プロセスや他業務との兼ね合いでもっと少なくなる可能性も少なくないでしょう。作成したい記事の本数、また記事作成にどれだけの比重を置くかを考慮し、社員でも対応が可能であれば内製も一つの手段です。
先ほどの3社比較では、A社に外注した場合の実質コストが約16,600円、B社が約23,800円でした。内製の26,600円と並べると、執筆だけを外に出す形がもっとも安く収まる計算になります。ただしその前提は、構成案を作れて原稿の良し悪しを判断できる人が社内にいることです。調査で品質のばらつきが約41%の課題として挙がっていたのは、この機能が社内で立ち上がりにくいことの表れだと考えられます。
社員による対応が難しい場合は、バイトやインターン生による記事作成を依頼する方法もあります。彼らの仮に時給が1,200円程度とすると記事単価は16,800円になります。社員がディレクションする工数を別途見積もる必要はありますが、自社での学びとしてインターン生に依頼することも検討できます。自社での内製を考える際は、記事にかけるコストと求める品質、制作したい記事の本数などから合理的に判断することが必要です。継続した記事作成・更新を行っていくのであれば、記事作成のみに集中できる環境が作れるかどうかも重要なポイントです。
6割の企業は社内と外部を組み合わせている
制作体制を尋ねた設問では、社内中心かつ一部外注が38.4%で最も多く、ほぼすべて社内で制作が24.4%でした。外注を一部でも使っている回答を合わせると、社内と外部のリソースを併用している企業は62.7%にのぼります。
内製か外注かを二択で決めている企業は、実のところ少数派です。書ける部分は社内で書き、手が足りない部分や判断が難しい部分だけを外に出しています。費用を考えるときも、この前提から始めたほうが現実に近くなります。
なお内製が難しいので外注するという場合も、企画の全てを丸投げしては本末転倒です。記事によってどういった成果を得たいのかを明確にし、記事制作の目的や方向性はしっかりとハンドリングしましょう。
さいごに〜安易に費用だけで比較しないで!〜
記事作成に必要な費用の相場、また外注と内製のコスト比較を見てきました。
費用が比べにくい一番の理由は、見積書に載っている単価が、それぞれ違う範囲の作業に対してつけられていることです。金額を比べる前に、どの工程まで含まれているかを一列に並べる。この手順を踏むだけで、複数社の見積もりは比較可能な形になります。
外注する際には費用の相場を把握しつつ、どこまで自社でできるのか、どの点をコストダウンできるのかという点について、かけられる予算との兼ね合いから検討していく必要があります。ただ料金だけで比較するとかえって人的コストや乗り換えコストが発生する恐れがあるので、サービス内容や担当者の対応まで含めて慎重に検討したいところです。
また内製の方が一見するとコストが安く抑えられているように見られますが、その実、人件費という形でコストは発生しています。内製に切り替えた企業でも約42%が人材不足を課題に挙げていたように、制作の作業は外に出しても社内で抱えても、誰かの時間として必ず残ります。外注できる部分は我慢せず外注に頼ることで、コストはもとよりスピードやスキルの面でもメリットが大きいことは多いでしょう。その後、記事作成の流れが掴め、内製する環境が整ったら自社制作へ移行するのも1つの方法です。
見積もりを取る前に、月あたりの本数と、社内で確保できる確認時間を数字にしてみてください。この二つが決まれば、どこまで外に出すべきかが自然と決まります。
編集協力:藍月絵梨、篠山知音
記事作成が難しいと
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読者の関心を引きつけるには、専門知識と豊富な経験が求められます。
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本記事テーマにおけるよくある質問
Q. 記事作成を外注する際の費用相場はどのくらいですか?
SEO記事は文字単価3〜6円が中心で、安いと1円、監修や取材が加わると10円を超えることもあります。インタビュー記事は1本20,000〜50,000円が目安です。品質・スピード・専門性によって幅が大きく、単価が安いだけで選ぶのは危険です。
Q. 同じ文字数なのに見積額が3倍以上違うのはなぜですか?
見積もりに含まれる工程の範囲が違うためです。構成案の作成、編集者の校正、事実関係の確認、画像の選定、CMS入稿のうち、どこまでを引き受けているかが会社ごとに異なります。含まれていない工程は社内の作業として残ります。
Q. 記事外注と内製ではどちらがコストを抑えられますか?
比較には社内担当者の工数コスト(人件費・機会損失)を含めることが重要です。3,000文字の記事を月給30万円の社員が1本仕上げると14時間・26,600円相当かかります。内製は表面上のコストが低くても、担当者の時間を多く使う場合は実質コストが高くなることがあります。
Q. 見積書で最初に確認すべき項目はどこですか?
構成案の作成が含まれているか、編集者の校正が含まれているか、修正が何回まで基本料金内かの3点です。この3点で各社の金額差の大半が説明できます。
Q. 記事外注の見積もりを取る際に伝えるべき情報は何ですか?
記事の目的・ターゲット・キーワード・文字数・本数・納期・品質の基準・専門性の要否を伝えることで、より正確な見積もりが得られます。あわせて、キーワードと構成案を誰が決めるか、初稿を誰が確認するかを先に決めておくと、各社の見積もりが同じ条件でそろいます。
Q. 記事外注の費用対効果はどのように測定すればいいですか?
記事による検索流入数・リード獲得数・CVRなどで測定することをおすすめします。公開後3〜6カ月を目安に流入・コンバージョンの変化を追い、蓄積型資産として長期的に評価することが適切です。
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