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クラウドソーシングとは?ライター必見の受注のコツやおすすめサイト

最終更新日:2023年4月27日)

【本記事の対象】
・副業でWebライターを始めようと考えている
・フリーランスライターで仕事が少ない
・ライターとしての実績が少ない
・クラウドソーシングを利用したことがない

ライターとして活動するうえで、多くのメリットがあるクラウドソーシング。上手に活用して、月に20万以上稼いでいる方もざらにいます。

プロのライターとして長くキャリアを積んでいくには、クラウドソーシングだけでは難しいですが、駆け出しの方にとっては利用しない手はありません。

そこで本記事では、クラウドソーシングを使った案件獲得の方法や、おすすめのクラウドソーシングサイトについてわかりやすく解説していきます。

今更聞けない!クラウドソーシングとは一体なに?

クラウドソーシングとは、企業や個人事業主が、不特定多数の人に業務を外部委託(アウトソーシング)すること、およびその仕組みを指します。クラウドソーシングの名称は、「crowd(群衆)」と「sourcing(調達)」からなる造語です。

クラウドソーシングの主な仕組みは、発注側として仕事を依頼したい企業や個人事業主が、プラットフォームとなるクラウドソーシングサイトに発注したい業務を公募し、受注側は業務内容や条件を確認し応募する流れとなります。

公募される業務には、ライティング、デザイン制作、システム開発など専門的なスキルを要するものから、アンケートの回答など誰もがスキマ時間で取り組みやすいものまで多様な種類があります。

発注側はアウトソーシングすることで社内リソースを確保できるほか、安価な発注先を探せるなどのコスト面でのメリットがあります。一方で、受注者側はサイト上で案件を検索・応募できるため、営業にかかるコストが省けます。インターネット環境があれば、パソコン一つで仕事を進められるため、空き時間に副業で稼ぎたい方や、フリーで仕事したい方が多く利用しています。発注側に信用してもらえれば年齢や学歴に関係なく仕事をもらえるので、社会人経験のない学生や子育てをしている主婦の方など様々な方が使用しています。

ライターがクラウドソーシングを使う3つのメリット

クラウドソーシングは、副業ライター、フリーライターにとって多くのメリットがあります。特に駆け出しのライターにとっては、仕事を獲得できる機会が増え、実務経験によってスキルを向上させる絶好の機会ともなります。また、クラウドソーシングでは、発注側と受注側が相互に評価し合うシステムになっているため、良い評価を得ることで信頼性が高まり、次の仕事を獲得するチャンスも広がります。ここでは、ライターがクラウドソーシングを利用する際の3つの主要なメリットについて解説しましょう。

〈メリット1〉案件が豊富なため初心者にもチャンスがある

クラウドソーシングサイトではライティング業務を発注したい企業が多数登録しており、案件の中には初心者でも取り組みやすい案件もあります。新しい募集が常時公開されるため、日々サイトをチェックすることで、仕事を獲得できるチャンスは広がるでしょう。

また、クラウドソーシングには複数のサイトがあるため、複数に登録して案件を探すことで受注できる機会を増やせる点もメリットです。

一方で、数が多いだけにほとんど対価が得られないような「劣悪な案件」も耳にします。「駆け出しOK!」「成長できる!」などという言葉で右も左もわからない初心者の労働を食い物にしようという業者もいるようですので、案件を遂行する時間と報酬が見合っているかの見極めは冷静に行いたいところです。

〈メリット2〉実績が数字で評価される

クラウドソーシングでは、仕事の質が評価され、高評価を得ることで次の仕事がしやすくなります。初心者でも、発注者の指示に従いスケジュールを守ることで低評価を避けられます。注意しなければならないのは、発注者の指示を無視してしまうことや納期遅れなどです。逆に言えば、丁寧に取り組むことで高評価が増え、仕事獲得が容易になります。

〈メリット3〉実践を通してスキルアップできる

実践の機会を通じてスキルアップしやすいこともクラウドソーシングで仕事をするメリットです。仕事をこなす過程で、試行錯誤したり、発注主からのフィードバックを得られたりして、ライターとしての経験値が向上する機会となります。

また、さまざまな発注者とのコミュニケーションを通じて仕事の進め方やコミュニケーションスキルも学べるため、未経験者にもおすすめです。

主なクラウドソーシングサイト

ここでは、クラウドソーシングの代表的な5つのサイトを紹介し、それぞれの特徴とメリットを比較・検討していきしょう。

①クラウドワークス

クラウドワークスは「日本最大級のクラウドソーシング」と言われていて、案件数が非常に多いことが特徴です。ライターの経験がなくても応募することができる案件もあるため、初心者が利用するのに最適です。しかし、登録者数が多い分、単価が高く人気のある案件は競争が激しくなる場合があります。案件の終了後にクライアントから評価をもらうので、高評価をもらい続けることができれば仕事の獲得はしやすくなるでしょう。

運営会社株式会社クラウドワークス
ライティングの案件数114,209件(2023年4月27日時点)
手数料案件報酬額により変動
・10万円以内:報酬額の20% 
・20万円以内:報酬額の10%
・20万円以上:報酬額の5%
https://crowdworks.jp/pages/guides/employee/fee より)
URLhttps://crowdworks.jp/ 

②ランサーズ

ランサーズはクラウドワークスと同様、国内の大手クラウドソーシングサイトの一つです。こちらも案件数が多いことから、初心者でも応募できる案件を見つけられます。

また、ランサーズには福利厚生スキルアップ教育など、フリーで活躍する人を支援するサービスが充実していることも特徴の一つです。いずれフリーランスのライターとして活躍したいと思っている方には嬉しいポイントです。しかし、報酬から16.5%の報酬が一律で引かれてしまう点には注意が必要です。

運営会社ランサーズ株式会社
ライティングの案件数698件(2023年4月27日時点)
手数料16.5%(https://www.lancers.jp/faq/A1034/936 より)
URLhttps://www.lancers.jp/ 

③複業クラウド

複業クラウドは株式会社アナザーワークスが運営する複業プラットフォームです。2019年に運営開始された比較的新しいプラットフォームであることから、クラウドワークスやランサーズと比べると案件数は少ないです。実績が求められる案件もありますが、未経験でも応募可能な案件もあります。そのため駆け出しライターの方でも活用できるでしょう。継続的に依頼が発生する案件もあるため、長期にわたり仕事を受注したい方にもおすすめです。

運営会社株式会社アナザーワークス
ライティングの案件数150件(2023年4月27日時点)
手数料なし
URLhttps://talent.aw-anotherworks.com/ 

④サクラサクワークス

サクラサクワークスはサクラサクマーケティング株式会社が運営するクラウドソーシングサイトです。文字単価2円以上の高単価案件が多いと言われているため、より報酬アップしたいライターの方におすすめです。しかし、スカウト形式の案件が多いため自分で応募できる案件の数は少なく、スムーズに受注できるかは人によって異なります。実績をアピールすることでスカウトされる可能性が上がるのでプロフィールの作り込みが重要です。

案件に関するやり取りは担当ディレクターと行うため、クライアントと直接やり取りする必要がなく執筆に集中できます。手数料がかからない点も大きな魅力です。

運営会社サクラサクマーケティング株式会社
ライティングの案件数10件(2023年4月27日時点)※公募案件の場合
手数料なし
URLhttps://www.sakurasaku-marketing.co.jp/labo/works/worker/ 

⑤ココナラ

ココナラは他のクラウドソーシングサイトとは異なり、自分でスキルを販売するサービスであることが特徴です。一部公募型の案件もありますが、数は少なく2023年4月時点で40件程です。そのため基本的には自分で商品を販売するためのページ作成が必要になります。作成するのはプロフィールと商品ページです。プロフィールは自分のスキルを魅力的に伝えることが求められます。得意なジャンルや過去の実績などアピールできるものがあれば有利なのでぜひ取り入れていきましょう。他の出品者のプロフィールを参考にするのも良いかもしれません。

商品ページでは成果物の内容や単価を自由に設定することができるので、初めは色々な商品を用意するのがおすすめです。

運営会社株式会社ココナラ
ライティングの案件数40件(2023年4月27日時点)※公募案件の場合
手数料22%(販売時の手数料について より)
URLhttps://coconala.com/ 

効率よく案件を受注するための3つのコツ

クラウドソーシングサイトに登録すれば誰もが簡単に案件を受注できるわけではありません。仕事を発注したい人が魅力的に思えるプロフィールや提案をすることが必要になります。効率よく案件を受注するためのコツを3つご紹介します。

〈コツ1〉プロフィールを作り込む

クラウドソーシングサイトでは、プロフィールを作成し、スキルや経験、得意なジャンル、ポートフォリオなどを記載します。詳細なプロフィールはクライアントにとってイメージしやすく、仕事の依頼がしやすくなります。プロフィールやポートフォリオの作り方のコツは以下の記事で紹介しているので、ぜひご参考ください。

参考記事

〈コツ2〉複数のクラウドソーシングサイトに登録する

実績が少ない間は案件の獲得に時間がかかるかもしれません。一つのクラウドソーシングサイトで様々な案件に応募しても、受注に繋がらないことも考えられます。そんなときは複数のクラウドソーシングサイトを併用することがおすすめです。駆け出しの段階では数多く応募して受注の可能性を高めることが重要です。

当記事で紹介したクラウドソーシングサイトは全て登録して、積極的に応募してきましょう。一方で、複数のサービスを並行して使い続けると、評価もまた分散してしまうという問題点があります。高い評価はできるだけ一つのサービスで積み上げていきたいところ。一度仕事が獲得できたら、あえて集中させることも考えていきましょう。

〈コツ3〉クライアントと信頼関係をつくる

仕事を依頼してくれたクライアントと信頼関係をつくることも重要です。クライアントによっては継続的に案件を発注している場合も多く、安心して仕事を任せることができるライターがいれば重宝されます。クオリティの記事を納品する、スムーズなレスポンスを心掛けてクライアントを安心させるなど、長期的に仕事をしていきたいと思ってもらえるように対応していきましょう。毎回新しいクライアントを探すのは大変なので、安定して発注してもらえる関係をつくることで、執筆に集中できるようになります。

参考記事

クラウドソーシング以外の選択肢も

クラウドソーシングを使えば、駆け出しライターでも案件を獲得できる機会があります。登録してすぐに案件を受注できるとは限りませんが、当記事で紹介したコツを参考に応募を続けていくことから始めていきましょう。プロフィールの作り込みやクライアントとのコミュニケーションを丁寧に行うことも大切です。

ただし、本格的にライターとしてのキャリアを積んでいきたいと考えている方は、クラウドソーシングを活用しつつも、メディアに直接営業してみるなど、他の経由からも仕事が獲得できるようになりましょう。

クラウドソーシングは、駆け出しとして実績を貯める場、今まで受注したことがないジャンルの実績を作るための場、など上手に活用していくことをおすすめします。

また、クラウドソーシングで案件を獲得しても、ライティングスキルが及ばず、継続依頼につながらないといった方は、一度ライティングスクールで文章の書き方を勉強してみることもおすすめします。

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