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【X(Twitter)運用】会社のSNS担当になった方へ。反応や効果がなくて辛い時にやるべき、たった1つのこと

【X(Twitter)運用】会社のSNS担当になった方へ。反応や効果がなくて辛い時にやるべき、たった1つのこと

最終更新日:2025年2月13日)

「会社のSNSを任されたけど、全然いいねがつかない…」
「やってて意味があるのかと思ってしまう」
「成果が見られなくて、社内での評価に繋がらないのも辛い」

企業のSNS担当者さんの中には、こんなお悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私もかつては、SNS運用に全く手ごたえを感じられず、悩んでいた時期がありました。当社・株式会社YOSCAのライティング講座「あなたのライターキャリア講座」のX(Twitter・以下略)アカウント運用担当者となったものの、ターゲットの方々からなかなかいいねをもらえず、数字も全然伸びず、「Xに向き合っているこの時間、意味あるのかな…?」と悩んでおりました。

▲当社アカウント(現在は運用休止中)

その後、悩みに悩んだ私が取った行動は、「成功者の行動基準を知ること」でした。つまり、「SNS運用がうまくいっている人たちは、いったい何をしているのか」を探ってみることにしたのです。

そうして集めた情報をもとに運用業務を改善。すると、新規フォロワーや、いいね・リプライなどリアクションをくださるユーザーを、ほぼ見込み顧客層のみに絞れるようになっていきました。

さらに、インプレッション数(投稿が見られた回数)も月25,000→月50,000以上に急上昇し、数字も大きく跳ね上げることに成功。より多くの方々に発信を見ていただけるようになりました。

▲インプレッション数の推移。運用初期は低迷していましたが、2024年2月に仕切り直し、その成果が数値として表れました。

そこで今回は、当社Xアカウント運用担当者を務めた私・五十嵐が、SNS運用で成果を出すための行動基準を知り、その基準を実際の運用業務に取り入れる方法を紹介。当社Xアカウントの運用の様子を事例として挙げていきます。

◉本記事の著者
五十嵐 綾子
大学卒業後、宣伝会議「編集・ライター養成講座」卒業制作での最優秀賞受賞をきっかけに編集・ライティングの道へ。雑誌制作を行う編集プロダクションに勤務後、独立してYOSCAに参画し、Webコンテンツ制作に関わる。2021年、生まれ育った関東から奈良に移住後、SNSでの奈良観光PRに関わったことを機にSNSマーケティングの世界にも参入。YOSCAではSNSコンテンツ制作、編集・ディレクションを主に担当。自身のInstagramアカウントでは発信開始2週間・少フォロワーの状態で集客を達成し、以降は毎月問い合わせを安定させている。編集者・ライター経験は10年以上となる。▶Xはこちら ▶Instagramはこちら

本記事をお読みいただくと、Xをはじめとする各種SNSで、自信を持って運用を続けていくための秘訣が学べます。

「全然いいねがつかないし、フォローもされない」「目に見えた成果が出ていなくて、社内での報告が気まずい」といったお悩みをお持ちのSNS担当者さん、ぜひご一読いただければ幸いです!

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うまくいっている人の基準で行動できているか?

あなたの担当アカウントがうまくいっていないのは、恐らく「自己流で運用してしまっている」から。SNS運用に限らない話ですが、あらゆるビジネスで軌道に乗っている人は次の順で行動しています。

  1. うまくいっている人の行動基準を確認
  2. 計画を立てて、実行
  3. 報告・改善・向上を繰り返す

うまくいっている人の行動基準を確認

1の「うまくいっている人の行動基準を確認」のフェーズでは、まずは先駆者が既にSNSや書籍、ネット記事などでたくさん発信しているノウハウ情報を取りに行きます。

この部分は恐らく、あなたも会社からSNS担当を任された時に、ひと通り目を通しているかも知れませんね。

しかし、こうした情報は世の中に無数にあふれていて、「どれを選ぶのが正解なのか」と悩んで迷宮入りしてしまいがちです。しかも、無料~少額で手に入る情報では「そこをもっと知りたい!」と思う部分にはなかなか触れていないことも。

そこで私は、実績も信頼もある業界トップクラスの実力者にお金を払い、お時間をいただいて、基準を教えていただくことにしました。

例えば、ピアノがうまくなりたい時に、なんとなく自分の感覚で鍵盤を触っていても当然上達しないので、月謝を払って教室の先生に指導をお願いするのと同じ感覚です。

悩んでいる時間も自分のリソースは削られていくので、必要経費と思って代金をお支払い。先を行く人にお話を聞き、効率的に目の前の問題を解決することに決めました。

計画を立てて、実行→報告・改善・向上を繰り返す

成果を出すための基準を知ったら、その行動を実際の業務に落とし込めるように計画を立てていきます

計画は、

  1. 月間(その月に何をするか)
  2. 週間(その週に何をするか)
  3. 1日(その日に何をするか)

という順に決めて、実行していきます。

1日の中では、タスク内容を具体的にしておくと、当日に深く考えず行動に移せるのでオススメです。例えば、ただ「投稿作成」と予定に書くのではなく、「ネタ出しのためにターゲットが見そうなYouTubeを視聴」「ネタをもとに文章を〇件作成」「投稿前の校正作業を〇件」のように具体化しておくなど。

取り組みの様子や成果は、各週や各月などで上長に報告。うまくいった部分・いかなかった部分を振り返り、足りなかった部分を改善していけるように次週や翌月の計画を新たに立てていきます。

ちなみに私は、このように先を行く人に学び、「計画・実行」→「報告・改善・向上」を愚直に継続。SNSマーケティングの研鑽を重ねた結果、今ではSNS運用代行として企業や個人のサポートができるようになりました。

大変だけど、SNSが重要なワケ

「SNS運用って、そんなに意識高くやるものなの!?」
「他の仕事もあるからムリムリ。計画とか立てても、どうせうまくいかない」
「こんなに大変なら、やっぱり上司に『SNSやめませんか?』って提案しちゃおうかな…」

きっと、そんな思いが頭をよぎっていますよね。私もこの方法を初めて知った時、思いっきり拒否反応が出ました笑。

しかし、世の中の企業がSNSを頑張っているのにはやはり、それなりのワケがあります。それは、より多くの未来の顧客と出会うため。

どんな業界・業種でも、市場にいる顧客候補の人は下図のように3種類に分けられます。

  • 今は特に興味がない人
  • 興味はあるけど、今すぐ行動する気はない人
  • 今すぐ欲しい人

※図の下に行くほど人数が少なく、上に行くほど人数が多くなります。

このうち、最も熱視線が注がれるのは当然、売上に一番近い「今すぐ欲しい人」。この人たちは本気でその商品・サービスを欲しいと思っているので、誰に何を言われなくとも自分でネット検索します。そのため、この層を取り込むには検索上位に自社の商品・サービスが表示されるように、SEO対策を施しておくことが上策になります。

参考記事

ですが、この「今すぐ欲しい人」は人数的に一番少ないので、企業間で取り合いになってしまうのが実情。

そこで注目したいのが、「興味はあるけど、今すぐ行動する気はない人」たち。この人たちを集めてきて、関係を作りながら、商品・サービスに興味を持つように教育していくことが、より多くの見込み顧客に出会うために大事になってきます。

この「興味はあるけど、今すぐ行動する気はない人」に出会いやすい場所こそ、SNS。SNSは発信内容やプロフィールなどで、ユーザーの興味関心がわかりやすく、自社の商品・サービスに興味を持ちそうな人と接点をつくりやすいためです。

  • 今のマーケティング施策では頭打ち
  • 自社の商品・サービスのターゲット層が、SNSユーザーの中にいる

そのような状況であれば、より多くの未来の顧客に出会うため、運用が正直大変であっても、SNSにリソースを割く価値はあるのではないでしょうか。

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当社のXアカウント運用の事例

この章では、上に挙げた行動の流れを、私がどのように実際のXアカウント運用業務に落とし込んでいったかを紹介します。

  1. うまくいっている人の行動基準を確認
  2. 計画を立てて、実行
  3. 報告・改善・向上を繰り返す

先を行く方々の行動基準を確認

まずは、X運用でうまくいっている人の行動基準を知るところから。当時、私が取得した情報がこちら。

  • 投稿数:集客目的なら1日5投稿以上
  • 投稿頻度:毎日投稿
  • いいね周り:1日300回程度
  • リプライ:1日50件

※上記の情報はあくまで私が当社Xアカウント運用を担当していた当時の情報です。SNSの世界は移り変わりが激しいので、取るべき施策が変わることもあります。こちらの情報は参考までにご覧ください。

「基準、たっっっか!!!!!」と、集めた情報を眺めながら、成果を出している方々のあまりの基準値の高さに圧倒されたものです。私ももちろん、SNS運用以外の業務もたくさんありましたので、「本当にこれ、できるのかな…」と、ただただ不安に。

しかし、ここで「自分にはムリだ」と諦めて行動を止めてしまったり、基準を知らずに闇雲に運用してしまったり…という状況よりは、少しでも基準に近づく努力をした方がよっぽど良い。

そのように気持ちを切り替えて、他の業務とのバランスを見て、実現可能な範囲の基準値を次のように設定しました。

  • 投稿数:平日1日5投稿、休日1日2投稿
  • 投稿頻度:毎日投稿
  • いいね周り:1日300回目標
  • リプライ:1日30件目標

ちなみに、このように運用の基準を定める前には、「コンセプト設計」という事前準備が必要です。これは、

  • 誰に
  • どうなってもらうために
  • どんな価値を届けるか

を決めて、そのアカウントが「誰に、何を提供してくれる何者なのか」というコンセプトを定義付けすること。SNSアカウント運用のすべての方向性を決める、設計図のようなもので、この事前準備を必ず行うこともうまくいく基準の一つです。

本記事では具体的な運用業務について触れていますが、土台の準備が済んでいない場合はまずコンセプト設計から着手しましょう。コンセプトが固まってから、日々の運用方針を考えていくのがオススメです。

コンセプト設計の方法はこちらの記事で詳しく解説しています!

参考記事

月間・週間・1日の計画を立てて、実行

次に、このように決めたタスクを、

  • 投稿数:平日1日5投稿、休日1日2投稿
  • 投稿頻度:毎日投稿
  • いいね周り:1日300回目標
  • リプライ:1日30件目標

次のように月間・週間・1日に細分化していきます。

月間のタスク

例えば、平日が23日間、休日が8日間の月だったとすると、

  • 平日:23日×5投稿=115投稿
  • 休日:8日×2投稿=16投稿

合計131投稿作る必要があることになります。

週間のタスク

合計131投稿の作成を、1週間のタスクに落とし込んでいきます。

(その週に投稿する分を前日・当日など直前で作成していると忙しいので、この例では翌週分の投稿を作成するイメージでスケジュールを組んでいきます)

例えば、翌週の平日が5日間、休日が2日間だった場合、

  • 平日:5日×5投稿=25投稿
  • 休日:2日×2投稿=4投稿

合計29投稿分を1週間で作成していきます。「月曜日に5投稿、火曜日に5投稿…」と投稿数で割り振る方法もありますが、私が実践していた方法でオススメは「同じタスクを同じ日にまとめる」こと。例えば…

  • 月曜:ネタ出し・リサーチ(ターゲットや競合アカウント)
  • 火曜:文章作成(必要なら画像も)
  • 水曜:編集・校正
  • 木曜:投稿予約
  • 金曜:予備日(特に作業がなければX最新情報のリサーチなどを行う)

投稿作成の中には「ネタ出し・リサーチ」「文章作成」「編集・校正」といった細かなタスクがありますが、すべて頭の使い方が異なる作業です。異なる作業を次々に取り組むよりも、同じ作業を複数投稿分まとめて取り組んだ方が効率が良いと気づき、この方法に辿り着きました。この方法が合いそうな方はチャレンジしてみてくださいね。

参考記事

1日のタスク

上に挙げた基準を1日のタスクとして割り振ると、次のようにさらに細分化されます。

  • 投稿作成関係タスク(ネタ出し、文章作成、編集校正、予約などのいずれか)
  • いいね周り(1日3回程度に分ける ※1)
  • リプライ(1日3回程度に分ける ※1)

※1:Xにスパムとして認識されないよう、回数や時間帯を分けていました。

これらの予定を、別業務のミーティングなど時間が決まっているもの以外のところに組み込み、1日の予定を作っていきました。

SNS運用業務が多めの、私のとある1日のスケジュールはこのような流れでした。

■8~9時
・いいね周り(1回目・50~90回程度 ※2)
・リプライ対応(1回目・10件目標)
※2:短時間で一度にやりすぎないよう慎重に行っていました。

■9~10時:別業務のミーティング

■10~12時:投稿文章作成10件(1件10分程度)
※タイマーを使うなど、1件あたりの作成時間を決めると作業がはかどります。

■12~13時:昼食

■13~14時
・いいね周り(2回目・50~90回程度)
・リプライ対応(2回目・10件目標)

■14~17時:投稿文章作成19件(1件10分程度)

■17~18時:X最新情報のリサーチ
・アルゴリズムの変化など、X運用に必要な最新情報のチェック

■18~19時
・いいね周り(3回目・50~90回程度)
・リプライ対応(3回目・10件目標)

報告・改善・向上

月間・週間・1日に落とし込んだタスクを実行したら、その振り返りも実施。私の場合は、週ごとに自分の中で振り返り、月に一度、数字の伸びについて当社の責任者に報告していました。

週ごとの振り返り

  • 予定通り、タスクを遂行できたか
  • Xアナリティクスの数値を見て、前週の投稿の伸びの良し悪しを計測

週ごとの振り返りでは、その週の自分の動きの他、前週に発信した投稿内容の振り返りも行いました。

月ごとの振り返り

  • 予定通り、タスクを遂行できたか
  • Xアナリティクスの数値を見て、1ヵ月のアカウント全体の数字の伸びを計測

月ごとの振り返りは、週ごとの振り返りを総括するように確認していきました。

投稿の振り返りや分析に関する具体的な方法は、こちらの記事を参考にしてみてください。

参考記事

うまくいっている人の基準を確認して、日々の業務の中に落とし込んだとしても、それを最初から100%確実にこなすことは、とてもハードルの高い作業。

「別業務の影響で時間をうまく作れなかった」「投稿作成が時間内に終わらなかった」など、たくさんの課題が出てくるはずです。

その課題を一つずつ潰して着実に前進するために、このような振り返りがとても重要になってきます。冒頭でお伝えした当社Xアカウントの成果は、こうした地味な作業をひたすら繰り返して、やっと現れてきたものなのです。

行動基準は長期戦を続けていく自信にもなる

SNS運用を軌道に乗せるには、全力で運用しても半年~1年間くらいの長いスパンでの活動が必要になります。

目に見えた成果が出るまでに時間がかかるがゆえに、会社のSNS担当はどんなに頑張っていても社内の人にその大変さを理解してもらいにくい側面があります。それどころか、傍目には楽しそうに見えることもあるようで、悲しいことに「遊んでいる」なんて言われてしまう人もいるみたいです。

そのような状況にめげずに日々、活動を続けていくために必要なのは、「このやり方なら大丈夫」「確実に前に進んでいる」という、SNS担当者の自信。そんな自信をつけさせてくれるものこそ、先駆者の行動基準なのです。

「成果が出なくて社内で肩身が狭い…」という思いをしている方は、「いま成果を出している人の行動基準を知る」という選択肢にぜひ目を向けてみてください。

なお、この行動基準は、SNSの状況の移り変わりに応じて変化していくものでもあります。常に最新情報を取得している専門家に相談できる環境をつくっておけると安心です。

まとめ:SNS運用でコツコツと将来への種を蒔こう

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

リアルなことを書きすぎて、「SNS運用はやっぱり大変かも知れない…」と、ビビらせてしまっていたら、すみません苦笑。

ですが、上にも挙げたように、

  • 今のマーケティング施策では頭打ち
  • 自社の商品・サービスのターゲット層が、SNSユーザーの中にいる

このような状況にある商品・サービスであれば、コツコツとSNSを育てていく意義はあると思います。

とはいえ、

「他の仕事もあるのに、こんなにSNSに時間を割けない」
「継続するのが大の苦手」
「変化に対応できる自信がない」

という方もいらっしゃるでしょう。そんな時はぜひ、プロに伴走してもらうという選択肢も検討していただければ幸いです。

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五十嵐 綾子
大学卒業後、宣伝会議「編集・ライター養成講座」卒業制作での最優秀賞受賞をきっかけに編集・ライティングの道へ。雑誌制作を行う編集プロダクションに勤務後、独立してYOSCAに参画し、Webコンテンツ制作に関わる。2021年、生まれ育った関東から奈良に移住後、SNSでの奈良観光PRに関わったことを機にSNSマーケティングの世界にも参入。YOSCAではSNSコンテンツ制作、編集・ディレクションを主に担当。自身のInstagramアカウントでは発信開始2週間・少フォロワーの状態で集客を達成し、以降は毎月問い合わせを安定させている。編集者・ライター経験は10年以上となる。
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