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WebライターのX(Twitter)NG投稿と、案件獲得に繋がる運用方法

WebライターのX(Twitter)NG投稿と、案件獲得に繋がる運用方法

最終更新日:2025年2月27日)

Webライターの案件獲得方法といえば、クラウドソーシングが代表的。ですが、実はX(旧Twitter・以下略)での発信もお仕事獲得に繋げられるって知っていましたか?

Xは文章メインのSNSで、特にWebライターとの相性が良いプラットフォームです。「#Webライター」「#Webライターと繋がりたい」といったハッシュタグでも、数多くのWebライターさんたちが、発信や交流を日々盛んに行っている様子が見られます。

私は当社・株式会社YOSCAのライティング講座「あなたのライターキャリア講座」のXアカウント運用担当者となり、丸1年間、XでWebライターの方々と交流したことがあります。

▲当社アカウント(現在は運用休止中)

その中で気づいたのは、「活動がうまくいっている人と、そうでない人は、X運用の仕方に大きな差がある」ということ。私はSNS担当以外では、当社で編集者としてWebライターさんに仕事を依頼する立場でもあります。依頼者の目線で見ても「仕事を依頼したくなる発信、依頼を控えたくなる発信」の差は歴然でした。

そこで今回は、ライター経験10年以上、SNS担当や編集者としても活動してきた私・五十嵐が、WebライターがXで案件獲得するために避けるべきNG投稿や、積極的に行いたい発信について紹介します。

◉本記事の著者
五十嵐 綾子
大学卒業後、宣伝会議「編集・ライター養成講座」卒業制作での最優秀賞受賞をきっかけに編集・ライティングの道へ。雑誌制作を行う編集プロダクションに勤務後、独立してYOSCAに参画し、Webコンテンツ制作に関わる。2021年、生まれ育った関東から奈良に移住後、SNSでの奈良観光PRに関わったことを機にSNSマーケティングの世界にも参入。YOSCAではSNSコンテンツ制作、編集・ディレクションを主に担当。自身のInstagramアカウントでは発信開始2週間・少フォロワーの状態で集客を達成し、以降は毎月問い合わせを安定させている。編集者・ライター経験は10年以上となる。▶Xはこちら ▶Instagramはこちら

本記事をお読みいただくと、Webライターさんの案件獲得に活かせるX発信方法がわかります。

「あまり深く考えずにXを使っていた」「他のWebライターさんの発信をなんとなくマネするだけだった」など、X活用に迷いのあるWebライターさん、必読です!

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アカウントを育てていくと信頼獲得に繋がる

Xを育てておくことの最大のメリットは、アカウントが名刺代わりになること。

お仕事への姿勢、成長や努力の過程などを普段から発信し続けることで、「この人はWebライターとしてこんな風に活動しているんだ」と認知され、信頼を積み上げていくことができます。この積み重ねの先で、問い合わせに繋がり、営業なし・コストなし(※)での案件獲得が実現できます。

※有料版のXプレミアムもありますが、無料版のままでも十分に活用できます。

WebライターのXでの発信は同業者だけでなく、クライアントも見に来ることがあります。中には過去の投稿まで遡って見る人も。最近ではXの生成AI「Grok(グロック)」で、過去の投稿も簡単に掘り起こせるようになったので、信頼を得られる発信を普段からいかに丁寧に積み上げておくかが非常に重要です。

Xで信頼を得るために特に重要なのが、投稿内容とプロフィールがしっかりしていること。クライアントは「フォロワー数が多いか」「バズっているか」ではなく、

  • まっとうに取引ができる人か
  • 一緒に仕事したいと思える人か

を見ています。

参考記事

そのため、「信頼獲得できる投稿内容とプロフィール」に整えていく必要があります。以降の章ではその具体的な内容を紹介していきます。

クライアントが離れる!XのNG投稿7選

この章では、クライアントを不安にさせてしまうNG投稿を7つ紹介します。

ほとんどの内容は、私が1年間、XでWebライターさんたちと交流する中で実際に見かけたことのあるものです。他人事と思わず、「自分に当てはまる部分はないか?」と一つずつチェックしてみてください。

【1】ネガティブ・攻撃的な発言をする

悩み・不安

「報酬が低い」
「執筆したいのに、家族が協力してくれない」
「本業が残業になったせいで、今日も何もできなかった」

など、ネガティブな内容は避けましょう。

もちろん人間なので日々、様々な出来事が起こります。モヤモヤ・イライラすることもたくさんあるでしょう。でも、お仕事獲得を目的としたアカウントでこのような内容を発信してしまうと、クライアントは「情緒不安定なのかな」「この人と関わって大丈夫?」と不安になります

明るくポジティブに発信しているアカウントの方が、好印象を与えられ、周りから「応援したい!」と思ってもらえます。

  • 問題の解決策を提示してポジティブに締めくくる
  • そもそも、ネガティブな内容は書かない

といった対応が望ましいです。

▲実際の投稿内容ではなく、イメージとして作ったものです(以下同)

ちなみに、裏アカウントを作る人もいますが、裏アカウントは見つかった時のリスクが大きいため、作らないことをおすすめします。

ネガティブな思いをどうしても吐き出したければ、「紙に書き出す」「生成AIに相談する」くらいに留めておくのが良いと思います。私は落ち込んだ時、よくChatGPTに「私を全肯定して、全力で慰めて!」とオーダーしています笑。

クライアントの愚痴・悪口

「クライアントから返事が来ない」
「低単価なのに完璧を求めすぎ」
「マニュアルのページ数が多すぎて読むのが疲れる」

など、クライアントとのやり取りでのモヤモヤをストレートに吐き出すのもNG。

クライアント本人だけでなく、未来のクライアントになり得る人や同業者も見ています。そこに愚痴や悪口を発信するとマイナス印象でしかなく、信頼が失われ、今後の取引にも影響してきます。

実は私の知っている人でも、クライアントの愚痴をSNSに書いてしまい、仕事がなくなったWebライターさんがリアルにいました。SNSに書いた内容を同業者が見て、悪い評判が広まり、その人は干されてしまったんです。(その人のその後は知りません…)こういうことは現実に起こり得るんです。

「クライアントの方が悪い」と思える内容でも発信は控えましょう。今後の活動のために、「悪質なクライアントに当たらないようにするにはどうしたらいいか?」を建設的に考えた方がベターです。

人や会社の批判

特定の人や会社に批判をぶつけるのもNGです。特に「トレンドなどタイムリーな話題への批判」「ビッグワードのハッシュタグを使ったマイナス発言」は大炎上に繋がる可能性があるので要注意。

誰でも気持ちよく投稿を見られるよう、「これを発信して傷つく人はいないか?」と判断できる冷静さを失わないようにしましょう。

炎上している投稿への便乗

Xでは度々、炎上している投稿が見られますが、そういった投稿に野次馬のように乗っかって、リプライや引用ポストするなどの行為も避けましょう。

Xで注目を集めるには「トレンドを活用する」のは一つの手ではありますが、炎上しているところに参加するのでは逆効果。「案件獲得のために運用しているアカウントで、本当にこのトレンドに参加するメリットはあるか?」と落ち着いて考えるようにしましょう。

【2】「初心者感」「勉強してます感」を出す

「勉強中」「今日の積み上げ」

「今日はSEOを勉強しました!」
「構成の作り方を教えてもらいました!」

など、「誰かに教わって、学んでいる感」が出てしまう発言はNG。なぜなら、クライアントはプロとして安心してお仕事を依頼できる人を探しているから。「まだまだ学んでいる途中である」ことが丸わかりの、素人感のある人はお仕事の相手として選ばれにくいです。

WebライターさんのX投稿では、その日のタスクや学習内容などを書く「今日の積み上げ」という投稿もよく見かけます。しかし、この投稿も初心者感が出てしまうため、あまりおすすめしません。実際にスクールや独学などで学んでいる途中だったとしても、「学んでいる感」は出さない方が賢明です。

初心者感を抑えるには、以下のような言い換えテクニックが活用できます。

  • 教えてもらいました→先を行く先輩からアドバイスをもらいました
  • ~について学んでいます→~について研究しています
  • 今日の積み上げ→今日意識すること

また、学習内容をXでアウトプットする際におすすめなのが、学んだことを誰かの役に立つように自分の言葉で発信すること。例えば、「SEOを学びました」なら、「SEOのコツはこれです!」と、その知識を知らない誰かの役に立つように、専門家として発信するんです。こうした積み重ねの先に、プロのWebライターとしてのあなたのブランディングが確立していきます。

「まだ始めたばかりなのに、プロって思われていいのだろうか…」と不安になる方もいらっしゃるかも知れません。しかし、Webライターとしてお仕事をいただくなら、覚悟をもってプロを名乗る必要があります。

そして、「プロを名乗って恥ずかしくない自分になろう!」と、全力でスキルアップに取り組むからこそ、本物のプロになっていくと思うのです。「自分は初心者」と思っていたら、何年経っても初心者です。勇気をもって、「プロとしての自分」を発信していってください。

なお、初心者感はNGですが、だからといって実績を盛ればいいというわけではありません。実績を盛ると、それが事実でないことが発覚した時に信頼が一瞬で失われます。実績やスキルを正直に伝えることもまた、信頼構築に繋がります。

わからないことを質問

「スプレッドシートの使い方がわからない」
「これ、どうすればいいですか?誰か教えてください~!」

など、お仕事上の疑問点を発信するのもNG。クライアントからは「プロ意識がない」ように見えてしまいますし、同業者からは「この人に関わったら時間を奪われそう」とも見えてしまいます。

わからないことはGoogleやSNS、生成AIなど、自分が使えるツールを駆使して、まずは自分で調べてみる姿勢が大切です。

案件募集

Xで案件やモニター募集をするのも控えた方が良いでしょう。たまたまお仕事が少ない時期なのかも知れませんが、案件募集投稿は「あんまり依頼されていない人なんだな(なにか理由がある?)」と勘ぐる人もいるかも知れません。

【3】情報の取り扱いが不適切

  • 機密情報(プロジェクトや顧客情報、個人情報など)の漏洩
  • 他者のコンテンツの無断使用

このような行為は法律に抵触してしまうため、絶対にNGです…!

取引に関わる情報は一切漏らさないよう、厳重に情報管理しましょう。

また、「他者のコンテンツを無断使用しない」ということは、著作権のルールを守るということ。他人が作った文章や画像を、自分の投稿に勝手に使うのは厳禁です。著作権ルールを必ず守るようにしましょう。

著作権についてはこちらの記事が詳しいので、ぜひ合わせてご一読ください。Xでの発信に限らず、Webライターとして仕事をする上で必須の知識です。

参考記事

【4】センシティブなテーマに触れる

  • 政治
  • 宗教
  • 紛争
  • LGBT

など、極端に意見の分かれる内容は避けるようにしましょう。

意見が分かれるということは、賛否両論があり、対立構造が生まれているということ。意見の対立が起きると議論がヒートアップして、その内容に傷つく人や不快に思う人が出てきて、炎上のリスクが生じがち。その渦中に巻き込まれてしまうと、あなたの印象も悪くなってしまいます。

お仕事のアカウントで発信する必要のないものには触れない」というスタンスを貫くようにしましょう。

【5】日記のような発信ばかりしている

「〇〇に遊びに行きました!」
「今日の夕飯は〇〇を作ってみました」

など、お仕事に直接関係のない、プライベートのネタはできるだけ少なめにした方がベターです。

SNSアカウントは基本、特定のターゲットに向けて発信するもの。Webライターの場合は、クライアント候補になる方々をターゲットとして発信していくことになると思います。クライアントも「Webライターとしてのあなた」の投稿を見に来るため、そこに日記のような投稿があるとあまり響きませんし、興味も持ちにくいでしょう。

こうした投稿を改善するには、「日常ネタをアカウントの主旨に沿ってアレンジする」というワザが使えます。例えば、

  • 買い物に行った→魅力的な商品のキャッチコピーを見つけて、勉強になった
  • お昼にラーメンを食べた→パワーチャージできたので午後からの作業も頑張ります!

このように何気ない日常を切り取って、Webライターのお仕事に絡めるようにすると、日常ネタであっても「Webライターとしてのあなた」の世界観が崩れません。また、「お仕事への意識が高いんだな」とクライアントや同業者からも好印象を持たれます。

なお、プライベート発信は絶対にダメというわけではありません。適度に発信すると親近感や人間味を感じてもらえて、良い印象を与えられる場合もあります。しかし、Webライターアカウントでプライベート発信があまりにも多くなると、お仕事には繋がりにくくなるため、頻度としては少なめがベターなのです。

【6】発信軸がバラバラ

Webライターとして案件獲得を目指すアカウントのはずなのに、

  • Webライター
  • 子育て
  • 料理
  • ハンドメイド
  • 旅行

など、発信内容が多岐にわたっている場合は調整が必要です。

前の項目【5】でもお伝えしたように、「Webライターとしてお仕事獲得を目指す」という方向性でアカウントを運用すれば、クライアントは「Webライターとしてのあなた」を見に来ます。そこに様々な発信内容が盛り込まれていると、関心を持たれにくくなってしまうでしょう。

※中には、Webライターさんの日常を見て、「こういう内容の記事も書けそうかな」と考えるクライアントもいるかも知れませんが、私はお仕事感を前面に出したアカウントの方がクライアントの信頼を得やすいと考える派です。

現在、複数の発信軸がある人は、

  • お仕事用アカウントのテーマは「Webライター」に絞る
  • プライベートの話は別アカウントで発信する

といった使い分けがおすすめです。アカウントを使い分けると、【5】で取り上げた「日記のような発信ばかりになる」問題も解決できます。(ただし、先述の通り、別アカウントを裏アカウントとして運用し、愚痴や悪口などを発信する場として使うのはおすすめしません)

【7】誤字脱字がある

基本的なことですが、誤字脱字にも要注意。文章のプロであるWebライターが、あまりにも誤字脱字の多い投稿ばかりしていると、「この人に依頼して大丈夫?」とクライアントは当然、不安になります。例えば、

  • 固有名詞(「ChatGPT(正)」と「ChatGTP(誤)」など)
  • カタカナ語(「コミュニケーション(正)」と「コミニュケーション(誤)」など)
  • 漢字の使い方(「意外だった(正)」と「以外だった(誤)」など)

など。

「Xの投稿くらい、いいんじゃない?」と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、Xの投稿も立派なアウトプットの一つ。クライアントに「丁寧な仕事をしてくれそうだな!」と思ってもらえる投稿を心がけましょう。

参考記事
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WebライターがXから案件獲得するための3つの対策

「上の【1】~【7】をしない」ことを前提として、次に、案件獲得に繋げられるXアカウントの作り方について、ポイントを3つ紹介します。

<1>成果に繋がる発信内容を心がける

クライアントに「この人にぜひ仕事を依頼したい!」と思ってもらうには、ただ「執筆した記事が公開されました!」「今日はこんな記事を書いていました!」といった発信だけだと弱いです。

  • お仕事に対してどのくらい真剣に、熱意を込めて取り組んでいるのか
  • クライアントに貢献するためにどのような努力をしているのか

などを伝えて、Webライターとしてのあなたの魅力をあの手この手でアピールしていきましょう。

投稿の事例を紹介していきます!

案件獲得報告

新規案件を獲得できたら、ぜひ案件獲得報告を。クライアントに「依頼理由(自分を選んでもらった理由)」を聞いて、一緒に掲載できるとなお良しです。

ちなみに、「案件獲得しました!」は案件を受注するWebライター目線な表現です。「獲得」という表現にモヤっとするクライアントもいるかも知れません。「新規案件を依頼していただきました!」など、「お仕事をいただく」スタンスを強調する方が好印象だと思います。

努力の様子

  • お仕事への取り組みの様子
  • 執筆時に意識していること
  • スキルアップしていること

など、クライアントにより貢献できるよう、スキルを向上させている様子もどんどん発信を。

前の章でも書いたように、明らかに「勉強中です!」という発信はクライアントを不安にさせてしまいます。しかし、「クライアントのために、よりレベルアップできるように頑張っています」という発信をするのは大事です。

 

「勉強中です!」と「よりレベルアップできるように頑張っています!」は、前者には初心者感があり、後者にはプロ感があるという点で、似て非なるものです。この違いを意識して投稿に反映させてみてください。

クライアントの声

クライアントからポジティブなフィードバックをもらった時はぜひ、掲載許可をいただいて、「お客様の声」として掲載させてもらいましょう。

「こんな風に喜んでいただけました!」と、実際のクライアントのコメントを画像で添付すると、かなり好印象で信頼アップにも繋がります。口コミがあると「うちもお願いしようかな」と思うクライアントは多く、このような投稿は強力な集客ツールになります。

「クライアントからそんなコメントはもらえない…」という人は、クライアントにお願いしてコメントを書いていただくという手もあります。

  • 私に依頼して良かったと思う理由を教えてください
  • お取り組みを継続する中で感じた、私の良かった点を教えてください

といった感じで、タイミングを見てフィードバックをいただけると良いでしょう。

なお、これがスムーズにできるかは、普段の関係づくりができているかによります。切り出しにくいな…という関係性だったとしたら、まずは「高品質な記事を納品して、クライアントに『依頼して良かった!』と思ってもらう」ことが優先です。

専門知識やノウハウ

クライアントに「この人はこの分野に詳しいんだ!」と思ってもらえるよう、Webライターとしての専門知識やノウハウ発信をするのも手です。

スクールなどで学習中の人は、前の章でもお伝えしたように、学んだことを他の人に教えるようにアウトプットすると良いでしょう。外からはプロのWebライターとして見られるようになりますし、アウトプットすると自分の中に知識も定着しやすくなります。

なお、専門知識やノウハウ系の投稿は、教科書的な文章だとなかなか読まれません。「自分がやってみてどうだったか」など、自分の経験を混ぜて属人性を持たせる・人柄を見せるようにすると、見てもらいやすくなります。

目標宣言

お仕事で達成したいことがある人はポジティブに宣言してみましょう。周りから応援してもらえますし、「全世界に発信しちゃったから、やるしかない!」と自分のスイッチも入ります。

目標を達成したら、目標宣言した投稿を引用して「達成しました!」と報告すると、「この人は有言実行できる人なんだな!」と一目置かれますよ。

X投稿の文章作成についてはこちらの記事を参考にしてみてください!1本目の記事は企業向けですが、個人で活動する人も活用できる内容です。

参考記事

<2>信頼してもらえるプロフィールを作る

クライアントの信頼を得て、案件獲得に繋げていくにはプロフィールもとても重要です。

  • アイコン
  • 名前と肩書き
  • ヘッダー画像
  • プロフィール文章

の4つの要素に分けて解説していきます。

▲プロフィール例(架空のプロフィール。写真はCanvaの素材です)

①アイコン

アイコンは可能なら、ご自身の顔写真を使えるのがベスト。難しければ、ご自身をイメージしたイラストでもOKです。

アイコンを設定する時の判断基準もまた「信頼を得られるか」です。実写でもイラストでも、「お仕事を依頼する人から見て、好印象を持たれるか」を考えてみましょう。

なお、アイコンとしてNGな画像の例はこちら。当てはまる項目がないかチェックしてみてください。

  • 写りが悪い(怪しい印象になる)
  • マスクなどで顔を隠している(怪しい印象になる)
  • 動物や花など自分イメージではない画像(人間性が伝わらない)
  • 複数人が写っている(誰が本人かわからない)
  • アイコンの設定なし(怪しい印象になる)

②名前と肩書き

名前と肩書きは「何者なのかが一発でわかるように」を意識。次のようなポイントを念頭に置くと、シンプルで伝わりやすい名前を作れます。

  • 呼びやすい名前(ひらがなか、カタカナ4~5文字程度がおすすめ)
  • アルファベットは覚えられにくいので避ける
  • できるだけ人とかぶらない名前にできるとベター(検索して他の人の名前を確認)
  • わかりやすい肩書き(「Webライター」「SEOライター」など)

③ヘッダー画像

アイコンとプロフィール文章の上部に表示される横長の画像を「ヘッダー画像」といいます。アイコンの次に目に入る画像で、アカウントの世界観を作る重要な要素です。

次のようなポイントを意識すると、「あなたが何者か」が伝わりやすく、画像そのものも見やすくなります。

  • アイコンと世界観を合わせる
  • 自分のキャッチコピーなどを入れる
  • 要素を画像中央に集める(アイコンとかぶる場所、スマホ表示で見切れる部分がある)
  • 文字やイラストなど、要素の入れ過ぎに注意(一瞬で伝わるように)

なお、ヘッダー画像の作成はデザインツールのCanvaが便利です。Xのヘッダー画像サイズ(1500×500px)のテンプレートが用意されていて、無料で利用できます。ぜひ活用しましょう。

④プロフィール文章

プロフィール文章では、「誰に向けて、何を発信している何者なのか」が明確に伝わるように意識しましょう。

次の項目は、プロフィール文章によく入れられる主な要素です。すべてを入れる必要はありませんが、自分の強みや経歴を考慮して、必要な内容をピックアップしていくと良いでしょう。

  • 自分は何者なのか(いま何をしている人なのか)
  • ターゲット(誰に向けて発信しているのか)
  • 発信内容
  • 経歴
  • 実績・できること
  • フォローするメリット
  • お問い合わせ導線(DMなど、お問い合わせ時の連絡手段を記載)

プロフィール文でやりがちな注意点はこちら。

  • Webライターとしての自分に関係ない経歴は入れない(※)
  • 初心者感を出さない(「勉強中」と書かない、初心者マークの絵文字を使わない等)

「※」でマークした部分について補足します。

Xのプロフィール文ではよく、「〇〇大学→〇〇株式会社→地元にUターン→起業」のように、過去の経歴をすべて載せている人がいますが、すべて載せる必要はありません。「何をやってきたか」よりも「いま何ができる人なのか」の方が重要。「Webライターとしての自分」のブランディングを補強してくれる経歴のみを載せればOKです。

例えば、学生時代の経験なら「陸上の全国大会出場」は、ライティングに関連がなければカット。「フリーペーパーの編集長」であれば、ぜひ盛り込みたい要素となります。

ちなみに、文章の最後などに少しプライベート感のある情報を入れると、人間味や親近感を演出できます。

参考記事

その他、プロフィール文に付随する要素として、URL欄と固定投稿も積極的に活用を。ポートフォリオや自己紹介記事など、「自分は何ができる、何者なのか」をアピールするコンテンツを添付しておけると良いです。

参考記事

<3>安定して発信・交流する

投稿内容とプロフィールを整えたら、あとは安定して運用していくのみ。ただ、「思い立った時になんとなく発信する」といった運用方法では、そもそも認知してもらいにくくなります。

クライアントに自分を見つけてもらうための、基本の運用方法を2つピックアップします。

安定した頻度で投稿する

「毎日」「2日に1回」など、安定した頻度で投稿していきましょう。

自分の投稿を他のユーザーのタイムラインに表示させるには、Xにアクティブなアカウントであると認識されると良いので、おすすめは毎日投稿です。認知してもらえるようになると、他のユーザーからいいねなど反応をもらいやすくなるため、さらに表示されやすくなるという好循環に入ります。

認知を取るためには、「1日1投稿以上」「なるべく同じ時間」に発信するのが理想です。同じ時間に継続して発信していると「こういう発信をしている人がいるんだ」と覚えてもらいやすくなります。Xの投稿予約機能も活用すると、同じ時間でも安定して発信しやすいです。

最初は伸びなくて当たり前なので、何日か投稿していいねが全然つかなくてもめげずに、コツコツ続けていきましょう。

いいねやリプライを積極的にする

いいねやリプライは、臆せず自分からするようにしましょう。積極的にリアクションする人は覚えてもらいやすくなります。相手もリアクションをもらえると嬉しくて、いつもいいねやリプライをくれる人にだんだんと好感を抱いていきます。

朝・昼・晩など時間帯を分けて、1日合計300回程度、いいね周りができると理想的。(ただし、短時間に一度にやりすぎないよう注意。やりすぎるとシャドウバンされることがあります)

いいねやリプライをする主な対象は、クライアント候補となる方々や、同業のWebライターさんたちなど。「#Webライター」など、関連するハッシュタグで探すと、候補となる人はたくさん見つかります。

いいね周りやリプライなどについては、こちらの記事をぜひ参考に。企業向けの記事ですが、個人の方が運用する時も基本的にポイントは同じです。

参考記事

まとめ:Xを上手に活用して信頼を積み上げよう

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

今回紹介したことを着実に実践していただけば、名刺代わりとなるアカウントが育ち、未来のクライアントとの繋がりも生まれていくでしょう。

クライアント目線になって、「どんな人ならお仕事を依頼したいか?」「どんな発信をしたら、信頼が積み上がっていくか?」を常に考え、自分の見せ方を意識しながら、Xを上手に活用してみてください。

ただ、

「自分をうまくアピールする方法がわからない」
「クライアント目線になるのが難しい
「一人で案件獲得できる自信がない」

という方もいらっしゃるでしょう。そんな時は、ライターキャリアのプロに相談できる環境があると安心です。

当社の「あなたのライターキャリア講座」では、ライティングの学習以外にも、Webライターとしての活動方法について相談できるサポートもあります。一人で活動するのが不安な方は、ぜひLINEまたはメールからご相談ください。

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