
【X(Twitter)運用】企業SNSは何を投稿すればいいの?投稿内容を考える時に絶対押さえたいポイントと注意点
( 最終更新日:2025年1月23日)
「未経験なのにSNS担当を任されてしまった」
「何を投稿したらいいのかわからない」
「投稿が炎上したらどうしようといつも不安」
企業のSNS担当者さんの中には、こんなお悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私もかつては、SNSの投稿内容に試行錯誤していました。当社・株式会社YOSCAのライティング講座「あなたのライターキャリア講座」のX(Twitter・以下略)アカウント運用担当者となったものの、運用初期には投稿内容に迷走。ターゲット層の方々から、なかなかフォローやいいねをもらえずに苦戦していました。
▲当社アカウント(現在は運用休止中)
しかし、運用していく中でターゲットに対して自社が投稿すべき内容がわかり、途中で投稿内容を刷新。すると、それまで多ジャンルのユーザーからフォローやいいねをされていたところ、反応をくださる方々がほぼターゲット層のみに絞られていきました。
そこで今回は、当社Xアカウント運用担当者を務めた私・五十嵐が、企業SNS投稿の作り方のポイントや注意点などを紹介。

本記事をお読みいただくと、Xをはじめとする各種SNSで、どんな投稿をしたら良いのかがわかります。「若手だからとSNSを任されてしまい、困っている」「投稿内容が全然思いつかなくて時間だけが溶けていく」など、パソコンの前で苦悩しているSNS担当者さん、ぜひお役立ていただければ幸いです!
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目次
投稿内容はターゲットへの価値提供が基本
運用目的を意識する
企業SNSの投稿内容といえば、会社の日々の様子をアップしているところも少なくありません。例えば、「こんな風に会議してます!」「今日のランチはこれ!」など。(特にXではよく見られますね)
SNS運用目的が会社のイメージアップや親近感の醸成なら、その方向性もアリかも知れません。しかし、多くの企業SNSアカウントは「集客」、そして将来的には「売上」に繋げることを目的に据えているはず。
であれば、集客に繋がる投稿作成に時間を費やすべきです。
価値提供で信頼を構築する
では、集客に繋がる投稿とは何か。それは、ターゲットが欲しがる情報を盛り込んだ、「悩みを解決できる投稿」です。
私の個人的な話を例に挙げましょう。私は歯並びが良くないことがコンプレックスで、歯列矯正に興味があります。とはいえ、「費用」「失敗することはあるのか」「矯正中の生活は今とどう変わるのか」など不安や疑問は尽きず、行動できていません。
そんな時、私の悩みに対してベストな回答をしてくれているクリニックのSNSアカウントを見つけたら、その有益さに感動してすぐにフォローするでしょう。その後も毎日のようにSNSで有益な情報提供をしてくれたら、どんどんそのクリニックを信頼し、好きになり、「〇〇先生に一度お話を聞きたい!」とクリニックを訪ねるのだと思います。
この時、行われているのは「価値の先出し」と「信頼構築」です。
今、世の中には商品・サービスがあふれかえっています。どれだけ役に立つものを提供していても、「良い商品・サービスだ!」と信頼されていないと人は集まりにくいです。
そこで多くの企業が行っているのが「価値の先出し」。
- ターゲットに役立つ有料級の情報を提供する(例:オウンドメディア)
- 有料サービスの一部を無料で開放する(例:ITサービス)
- 商品サンプルを配布する(例:化粧品)
など。本来、お金を払ってくれた方に提供する内容を無償で与えることで、
- その商品・サービスの良さが伝わる
- 価値に感動した人がファンになり、信頼が構築される
- 返報性の原理(※1)が働いて、集客に繋がる
※1:人は誰かに何かをしてもらったら、お返ししたくなるという原理。
このように集客に繋がる状態をつくることができるのです。
もしかしたら、あなたの会社でも「最初は無料で試してみて、良かったから有料に切り替えたITサービス」があるかも知れませんね。またプライベートでも、「デパ地下の試食で美味しいものに出合って、買う予定はなかったけど食料品を追加で買った」という経験をした人も結構いるのではないでしょうか。
SNSから集客するには、ITサービスのお試しやデパ地下の試食のような価値提供を、投稿を通じて行っていくと良いです。
多くの商品・サービスは「誰かの悩みを解決する」ために存在しているので、あなたの会社の商品・サービスが実現できる悩み解決こそ価値提供になります。そのため、「ターゲットの悩みを解決する投稿」を投稿内容に選ぶと良いでしょう。
なお、SNSで発信する際は、いきなり投稿の文章や画像を作り始めるのはNG。「コンセプト設計」という事前準備が必要です。これは、
- 誰に
- どうなってもらうために
- どんな価値を届けるか
を決めて、そのアカウントが「誰に、何を提供してくれる何者なのか」というコンセプトを定義付けすること。「どんな価値」の部分は、上述した「価値提供」を指しています。
「価値」だけ決めて、万人向けにひたすら投稿しても誰の心にも響かないため、「誰に」「どうなってもらうために」の設計も必要です。うまくいっているアカウントは裏側で必ずこの事前準備をしているので、実際の投稿作成に入る前にはコンセプト設計もぜひ取り組んでみてください。
コンセプト設計の方法はこちらの記事で詳しく解説しています!
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投稿の作り方4ステップ
それでは、「ターゲットの悩みを解決する投稿」の具体的な作り方を、X投稿を想定して紹介していきます。作り方に正解はないですが、私が実践していた方法で特に進めやすかったものを共有します。
①ネタ出し
まずは投稿のネタを決めます。「ターゲットの悩みを解決する投稿」なので、
- ターゲットの悩み
- その悩みを解決できる情報
の2つを用意します。
ターゲットの悩み
ターゲットが抱えている悩み、それも特に深い悩みをできるだけ多く抽出します。私は100個洗い出していました。悩みは自分の想像だけでは出てくる量に限界があるので、次のような様々な場所でリサーチをして貯めていけると良いでしょう。
- キーワード調査
- 各種SNS
- Webの上位表示記事
- 匿名で利用するプラットフォーム
- 生成AI
- 競合企業のHPやLP
- 雑誌・書籍
- ターゲット層へのインタビュー
- お客様へのアンケート
- 社内の担当者へのヒアリング
- 伸びた過去投稿(既に運用中の場合)
- 競合他社の投稿
上に挙げた悩み出し方法の詳しい活用の仕方については、こちらの記事にまとめていますので、合わせてご覧ください!
その悩みを解決できる情報
悩みを抽出できたら、その悩みの解決策を洗い出します。この解決策は、あなたの会社が持っている一次情報であることが望ましいです。
今はネットで検索すれば大抵の情報に出合える時代。検索して見つけられる情報の価値はどんどん低くなっている上に、どこでも読める教科書的な情報を発信しても量産型コンテンツになって埋もれてしまいます。あなたの会社だからこそ伝えられる実体験や、経験が蓄積されたノウハウなどにこそ価値があります。
ちなみに、以下の投稿は次のような「悩み」と「解決策」から作っています。(「ライターになりたい」「ライターとしてもっと活躍したい」人がターゲットです)
- 悩み:どんなライターになれば継続的に依頼されるのか知りたい
- 解決策:ライターに仕事を依頼する当社編集者の声を参考に、「理想のライター像」を伝える
②一気に書ききる
使いたい情報が揃ったら、次の工程を一気に進めていきましょう。
- 伝えたい情報を羅列
- 文章の型にはめる
- 文字数を気にせず書ききる
伝えたい情報を羅列
①で抽出したターゲットの悩みと、それに対して自社が提供できる解決策の情報を書き出します。箇条書きでも、取り留めのないメモのような形でもOKです。
文章の型にはめる
羅列した情報を文章の「型」にはめて、文章を作ってみましょう。小説や詩のようなアートの文章とは違い、マーケティングの分野で使われる文章には、読み手に内容が伝わりやすい構成の型があります。型は、本記事のような長文の記事だけでなく、SNSの投稿にも応用できるので、初心者の方は特に活用するのがオススメです。具体的な型の種類は次の章で紹介します!
文字数を気にせず書ききる
SNSの投稿には文字数制限が設けられている場合があり、特にXは140文字まで(※2)となっています。しかし、ここで決められた文字数になんとか収めようと考え始めると筆が止まってしまいがち。
※2:Xの有料プランに加入すると140文字以上の長文投稿が可能ですが、本記事では無料プランで利用される場合を想定して、お話を進めていきます。
まずは文字数超過を一切気にせず、140文字以上で書ききってみましょう。私もこの工程では300文字くらいになることもあります。とはいえ、情報が足りないよりも削る方が楽なので、多い分には問題ありません。
③要素を残して削る
140文字以上で一旦 書ききった文章を編集し、140文字以内に整えていきます。編集の際には、コンテンツの内容からライティングのルールまで、色々なチェックポイントを設けて、「その基準を満たしているか?」を確認していきました。このチェックポイントもこの後の章で解説します!
④最初の一文をキャッチーにする
SNSの投稿を見てもらえるかは、投稿が目に入った瞬間にターゲットの心を惹きつけられるかにかかっています。
Xの場合、そのカギを握るのが最初の一文。そこで興味を惹けなければ即スクロールされ、せっかく作った投稿もXの膨大な情報の海に流れていってしまいます。とても重要なので、私も投稿時間の直前に最初の一文だけギリギリで変更することも少なくありません。ターゲットがハッとするキャッチーな文言を第一文に配置しましょう。
例えば、次の投稿は「~な人へ」と、ターゲットの中でも読み手をさらに絞り込む文言を第一文に入れ、当てはまった人の目に留まるような工夫をしています。
キャッチーな文言はWeb記事のタイトルの付け方や、バズワード集などを参考にすると作りやすいでしょう。
ただし、バズワードなら何でも良いわけではありません。例えば、繊細な気質の方がターゲットだったとして、「爆速」「最強」「これやってる人オワコン」といったオラオラ系の言葉が響くかは疑問ですよね。(むしろ「怖い」と思われてしまいそう……)「そのターゲットに響く言葉か?」を判断して取り入れてみてください。
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投稿の型4選
次に、上述した「文章の型」の中から、初心者でも取り組みやすい定番のものを紹介します。実際の投稿で活用していた事例も合わせてお見せしていきますので、マネして実践してみてくださいね。
なお、必ずしもこの型に当てはめなければいけないわけではありません。投稿の文章に正解はなく、型を使わずとも全く問題ないのですが、投稿作成に不慣れでなかなか文章を書き出せない方には、自転車の補助輪のように型を活用できると作業がスムーズかと思います。ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
複数の情報を羅列して網羅的な内容にする投稿形式です。
- 情報まとめ
- 〇選
- ランキング
- ステップ(手順やフロー)
- チェックリスト(必要なものをリスト化)
など、情報がぎゅっと凝縮されているので、保存もしてもらいやすくなります。
知識
「コツ」「理由」「秘訣」など、知識を体系的に伝える投稿形式です。上の「まとめ」では複数の情報を羅列しているのに対し、この「知識」では一つの投稿で一つの情報を深ぼるという違いがあります。
なお、「注意」「NG」「失敗」など、ネガティブワードで惹きつけて知識を伝えるパターンもあります。この場合は始まりはネガティブでも、最後の一文はポジティブに締めくくり、読後感を良くするのがポイントです。
解決策
「方法」「使い方」「活用法」など、ターゲットが抱える問題に対して、解決策をダイレクトに提示する投稿形式です。他の投稿にも言えることですが、ターゲットが「知りたかったけど知らなかった情報」を提供できると、とても喜ばれます。
PREP法
- 要点(Point)
- 理由・根拠(Reason)
- 事例・具体例(Example)
- 要点(Point)
の順で展開する投稿形式です。最初に結論を伝え、その結論の理由や具体例を提示し、最後に改めて結論を書く構成になっています。情報の説得力を高める効果があり、SNSに限らず、長文の文章でもよく使われている有名な文章構成です。
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投稿文章チェックポイント15選
文章が完成したら、すぐに投稿せず、内容が問題ないかチェックする時間を必ず取りましょう。
「とにかく投稿を作り終える」ことに集中してしまうと、「内容が運用の目的やターゲットからズレている」「文章が読みにくい」など、残念な投稿が出来上がってしまっていることも。文章を書き終えて時間を置き、頭を冷静な状態にしてからチェックできるのが理想です。
「投稿内容編」「文章テクニック編」の2つでお届けします。
投稿内容編
ターゲットが知りたいことを、心を込めて書けているか
「有益な価値提供」をする投稿のはずなのに、気づいたら商品の内容や価格、メリットなど、広告のような文言を書いてしまっていることも。自社が伝えたいことではなく、ターゲットが心から知りたいと思っていることを伝えられているかを必ずチェックしましょう。
また、「その情報を知ることでターゲットが悩みを解決して、幸せになれるか?」も意識。SNSに参入する企業は日々増え続けているので、「このサービスを通して、こんな悩みを抱えている人に幸せになってほしい!」という熱量の高いメッセージを届けられると、ターゲットの印象に残るアカウントになれます。
ターゲットの人物像をパソコンの横など見えるところに貼り出して、「この人がこの投稿を見て、喜ぶか?」と照らし合わせると効果的です。
※今回お届けしているチェックポイントの中で最重要の項目です。何度でも読み返して、自分の中に落とし込んでみてください!
1投稿1メッセージになっているか
SNSの1投稿で詰め込める情報量は少なく、Xではそれが特に顕著です。140文字の中でいくつもトピックがあったら、「結局、何が言いたかったんだろう?」と読み手を混乱させてしまいます。1投稿で伝えたいメッセージは1つまでに絞りましょう。
1投稿で完結する内容か
1投稿で情報が入りきらないからと、別の投稿に続きを書いていませんか?これでは読み手は「この投稿の続きはどこ?」「この投稿は他の投稿の続きなのかな…どんな話をしていたんだろう」と、情報の全体像が掴めなくなってしまいます。
- 投稿は分散させず、1投稿にまとめる
- 1投稿に入りきらない場合は画像の中に情報を入れる or リプ欄を使用する
など、投稿が散らばらない工夫をすると良いでしょう。
ネガティブな発信をしていないか
- 不安な気持ちや愚痴
- 特定の人や会社への批判(特にタイムリーな話題など)
など、ネガティブな発信は絶対にNG。せっかくターゲットど真ん中の人がアカウントを見てくれたとしても、ネガティブ投稿ばかりだったらファンにはなってもらえないでしょう。最悪、炎上を引き起こしてしまうことも……。
誰でも気分よく見られて、好印象を与えるアカウントとして運用していくために、「誰かを傷つけていないか?」「誰かを嫌な気持ちにさせないか?」を必ずチェックしましょう。
賛否両論ある要素を含んでいないか
政治・宗教・紛争・LGBTなど、賛否両論がある話題も炎上の可能性があるため、避けた方が良いでしょう。自分に悪気はなくても、世の中には様々な考え方・立場の人がいて、情報の取り上げ方によっては「侮辱された」と捉える人も中にはいます。
日記や内輪ネタになっていないか
先述の通り、集客を目的としてアカウントを運用していきたいのであれば、ターゲットに価値提供をしていく情報発信が基本です。
「昨夜のドラマが面白かった」「同期とランチ!」など、中の人のプライベートや内輪ネタは、ターゲットにとっては意味のない情報になってしまいます。「そのアカウントで届けるべき情報か?」を確認しましょう。
文章テクニック編
最初の一文が目を惹くか
現代人はとにかく情報過多な世界に生きています。「自分には関係ないな」「つまらない」と思われたら瞬時にスクロールされてしまうので、投稿に目を留めてもらうためのキャッチーな文言が必要です。特にXでは「第一文の表現がターゲットの心に刺さるか」にこだわるようにすると良いでしょう。
一文は長すぎないか
一文が長くなりすぎると意味を把握するのが難しくなり、離脱されてしまう可能性も。一文は40~70文字を目安にしておきましょう。
文章のリズムが良いか
人は黙読でも頭の中で文章を読み上げているので、リズムの悪い、読みづらい文章も離脱されてしまう要因に。
投稿前に文章を声に出して読み上げ、息が詰まってしまう箇所があったら調整するようにしましょう。なお、音読は「誤字脱字」「表現の重複」など、文中のミスや違和感にも気づきやすく、最終チェック方法として非常にオススメです。私も投稿前にはパソコンの前で一人ブツブツと文章を唱えています笑。
誤字脱字がないか
発信内容が良くても、誤字脱字があるだけで残念な印象を与えてしまいます。上にも挙げたような「音読」のほか、「文字・単語・固有名詞を一つずつ確認する」という方法でも誤字脱字を防げますので、実践してみてください。
文章の見た目が読みやすいか
情報があふれるSNSでは「パッと見て投稿内容が頭に入ってくるか」も大事です。考えなくても直感的に内容がわかるように、
- 箇条書きにする
- 「 」で強調する
- 似た文字を並べない(「は」「な」など)
といったような文字装飾をすると良いでしょう。
漢字を使いすぎていないか
漢字が多いと視認性が低くなり、パッと見て「内容が難しそう」とも思われてしまいます。逆に、ひらがな・カタカナは視認性は良いですが、多すぎると「内容が薄っぺらい」印象も与えてしまいます。漢字とひらがな・カタカナは3:7のバランスを意識して調整しましょう。
絵文字を使いすぎていないか
文章で使われる文字や装飾の中で、最も視認性が高いのが絵文字です。ほどよく使えばユーザーの目を惹けますし、使いすぎるとギラギラ・ゴテゴテした印象を与えてしまいます。「特に見てほしい」部分を意識して、適度に配置すると良いでしょう。
数字を適切に使えているか
絵文字の次に視認性が高いのが数字です。また、情報の説得力を増す効果もあります。例えば、ただ「ポイント」と書くよりも、「3つのポイント」とした方が権威性を感じさせます。
ただし、使いすぎるとどこが重要なのかわかりにくくなってしまうため、絵文字と同様、使いすぎに注意。
数字が複数出てくる場合は、算用数字(1,2,3…)と漢数字(一、二、三…)を使い分けるという手もあります。算用数字の方が視認性が良いため、「重要度の高い情報に算用数字を、重要度の低い情報に漢数字を使う」といった使い分けで、重要な情報をバシッと印象に残せます。
わかりやすい言葉を使っているか
ターゲットが理解できる言葉を使えていますか?せっかく発信して、理想のターゲットが見てくれたとしても、内容が伝わらなければ機会損失になってしまいます。「ターゲットが普段使っている言葉に寄せる」「専門用語を使わない」など、言葉選びにも配慮が必要です。
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発信の頻度を決め、投稿を管理しよう
ここまで紹介してきた「ネタ出し→文章作成→投稿前のチェック」の工程を、実際の運用では大量にこなすことになります。作った投稿を適切に管理し、安定的に運用していくために、決めておくこと・準備しておくことを紹介します。
適切な投稿頻度を決める
Xの投稿は、集客目的なら1日5~10投稿していくのが目安。投稿数が増えるほど見つけてもらいやすくなるためです。
当社の場合はリソースの関係で、平日1日5投稿・休日1日2投稿で継続していきました。継続的に発信でき、目標達成できるような投稿頻度を、社内のリソースも考慮して決めると良いでしょう。
ストックを貯めておく
投稿の文章は事前にストックを作っておくのが必須となります。「その日の投稿をその場で作る」スタイルだと、他の業務が忙しかったり、体調が優れなかったりした時に継続できなくなってしまいます。
継続的に運用できていないとデータが貯まらず、今後の運用を改善していくための分析も難しくなってしまいます。最低でも1週間分は作り、会社がお休みの日の分は投稿予約しておけると良いですね。
投稿管理表を作る
GoogleスプレッドシートやNotionなど、情報を集約できるツールで投稿管理表を作っておけるととても便利です。
私の場合はGoogleスプレッドシートを使い、以下の要素をリストにしていました。
- 投稿日、曜日
- 投稿時間
- 投稿済みまたは予約済みのチェックボックス
- 投稿テキスト
- 投稿URL(投稿後に記載/参照したい時にすぐに該当の投稿に飛べます)
- 参考URL(あれば)
▲実際の投稿管理表。投稿(もしくは投稿予約)が済んだらチェックボックスにチェックを入れ、抜け漏れ防止に。
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まとめ:SNSを通じてターゲットに価値を届けよう
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
メインテーマである投稿内容の決め方や投稿の作り方のほか、文章チェック方法、投稿管理法など、付随する様々なトピックを扱ってきましたが、これらの根本にあるのは最初にお伝えした「ターゲットへの価値提供」です。
私も当社Xアカウント運用開始時点では苦戦していましたが、「価値提供」に目線を切り替えて運用方針を変更。すると、フォロワーや日々交流するユーザーをほぼターゲット層に絞り込むことができました。提供した価値によって信頼が増したことを肌で感じ、SNSに迷走する方々にこのことを伝えたい!と思い、本記事を書きました。ぜひ実際の運用業務に取り入れて、実践してみていただければと思います。
とはいえ、SNS運用に取り組みたくても、
- 「他の仕事もあって忙しい」
- 「SNSにそんなに手間をかけられない」
- 「文章チェックとか、細かいことは面倒」
という方もいらっしゃるでしょう。そんな時はぜひ、プロに伴走してもらうという選択肢も検討していただければ幸いです。
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- 【X(Twitter)運用】会社のSNS担当になった方へ。反応や効果がなくて辛い時にやるべき、たった1つのこと - 2025年2月13日
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