【X(Twitter)運用】企業SNS担当者 必読!フォロワーが増えない時に見直すべき投稿の作り方
( 最終更新日:2025年1月12日)
「時間をかけて投稿を作ったのに、全然フォロワーが増えない。いいねもつかない」
「投稿を量産してるのに1個も当たらない」
「もうネタが尽きていて、何を投稿したらいいかわからない」
企業のSNS担当者さんの中には、こんな状況に直面されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は私も、かつてはこうした苦境に立たされていた一人でした。当社・株式会社YOSCAのライティング講座「あなたのライターキャリア講座」のX(Twitter・以下略)アカウント運用担当者となったものの、運用初期にはターゲット層の方々になかなかフォローしてもらえず、パソコンの前で苦悩する日々を過ごしました。
▲当社アカウント(現在は運用休止中)
ところが、運用していく中で理想のフォロワーが集まらない理由がわかり、途中で投稿内容をガラッと変更。すると、それまでフォローや交流(いいね・コメントなど)してくれるユーザー層が多ジャンルだったところから、ほぼターゲット層のみに絞られていきました。
また、平日1日5投稿・休日1日2投稿という投稿頻度ながら、ネタ切れせずに運用を継続。常に投稿ストックがある状態で丸1年間、運用することができました。
そこで今回は、当社Xアカウント運用担当者を務めた私・五十嵐が、理想のターゲットにフォローしてもらうための投稿の作り方を紹介。
本記事をお読みいただくと、Xをはじめとする各種SNSの投稿で、ターゲットの心を揺さぶるコツがわかります。「いきなりSNS担当になってしまった!」という初心者の方にも、「頑張っているのに成果が出ない」とお悩みの担当者さんにも、様々なフェーズの方に役立てていただければ幸いです。
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目次
フォローされるかは投稿次第
フォローまでの3ステップ
まずは、そもそも「どんな時に人はSNSアカウントをフォローするのか?」というところから考えていきましょう。SNSのアカウントをフォローする時は、概ね次の図のようなステップで進みます。
まずは「面白そう!」「自分に関係ありそう!」と興味を持ってもらうことがファーストステップ。次に、過去の投稿も含めて「こんな情報、知りたかった!」と、ユーザーが共感したり喜んだり、投稿の有益さに心を惹かれるステップ。そして、「これからもこんな投稿が見たい!」と気持ちが高まったら、プロフィールからフォローボタンを押してもらえます。
あなたもプライベートのSNSアカウントなどで、「つい秒でフォローしちゃった瞬間」を経験したことがあるのではないでしょうか。その瞬間に起こっていたことは正に、この3ステップです。
なお、フォローの瞬間、多くの人は「そのアカウントが何者であるか」はあまり意識せず、投稿の特徴ばかりが強く印象に残っている状態です。
つまり、多くの人にフォローしてもらうためには、「投稿の質を高め続ける」ことが肝心なのです。
ターゲットが見たい情報を発信する
フォローまでの3ステップのうち、
- 興味を持つ
- 有益だと感じる
この1と2を突破するためには、前述のように「ターゲットが欲しがる情報」を提供するのが鉄則。
しかし、自社の言いたいことを一方的に伝えてしまっている企業アカウントはよく見かけます。「え?SNSの投稿って宣伝するもんじゃないの?有名なアカウントは宣伝してるじゃん!」とよく驚かれるのですが、順番が違うのです。
次の図は、自社の伝えたいメッセージが伝わるまでのステップです。
発信がタメになり、共感や喜びを覚えた時にユーザーはファンになり、フォローやいいねなど、そのアカウントと交流を深めていきます。その積み重ねがあって初めて、自社の言いたいことに耳を傾けてもらえるのです。
中には宣伝的な投稿をしても、フォロワーにある程度、受け入れてもらえるアカウントもあります。これは既に「フォロワーに有益な価値提供をしてきた」という信頼の積み重ねがあって、フォロワーがファン化しているためです。(もちろん投稿内容や投稿の仕方が巧みであるなど、他にも考えられる要因はあります)
しかし、つまずいているアカウントの中には、上の画像での①の段階にも関わらず、いきなり③の発信をしてしまっている場合があります。この状況は例えるなら、「歩いていたら道端で突然、見知らぬ人から『この商品、良いですよ!』とセールスされた」ようなもの。関係性ができていないうちに自社のアピールをしても引かれてしまいます。
フォロワーと良好な関係性が築ければ、いずれは自社の言いたいことにも耳を傾けてもらえるフェーズが訪れます。まずは、「ターゲットが欲しい情報」の提供から始めると良いでしょう。
コンセプトを設計して投稿内容を決める
ターゲットが欲しがる有益な情報とは何か。それは「悩みを解決してくれる情報」です。
しかし当然ながら、悩みも有益と感じる情報も、人それぞれで一様ではありません。そこで、発信を始める前には必ず次の要素を固めていきます。
- 誰に
- どうなってもらうために
- どんな価値を届けるか
これはいわゆる「コンセプト設計」というもので、そのアカウントが「誰に、何を提供してくれる何者なのか」を定義付けすることです。どんなビジネスもSNSアカウントも、コンセプトが固まっていなければ方向性がブレブレになってしまい、うまくいきません。逆を言えば、うまくいっているアカウントは、世の中に求められるコンセプトを体現できているといえます。
コンセプトについて、私の個人的な話で例を挙げましょう。
私は歯並びが良くないことがコンプレックスでして、笑顔にもっと自信が持てる状態が理想の未来です。ただ歯列矯正に興味はあるものの、不安や疑問も多くて行動できていません。そんな私のような人間をターゲットにしたクリニックのアカウントがあった場合、例えばこのようなコンセプトが作れるでしょう。
- 誰に:歯並びを改善したい人に
- どうなってもらうために:笑顔に自信を持ってもらうために
- どんな価値を届けるか:歯列矯正の不安や疑問を解消する情報を届ける
この「どんな価値を届けるか」の部分こそ、投稿内容になりうる「悩みを解決してくれる情報」なんです。
この図のように、悩みを抱えたターゲットを理想の状態へ導くために、自社のリソースから有益な情報を提供して、現状と理想の橋渡しをするというイメージです。
▲コンセプトを体現した投稿の例。「駆け出しライターさんに、理想の未来へ向かうための有益な情報提供をする」という構造になっています。
なお、発信する情報はネットから引っ張ってきたものではなく、自社が持っている一次情報であることが望ましいです。今や、検索して出てくる情報は誰もがアクセスでき、価値が低いためです。逆に、その会社だからこそ知りうる現場の情報や実体験は重宝されます。
▲当社は編集プロダクションのため、コンテンツ制作の現場経験からお伝えできる情報は特に反応が良かったです。
コンセプト設計については以下の記事でより詳しく解説しています。コンセプト設計時には、本記事に書ききれなかった様々な準備が必要ですが、以下の記事ではその準備の過程も網羅しています。SNS担当者さんは必読です。ぜひ合わせてご覧ください。
上の図の「橋」に当たる発信内容が明確で一貫していると、ターゲットに「自分のための投稿だ!」と思ってもらい、フォローしてもらえる確率も高まります。そこで投稿を作る上で重要になってくるのが、「ターゲットは何を求めているのか」「どんな情報を提供したら喜ぶのか」です。
次の章から、ターゲットに響く投稿ネタを考える際、私が実践してきた方法を中心に具体的に紹介していきます。
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ネタ出し方法①ターゲットの悩みを徹底的に深ぼる
ターゲットの悩みを100個出す
投稿ネタの考え方の一つは、「ターゲットの悩みを当事者レベルで深く知る」ことです。本記事では他にも様々な投稿ネタ出し方法を紹介していきますが、この方法は今回紹介する中で最上の策だと考えています。
なぜなら、ターゲットの目を惹くには共感が大事ですが、ターゲットがどんな部分に共感するかは、ターゲット目線で世界を見なければわからないためです。
先に挙げた私の歯並びの悩みで、また例を挙げましょう。
「歯列矯正したいのに行動できていない」状態を、単に「お金がかかるのが嫌なのかな」などと、表面的に考えるのでは浅いです。
もっとリアルな悩みを具体的に深ぼると、このようになります。
- どこにお願いしたらいいのかわからない
- 安心してお願いできる判断基準がわからない
- 治療中にクリニックが倒産することってあるのかな
- どのくらいの期間で、どのくらい改善するんだろう
- トータルでいくらかかるんだろう
- 仕事がめちゃくちゃ忙しいけど、両立できるかな
- 自分の年齢で、この歯並びで、改善できるのかな
- 歯列矯正に失敗した人っているのかな
- 失敗しちゃった人はその後どうしたんだろう
これらの情報を総合すると、「お金や時間など大事なリソースを投入したのに、結果が出ないこと」「改善するどころかむしろ悪化して、ますます自分に自信が持てなくなる未来」が怖いという、最も障壁になっている悩みが見えてきます。この深層心理に共感できてこそ、「ターゲット目線で世界を見ている」といえます。
ターゲットの深い悩みを特定する際におすすめなのが、「ターゲットの悩みを100個書き出す」ことです。次の順で取り組むと良いでしょう。
- 具体的な悩みを100個出す
- 共通点を探して細分化する
- 最も深い悩みを特定する
この順で取り組むと、バラバラで無秩序に思えたターゲットの悩みから、根底で共通する部分が見えてきます。その部分こそ、ターゲットの心が最も動くポイント。そこを押さえた上で投稿を作ると、フォローまでの3ステップは容易に突破できるでしょう。
悩みを100個出す方法
ターゲットの悩み出しは、自分の頭だけで考えないのがポイント。自分の人生経験や脳内のリソースだけでは情報量が少なく、視野も狭いです。ターゲットが悩みや思いを発信している情報がたくさんあるので、ぜひ有効活用していきましょう。
リサーチ方法を具体的に紹介していきます。
キーワード調査
Googleなどの検索エンジンで、どんなワードが検索されているかを調べる方法です。Googleなどでの検索のほか、ラッコキーワード、Keyword Toolといったキーワード分析ツールなども活用して、出てきたキーワードから悩みを推測していきます。
▲歯列矯正で検索した例。「できるだけ安く済ませたい」という思いが伝わってくるようです。
この推測した悩みは、YouTubeなどの各種プラットフォームで検索してみると、「本当に需要があるネタなのか」がわかります。真に求められているネタであれば、再生数など数値が高くなっているはずです。
各種SNS
- X
- YouTube
- TikTok
- Threads
など各種SNSで、ターゲットが好みそうで伸びているコンテンツをチェックする方法です。前述の通り、ユーザーに求められている内容かは、数値ではっきりとわかるためです。再生回数やコメントが多いコンテンツの内容や構成はとても参考になります。
Webの上位表示記事
Googleなどでキーワード検索し、上位表示されている記事を確認する方法です。上位表示も多くのユーザーに求められている証といえます。広告を除き、上から順番にチェックしていくと良いでしょう。
匿名で利用するプラットフォーム
ターゲットのリアルな本音を知るには、匿名で利用するプラットフォームをチェックするのがおすすめ。例えば、
- X
- Yahoo!知恵袋
- 掲示板サイト
など。
Xでは、ターゲットが使いそうなキーワードやハッシュタグで検索すると、ターゲットの生の声に辿り着けることもあります。
中でも、私が特に利用しているのがYahoo!知恵袋。「調べても答えが出てこない」「人に聞いてもわからない」など、行動しても悩みの解決策が見つからなくて困っている人が書きこむ傾向にあり、ターゲットの深い悩みに出合いやすいプラットフォームです。
生成AI
ChatGPTなどの生成AIを活用する方法もあります。
想定するターゲットの情報を伝え、「こういう人たちが持つ悩みや課題は何?」と聞くと、様々な悩みを抽出してくれます。もし思ったような回答が出てこない時は、「仕事、お金、友人関係の悩みを教えて」といった風に細かく指定・調整すると、回答の質が上がります。私も一発で良い回答が出ることは稀で、いつも調整を繰り返しています。
なお、生成AIは確率的に高い回答を出してくれるツールなので、回答内容は絶対ではありません。他のリサーチ結果と総合して、「ターゲットがリアルに悩んでいそうだな」と思われたものを残すなど、最終調整は人間が行なっていきましょう。
競合企業のHPやLP
競合他社のHPやLPに掲載されている「よくある質問」コーナーを見てみるのも有効です。ターゲットの方々の代表的な悩みを確認できます。必ず押さえておくべき重要なポイントが抜け漏れていないかの確認に活用すると良いでしょう。
雑誌・書籍
雑誌や書籍も人の悩みから作られるコンテンツの一つ。Amazonや書店で売れ筋の本をチェックし、タイトルや構成などを見ていくとターゲットの悩みが浮かび上がってきます。書店に足を運ぶと、テーマの近い本に出合いやすくなるといったメリットもありますよ。
ターゲット層へのインタビュー
ターゲットの悩みや思いを特に深く知ることができるのが、ターゲット層へのインタビュー。実在する一人のターゲット層の人物に取材を依頼して、悩みを深く掘り下げるという方法です。
身近な人にターゲット層となる人物がいれば直接依頼するも良し。身近にいなければ、クラウドワークスやココナラなどのプラットフォームで募集する手もあります。
インタビュー時には、本音と建前があることを意識。インタビュー開始早々に本心を打ち明けてもらえることは少なく、インタビュアーとインタビュイーの関係性ができてきて初めて、「実は……」と本音を語ってもらえるようになります。相手を尊重しながら回答を引き出すテクニックが必要です。
ネタ出し方法②自社に蓄積された情報をフル活用する
「ターゲットの悩みや思い」「提供したらターゲットが喜びそうな情報」は、灯台下暗しで自社内に蓄積されている場合もあります。
お客様の声をチェックする
既に自社の商品・サービスに一定数の顧客がいる場合は、アンケート結果や口コミなど、お客様の声を最大限に活用していきましょう。特に、満足して何度もリピートしてくれている、常連のお客様の声があれば、とても役立ちます。
- サービスを受ける前の悩みや思い
- 実現したい未来
- 購入のきっかけ
- なぜこのサービスを良いと思っていただけたのか
- このサービスでどのように変化したのか
などを抽出できると、かなりヒントになります。私も、当社講座の修了生アンケートを大いに活用しました。
現場の担当者に聞く
商品・サービスの開発担当や営業担当、SNSを担う広報担当など、現場の人とSNS発信者が異なる場合は、より現場に近い人に情報提供してもらうのも有効です。
私も当社の講座運営メンバーのチャットに入れてもらい、日々のやり取りをチェック。「これを発信したら喜ばれそう」「注目されそう」といった情報が流れてきたら、「このイベントの様子、こんな感じで発信してもいいですか?」などと、責任者に積極的に打診していました。
情報が提供されるのを待つのではなく、情報を取得しに自ら社内で相談・提案して回ると良いでしょう。
伸びた過去投稿をリライトする
既に自社アカウントを運用している場合は、過去の投稿の中で特に伸びたものをリライトするという方法もあります。「伸びた=多くの人の心が動いた証」と考えられ、求められている情報である可能性も高いためです。
私のInstagramアカウントでも、過去投稿のリライトは活用しています。特に反応が良かったものを数ヵ月後にブラッシュアップして投稿し、より多くの反応をいただけたことも。
▲2024年8月投稿
▲上の投稿と同じネタをブラッシュアップし、2024年12月に再投稿
「一度出した情報を使い回すなんて、ちょっとズルい気がする」と思われる方もいるかも知れませんね。しかし、大丈夫です。
「エビングハウスの忘却曲線」でも言われているように、人は時間が経つにつれ、情報をどんどん忘れる生き物。しかも、この情報過多な時代では皆さん、SNS以外にも大量に情報を浴びまくっているので、数ヵ月前にいいねした投稿の内容は記憶の彼方にあるはず。「求められている大事な情報は、何度もお伝えする」というスタンスで運用して良いと思います。
ネタ出し方法③他社の投稿をリサーチする
ターゲット・ジャンル・業界が近い、競合他社アカウントの伸びている投稿内容をチェックする方法もあります。次の2つの視点でリサーチすると良いでしょう。
定量調査(数値を確認)
直近数ヵ月の投稿のうち、そのアカウントの平均と比べて、いいね数が多いものを確認していきます。例えば、「そのアカウントの投稿の多くが50いいねくらいのところ、80~100以上のいいねを獲得している投稿があれば、いいね数が平均より多いと見なす」といったイメージです。また、コメント数が多い投稿もあれば同時にチェックしていきましょう。
先述の通り、「伸びた=多くの人の心が動いた証」と想定できるため、ターゲットに求められる、喜ばれる発信である可能性が高いといえます。
定性調査(数値の裏にある感情を考察)
定量調査で数値的に伸びた投稿をピックアップしたら、「その投稿はなぜ伸びたのか?」という仮説を言語化します。競合他社アカウントの投稿を見るのは、ネタをパクるためではなく、「どこでターゲットの心が動いたのか?」を特定するために行うからです。
投稿を見ていく際には、
- ユーザーはどんな感情でいいねをしたのか?
- なぜコメントが多いのか?
- 何についてのコメントが多いのか?
などを考えていくと、「こういう悩みに対して、こういう情報を提供したから、ウケたんだな」と他社の成功要因がわかってきます。そうして傾向を把握したら、「自社のリソースを使って、これを再現できないかな?」と考えることができます。
もちろん、いいねをしたユーザー本人ではないため、投稿のどこに心が動いたのか、その真の理由に迫ることは不可能です。しかし、
- 競合アカウントの発信から仮説を立てる
- 自社アカウントで検証する
- ターゲットが求めている発信に少しずつ寄せていく
という地道な繰り返しで、ターゲットの思いに一歩ずつ近づいていくことは可能です。競合アカウントの発信も、リスペクトの気持ちを持ちながら、参考にさせてもらいましょう。
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集めたネタは精査しよう
上に挙げたような様々な方法で集めた投稿のネタは、すべてを採用するわけではなく、精査をしていきます。
最も重要なのは、「その投稿を見て、ターゲットは悩みを解決して、幸せになれるか」。つまり、コンセプトに沿った投稿ができているか、ということです。
あちこちから情報を集めるうちに、ターゲット目線が置き去りになり、万人向けにまとめてしまうことは少なくありません。しかし、万人向けの発信は誰にも響きません。例えば、次のような2つの呼びかけがあった場合、
- 万人向け:「女性の皆さん!」
- 特定のターゲット向け:「明日も仕事だから早く寝ないといけないってわかってるのに、昨夜も結局、深夜1時までYouTubeを見ていた30代女性の方!」
明らかに後者の方が「自分のことだ!」とドキッ!として心が動く人が多そうですよね。(後者は私のことです笑)
- ターゲットはどんな人なのか?
- ターゲットが知りたいと思う情報か?
- キレイごとと思われず、納得してもらえそうか?
といった観点で選び抜いたネタを発信すれば、本記事の序盤でお伝えした「フォローまでの3ステップ」は乗り越えていけると思います。
まとめ:ターゲット目線で世界を眺めよう
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!ターゲットからフォローしてもらうには、
- ターゲットの心が動く投稿を作ること
- そのために、当人になりきれるくらいターゲットを深く理解すること
というお話をしてきました。集客に繋がるフォロワーを増やすことは、小手先のテクニックではなく、徹底した相手目線があって初めて、実現できるものなんです。
当社も運用開始時点では迷走していましたが、上に挙げたような方法でターゲットの悩みや思い、ニーズを深ぼり、日々の投稿内容を方向転換。その結果、フォロワーや日々交流するユーザーをほぼターゲット層に絞り込むことができました。つまり、既に運用中のアカウントでも仕切り直しは可能ということです。
とはいえ、
- 「他の業務もあって、SNSに時間を割けない」
- 「自己流じゃ、うまくいかないかも」
- 「そんな手間のかかること、したくない……」
という方もいらっしゃるでしょう。そんな時はぜひ、プロに伴走してもらうという選択肢も検討していただければ幸いです。
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